初めての歌舞伎
2018年 11月 05日
東京の友人から歌舞伎に行かないかという誘いがあったのはしばらく前。一緒に行く予定だった人が都合が悪くなってチケットもったいない、平成中村座、お代は要りません、とのことだった。お代については、まあ、ただより高くつく可能性は高いわけだが、一生に一度くらいは見てみたいものだと思っていたので、ご縁を逃すまいと即答した、行きます、と。それでまた東京日帰り。歌舞伎が初めてだというと、長年通っている友人は、そんなウソでしょう、そんな人いるの、みたいに言っていたが、それにまあ確かにこちらの友人にも歌舞伎好きはいるが、そこまで驚かれるほどなのだろうか。地方にいてそれほど機会はないし、高いし、東京まで行ったら交通費上積みだし。しかし実際見てみて、これははまるよな、と思った。すごく面白かった。 弁当売り場混雑、中は満員。それにしても残念なのは古い言葉遣いを知らないことだ。日本人として悲しい。まるで意味が分からないというほどではないが難解。ただ、これは見慣れたら分かるだろうなとは感じられる。少なくとも外国語よりは理解しやすい。それと、中世の日本語の方が客観的というか、感情表現の言葉がベタ過ぎなくていいなと感じながら見ていた。自分のことを「みずからは」とか言うのか、マネしたい。自らは酒が飲みたい、いいのだろうか…。これ以外にも、いいなと感じる言い回しはあった。武士階級の言葉遣いはかように分かりにくかったが町人の物語は大丈夫だった。ああ、面白かった。
by kienlen
| 2018-11-05 23:49
| 旅
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