カテゴリ:その他雑感( 711 )

距離

アメリカに住んでいるタイ人の友人から、もうさんざん来い来いと言われていながら行ったことがない。アメリカ以外の国だったら多分とっくに行っていると思うのだが、一度はと思いつつ食指が動かない状態が長年続いている。それで業を煮やして彼女の方から来るということで北海道で落ち合えないかと連絡があった。北海道はタイ人にダントツ人気。その影響を受けて北海道という気になったようだ。信州にまだ来たことがなければ、北海道の前にこちらへ、というのだけどもう来たことがある。実はちょうど、フェリーに車を積んで小樽に着いてドライブしたいけど一人じゃあ行く気になれないしと思っていたところなので、それを話して、車を出すと提案したら大喜びだった。

それで昨日はスケジュールなど、彼女とのやり取りをしていた。今更ながらだけど、つくずくSNSの便利さを感じる。これまでメールでやり取りしていたのだが、メールを書くとなるとハローとかの挨拶言葉から始まってなんか大げさな気分になってしまって気軽さに欠ける。それでバンコクでその友人に会った時、lineを交換しておいた。アメリカではlineじゃないのを使っているとのことで気が進まないようだったけど入れてくれた。で、それが大活躍。無料、手軽。それに記録に残るからメモ代わりになるのも余計に便利。こういうツールの普及で距離が関係なくなっていくのかと思いきや、逆に言うと距離を詰めるためのツールにもなっているわけで、今さらながら、すごい世の中。

by kienlen | 2018-07-01 20:20 | その他雑感 | Comments(0)

4時半から歩く

朝の5時半に友人とファミレスで約束した。借りたい本があって、逆に貸す本もあった。このところ、バンコクに住んだことで減っていた酒量が元に戻っていて毎日飲みすぎの感があって昨夜もそうだったが、4時過ぎに起きることができたので、しかもまだ暗いかと思ったら明るいので歩いていくことにして4時半に出た。ファミレスで美味しくない朝食と美味しくないコーヒーなどを飲み食いする。本の貸し借りをしておしゃべりして、その後ひとりで少し本を読んで帰宅。ひと眠りしようかと思ったが、そしたらずっと寝ていそうで止めた。午後1時半から中国語を習っている場所での「三国志」の上映会に行く予定にしていたため、午前中に梅を塩漬けして早目のランチをとって12時前に出て一件寄り道して上映会へ。ずっと前に見た「レッドクリフ」は、諸葛孔明の作戦場面が多くて面白かったけど、今回のはひたすら戦いの場面で血みどろだった。上映会を担当していたのが昔からの知り合いで、偶然久々に会ったかたちになった。

夜はタイ料理の店に行くつもりでいたけど時間が早い。寄り道して新聞読んで本を読んで、それにしてもこれからどう生きるかで絶望ばかりじゃあしょうがないし、何か欠けているような気がして、そうだ、日本語教師の資格を何とか取れないものかと思って検索した。しかし学校がないし、仮にあったとしても高い。それでふと突然、検定試験を受けてみようと思い立った。この試験は、大学で日本語教育を専攻していた友人が難しいと言っていたことばかり覚えていて自分が受けるなんて考えたこともなかったのだが、万が一ってこともなきにしもあらずだと思うことにして、その足で書店へ。そして高い参考書を一冊買う。まあ、今は何でも高く感じる状況ということであるが。外国語を学ぶ方が日本語を学ぶより面白いけど、ここはしばらくは我慢して日本語を勉強してみようと思う。そんなわけで3時間くらい歩いただろうか、という日だった。

by kienlen | 2018-06-23 21:41 | その他雑感 | Comments(0)

伝わる不思議

この間、バンコクで親しくしていた子がまた学校を休んでいる夢を見て妙にリアルだなと思っていたら、その日に当人から「学校休んじゃった」という連絡があった。今朝、アメリカ在住のタイ人の友人のことを、いつもより強く感じて久々にlineしようと思ってタブレットを開いたら、なんとその当人からlineがきていた。ちょうど考えていたところと返信したら電話がきて、北海道に行きたいというので、私も車をフェリーに積んで北海道行きたいと考え続けているのにきっかけがないところだったので現地で落ち合おうよという話になった。実現すると楽しそうだ。北海道はタイ人に圧倒的な人気で、あちこち行っている彼女もあまりに色々な人から聞くことでついに行きたいという気になったらしい。口コミのすごさ。なにしろ久々なので近況を聞かれて、夫がインドに行くという話をして、インドの話になり、彼女はネパールが良かったといい、それから親戚が宝石関係の仕事をしているので香港の展示会に行くという話になり、そしてビルマの話になった。

