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『英語の語源』

石井米雄先生が英語の本、と思って書店で手に取ったら面白そうだったので購入したのはもうだいぶ前のこと。てっきりタイを中心に東南アジアの専門と思っていたら元々は言語学が専門で、ラテン語やロマンス語の研究から入ってタイ語を習得してタイ研究、宗教学、宗教社会学、法制史、政治社会学、歴史学などを遍歴したのだそうだ。知らなかった。新刊だし薄いのに安くもないし、もったいないと思いつつも、こういう細切れでどこからどの項目でもいいのはお風呂用にいいので入れてしまった。日本語というのは漢字が中国からで、その後の外来語はカタカナで表記できるので、まあ、中国からのと大和言葉の区別はちゃんとできないとしても、少なくともカタカナは外来語の目安として十分役に立つ。見た目で区別できるというのは学習者にとって楽だろうなと思うのだが、英語はそうはいかない。同じ指標というか記号があるからといって語源が同じわけでもないし、言葉って本当に面白いなという思いをますます強くした。タイ語についても、本を読んでいるとすごく色々な言葉からの影響が大きいことは分かるのだが、ふと、中国語はどうなんだろうと思った。社会やら共産主義やらが日本からの輸入言葉というのは近代になってからで、それ以前というのはどうなんだろう。あるいは影響を与える一方だったのか、いや、そんなはずはないのか。完全に離れていた中国語をまたYouTubeで見始めたところに、ちょうど友人から中国旅行に誘われて行くことにした。これでしばらく旅行サイトを見なくてすむ。
Commented by jun at 2019-03-21 21:07 x
中国旅行、いいですね。私には中国は大きすぎて想像を超えます。
また私は英語は専門に学んだことはありませんが、愛用の英和辞典には基本的にすべての単語に語源が載っています。英英辞典もそうでしょうか。
当然ラテン語が多いですが、Old Frenchっていうのもけっこう見うけられます。
たまたま引いたページでは、"label" " labor"など。
ところで、当コメント欄の下に、ハートマークの「0」が自然についてしまいますがなんでしょうか?
Commented by kienlen at 2019-03-23 17:06
Junさん、中国は多分誰にとっても大きくて想像を超えるのでは。この本でもフランス語からが多くて、へえって思いました。ハートマークは私の設定じゃないんですよね。まあじゃまになるもんでもないですしねー。
by kienlen | 2019-03-19 17:34 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたりタイに住んだり戻ったり旅したり


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