2018年 02月 11日 ( 2 )

久々の国境からトンボ帰り

駅に着いてすぐにチケットを買ってホームに出るとすでに汽車があったので乗る。今の6時はまだ真っ暗。とにかくタイも、どこもそうであるように皆さんスマホばかり見ていて、私も見ようと思って大変なことに気づいた。いつものように夜に充電したままポケットWi-Fiを部屋に忘れてきたことに。重いのでどうするか迷った挙げ句にiPadも持参してしまったというのに使えない。どうせ現地にいる時間はそんなにないんだし、駅前にスタバでもあったらそこでインターネットにつなごう。国境の町ってことは国際的なのだし、国境を通れるようになった今は、タイからカンボジアに向かう旅行者も多いはずなのでスタバくらいあるんじゃないだろうか。実際、乗客はごくローカルであると同時にバックパッカーもそれなりにいた。
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と思いながら着いた駅前通りはこうだった。タイでは汽車の駅というのは町の中心地ではないのである、ということは知っているはずなのに、何を勘違いしたのか。バンコクにいると感覚がおかしくなるのだ。それと、この間のコーラートの駅前が意外に色々あったのも大きな勘違い助長の一助になっている。朝から何も食べてない。汽車の中は他の線に比べると物売りが多くて常に行き来していたが、座席がいっぱいでリラックスできない感じで食べる気になれなかったのだ。

で、この駅前に出ると、これは予想通り、トクトクの運転手がやって来て、どこに行くんだと聞くのでまるで無意識に「マーケット、何か食べるものありますよね」と言ってしまった。すると80バーツという。一体マーケットがどこにあるかも知らないので金額の妥当性についても予想ができない。でもどうでもいい、とにかく何か食べたいので乗ると人数を聞かれたので1人だと答えた。すると運転手はキョロキョロしながら外国人に「ボーダー、ボーダー、100バーツ」と声をかけ、3人が乗り込んで来た。でも、私のマーケットはどうなるんでしょう。あるいは国境のマーケットに連れて行くつもりだったのか。分からないが国境に行きたくて来たのだからちょうどいい。「国境にするので往復でお願い」と言うと「160バーツ。汽車で戻るのか」と言うのでそうだと答えた。
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相変わらずここは無秩序な雰囲気がいっぱいだった。何が積んであるか分からない大型トラックがずっと渋滞していて、その脇をはあはあと息を切らして人力車が通り、江戸から明治の様子みたい。見たことないけど。イミグレの建物らしきものはかわいらしいが、その向こうにちょっと見えたのはカジノだろうか。外国人がまず降りた。このまま降りずに戻ったら来た意味もないので運転手に、何か食べるのでちょっと待っててもらえるかなと聞くと、いいよということだった。15分くらいね、と言って降りると「僕の携帯に電話くれればいいよ」と言うので、だったら焦らなくていいからありがたいと思って番号を聞く。「それで僕への支払いはどうしてくれるんだ」というのには「後でまとめてでいいかな」と言うといいというのでそうしてもらう。片道払っていなくなられても帰りが困るし。で、外に出たのだが、食べ物は見当たらないし、なんか殺伐とした雰囲気。物資がひたすらタイからカンボジアに流れて行くって感じ。
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これがタイ側の線路で、次がカンボジア側への線路。これが走るようになると、国際列車になり便利なんだけど。しかし鉄道ってこういう何もない広大な大陸的風景に似合うなという気がした。この東線は本当にもうひたすら平野なのだ。小山ひとつなく広大な平地が続いている。小さな橋はいくつかあるが、カーブだってないんじゃないだろうかってくらい。
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結局ここでは食べずに駅に戻る。駅前通りの屋台でパイナップルとフライドチキンともち米を買ってかわいい駅の椅子で食べた。
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地域の人々の憩いの場という空気感。列車はすでに入っていて、チケットは1時間ほど前からの売り出し。行きよりも空いていてゆったりできた。こんな広大なのが原風景で、しかもすぐ隣が外国なのと、山が原風景なのとでは人間性違うだろうと思いながら外眺めたりタイ語の本読んだりで、なかなか楽しい日だった。戻りは夜で、どうしようかと思ったがバスにて戻った。チャイナタウンのど真ん中を通るバス。いつもながららしいが、ものすごい賑わいだった。

by kienlen | 2018-02-11 23:43 | | Comments(2)

アランヤプラテート

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昨夜、突然、そうだアランヤプラテートに行こう、と思った。以前にも思ったのだが、日帰りじゃあもったいないので一泊しようかと思い直して、だったらホテルをシェアした方がいいから誰か誘おうと思いつつも、こんな観光地でもない町に誰を誘っていいか思いつかずそのままになっていた。それで気楽にひとりで日帰りしようと決めた。時刻表を見ると朝5時55分発で行くと現地に11時半に着いて、戻りは1時55分発でバンコク着が夜の8時前。これにしよう、というか、これ以外にない。目覚ましを4時15分にかけたら鳴ったが、音消して旅も取り消そうかなと思った。ただ汽車に乗っているだけじゃないか。しかし、でも国境の町の空気だけでも感じてみたい。大昔夫と行って、それから10年以上前にタイに来た時に友人と行った。あの時は大変な目にあった。国境を越えて入管を通ったのにスタンプが押されていないと帰りの空港で別室に連れて行かされたのだった。それからただただ待たされたので「あのー時間ないんですけど」とタイ語で言ったらそのまま何もなく開放されるという実に不思議な出来事だった。

とにかく起きてコーヒーを淹れたが飲んでる時間なくて暗いうちに出る。乗り合いトラックで、国鉄駅まで行けるバスの通っている場所まで行き、しかし土曜日の早朝じゃあバスが動いているか不明なのでさっさと切り替えてタクシーに乗る。この列車は三等しかなくて席の予約ができないのでなかったら悲惨なことになるから。タクシー代71バーツで駅に到着。列車代は48バーツ。交通費が安いのは、移動好き人間には本当にありがたい。列車はこの通り、塗装はきれいだが内側はこんなきれいではない。乗っている人の身なりもバンコクのショッピングセンターで見かけるような感じとは正反対。何というかすごく地域色豊かと言いたいが、どこの地域なのかが不明。そもそも乗客はタイ人なのか、いやいやカンボジア人が多いのかもしれない。タイ語ではない人たちが大きな声で話していた。で、席はかなりいっぱいで窮屈で、まあアットホームな雰囲気だった。続きは明日に回す。

by kienlen | 2018-02-11 00:51 | | Comments(0)

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