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寒い

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床暖を入れっぱなしにしているので夜は暑くて寝苦しい日が続いた。それに昼間も春っぽくなり一昨日は床暖を切ってちょうど良かったのに昨日外に出たら寒くて今日は起きる前にまた入れた。庭にふきのとうがでて、鳥が来るようになって、増えすぎて困っている水仙も芽を出している。色々片付けたいのに、その前に片付けるべきことが片付かない。この生産性の低さはもうどうしようもなく、こんなことしているうちにどんどん年月は過ぎていくのだ。昨日は遠方から訪れた久々の友人と、たまに会う友人と3人でご飯を食べた。年に1度会うか会わないかという程度だが、たまたま同年代で、仕事なのか趣味なのか微妙な部分での重なりとずれ加減がなかなか面白くて、それに似たような状況になる時期がずれていたりで、付き合いの年月の長さを感じたところ。昨日は風が冷たい中をだいぶ歩き、今日は一歩も外に出ないことになりそう。


by kienlen | 2019-03-23 17:01 | その他雑感 | Comments(0)

『英語の語源』

石井米雄先生が英語の本、と思って書店で手に取ったら面白そうだったので購入したのはもうだいぶ前のこと。てっきりタイを中心に東南アジアの専門と思っていたら元々は言語学が専門で、ラテン語やロマンス語の研究から入ってタイ語を習得してタイ研究、宗教学、宗教社会学、法制史、政治社会学、歴史学などを遍歴したのだそうだ。知らなかった。新刊だし薄いのに安くもないし、もったいないと思いつつも、こういう細切れでどこからどの項目でもいいのはお風呂用にいいので入れてしまった。日本語というのは漢字が中国からで、その後の外来語はカタカナで表記できるので、まあ、中国からのと大和言葉の区別はちゃんとできないとしても、少なくともカタカナは外来語の目安として十分役に立つ。見た目で区別できるというのは学習者にとって楽だろうなと思うのだが、英語はそうはいかない。同じ指標というか記号があるからといって語源が同じわけでもないし、言葉って本当に面白いなという思いをますます強くした。タイ語についても、本を読んでいるとすごく色々な言葉からの影響が大きいことは分かるのだが、ふと、中国語はどうなんだろうと思った。社会やら共産主義やらが日本からの輸入言葉というのは近代になってからで、それ以前というのはどうなんだろう。あるいは影響を与える一方だったのか、いや、そんなはずはないのか。完全に離れていた中国語をまたYouTubeで見始めたところに、ちょうど友人から中国旅行に誘われて行くことにした。これでしばらく旅行サイトを見なくてすむ。
by kienlen | 2019-03-19 17:34 | 読み物類 | Comments(2)

小さな独裁者

さすがにタイから戻って1年たって生活も気分も元に戻ってきた。もう仕事もないだろうと思って名刺も作らず、数枚を手作りしたのを見直し、名刺をまた印刷した。使いきれないかもねと思ったが結構はけている。声がかかるとイベントなどに出かけるという元のような状況になっているからだ。さすがにテーマは絞っているけど。で、この週末もイベントに行って、特に日曜日は2件あって、なるほどと時代の空気を感じ、夕方グリーン・ブックに行こうと思ってたのが間に合わなくなり、検索したら、予告で絶対に見ようと思っていた小さな独裁者が始まっているのを知った。ギリギリ間に合う。それで見た。日曜日のせいなのか、あるいは興味ある人が多いのか、観客が他にもいた。終わってから声かけられて見上げたら知り合いが夫婦で来ていた。「すごかったですねえ」と言うと「いやあ、面白かった」と言われたが、確かに面白いけど、なんかこの言葉がためらわれる面白さ。こういう時の語彙って何がふさわしいのだろう。人間って…というのを、味付けなしにストレートに超大盛りでドンと出されました、みたいな感じかな。

そもそも見始めてから「どうしてこういう映画が好きなのか、怖過ぎる」と思うのが多かったはずだが、最近はそうでもなくて、結構コメディタッチの味付けだったり、いかにもシニカルだったりで引いて見れる感じのが続いていた。これは違う。まじめに怖い。隅から隅までまじめで、人間とか組織とか政治とか、まあ軍は当然として、のあらゆる残酷さというかある意味のおかしさが、救いなく丸裸にされている。最後のシーンが象徴しているのかもしれない。直視できずに何度もスマホを見たりしてしまった。こういうのは久々だな。それにしてもこれが実話を元にしているとは!しかも最期が21歳とは!脱走兵から司令官に変身してなりきる主人公の微妙な表情のうまいこと。権力を手にすることの快感、何というか生きることのアナーキーさというか、それがもうびんびん伝わってきて、それを見ているだけでもハラハラなのに、展開もハラハラし通し。ただ、展開の仕方が単純なので気をそらされることなく理解しやすくて怖さもその分倍増というお得なのか恐ろしいのか分からないが、堪能しました。ああ、すごかった。

by kienlen | 2019-03-18 17:43 | 映画類 | Comments(0)

