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『みんなの死に方』

今年も5日目になった。午前中は友人がちょっとした企画をしてくれて、ちょっとお話。決まり切った人というか、そもそもそれほど人に会っていない日々なので、自分には珍しい人たちと話すことができて、なんだか新鮮な気分になった。その後、知り合い4人でランチをしてから、また決まり切った場所、つまり図書館へ。1冊返却して2冊借りて、それから『みんなの死に方』という本を立ち読みしたら面白かったので借りようかとも思ったが、借りたら読まないような気がして、結局椅子に座って読んだ。名前の知れた人たちの最期を綴ったもので、取材ではなくて文献として残っていたものを資料にして再現したもの。著者の死生観みたいなものも感じられてなかなか面白かった。

公共の場で涙がでたのは吉村昭のところ。断片的には読んでいたが、らしいなと感動。もう死ぬと自分で言って、つながっていた管類を自らはずしたそうだ。がんと分かった時、妻に向かって子どもたちにも知らせるなと言ったそうだ。大原麗子は痛々しいのとカッコいいのと両方。そこまでか、という意外性と。それぞれ文章は短いので大勢紹介してあり、こういう作りの本って飽きやすいが、そういうことがなかった。まあ図書館で急いで読んだせいもあるかもしれないけど。帰りに、チューリップフィーバーという映画を見ようと思ったら昨日で終わっていた、がっかり。他も調べたが見たいのがなくて帰宅した。

by kienlen | 2019-01-05 19:59 | 読み物類 | Comments(0)

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