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息子に、全くあんたは何なんだああ~と襲い掛かっている夢を見た翌日、連絡くれといっても音沙汰なしなのに、夜帰るという連絡がLINEで入っていた。それを夫に言ったら不思議そうに「何の理由で帰るのか」と言うが、説明するのも面倒なので問題だらけなのであることを伝えた。このところ夢見が悪いというか、いいというか、分からないが現実を抑圧的に生きているんだろうかという疑いをもつようなものもある。

息子の件もそうだ。いい加減子どもじゃないし同じことを言うのは嫌なので、必要な連絡もしなかった。こうしてだんだん状況に慣れていくものなのだ。別に生きて死ぬだけだし、と思えばあらゆることは些末なのである。そしたらその夢を見て些末に捉えるまで達観していないことが露呈し、確かその前日は、いつのまにか仕事が片付いていた夢だったと思う。長年余裕のある仕事のやり方というか、仕事量少なかったから対処能力があまりないことを3年ほど前から自覚し始めて、今も自覚中。今月ですべてが片付く…はず。そして来年は暇だなあ。来年の暇をどう埋めるか計画が今の楽しみの一番手。

# by kienlen | 2014-12-08 14:29 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

駅前にオープンした八百屋とカフェ

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昨日、仕事しようと思ったところに友人から電話。いつものごとく、ホイホイと出かける。朝飯を喫茶店で食べながら、ランチは新しくできた店に行ってみようかということになり、それもホイホイ同意し、いったん家に帰って再度でかける。駅前におしゃれな八百屋ができたというのはネットで話題になっているので、通りがかったら見てみようとは思っていたところ。それにしても、200円や300円の品を扱う店があんな家賃の高そうな場所を借りて、どうやってやっていけるのかというのはとっても疑問で、一体どんな人がやっているのだろうかという興味が主。

で、友人から聞いて分かったこと。母体は知っている会社だった。何だ。納得。がんばって下さいな気分。こういう所がこういうことをするのはいいんじゃないだろうか。さすが○社長ですね、という話は見た限りでは行った人の感想としては出回ってなかった。食べ歩きの紹介もそこまで突っ込んでくれると興味は増すのだが。というわけで、八百屋に併設のカフェで食事したのだが、これはちょっと、どうなんでしょうか。凝った料理というコンセプトでないのは分かるけど、もうちょっと何とか。この時は朝食食べ過ぎで量がいらなかったけど、普段だったら全然足りないお上品過ぎる量。せめてサラダを取り放題にしてみるとか、何かもう一息。今後に期待しましょう。八百屋では試食ができて野菜美味しかった。娘が来たら買いに行こうっと。

# by kienlen | 2014-12-03 14:14 | その他雑感 | Comments(2)

『文士の時代』

面白かった。文士なんて言える人が今の誰なのか分からないけど、あったんだろうな、こういう時代。写真もいいし、それに添えてある文もすごくいい。もうじき読み終わるという時に、いつもの先生から電話があった。何回も何回も。話題もないので、このような本を読んでいるんだよと言ったら「それ読んだよ」と言われた。そうそうこれは文庫に復刻したものでオリジナルはもう何年も前に出ている。彼にしたらここに登場する大方の文士と同窓生なわけだし、しかも文学が専門だし、そりゃあ読んでいることでしょう。「太宰が面白いよね」と言われたので、そうかなあと言ったけど、確かにそうだし、この写真が目玉でもあるらしい。アイツばかり撮ってないで俺を撮ってくれといってバーでポーズをとったやつ。

で、先生はご病気なのでしばらく話すとポチっと電話がきれて、当方続きを読んでいるとすぐまたかかってきて「読み終わった?」と聞くから「そんなにすぐには読めません、先生」と言うとへらへらと笑うのだった。で、今、川口松太郎とかいうと「ふーん」と言って切れて、またかかってくるという繰り返し。つまりこういうのが毎晩だと本を読むしかできないでしょう。それで次にかかってきた時に「小林秀雄」と言ったらまたへらへらっと笑って「小林秀雄が小説家なの」と言うから、違うよねえ、ということになった。でも〝文士〟だから。最初の電話は息を切らしている勢いだったがだんだん笑うようになった。「小林秀雄は中原中也の恋人をとったんだよ」と言うから「中原中也はあんなに若くて死んだのに恋人いたんだ」と言うと、また笑われた。彼のためのネタ本をまた探すとするか。こっちにいて読書会やって欲しいなと言ったのだが、無理みたいだった。

