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今年は隣組長だ

地区の隣組長になった。順番だから。今日はその会議。日曜日の朝9時に公民館集合。説明だけだろうから30分か1時間で終わると踏んで出かけた。受付を済ませて指定の席についたら缶詰めのお茶と寿司の折り詰めがあるから嫌な予感がして「何時までかかるんですか」と聞いたら「11時半まで」。日曜日の半日をこうして潰される、と言うと「地域活動に参加しない最近のおばはん」になるのであろうが、育成会を経験してから徹底して地区嫌いになっている。すべてどっか上の方で決まった事と、従来の踏襲であって、オリジナリティなし。しかしこれを経験して保守とは何かが分かった気になった。従来踏襲なんだ。そこに内容的な意味を見出そうなんてしてはいけない。有無を言わずに従来踏襲、従来、従来…ってお経の文句に似ている。その従来がいつから始まったのかも問わない。作られた伝統だろうか、なんて問わない。

つまりその会議は地区総会だったのだった。国の地方分権の方針に従って住民自治協議会を設立して来年から本格稼動するからご協力を、ということ。住民が国の方針に協力するのが自治で、中間管理職として機能しているのが地方自治体なわけか、その手先が区なわけか、なるほど、納得。解離性人格障害にならないように、集中力をそぐために本を持参して、読みながら聞いていた。なんとか持ちこたえた。区費の集金が組長の初仕事で、その説明があった。持ち家世帯は月額500円、借家世帯は450円、老人世帯は50円。1人が質問した。「前の組長さんから言われたんですが、アパートの人が明らかに在宅なのにいくらチャイムを鳴らしても出てこないそうですが、組長が区費を立て替えて払うんでしょうか」という趣旨を長々と。と、「アパート住民だっているんだぞ!言葉使いに気をつけろ」の声。司会が「今の質問は執行部に対してである」と言ったことに対してその声の主がマイクを持って「区費徴収だって問題があるのだから、お願いする姿勢で臨むべき」みたいな発言をする。強制徴収する法的根拠も権限もないはず。そんな無法地帯が地区なのだ。区費の納入を確認してからゴミ袋の購入チケットを配布。非国民を生む土壌ここにあり。
Commented by tate at 2008-04-07 13:15 x
組長、うちのほうは楽です。8世帯分の区費徴集はお互い様ということで年一括だし、あと配り物と寄付金集め。集まりは年一回のみ。
私は「区」は必要だと思っているんですよ。何でかと言うとゴミ集積所の前に住んでいるから。ゴミ当番をちゃんとやるのは、やっぱり前から住んでいる人たちが多くて、来ない上に当番表をなくすのは毎回アパート住民です。でも、実は全体に来ない・・・。8割の確率で来ない。「もっと区に権限を!」とさえ思ってます。掃除しないなら捨てにくるなよ!と言いたい。市は回収はするけど、掃除はしないからね。掃除をするとなると回収料金は上がるだろうし、それは市民税にはねかえってくる。これ以上税金上がるのは勘弁だ・・・。
ごめん、このことは15年来の恨みがあるんだ。ゴミのチケットは掃除をちゃんとした証明がなければ配らない!くらいにしたらいいのに。でも、そういうことはやらなくて、一体「区」は何をしているんだろう?私もそこは不思議だ。
Commented by kienlen at 2008-04-07 16:48
区は必要だと私も思います。ただ、あまりに嫌な思いをしたことが今もひきずっているのが我ながら響いておりまして。私が思うのは、どうしても必要なことと、強制しなくてもいいことを分けて欲しい。ゴミは必要なことに入りますよ、間違いなく。tateさんには別の意味の恨みがあるようですね。こちらは隣組長がゴミ集積所の掃除を1年間担当するんです。この措置は、あるいは、掃除をしない人が多くての苦肉の策かもしれないですね。以前に住んでいた区では組長と関係なく順番だったです。tateさんの区でも提案してみたらいかがでしょうか。カギも預かるわけだから絶対にさぼれませんよ。しかし、みんながやるべきことをフツウにやっていれば面倒なことにならないのになあ、そしたら区だって不要なのになあ。
by kienlen | 2008-04-06 23:30 | 地域 | Comments(2)

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