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中学校ってなぜか憂鬱になる

娘が来春から中学生なので制服や物品購入があるし、説明会もある。中学という所はただでさえクライ性格の自分がますます陰鬱になる場所だ。昔のような木造校舎だったら気持ちがいいだろうけど、いきなりリノリウムだか、何というのか合成素材の冷たい廊下を歩いて体育館に入る。ゴザが敷いてあって、そこに座る。ストーブは焚かれているがそれでも冷える。ニコリともしない先生たちが見張っている。小学校ののんびりした空気とは明らかに異質である。校長が挨拶する。息子の時と変わっていた。小学校だと、楽しい所だから仲良く楽しくやりましょうね、なんて挨拶だが、中学はこの恐ろしい時代で四方八方から恐ろしい事態が隙を見ては襲ってくるから学校と家庭が連携して子供を見守りましょう、というような印象を与えるお話し。爆弾や銃撃が飛んでくるようなイメージで話しを聞いているが、どうしても飽きるから本を読んでいたが、話しが耳に入るから集中できない。次に別の先生が出てきて携帯電話について話す。学校が携帯電話の購入禁止とは言えないが、学校へ持参するのを許可している中学は当市にはない。調査によると携帯普及率は1だか2割程度なものであるから「みんなが持っている」なんて言葉を信じないように、危険なサイトがいっぱいある、被害例もある等など。

運動着や靴などの物品は、あらかじめ予約しておくのだが、それぞれの業者の前に行列を作って購入する。長く待たされる間も本を立ち読みするから耐えられるというだけ。しかも高価。2人の子供を通じてママ友だちができても良さそうなのに1人もいない。これから卒業式とか入学式がある。儀式は好きではない。今まで経験した儀式の中で最も気分が悪かったのは息子の中学校の入学式。厳かといえば聞こえはいいのかしれないが、強圧的な空気がいっぱいだった。その点高校はおおらかで好感をもった。帰宅して娘に「中学って管理的な感じだけど、兄ちゃんみたいなのがゴロゴロいると思うと、そうなるのも分かるよね」と言ったら「分かる、分かる」と言っていた。つまり私も息子のような息子がいるからああしたくなるのも、ああ言いたくなるのも分かるのだが、それに確かに難しい時期なのだが。しかし当人は比較のしようもないし、適応してきている。親の気力の減退と反対に子供たちは元気だ。ありがたいことである。今日は1歩も外に出ずに半分眠っていた日。たくさん夢を見て2日分生きたような気がする。
by kienlen | 2008-03-03 18:11 | PTA・学校 | Comments(0)

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