『言語学的にいえば…ことばにまつわる「常識」をくつがえす』

読書量ますます減少中。それでも本屋と図書館には行っている。他に行き場がないともいえる。で、図書館でちょっと手に取ってみたら面白そうだったので借りた。というのはまえがきに、言葉について色々言われている現象の中身というのは言語学者からみると変なのだが放置されている。言語学者は言語学内のことに一所懸命で一般向けには発言していないからこういうことになっているんだ、だってチョムスキーとか高名な言語学者の本を読んでも分からないでしょ、これはいかん、そこに一石を投じたい、みたいな、そのようなことが書いてあって興味を持ったわけだった。英語圏の言語学者がひとりあたり数ページで1テーマついて書いていて、一般向けでやさしい。翻訳本が出たのが2003年なので書かれたのはもっとだいぶ前だろうと思われる。

全体的に何かびっくりするようなことがあるわけではないが、細かいことでへえ、と思うことがあった。その理由は、私は英語という言語について学んだことがないので、そこからくるもので細かいこと。例えば「アングロサクソン民族は、言語を国民のアイデンティティと考えない」というのは知らなかったし、なるほど。だからフランス人が言語の質やステータスについて悩んでいるのをみると笑ってしまう、ということなのだが、これって民族的特徴なんだろうかという点では疑問を感じたけど、ただなんか面白かった。あとは「言語的規範意識は、現在残されている最後の差別」といっている言語学者もいるというのは、なるほど。あと言語の変化に影響を与えているのはメディアでないということは研究から明らかになっているのだそうだ、ふーん。それと、英語の文法の話は面白かった。日本語文法が英語文法を基盤にしていることからムリがあるみたいなのを読んだことがあるけど、英語文法が全然文法体系の違うラテン語文法を基盤にしているので矛盾が生じるという例を具体的に挙げてあって、ふーんというだけのことではあるが、全体的にというより部分部分が面白かった。

by kienlen | 2019-03-15 09:39 | 読み物類 | Comments(0)

天才小説家の妻

色々あった上に昨日からもっと腹のたつことがあり、かといって今さらでもないしで今日は自分の確定申告を出しに行った後、この映画を見ることにした。予告を見て面白そうと感じて、心の中の必見リストに入れてあったもの。テンポは全体的にゆっくり。速いのがいい人には退屈かもしれない。眠るかもしれない。しかし初老か、それ以降の人で結婚生活の長い人には、もう吐き気がするくらいにすごいと感じられるのではないかと思う。ああ、でも夫婦関係が順調な人には違うのか…、いやいや、そういう人の方がもっと面白がれるかもしれない。でも男性にとってはどうなんだろう。女性の方が共感できるかもしれない。でも、何か役にたつわけでもないので、友人に勧めるのも何ですがと思いつつ、あまりに面白かったのでメールしたら、結構興味をもっていた。興味だけで見てみたいと思うなら勧めたい。そして感想を聞きたい。主人公の夫婦の演技がすごい、他の人たちも、映画の醍醐味。最後がどうなるかと期待していたが、これはまあちょっとはいはいって感じだったけど、心理劇として堪能した。夕食時の時間帯で食べてなかったので帰り道を急いでいたら知り合いにバッタリ会ってしまい、ここで会ったがって感じで、ついついビールと日本酒を予定外にたくさん飲んできてしまった。
by kienlen | 2019-03-13 23:15 | 映画類 | Comments(2)

何をしたのか分からないまま

人間関係の悩みというのはある方ではないと思っていたが、まあ悩みなど、感じなければ悩みにならないのだが、実はもっと悩むという自覚を持った方がよかったのかもしれないと思う時がある。それをしてこなかったから、今になってこういうことになっているのだ。悩んでいるというわけではないが、そもそもそんな時間は残されていないのだが、それでも、それにしても腑に落ちないということはある。ここまでくると悩んでいるになるのだろうか。どうしてここでこれ…、そんなに悪いことをしたのだろうか…というわけで結構泣けたりする。自分なりに納得しないと気が済まない、ということは、自分なりに納得すれば済んでしまう自己完結型人間として考えてみると多くの人は多分「こうすべき」ということがあるのだろう、というところに落ち着く。ここではこういう反応があるべきとか、ここではこうふるまうべきとか。それが空気を読むということなのか、ああ、分からない。今分からないのだからこの先も分からないだろう。つくずく思うのは、若い時にこういう気づきがなくて良かったということだ。自分の中で悩んでいただけで対人関係にまでエネルギーがいかなかったから救われたと感じるこの頃。もうそんなに長い人生があるわけじゃないのでいいんだけど、と思うような人ならこんなことにはなるまい、ああ、どうも気分が落ち込む。今日は珍しく宴会だ。昼食抜きだったので飲むのは後回しにしよう。ああ、ああ、ああ…。
by kienlen | 2019-03-12 16:36 | その他雑感 | Comments(0)

