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ある決意をしたら楽になった

今日は息子が通う学習塾で高校の入試説明会がある日。対象は親子。申し込み書がきて、当該生徒は当然参加のニュアンスで、さらに親が出られない場合は参考のために理由を書くようになっている。当時、ここまで忙しくなっていなかったから社会を知る意味で申し込んだ。でも、でも…私はそれでずっと憂鬱だった。そもそも高校の入試説明に、自分が受けるんでもない親がなんで行くのか、全く意味が分からない。分からないから知るために出席したとしても、多分バカバカしくなることは目に見えるし、さらに困るのは、聞くと気になる、ということである。息子の勉強がいかに不足しているか、いかに成績が悪いか。これらも全く気にしない自分であれば問題はないが、さすがにそこまで開き直れるほど大物ではない。端的に言うと、私の場合、気にはなる、でも自分で関われる性格でもなく、またその時間もエネルギーもないし、さらに一番の問題は、そこまで面倒みることに意義を感じないというより有害だと思っていることだ。自分の処理能力を超える事態に直面した時に、多分方法はいくつかあると思うが、私は避ける方を選ぶ。理由は処理能力を超えるということは、自分には向いてないと思うからだ。だったらその山を登るよりも、別の山に向かった方が生産的である、と思う。

それで、決意した。息子に「やっぱ、行かないことにした」と伝える。それだけじゃあ気が納まらなくて「だいたい、必死で受験勉強するとか、どうしてもどっかの高校に行きたいからがんばるって子なら分かるけど、そんな高いお金払ってあんたみたいな態度でバカバカしくてしょうがない。不安を煽って商売に結びつけるのは常套手段なんだ。それに翻弄されていたら自分の仕事にも影響する。そしたら塾代だって払えないんだ。そんな高いお金払っているくせに、口だけでいろいろ言うけど、やる気があるように見えないじゃないかあああ……」。あー、すっきりした、と思ったら「行かなきゃいいじゃない。何でそんな言い方するの、何かあったの?」と何の動揺もなしに言われた。当方の気持ち、全く理解していない息子。もっとも理解できるわけないな。だからお互いマイペースで行こう。ちょっとすっきりした。
by kienlen | 2006-10-22 14:22 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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