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毎日の事でアキアキだけど腹が立つ

朝から気分が悪くなる原因を作るのはすべて息子である。昨日は、文化祭のため早めに家を出た彼から家に電話がかかってきた。「今どこにいんの?」「これ、家の電話」「ああ家か、あのプリントどこ?」「だから最初から玄関のいつもの場所に置いてあるって言ってあって、でも持参しないから途中で1回注意したけどそのままになっているでしょ」「持って来て」。ここで爆発しそうになるが、最近はほとほと飽きた。こういう人間なのだと烙印を押すと楽になるものだ。こうして人は人に烙印押して自分の平静を保つわけだ。子育てから学ぶ普遍的人間心理である。自分も成長しているのだろうか…。「電話でいろいろ言わないけど、この件に関しては全部自分に責任あるってこと分かる?」とだけは言っておく。それと同じ事をした場合次からは助けないってことと。車でプリント1枚届けながら、もっと厳しい親だったらこんなことしないのかなあ、しかしそこで結局助けてしまうのが親ってもんだろう、いや、助けるのはもっと大きなことであって、こんな些細なことは手出ししない方がいいんじゃないか…などなどと考える。祭り好きの彼は機嫌がいいらしく「ありがと」と受け取るから「これは100%私の親切!分かる?もうやらないよ」と警告。

今朝も文化祭らしく出て行こうとする気配はあったが、玄関のドアの開く音はしない。しばらくして「バトミントンのラケットある?」とあっちから声かけてきた。「今日ダブルスやるから使う」と言う。しょうがなく起きて「いつも言っているけど、何で突然朝になって言うわけ?」と聞くと「それで間に合うことだから」「間に合ってないでしょ、こうして他の人を巻き込んでいるじゃない。人が自分の思った通りに動くと思わないでよ」と言ったらブスっとしてラケット持たずに登校して行ったらしい。私は高校生になった時点で1人暮らしを始めたので、この年齢の親との葛藤を経験してない。そのままズルズルときて、もうちゃんとした大人の年齢になってもまだ親を意識していることについて、斉藤学の元でもカウンセラーを務めていた当時の友人に、思春期に親とちゃんと向き合わなかったからだ、ということを言われた。この間も「娘は北海道の高校」という人に会ったし、そういう遠方に行くとか寮とかに入ってくれると楽だと思うが、実のところここまで本性見せ付けられて自分が被害者意識までもつと、その裏にはやはり期待感があった自分を見つめることにもなるから、修行ではあるが何かを断ち切る時期なのでもあると思う。それにしても低次元のお話しで、このままに留まるのかと思うと、聖なる世界みたいなものを求めたくなる。なるほどこうして人は信仰をもつんだろうかって思ったら飛躍か。
by kienlen | 2007-07-08 10:01 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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