その友人はビルマとタイの国境地帯の出身で親族はビルマにもいる。私が久々にビルマに行きたいという話をしたら、自分も行きたいけど今のビルマは危険でためらっているという。報道で知っているだけならどこまで信用できるかは慎重になるけど、この彼女の話となるとちょっと違う。それがかなり悲惨な話ばかりで、ただ急激な変化ではすごくありそうな話ばかりで、あの素敵なビルマが…もったいない、と言ったら「本当にもったいないね」と言っていた。悲しい。話題を変えることにした。インドから陸路でネパールに行きポカラの景色が素晴らしかったということだったので、夫がインドに行っている間にそんなこともしてみたいというと、それにしてもなぜにインド?と聞かれる。アメリカやオーストラリアじゃ高くてムリでしょうというとすぐ納得された。

by kienlen | 2018-06-18 09:25 | その他雑感 | Comments(0)

初物ブルーベリー

2年前に父の畑に植えておいたブルーベリーがたくさん実をつけているというので、今日実家に行ってみた。木は小さいが確かにたくさんなっていて、まだちょっと早目ではあったが鳥に食べられる前がよかろうと思って20粒くらいその場で食べた。野菜も果物も、そこで採ってそこで食べるのが一番だ。それから父の家に行くと、ツバメが巣立つ寸前らしいとのことだった。親がエサをくれなくなって小鳥もエサをねだらなくなっているのだそうだ。いつまでも口を開けて待っていないようにエサを運ばなくなるのだろうか、なるほど自立の時なのだ。

あまり食べないうちに大きくなり過ぎたウドではあるが、先っぽを摘めば食べられるので、三つ葉とヨモギ共々摘んできた。ウチでも庭に生えている三つ葉とタラの芽の先端をまだ食べている。1人だから少し摘めば十分。チャーハンにしてもうどんに入れても美味しいし、今夜は塩麹に漬けておいた鶏肉と一緒に蒸し焼き、美味しかった。こういう草類を食べていると、どうも畑の野菜が物足りなくなってしまう。直売所で買ってきたキャベツの味も薄過ぎて物足りない。これはちょっと困ったことかもしれない。酒も砂糖も唐辛子も依存するそうだが、草も依存させるのだろうか。それは草側にとっては不利になるような気がするのだが。タイに行っていた夫が戻った。インドには行かず、留学の手配はエージェントに依頼したとのこと。巨大なマンゴーも食べた。

by kienlen | 2018-06-17 21:43 | その他雑感 | Comments(2)

気分転換にプリンターを買う

プリンターを買った。タイに行く少し前に壊れていたが、先行き未定だったしで必要があればコンビニでプリントアウトしていて、戻ってからも仕事がこんな感じでないならコンビニで済ますのも手だなと思っていた。でも、そんな風にしていると縮小まっしぐらになるだけだし、だいたい自分の仕事でプリンターがないのはあんまりだと思い直し、突然今日買うことにしたので通販ではなく電気店に行った。安売りの6千円ほどのエプソンを買おうとしたら在庫なし。入荷を待つ気はなし。キャノンで同じようなのがあって勧められたがインクがいっしょくたで、自分のようにほとんど黒を使う場合は無駄。それでそれよりは多少高いブラザーを買ってみた。今まで単一機能のばかり使っていて多機能は初めて。すごい時代遅れなのだ。それに無線も初めてではないか。設定に思ったより時間がかかり、有線にしてしまおうか、その方が安定するだろうしと思って合うケーブルを探したがなくて、友人に不要なケーブルがないかと意味不明なメールを送ってしまったりしながらもなんとか無事にできた。とにかく経済規模縮小で酒も控えめにしようと努力していたが、ここのところ完全に元通りな毎日。できないことは長続きしません。さて、プリンターがあると色々遊べそう。ない時期を過ごすと新鮮に感じる。
by kienlen | 2018-06-12 23:03 | その他雑感 | Comments(2)

