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2019年 06月 02日 ( 2 )

カンボジアの食事のイメージ

カンボジアの食べ物のイメージといえばこれである。
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魚。昔タイにいた時、何度かカンボジア国境の市場に行き、このような魚の干物の束をたくさん見た。それでそのイメージが定着してしまった。つまりトンレサップ湖の魚であろうに、それが曲がって発展して魚→シーフードとなってしまった。シェムリアップは海から遠いのだからシーフードの町であるはずがない。それなのに到着した夜の食事はシーフードにしてしまったのだった。
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どっから見ても美味しそうには見えない写真だが、実は美味しかった。特にオクラ炒め。オクラはメニューにもokraだかOKURAだかになっていて、すぐ分かった。で。翌日のアンコールワットツアーの同行者のローズに伝えるのに、英語で何だったかなあと思いつかず、いやしかし英語もオクラだろうと思って言ったのに伝わらない。それでそうだレディーフィンガーだったと思いだして言ってみたら「レディーフィンガーは聞いたことあるけどそれが何かは知らない」と言われた。これって言葉の問題というよりは食生活の違いの問題。オランダでオクラが日常食なのか知らない。しかしこのオクラ炒めはまた食べたいな。

by kienlen | 2019-06-02 19:45 | | Comments(2)

『ヴェトナム―「豊かさ」への夜明け』

三上章の本を見つけに古本屋に走った時、入り口の本棚でこれを見つけ50円だったので深く考えずに何となく買った。カンボジア関係はポルポトに偏って読んだだけだし、ベトナムは近藤紘一を読んだくらいだし、ジャーナリストの書いたのなら2時間くらいでザっと読めるかな程度に思っただけで。それで、一昨日ちょっと読み始めたら、とんでもない大当たりだった。著者はベトナム専門の学者で、そしてちょうどベトナムに滞在していたのが自分のバンコク滞在と重なる時期。つまりバンコクから漠然と感じていたことがベトナム側から専門家の目で見るとどうかというのが分かる。この地域のこの間の変化を考えると1994年出版の本というのは古いのかもしれない。でも私が知りたいのは歴史とか政治体制の背景とか近隣諸国との関係とかなので、その点で理想的だった。人も縁だが、本も縁である。タイトルに惹かれたわけでもなく、岩波新書を読みたかったわけでもなく、何となくだったのにベトナムの基盤が分かった気になる満足感、ありがとうございます。

まず、中国の隣に位置しているということの意味が述べられている。これは島国には実感として分からない、多分想像を絶する大変さなのだろうということがヒシヒシ。言葉への影響というのもちょっとあって、これは自分的には特に興味深かった。中国の隣にいることで中国への態度がどうなり、逆にカンボジアやラオスやタイに対してはどうなるというのが、なるほど、実に興味深く納得。タイにいるとラオスやカンボジアというのはなんかお隣さんというか、文化習慣も言葉も似ているという親近感を覚えるが、ベトナムはその点でちょっと異質に感じる。ひとつの理由が、儒教の影響のあったのがベトナムまでと昔聞いた時に妙に納得したのをこの本を読みながら思い出した。そのあたりは割と細かく説明がある。ハノイの寺が漢字の世界だった時の中国圏なんだなという印象も重なる。植民地だったことの影響、社会構造、戦争の連続だったことによる影響、あとは政治体制などなどどれもこれも充実の内容。基本を知りたい初心者には大変役に立つ本、とっても良かった。

by kienlen | 2019-06-02 17:56 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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