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メモ

長く書かなかった。あの時の悪夢が甦る、と感じるような期間だった。といっても、振り返ってみると1週間くらいなのに、ひどく重たい気分になっていた。おかげで娘が有給取って帰省するというのを延期してもらうことにして、そしたら彼女の方が忙しくなったということでさらに、いつになるか分からない延期となった。でももう問題の仕事は終わったのですっきり、といいたいが、そうでもなく不全感あり。忘れよう。ああ、クドイ。今日はそれで、友人とランチに行き、寝転んで本を読んでいたらバンコクから電話があって話しているうちに夕方になって、次に取りかかるための本を見るのと散歩がてらで書店へ。往復1時間弱というのはちょうどいい。真冬用のダウンを着て行ったら汗ばむくらいだった。本はなくてクレヨンとコーヒーを買う。3月バンコクからアンコールワットにバスで行ってみようかなと昨日から考えている。チケットの安い時にしたいが、今年はそれができなくなりそうなので、今しかない。



by kienlen | 2019-02-28 19:48 | その他雑感 | Comments(0)

かごの中の瞳

今日はランチの約束があったのがキャンセルになり、在宅仕事があったので考えていたところに別の友人からビールの誘いがあり、しかもそれが3時から。なんとなくだらだらと6時になり、酔い覚ましで映画見に行こうかなと思った。検索したらバンコクが舞台とあって、それだけで行くことにしたのがこの映画。出だしで、ああ、と思った。何から何まで腹が立つほど分らなかった。分からないのが詩的だからだったり謎だからだったり技巧的だからだったりならいいのだけど、そういう分からなさではなくて、論理性がないというか、つながりがもう全然分らなかった。分からなくても映像が良かったり音楽が良かったりならいいけど、それもなく、こんなにつまらないと思ったのは、そうだ、あの映画以来だ。それでも途中で展開があってパッと面白くなったりしたらいいなと思ったけど、最後まで同じ。時間がもったいなかった、お金ももったいなかった。こういう時は少なくとも時間を浪費しないために途中で退出した方が良かったのだろうか、しかし最後まで見ないと分からないし、ああ、行くんじゃなかった。バカだった。バンコク在住の友人に怒りをぶつけたら、バンコクが舞台のアメリカ映画なんて見たくないと返信がきた。分かる。それにしてもこういうのを見ると、日ごろ見ているのがいかに上質かが分かる。ああ、最悪だった。カテゴリーは何なんだ、ポルノなのかと思ってスマホでみたらサスペンスになっていた。懲りた。もうこんなことはしない。
by kienlen | 2019-02-16 22:49 | 映画類 | Comments(2)

女王陛下のお気に入り

今週はほぼ毎日友人とランチとなっていて今日もやはり出て行った。よく行く映画館の真ん前の店で食べて、何か見ようかなと思ったのだが目ぼしいのがなく、別の映画館に行ってみたら、予告で見て興味を持ったこの映画が4時半から上映であることが分かった。だいぶ時間はある。帰宅すると出てくるのが億劫になるので本屋に行くことにした。まあ、自分の行く場所は飲食店と本屋と映画館しかないということがよくよく分かる。3冊購入。なんと全く予定していなかったベトナム語の本まで。なんてこった。残りの時間は映画館で読書。実は、きれいな衣装を見れればいいやくらいのつもりだったのだが、とんでもない。とっても面白かった!まず喜劇的であること。かといってゲラゲラした笑いを誘うような場面があるというのでもなく、人間社会ってこうだよなあみたいな笑い。人間社会と乱暴にいうには、ほとんど女王と王室の面々、貴族たちしか登場しないので、我々には関係ない部類の人間社会なのだが、それがもう際立ちすぎてぶっ飛んでいる。

