1987年、ある闘いの真実

この韓国映画を見てきた。こんな平日の行楽日和にこんな映画を午後一番から見に行く人がいるんだろうかと思っていたが、なんと8人もいた。極小スクリーンの極小の部屋に8人もいるとにぎわいを感じてしまった。しかし、タダで色々な映像を見れる中でわざわざお金と時間を使って映画館まで足を運ぶ層に見せるには、意外にこういう映画がいいのかもしれないと思ったりもした。とにかく一瞬もほっとできる間がなく目をそむけたくなる場面多く、そして久々に号泣してしまった。泣いた目で会員の申し込みをしてきた。これで市内のすべての映画館の会員になったことになるが、こんな制度を知っていたらもっと早くなっているんだった。何しろ500円払って会員になれば毎回1000円で、さらに6回行くと7回目がタダ。ここに会員制度があるのを知らなかったのは残念だった。

1987年といえばつい最近である。若い人以外にとっては。その時に韓国がこういう社会であったことを知らなかった。しかしほんと隣の国のことを何も知らないのである。小説もそうだが、自分が最も興味あるのは基本的には事実で、そこに脚色したものであると感じている。今日のはまさにそれで、韓国映画で見に行くのもそういうのが多いが、もうひとつ好きなのは芸術性と抽象度の高いもの。ということは全部ってことか…。役者も良かったし、描き方も良かったし、独裁の恐ろしさは十二分に伝わるし、深く感動した。最近友人たちは読書量が増えているというのに私は激減、それには事情もあるが映画に行ってしまうのも関係している。

Commented by jun at 2018-10-27 06:55 x
いつもよい体験と所感を残していただき、楽しく読ませていただいております。また、抽象度の高さを挙げるのは流石kienlenさん。
私は1987年頃というのは何か歴史の転換点と感じています。
ところで紅葉も里に下りてきていますが、枯れた良さもあると思う昨今です。
「枯れた良さ 紅葉の滋味も 小夜誰か」
 かれたよさもみじのじみもさよたれか
回文川柳です。日暮れが早い中、遠くに見えるは誰かな?
Commented by kienlen at 2018-10-27 10:45
junさん、いつもありがとうございます。流石な回文ですねえ、枯れた良さは大好きなのでこれからの季節も楽しみですし、また回文も楽しみにしてます。
by kienlen | 2018-10-26 16:47 | 映画類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
プロフィールを見る
更新通知を受け取る