復習

タイについてのプレゼンをすることになっていて、その準備にだいぶ時間がかかってしまった。発表の場というのが、自分にとってくつろげる場所ではないので積極的とまでいえない気持ちで引き受けたというか、引き受けざるを得なかったものだが、たまにこうして振り返るのは必要であると感じ、ありがたい機会だと気づいた。まずタイというのが自分にとって一体何ってことだ。そんな核心的に私的部分を発表するわけでないので表面に出すわけにはいかないとはいえ、そういうところを塗りつぶしていかないと自分の言葉にならないのは当然のこと。タイが好きと無邪気に言える人と会うとひけてしまっていたのは、関わったきっかけが偶然過ぎたからなのだろうか。でもいつも思うのは、よく分からない魅力を感じているということは確かなのだ。でもそれが何なのか分からない。説明できるものであれば魅力とは言い難いか…。

昨日、中国育ちという日本人に会った。両方の言葉がネイティブだし「アイデンティティの危機は?」と、自分の関心事を聞いてしまったら「日本人」ときっぱり。右翼です、とも付け加えていた。これは多分、いくところまで行っているから、半端でないからそう言えるのかもしれない。しかし、国の違いなのかもしれない。分からないけど。その人はそれから「タイが好き」と言った。それ以上のことを聞いてない、理由も経緯も。理屈でないところでやっていけるならそれはそれで、もしかしたらそっちの方がいいのかもしれないが、言葉にするってことはそれじゃあすまないところがある。こんなことを復習して何になるのって思いつつ、まあ、だいぶ時間かけたけど、いつもとは違う意味で自分と向き合う機会だった。

by kienlen | 2018-06-06 16:29 | その他雑感 | Comments(0)

決断

今日は複数の友人に会った日だった。午前の1時間は韓国語教室の初回に行った。そういえば今までも、仕事のない時に色々申し込んでお金を払っては挫折を繰り返してきたが、今回はそうならないようにしたい。それから友人その1に会った。そこで自己決定の話になった。こういう抽象的な概念をどう定義するかはきっと難しい議論があると思うのでちょっとおいておくとしても、自分としては自分で決めていると思うこと自体がどうなの、って気持ちをぬぐえずにいるのだが、かといってじゃあ誰とか何というのも分からない。それで、ご縁ですとか、めぐり合わせですとか、成り行きですとかいう表現しかできない。で、その後、夕食を別の友人と食べて、やはり決断の話になった。それから家に戻って、昨日友人が貸してくれた本の続きを読んでいたら、ああ、こういうくだりがあった。

「ようやく活字に目を通し続ける気力がよみがえってきた時期に読み返した西洋哲学史の本のなかに、本当の決断とは状況判断することではなく、状況そのものを引き受けることなのだ、という先哲の寸言を見つけたとき、出来事に遭遇した際の貴重な忠告をもらったようで、ありがたかった」。ああ、これがぴったりだ。なんというタイミング。メモメモというわけでここにメモっておく。この本、私がその友人に貸してくれと言ったことを忘れていて「今は読めないな」と言っていったんはお返ししたのだが、別の本を借りることにして、でもやっぱりこれも借りておくと言って借りたもの。南木佳士の『トラや』という本だ。この作家がなんで好きなのか分かる気が、自分自身に対して改めてしている。読めないやと言った本を真っ先に読んで感銘を受けている。ありがとうございます。これはやはりご縁というものでしょう。でも借りるという決断をしたのは私、いや、その友人の陰なる熱意か、いやいやそういう諸条件が絡んだ上のことなのだろう。

by kienlen | 2018-04-20 22:10 | その他雑感 | Comments(0)

ありがたいメール

しばらくブログの更新がないとメールをくれる友人がいる。こんなつぶやきを人に読ませるのもみっともないという気持ちと、しかし書くからには誰かには読んでほしいという気持ちとで書いていて、アクセス数がゼロになったら悲しいだろうと思うとアクセス数を見る勇気もなくなるという情けなさ、情けないことばかり。そんな時にどうしましたかっていうメールをもらうと、それだけで嬉しいのはなぜだろうか。全くのひとりぼっちではないという確認ができたことになるのかというと大げさ過ぎるかもしれないが気分的にはそういうことなのだ、ますますやっかいだ。ああ、やっかい、やっかい。それでその友人は部屋の片づけをしているのかという軽い疑問を投げかけてきた。それは鋭いが、昨日のことだけだ。別の友人が訪ねてくるから部屋を片付けるように命令してきたので、ちょうどいいチャンスと思ったのと、そもそもこのすっかりしない感は片づけをしていないからであって、ずっといたくなる部屋になったらもう引きこもって本読んでいれば消費せずに生きられるんじゃないかという、とっても前向きな気になれるのである。