これって何の映画なんだろう。うーん、人生訓もあるのかもしれない、おふざけとシリアスと両方。というか、この区別がないのがいいのだが。それにしてもこういう映画、日本じゃあまずできないだろう。皇室をあんな風に描けるわけない。女王をあんな風に描けるイギリスってすごいなあとまず思った。それと現代的なのか、現代が当時的なのかちょっと分からないけど、同性愛にしろ男の化粧にしろ、女の強さにしろ、エマ・ストーンが出るだけのことがあるということなのか、実に微妙なバランスの傑作だった。実際はどうだったのか、知りたい。喜劇的ではあるが、もちろん、だからこそ、表裏一体の悲しさがあり、この感じがとっても良かったのだった。こんな言い方が乱暴であるのは分かるが、アメリカの映画だといういうのを感じられないのである。映画を見ている最中にメールがあって、見終えた後に、これを見たことを伝えたら、ひとりの友人は見る予定にしているそうだった。感想を聞きたいものだ。

by kienlen | 2019-02-15 21:14 | 映画類 | Comments(0)

『コンビニ外国人』

読んだ本のメモ、全部をしきれなくなってきている。本の量は激減しているのだが、メモるのに費やす時間も激減している。という中で、こちらはメモメモ。この本の存在は結構話題になったような気がしていて知ってはいた。読むべき分野であることは分かっているが、この自分の今の宙ぶらりん状態の中でこっちへの傾斜になっていかず、こうガタンと重石を乗っけたようにはならないままだった。それが孤独感に支配された散歩途中に寄ったショッピングセンター内の本屋で孤独感からこの本を買うことにした。しかしもう孤独感から本しかないというのは終わっている感が、元々そうとはいえ、だからこうなってしまったとはいえ、ああ…。あんまり強調すると嘘っぽいな。で、新書だし読みやすいし、それに思ったより情報量が多くてすぐに読めた。現代を生きる日本国民の知っておくべき情報を提供しているといえると思った。

近くに24時間営業のスーパーがあって酒はそこで手に入るので、現代人としては多分驚異的にコンビニの利用度が低い自分にはその現実が見えていないわけだが、それと長野のように産業のない都市だとコンビニというのはバイト先として多分人材がいるんだと勝手に思っているが、いや現実を知らないが、とりあえず東京はすごいようなので、今度東京に行ったらコンビニめぐりをしようと決めた。目的があると東京へ行く理由になるので行こうかな。コンビニはまあ一種の象徴であってずっと言われている日本の外国人労働者利用の遠回り性というか、バックドア方式というか、それがこのところはずっと留学生が担っているという様子がよく分かった。それにしても社会の変化の速度の速いこと。タイ人といえば不法滞在の代名詞だった頃がつい先日のように感じるけど、今やタイ人は観光客数で上位で、労働者としての存在感は低くなった。そもそもタイ自体が人手不足で外国人労働者だらけであるし、もういっそこうして世界中で外国人だらけになって国家って何となる方向にいくのだろうか、いや、だからこそ国家が強くなるという面が強いのだろうかと思っていたところもあるけど、もそれも超えちゃうことになるのかもしれない。こんなコンパクトにまとめてあってくれていい本だった。非常に読みやすいし。



by kienlen | 2019-02-13 12:29 | 読み物類 | Comments(0)

昨日と今日

ダメだ、元気がでない。と思っていた今日、友人から電話がありランチをすることにした。昨日も夜まで1日出ていたので2日連続で外。ランチは久々の店へ。丁寧な手作りで550円、それに小鉢とデザートとコーヒーを追加できるようになっていて、結局全部追加して850円。大変美味しくいただきました。
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この店にゆっくりいた後、お寺であったテルミンという楽器の演奏会に行った。聞いたことも見たこともない楽器で面白かった。和歌との組み合わせで上代の日本語の発音という詠歌も興味深かった。友人とのランチの流れで行ったものだが、こういう機会もないと新しいことをしていない最近、という気がする。帰りは善光寺で友人と別れ、境内を散歩がてらお参りしてきた。燈明祭り中で賑やかだった。帰りに映画を見ようかなとちょっと思ったが止めてそのままトボトボ帰る。気分は沈む一方。これからどうやって生きていくのでしょうか。
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と聞く相手もいないのだが。仁王さんは最近100年分だかのチリ払いをしたそうでほんとに色が変わっていた。ちょっと肌色っぽいというかオレンジっぽいというか、そんな色。
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日が長くなっている。明日はやろうかなと思った仕事を断る予定。多分これはひとつの憂鬱のタネで、他にも心当たりはいくつかある。将来を憂うな過去を後悔するなといういかにも仏教的な諺がタイ語の辞典にあり、これを言い聞かせるしかない。今だけ今だけ今だけ。友人の事務所にあった花。スノードロップというのだそうだ。こんな小さな花にグリーンの模様をあえてつけるって芸が細かい。こいつも今だけ今だけを合言葉にしているのかもしれない、なんてわけない。
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by kienlen | 2019-02-11 20:59 | その他雑感 | Comments(0)

