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医療用語の辞書をいただいて感激

昨日いいモノをもらった。『日本語-英語-タイ語医療用語集』という辞書で、すごい力作だ。MICかながわタイ語医療勉強会というNGOが作成して配布している。確かもう昨年になってしまうと思うが、県の国際課を通じて予約の希望を聞かれたので、欲しいと答えておいたまま忘れかけていた。そんなにたいしたものだと思っていなかったので見てびっくり。医療用語がこれでもかって程集録されている。タイ語の基本知識にも触れてあり、日本語にはローマ字読みもついてタイ人にも日本人にも使いやすいものとなっている。索引も両方の言語からひける。こんな素晴らしいものを無料でいただけるとは、これはもう有効活用させていただかないと申しわけない。嬉しくてパラパラ見ていた。本って本当に楽しい。難しい用語は歯が立たないからともかくとして、ふうん、って思うのがたくさんある。

精神科の関係の用語の中に「むなしい」というのがあった。タイ語で何て書いてあるかと思ったら「自分なんて何の価値もないと感じること」とある。なるほど、で、ついでに周辺散策。精神科の症状のページを見ると「つまらないことで悩む」「他人は皆幸せに見える」「注意を持続させることが難しい」「人の話しを聞かず、自分の世界にいる」「指示に従えない」「勉強や手伝いを最後まで仕上げられない」「すぐに飽きてしまう」「覚えられず忘れやすい」「危険や困難なことは避けて通りたがる」…なんてのが並んでいる。こ、これは私だって大いに心当たりがある、ということは、この症状をもって精神科を受診したらクスリを出されるかもしれないということだろうか。で、もしかしてこういう症状はクスリで改善するのだろうか。そのあたりは書いてないが。内分泌系の治療に関する用語では「海草」というのがあって、その中に「昆布」「ひじき」「ワカメ」「海苔」がある。で、どう訳すのかと思ったら、全部「海草の一種」になっていた。筋肉や骨の名前も網羅。日本語だけだと見る気にならないものもタイ語があると退屈しない。ありがたい。
by kienlen | 2007-12-19 23:32 | 言葉 | Comments(0)

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