# by kienlen | 2014-12-02 21:06 | 読み物類 | Comments(0)

『友だちの数で寿命はきまる』

愛読している本の紹介サイトで見て面白そうと思い、しかしそれでネット注文して失敗することがなくもないので、これは書店で確認しようと思った。だいたい、ナニナニがナニナニできまる、なんてことはないと基本的には思っているのでタイトルからして怪しい。しかし紹介は相当面白そうに書いてあった。そこで1p目をさっとみて、いけると思って買った。その夜、いつもの友人から眠れないコールがあった。話題もないので「面白そうな本買った」と言うと「ふーん、出版社は」と聞くから、そうきたかと思ってシブシブ「マガジンハウス」と言ったら沈黙していた。先生の時代とは変わっているんです、と言おうかと思ったが言えなかった。で、目次を見て、ちょっと嫌な予感。項目が細かい、ということはひとつひとつが大ざっぱなのではなかろうか。

内容は、つまり健康に煙草が悪い、酒がどうの、というよりも一番悪いのは孤独である、ということ。常々、ダイエットのために食べたいものを我慢するとか、健康のために過度に食事に気を配るとかいうことに疑問で、楽しく食べないと逆にストレスになるんじゃなかろうかと思っていたので、そういう観点から興味をもって読んだわけだが、文章があまりにすんなりで、情熱が感じられなくて、読みやすいといえばそうなのだが、誰が書いているんだろうみたいな余計なところに気をとられてしまった。あとがきをみて、なるほどと思った。それで中身。社会学の知見がかなり入っていたのが意外。人とのつながりが最高の健康法であるというサブタイトルの通りで、それをアメリカでの調査に基づいて紹介するのだが、なるほどという部分と、しかし全体的にどうなんだろうという疑問とで、読み物としてはちょっと物足りなかった。もうちょっと専門的にしても良い内容ではないだろうかと感じた。

# by kienlen | 2014-11-30 22:06 | 読み物類 | Comments(0)

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(上)

まったく知らない世界です、柔道とか柔術とか格闘技とかプロレスとか。で、どうしてこの本読み始めたかというと本の紹介で読んで面白そうだったからで、読んだら本当に面白かった。終わりそうになった時に(下)も注文して届いているから安心。知らない世界というのはあらゆることが物珍しいが、問題は知識があまりにないから闘いの場面などをこと細かく説明されても飽きてしまうこと。ただ、この本の目的は多分資料的な価値を重視していると思われるので、とにかく書き込んでおくという感じがあって、それは必要なことだろうと思う。つまり、柔道における正史とされているものが、実はほんの一部だけしか描いていないことへの憤りとか諸々で、埋もれていた資料やら人物やらを発掘している、すごい。

木村政彦という人は聞いたこともなかった。この人がいかに強かったかは何度も何度も説明されているので分かった。戦争がなかったら柔道界が全然違ったものになっていたというのも大変に分かりやすかった。そういうことなんだあ。それと、井上靖と柔道の関係も知らなかったし、社会学者の井上俊が京大で柔道やってたというのも知りませんでした。柔道は子どもにやらせたかった。それで見学に連れて行ったこともあるが、闘うのは嫌だと言われて、なるほどと納得してしまってそれっきりだった。なかなかボリュームのある本で時間がかかってしまうが、下巻もぼちぼちと読もう。ブラジルに渡った木村政彦がどうなるか、からだ。こういう世界共通の技があるというのはいいなあ。それへのあこがれが強いのかもしれない。

# by kienlen | 2014-11-28 19:59 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたりタイに住んだり戻ったり旅したり


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