フロントランナー

予告で見て、行ってみようかなと思ったもの。他に面白そうなのがあったら優先しなかったと思うけど、見たいのがそんなにない中でこちらを見た。4日前だったかな、確か。1988年のアメリカ大統領選挙の実話を元にしているそうだ。ゲイリー・ハートという名前は確かに聞いたことがある。この民主党からの候補のハート氏はハンサムで若くて演説も魅力的でとっても人気があってメディアの人たちも「おおハンサム」「彼はいけるね」みたいに言って非常に有力視。というわけで、選対スタッフ含む家族含む当事者側と、メディア側からという視点を交錯させながら描いている。ちなみに闘う相手が誰なのかとか、争点はとか当時の社会背景はとかはなくて焦点を絞っている感じ。で、何に絞っているのかというと、何なのかな。公人であることとプライバシー、報道とは、家族とは、男とは、女とは、みたいなことになるんだろうか。あとはなんか、選挙とはってところなのか。

始まりは結構退屈だった。いきなり引き込まれる感じは全然なし。もしかしてこの間に色々な要素を出していたのかもしれないが覚えていない。ボヘミアンラプソディを2回見てつくずく、1回では何も分かってないことを心底実感しているので、自分の物語の把握力には全く自信がない…。でも3回見ても同じ感想をもつと思うのでそれ以上は見ないことにした。それで、何分かしてからテンポがいきなり速くなって面白味は増してきた。しかしかといってすごく感動というものでもない。候補者のうちに女性問題をきっかけに失脚してしまったところを描いているわけなので、葛藤や苦悩の深さというのが、つまりまだ候補者段階のものでしかなくて、生死を賭けるような決断とか、そういうレベルではないからだろうと思う。予告では、この候補者の失脚によってアメリカの行く道が大きく変化したみたいなところに力点があるような印象を受けたのがあって見たくなったのだけど、そこはどうなんだろう、私の見逃しなのか、もしそうだとしたらとんでもないことであるが、分からなかった。だからちょっとぼっとした印象。もっともアメリカ人が見ると分かるのかもしれないな、そっか。

by kienlen | 2019-02-09 12:14 | 映画類 | Comments(0)

しょうがはちみつレモン、ぶっこみ

この間、久しぶりに父と会った。89歳になっている。冬はあまり元気がないので越せるかなと思ったり、年を取ると日によってだいぶ違うようで妙にがっくりきていたり妙に元気だったりすると感じるが、考えてみるとそういうのは何歳だって同じなのだ。で、その日は元気で、自分から出かけて来たのだった。この間、私が酒一升を土産に持参したののお礼だ、その割には少ないが、ということでりんご3個と新聞紙に包んだ何かが入っていた。手打ちうどんだった。うどんというか平麺というのか、ぶっこみ用である。このところおやきは上達したがうどんができないといつも言うので、おやきよりうどんの方が簡単でしょう、と私としては言っていたのだが、今回初めて原因が分かったそうだ。打ち粉を知らなかったのである。それでくっついてしまってうまくいかなかったそうだ。打ち粉を知らないなんて想像を超えているので思いつかなかった。結構何でもする人なので当然知っていると思ったが意外だった。で、粉を振ればくっつかないことが分かったと嬉しそうだった。自分で発見するというのはいつだって嬉しいものだろう。こういう発見の楽しみのためには、人に何かを教えないに限ると思っている自分はやはり先生には向かないと昨日確信した一件があったが別件なので後で記すことにする。

