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『H5N1型ウイルス襲来-新型インフルエンザから家族を守れ!』

この間、岡田春恵さんの講演を聞いてから、amazonの有料の特急便で著書を2冊注文したうちの1冊がこれ。角川SSS新書で文字も少な目なのですぐに読める。高い本でもないし、これは必読ではないだろうか。情報収集を「知識のワクチン」と言うのだそうだ。講演は長くない時間だったのでエッセンスだけだったが、この本はそれに加えて自分でできる、というか、すべき対策が具体的に示されている。新型インフルエンザについてここまでの基本を知った上で、世界的な大流行が避けられると考えられる場合を想像することは難しい。自分や家族が罹患しないと信じられる人はどういう人かも想像しにくい。少くとも私には無理だ。しかし、ここまで強力なウイルスであるからには、どうしたって希望する全国民にワクチン接種を国が主導すべきだと思う。本には出てないが、講演で岡田さんが言っていたのには納得。「1人分1000円にも満たないワクチンを全員に接種することは可能である。日本で残ったら、ワクチン製造能力がないアジアの国々に援助したら、こんな素晴らしいODAはないです」と。

全く同感。こんな話しを聞いて本を読んで恐怖感で、それでも外に出ると、いつもと同じ平和な風景である。今日はお昼頃に外仕事ちょっと。それから図書館で調べものちょっと。もっとやらなくちゃいけないのに時間がない。帰ろうとしたら新刊コーナーに『市民シンクタンクのすすめ』って本を見つけてどうしても読みたくなって、貸し出しカード不携帯を申告したらパソコンで大丈夫だというので予定外に借りる。それからじきに閉店してしまう自然食のショップに行って、イザという時の篭城用の缶詰め等を少し購入。閉店間際で商品がほとんどなかった。こういう店がなくなるのは不便だ。その間に予想外の仕事の連絡。暇な時は全く暇なのにバランス感覚が欠如しているぞ、と誰に向かっても言えず、帰宅して内職の続き。とにかく今現在の作業あるのみ。まあ、今の状況というのは、主婦の在宅ワークそのものであり、そういう目的であれば、家事と育児は手抜きなくこなしながら副収入を得ているカリスマ副収入主婦…なんて、どっから見ても当てはまらないか。しかし日本在住時の我が家においては、知識のワクチンを得られる可能性があるのは自分だけってことを思うと、余裕は確保しとくしかない。
by kienlen | 2008-02-21 22:29 | 読み物類 | Comments(0)

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