土の中が最高

昨日、父を乗せてドライブの後、大根と人参をもらってきた。これまで土蔵で保存していたのをもらっていたが、前回土に埋けておいたのをもらったら瑞々しさが比較にならない。それで土のをくれと言ったら掘り出してくれた。自分にとって野菜を土に埋めておくというのは子どもの頃から親しんだ方法で、あるいは土間にあったムロでの保存だったが後者はとうの昔に撤去してしまって今はない。もっと何か工夫して埋けているのかと思ったら違ってただ土をかぶせただけだった。もう昔のようにたくさん埋けるわけじゃないので、それでいいのだろう。帰り道に友人からきれいなお花のお仕事の写真が送られてきたので私の方は地味に汚れているこの写真を送った。
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するとこれは何だという反応があり、土から掘った大根と人参であると伝えると、土に埋けておくことを知らなかった。そうなのか…。世代が大きく違うというほどでもないが、育った場所が違うせいか。それでこういう状況ですと現場写真を送ったが、これで分かるわけないなということに今になって気づいた。大根というだけではないか。
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by kienlen | 2019-03-09 19:45 | その他雑感 | Comments(2)

ムダに走った日

諏訪で外国人による日本語のスピーチ大会があると偶然知り、行ってみようかなと思ってスケジュール帳にメモっておいた。しかし、このためだけにわざわざ諏訪までというのもどうなのとも思って迷っていた。父が、外国に行きたいとは思わないが、昔歩いた県内はまた行ってみたいと言っていたので声をかけてみたら行きたいというので、乗せて行くことにした。昨夜、サービス予習で夜遅くなり、ちょっと辛かったが5時半起きで6時出発で父を拾って松本経由で諏訪へ。スピーチは色々な意味で面白かった。考えてみると、こうして複数の国の出身者の発音を一気に聞く機会というのは珍しい。アクセントなどをメモってきた。タイ語のように声調がある言語というのは、それを覚えればいいので、ある意味楽とも言えると今回もつくずく思った。さて、問題はこの後。せっかくの諏訪であるから温泉に行くことにはしていたが、その前に腹ごしらえで岡谷でうなぎを食べた。
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ここまでは問題ない。行こうと思っていた温泉は確か神乃湯だと思ってナビを頼りに、なんか変だなと思いながらも行くと、途中で違う道に行っていた。信用した自分がバカだった。結局目的の温泉にはたどり着けず、ここまで来たら上田に抜けちゃった方がいいなと思って成り行きで上田経由で戻ることにして、途中、旧和田村の温泉に寄った。誰もいなくて快適で湯に浸かって読書、最高。それから一路帰宅と走り始めた時、松本に用事があったことを思い出した。そもそも松本に用事ができたので諏訪に行くのもいいかなと思って決めたのもあったのだ。すっかり忘れて上田に来てしまった。用事というのは書類を取りに行くだけなので郵送してもらう手もあるが、もうここまで走ったからにはええいと思って上田から松本へ峠を越えた。本日3つ目の峠越え。松本からの帰路にもう一つ峠を越えたので4つになった。そして夜は勉強会へ。遅く帰って、自分には今年初のふきのとうでフキ味噌を作り、豆腐と黒豆もつまみにビールを飲んだ。

by kienlen | 2019-03-08 23:04 | | Comments(0)

宮廷のレストラン

昨日フランス人の若い女性と結構ゆっくり話した。日本に1年ちょっと住んでいて日本語で大丈夫。オノマトペがフランス語だと知らなかった。彼女もなぜこのフランス語が日本語に入ってきているのか不思議がっていた。北斎が好きとか、フランスの画家に大きな影響を浮世絵が与えた話とか、フランス料理の話とか、タイ人とだと話題に困るが、だから話すこともないのだが、そういうことはなくてよかった。残念だったのは自分が運転手でワインを飲めなかったこと。で、帰宅してワイン飲みながら一段落したから映画見に行こうかと思って調べていたら、このフランスのドキュメンタリーがあって今日行ってきたところ。かといってすごく見たいというのではなく、何しろまるで動いていないので散歩の目的の方が大きかったのだが、見てびっくり、迷ったけど行って良かったと思った。いやもう、最近の中で一番かもって感じたくらい。

多分すごい有名人なんだろうが、私はこういうのに詳しくないから知らないシェフのアラン・デュカスという人に2年間密着したドキュメンタリー。最初からいきなり引き込まれたのは、ドキュメンタリーを作った人がこのシェフに惚れ込んでいるのが感じられたからだと思う。やはり熱意が一番だよなと思う。チラシを見るとベルサイユ宮殿にレストランをオープンしたのを強調しているように感じるが、それはひとつの象徴であって、料理というのが、そうかこうなんだ、という感動でずっと涙がでてしまった。それとやはり仕事とは何かとか。ひとつひとつの言葉に、そうそうとうなずきっぱなしだった。最初に出てくるのが日本。昨夜の会話とも重なる部分があって面白かったが、ブラジルとかフィリピンの場面はさらに感動。ああ、本当に良かった。

by kienlen | 2019-03-02 22:15 | 映画類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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