その日の夕食は土産の平麺でぶっこみにした。ちょっと柔らかすぎてくっついてだいぶすいとんになってしまったが、たいして変わりはない。美味しかった。年末年始に夫が来た時、真っ先に彼がしたことにはちょっと驚いた。しょうがとはちみつとレモンをたくさん買ってきたのである。外国から一時帰省してまずすることがこれですか…。そういえば昔タイの故郷の村に里帰りした時、市場で豚の脂身を買っていって、何年ぶりかの帰省で真っ先にしたことが鍋にその脂を入れて油を作ることだったのを思い出した。そんな昔話はさておき、作ったのはしょうが汁で、そこにドバドバとはちみつを入れ飲む時にレモンを絞る。毎日美味しくいただき、今は自分でも作っている。作るというほどのものでもないけど。ここからレモンを取ってゴマ団子を入れたら大好きなゴマ団子スープになるので食べたいと言ったが、作ってくれるわけはない。次は娘に言わせてみるかと今になって反省。もう2月も半ばになる。このところ迷っていることがあって気分がすっきりしなかった。昨日その分野を知っている人に会いに行ったら、この部分が迷いよね、と感じる部分のアドバイスをくれた。それでちょっと決心がつきそう。多分自分があまりに成り行き任せなのが問題。もう時間は確実に減っていることを意識すべき。

by kienlen | 2019-02-08 09:18 | その他雑感 | Comments(0)

『名画の言い分』

久々の本ということになる。満足度超高かった。本屋でたまたま見つけたもので、興味をもった理由はごくシンプルで帯の惹句だった。「西洋絵画は見るものではなく読むものだ」。これこれ!!で、開いてみたら、このことを強調した前文があり、即買い、とはいかず一旦は止めた。もう今世では読み切れない本があるし、そもそもこういうのは100%趣味でしかないしと時々とってもけちくさくなるのだ。でもやはり読んでみたくて買ってしまった。筑摩書房率が最近すごく高いな。同時進行中なのも筑摩だし。さて、この本は私にとっては本当に興味のド真ん中という感じだった。西洋絵画を見て思うのは「キリスト教世界だし、神話とか色々基本的な教養がないと分からない」ということ。これは本を読んでも同じなのだが、とりあえず本の場合は他の観点から読むことはできる。まあ、日本の絵画だってそうなのかもしれないが、それでも完全に異世界ではない。この違いは決定的。とまあそんな感じ。それと、どっか、ロンドンだったかパリだったかの美術館で、学校の社会見学らしき子どもたちが引率の先生から解説を聞きながら絵を見ているシーンに出会い、それがすごく印象に残っていた。で、そういうことがこの本には出てくる。つまりちゃんと絵の見方を教わらないと分からないのだということが。

方法としては、グラビアにカラーの絵があって、ヨーロッパの歴史の動きの中でイタリア、フランス、ドイツ、イギリス、オランダなどの美術がどう生まれてどう変化してみたいな話の中に、具体的な絵の解説を入れ込むという形。文庫本なので小さな絵は極めて見にくく、細部まで分からない。よって、絵の解読への興味が強い場合はストレスかもと思う。もともとは多分大判だったのだろうと想像するが、私は逆に文庫だから親しめるという感じがあった。多分、絵そのものよりも絵をめぐるというか、歴史の中の絵というか、そういう観点の興味の方が強いので、細部が分からない方が圧倒されないというか。それでルーペも使わずに見ていた。面白かったのは、隣接している各国における美術とか美に対する取り扱いの違い。あえて取り扱っているのはフランスで、商売で発展したオランダは全然方向性が違い、貴族のイギリスはもうはいはい、はあはあ、って感じだし、どうして日本人が印象派が好きなのかとか、納得の連続だった。次に美術館に行く時はこれ持参しようと思う。それにしても、前に単なる時間調整みたいな感じで入った渋谷のギャラリーでやっていた風景画の歴史がすごく良かったのだが、そのまんまここに出てくる。監修に関与されていたのだろうかと思ったり、こういう世界を知らない者には大変ありがたい内容だった。

by kienlen | 2019-02-06 10:24 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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