今回の整理は捨てるものは本以外にないのでそう大変なことではないのは分かっていた。が、本を捨てるということ自体がなかなか大変だ。ネットで引き取ってくれる所があったのでまず箱いっぱいそこに寄付する。捨てるしかないのはいっぱい束ねた。しかしおかしい。本棚にあるはずの本、帰国早々に読みたいと思っていた本がない。もしやと思って娘に連絡すると段ボールにあるとのこと。そうだ、彼女から大量の段ボールが送られてきていたのだ。ああ、すっきりしてこれで読書生活に突入と思いつつ段ボールを開けると元の木阿弥という以上の状況。この間、本を読まない友人と話していたら「昔はさあ、他に何もなかったから人と話すのに何か読んでないとならなかったけど、今は本以外に色々あるから読む必要ないじゃないか」というのだった。そういう問題ですか。そういう問題でいいなら、とっくに読まないけどな。と、本の山を前に愕然。自分がこれで娘にやめろとも言えないし。そして段ボールの中身は捨てられそうなのがないのだ。とにかく私は『中動態の世界』が読みたい。1ページ目を開いたら涙が出る会話だった。

by kienlen | 2018-04-13 16:15 | その他雑感 | Comments(0)

一か月経過

帰国から一か月。娘が社会人になって一週間。移動が多かった3月も終わった。そして今日は朝から強風。洗濯物を干すのをためらっている。研修中の娘がとりあえず楽しくやっているのは何より。ここでいきなり嫌だってことになったとしたら、こちらの対処が困る。そういう事態が一刻でも先延ばしになることを願っている親である。よく、事実に直面しないで歳を重ねると面倒なことになるよね、と友人と話したりしているが、実のところ目を背けて最後までいけるんならいいじゃないかと、どこかで思っている自分自身がいるのも認めざるを得ない。合言葉は先延ばし。しかし今先延ばしにしていて全く落ち着かないのが部屋の混乱ぶりだ。ひどすぎる。

で、まず本やら書類を処分することにした。整理するということは自分を見直すこととイコールで、どんなモノが必要でどんなモノが不要かって、自分が今度どうしたいかをとりあえず決めないことには捨てるものと保存するものの区別がつけられない。そんな当たり前のことも、年々具体的になっていく。何しろ先が短くなっているのだから、テーマの絞り込みを深めなければならない。そこで本棚をじっと見る。再読しない小説は第一の処分対象。子育て関係も処分。女性関係は全部ってわけにはいかないが大方処分。残るのは予想通りの分野。風呂に積んであった本も処分。捨てるのは捨て、捨てるにもったいないのは初めてインターネットの引き取りを利用してみた。どうせ値段はつかないだろうから無料で引き取ってもらえるだけでありがたい。その話を知り合いにしたら、もっといい所があるよと教えてくれて次はこっちに連絡してみよう。色々なサービスというか商売があるようだ。

by kienlen | 2018-04-06 10:40 | その他雑感 | Comments(2)

卒業

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4月から就職の娘と、引っ越しの最後の片づけの日、4年間住んだアパートの近くにできていたカフェに行った。友人が車で東京に行くというので同乗させてもらって荷物を運んだ日だった。親の役割のほとんどを終えた気分。寂しいという人もいるがほっとした感の方が強い。まだひたすら前を見る年齢の娘と前も見なくちゃいけないが、いつの間にか後ろの方が長くなっている親。しかしこんな風に一緒にカフェでホットワインを飲む日がくるなんて予想の中にはなかったことだ。プラハを歩いていた時に客引きに誘われるままに乗ったボートで飲んで以来のホットワイン、おいしかった。家の方も少しずつ片づけを始める。増えすぎた本を減らすため、捨てるのは捨て、捨てられないのは箱いっぱい寄付のための手配をした。初めてやってみたが、ネットで申し込めてすごく便利そう。

by kienlen | 2018-03-31 17:25 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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