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はあ、先が見えてきた

友人から電話があった。先週の時点で「来週は余裕ができる」と、私が言ったそうで、会わないかということだった。多分、その時点では今週がこうだとは予想していなかったのか、あるいは希望的観測だけでものを言ったのか、逃避していたのか、覚えていない…。この覚えていなさが人を怒らせる原因になっている。でも今日の友だちは怒らなかった。怒る人からは絶交されていくので残っているのは怒らない人だけと思いたいが、分からない。で、こういう時、忙しいんだね、みたいに言われることが多いが、これが実に返答に困る。忙しいと言ったら本当に忙しい人に申し訳ないので言えない。つまり、実際に取りかかる前に真っ暗闇があって、そこにいる時はもうどうしようもないのである。地下の穴にいて、地上に出て息するまでに何もないただの時間を過ごしている感。きっとみんなそうして耐えているんだと思っていたので、普通にそれを言ったら友人はびっくりするほどあっさり「え、そんな本気に仕事したことないから分からない」と言った。もう爆笑寸前だった。なるほどー。大げさなのか自分…、でも本気なんだけど、あるいは能力がないからか…。

職種が違うからね、と言っておくのが無難なのでそういうことにした。しかし、しかし、いい年してずっとこの苦しみってちょっとおかしくないかと考え、そうだ、自分は苦しんでいるような状態が好きなのだと思った。苦しみなどというと、本当に苦しんでいる人に申し訳ないので言いたくもないが他の表現が見つからないし、こういう感情は主観でしかないのでしょうがない。でも本当に苦しいし、おかげで無為な時間を何日か過ごすことになる。その間の答えはすべてネガティブになる。今回も娘から歌舞伎のチケット当たるくじに参加するけど都合はどうかと聞かれ「その頃はムリ」と深く考えもせず答えてしまい、今日になってふと気づくとその頃は大丈夫なので慌てて間に合わないか聞いたら、もう締め切られているとのこと。ああ、残念。たった数日で一転して気分が良くなり、別に終わっているわけでもないのにお祝いのワインとチーズを買ってきた。外は寒かった。まあ酒は毎日なのでお祝いは口実でしかない。暗闇中は励ましで、地上に出た時はお祝いで、終わった時はもっとお祝いで飲む。ちっとも苦しんでないだろう!と、今、橋本治死去のニュースが友人から入った。米原万里以来の悲しみ、残念。



by kienlen | 2019-01-29 19:06 | 仕事関係 | Comments(0)

泣き声

昨年のタイ滞在時からの習慣で、寝るときは無料映画や音楽や語学関係の動画を見るようになっていて、枕元にiPadを置いたままになる。それで夜中のとんでもない時間に電話がくると起きてしまう。昨日もそうだった。確かそのちょっと前も。泣き声がしばらく止まず、それから「死にたい」と言う。死にたいは、この間娘が帰省した時に夫に言っていたそうで、彼は心配していた。自分的には若い時ってたいていそうなんだろうと思っているのでびっくりもしないのだが、夫は多分そういうタイプではないのだろう。電話の主はタイからで娘ではない。まあ、泣いているところは同じだが。そして泣いているといえば、私は息子に泣きながら電話したことはあっても彼が母親に対して泣いてきたことは多分中学くらいまでだろうと思う。全くもって、泣きながら電話するなんて迷惑だったろうなと息子に対しては思う。あの頃は色々あったのだ。今から振り返るとなんで、ということだらけ。

かといって若い人にそういう言い方をするのも嫌なので何も言えない。困るのは泣いて何か言われても何を言っているか、単純によく聞き取れないことで、かといって泣いている相手に一言一言聞き返すのもなんか気が引ける。自分なりの泣くペースというのもあるんだろうから。それでふむふむと聞こえたふりをしてしまうが、実際のところ内容はよく分かってない。ただ分かるのは、複雑な内容でないということ。となるともう聞こえようが聞こえまいが同じことである。もっといえば言葉を理解したからといって本当に分かっているかも分からないし、幻想の中で理解したつもりになっているだけのような気もする。中島義道の本で、実際に自殺した若者があり、救えなかった後悔を綴っていたものがあったと記憶している。しばらくして泣いたら疲れたというから「じゃあよく眠れるんじゃない」と言ったら同意はしていなかったが食事する音が聞こえてきた。そういえば映画や本での感動以外で泣いたのはいつだったか。

by kienlen | 2019-01-27 16:50 | その他雑感 | Comments(2)

最低な気分

今日から仕事するつもりで昨日は逃避しまくりな日にしたのに、今日はさすがに出かけなかったもののまるでダメだった。情けない、辛いと友人にメールして、当然相手にされなかった。まあ、そんなバカな内容に相手されても困るのであるが。それにしても症状としてはあの時と似ている。日本から離れたいと思ったあの時のミニミニミニ版という感じ。ということは、これが終わったらやっぱりどっかに行きたいのだ。でも、実のところ、その気持ちを抑えて今年は日本にいようと決めたところだったのに。また揺れている。プル要因はまずやはり父である。高齢過ぎる。他のプル要因があるかというと、うーん。プッシュ要因は、逃避癖ということか。うーん。情けなくて食べてばかりいて、それからソファに倒れこんで、それからとうとうベッドに入って、やっと出てきて、また絶望的になっている。明日は相当積もりそうな雪が降っている。バンコクの大気汚染がひどいと毎日ニュースでいっているからバンコクは追い払ったつもりでいるが、諦めきれないという面もある。バンコク好きなわけではないが、あるいは、インドにしようか、うーむ、何の展望もないや。
by kienlen | 2019-01-26 21:35 | 仕事関係 | Comments(0)

日の名残り

午前十時の映画祭で日の名残りをやると知って、これだけは見逃すまいとメモっておいた。なんだか余裕のない時期にぶつかってしまい、今日しかないなと思って見に行った。そこそこ観客はあった。そして、なんと素晴らしい映画だったことか。見て良かった。小説を読んだ時に、好きな小説を10挙げるとしたらこれは入ると思ったくらいに感動したのだが、覚えているわけではなく、私はもともとストーリーを把握するということができないものだから、漠然と感動して漠然としたまま映画を見ることになり、やっと筋が分かったというか、映画ってそういう役割を担ってくれるものでもあるのだなと思った。美しい映像、プロとは何か、当時の国際関係、イギリスの貴族って何とか、老いることとか、ヨーロッパの没落とアメリカの台頭とか、仕事と恋愛とか、男と女とか、ぐっとくるところだらけ。アンソニーホプキンズってすごいのね、とか、ヒューグラントって、ここまでいつもこれってすご過ぎるとか、ゆっくり書いている暇がないが、とにかく良かった、ということだけメモっておく。映画の後、知り合いの喫茶店でランチしながら長話して、次に別の人とまた話して、夜は夜で別の人と夕食とビールで話して、という日だった。全部話のテーマが違って、どれも深刻といえばいえるものだった。明日から切り替えないと。
by kienlen | 2019-01-25 23:02 | 映画類 | Comments(0)

開田高原

何しているのか分からないうちに時間が過ぎていく。まとまったことをしているわけじゃないのに。そしてもう22日だ。だいたいにおいて、韓国のことだって行った場所さえ載せてない。この間も色々あったのに載せてない。それで突然昨日に飛んで、木曽の開田地区に行く仕事があった。しかも嬉しいことに午前中のみ。こんなことはめったにない。仕事はだいたい午後なので、さすがに午前中遊ぶという気分にはなれないのだが、午前で仕事が終わるなら後はもう安心。ということで最初からスンキそばを食べることと温泉に行くのは決めていた。ささやかなものである。しかし木曽は結構遠い。しかも朝起きたらうっすら雪景色。ちょっと怖いなあというか時間かかるなあというか、と思いながら6時40分に出た。本当はもっと早く出たかったのに起きたのが遅かったのだ。19号線をまっしぐら。そして開田高原方面へ。所要時間4時間。19号線は雪がなかったが361号線は雪道だった。そしてきれいだった。
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こういう高原だと白樺が多くて北海道のようです。で、いきなり昼に飛んで大好きなスンキそばを食べた。こういう発酵臭と酸味は本当に好き。
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そして温泉へ。どこにしようかと思って地元の人に聞いたら当然のようにやまゆり荘だった。気軽に勧められて気軽に行ったのだが、これ遠くから来たおばさんにお勧めする道でしょうか、と感じるくらいの山道であった。広いから全然いいのだが雪道だし、一本道かと思うとそうでもないし、なんか土地勘のない者には微妙な感じ。
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スキー場があるので温泉がスキー客で混んでいたら嫌だな、ここまでせっかく来て、と思いながら到着。
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どってことない景色だが、今年だってこういう雪景色は町中にはないのでなんか珍しく感じてしまった。それに空気はきれいだった。バンコクの大気汚染がひどいニュースばかり聞いているのでバンコクの友だちにきれいな空気の写真を送ってあげた。入浴料は450円。温泉に行くたびタオルを忘れ毎度毎度購入して今回も。タオル増える一方。浴室に行くと、年配の女性がひとり更衣室にいた。そして「どちらから?」と聞くので「長野市から」と答えると「一応県内よね」「そーですよね、でも遠いですよね。地元の方ですか?」「須原」というやりとり。須原って国道沿いに見た名前だと思って言うと、そうそうと喜んでいた。1時間かけて昨日も今日も来たというから「もっと下にもあるのに、ここがいいんですか」と聞くと「当然よ」ということだった。他はメじゃないようだ。そして私のコートを指して「そういう色よ」と言い、次に板を指して「ああ、そういう色」と言ってから「入れば分かるね」と笑っていた。とにかくいい湯であることを強調したい様子。夫が運転してくるのだそうで私にも「だんなさんとでしょ」と言うから「一人ですよ」と言ったら「自分で運転してきたの」とびっくりされた。
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本当にいいお湯でした。写真では全然分からない茶色。下呂温泉と同じと思う。残念だったのは露天風呂が冬場でやっていなかったこと。すごく残念。スキー客は皆無でひとりで入れたのは最高だった。とってもいい気分になり、売店でスンキを買い、こんな景色を見ながらロビーでしばし読書して戻った。
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帰り道に迷ってしまい、真昼間だからいいけど、ちょっと遅かったらまずいじゃないかという感じだった。それに雪道は下りの方が圧倒的に怖いのは言うまでもなし。松本で友人に会って夕食を食べ、雪のちらつく中を戻る。そして今朝は雪景色になっていた。


by kienlen | 2019-01-22 21:39 | | Comments(2)

『外国語を学ぶための 言語学の考え方』

「外国語を学ぶための」というところは小さく書いてあるので、これがタイトルに入るのかどうか分からない。本棚にあったのを、黒田龍之助先生だからもう一度読もうと思って読んだ。あるいはまだ読んでなかったのか、これも分からない。日本語教育について少し勉強したおかげで、今までよりは分かるようになり、それでこの本も読めたのかもしれない。大好きな黒田先生だし、それに面白く読んだことは読んだけど、誰を対象にしているのかはちょっとよく分からなかった。言語学について何も知らないと多少難しいような気もするが、かといって新書だし専門的というわけでもなく。だいぶ前に読んだのを今ごろになってメモ。今週はちょっとしたピークだなあ、それなのに夜はクイーンの画像見て歌聞いている。映画の影響は大きい。外国の求人情報を見ながら、この根無し草ぶりについて悲しくなっている。どうしてこうなってしまったのだろうか。そしてこれからどうなってしまうのだろうか。本と関係ない感想だなー。
by kienlen | 2019-01-14 20:44 | 読み物類 | Comments(0)

NHKテキスト『スピノザ エチカ』

友だちから「中動態の世界って國分功一郎だよね、100分で読む名著の切れ味がいい」と連絡があり、中動態の世界が読み始めで中断している状態はしばらく続くのは分かっているので、こっちを先に読んでみることにした。とっても易しい解説で分かったような気分になってしまい、これだったらエチカを読んでみようという気にもなってしまった。それにしても、自由意志がそこまで信じられているのだなということ自体が信じられない。話のかみ合わなさの原点がここにあると思うと納得できる場面は色々思い浮かぶ。表紙の言葉ー「自由に生きるとは何か」「意志という観念は現代の神話である」。ちょっとテレビのことは分からないが、とりあえずテキストは分かりやすくてとっても良かった。
by kienlen | 2019-01-06 23:33 | 読み物類 | Comments(2)

『みんなの死に方』

今年も5日目になった。午前中は友人がちょっとした企画をしてくれて、ちょっとお話。決まり切った人というか、そもそもそれほど人に会っていない日々なので、自分には珍しい人たちと話すことができて、なんだか新鮮な気分になった。その後、知り合い4人でランチをしてから、また決まり切った場所、つまり図書館へ。1冊返却して2冊借りて、それから『みんなの死に方』という本を立ち読みしたら面白かったので借りようかとも思ったが、借りたら読まないような気がして、結局椅子に座って読んだ。名前の知れた人たちの最期を綴ったもので、取材ではなくて文献として残っていたものを資料にして再現したもの。著者の死生観みたいなものも感じられてなかなか面白かった。

公共の場で涙がでたのは吉村昭のところ。断片的には読んでいたが、らしいなと感動。もう死ぬと自分で言って、つながっていた管類を自らはずしたそうだ。がんと分かった時、妻に向かって子どもたちにも知らせるなと言ったそうだ。大原麗子は痛々しいのとカッコいいのと両方。そこまでか、という意外性と。それぞれ文章は短いので大勢紹介してあり、こういう作りの本って飽きやすいが、そういうことがなかった。まあ図書館で急いで読んだせいもあるかもしれないけど。帰りに、チューリップフィーバーという映画を見ようと思ったら昨日で終わっていた、がっかり。他も調べたが見たいのがなくて帰宅した。

by kienlen | 2019-01-05 19:59 | 読み物類 | Comments(0)

いつもと違う正月

昨日、父からジンギスカンを買ってきて欲しいと言わて近くの直売所に寄ってリクエスト品と豆腐を買って会計したら「くじ引きをやっている」といわれ、隣で一度回した。こういうものは当たったためしがほとんど全くないので、何も期待せずに回すと当たりだといってベルが鳴らされた。そしてどら焼きをひとつもらった。うーん、微妙な商品。でも当たりだと言われると嫌な気はしない。うーん、はずれより多いかも…。今日は娘が帰り、元の生活に。さっそく本屋へ行くことにした。駅伝で東海大が勝ち、國學院が史上最高順位で気分が良かった。理由あり。目的は本屋であるが散歩でもある。国分氏の本を買い、それから前に我慢していた文庫本を結局今日購入。するとまたくじ一度分の権利をいただいた。そしてまたベルが鳴らされた。まあしかし、本を見ている間の1時間以上、このベルはなりっぱなしだったので驚かない。ありがたくトイレットペーパーをいただいた。連日当たりって、いつもの正月と違い過ぎる。何かいいことがあるのか、ここで使い果たして空っぽな一年となるのか。初夢には、どうしてあなたが、と思うような友人が出てきてびっくりした。ヒントは米、ということでメモっておく。
by kienlen | 2019-01-03 20:02 | その他雑感 | Comments(2)

元旦

昨日の大晦日は珍しい日だった。まず、店を始めて以来、大晦日は営業していたため家にいたことがない夫が在宅だった。そして娘がいた。息子はいないが3人も揃うのは10年以上ぶりであることは確か。私にとってはだいたいいつもひとりだった。昨年はバンコクでひとりだったし。家でワイン飲みながら紅白を見ようと言っていたのだが、毎年の挑戦は今年もあえなく挫折、見ようとしたがとても楽しめずいつものようにパソコンに向かうことに。というわけで3人が家で同じ空間にいたのはほんのわずかの時間であった。今日は映画が安い日なので娘とボヘミアンラプソディを見ることにしていた。私は2回目。午後の部に行くことにしてチケットを買ってから善光寺参りへ。正解だった。結果的に、見たこともないくらいな混みようで、最前列まで客が入っていたのだから。二回見ると、見落としだらけだったことが分かる。こんなシーンあったっけ、ああここでこの説明をしていたのか、というのがいっぱい。多分何回見ても発見はあるのだろうが、2回でやめておくとするか…。流れが分かっていない初回では物語を追うのに精いっぱいなのだということを実感した。CDも買ってきた。善光寺参りは混んでて本堂に入るのは迷うことなく諦めた。表参道に古本屋を見つけ、ついふらふらと入る。どこに行っても本屋ばかり。店主と話すのが面白く1冊購入、辻邦夫。古本屋で店番しながら編み物するのが、あこがれだった。それを思い出す空間だった。また行こうという店があったのは発見。映画の後、駅前の書店に行ったがやっていなかった。駅ビルで酒を買おうと思ったが、こちらもやっていなかった。そんな平凡な元旦だった。
by kienlen | 2019-01-01 21:06 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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