いかにも連休な過ごし方

就職後初めて娘と会った。研修中なのでとスーツ姿でバス停に待っていたのをピックアップしたのが2日の夜で、3日と4日はあちこちにドライブした。現在ほとんど全く仕事がないので精神的な圧迫感がない。仕事の種類にもよるだろうけど、仕事とプライベートの区別のできる仕事だと休日はこんな風に過ごすことができて、だったら子供にももっと注意がいったり時間のかかる料理を作ったりできたのかもしれない、子育てが終わった時期になってそれがわかるわけね、と過ぎ去った日々について思ってもしかたないし、別に後悔しているわけでもなく、ただ、ああ、こういう風に連休を楽しむってこともありね、という気分だった。とはいえ、人の多い所はごめんこうむりたい。連休の最初のころに友人が戸隠に行くというので同行したらえらい混んでいて、どうして地元民がこんな混雑する時期に来なければならないのであるか、と文句を言ったら、にぎやかな場所が好きだと言われて、なるほどと思った。その時は友人の事情で水芭蕉を見に行ったわけだった。
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連休初日の時点ではまだ芽吹きも始まっていなくて、さすがに戸隠であると感心した。3日はこの間友人に教えてもらった釣り堀に魚を食べに行くつもりでいたら夫もランチ営業を休んで一緒に行くというので珍しく3人で。夫は当然のように後部座席に座り、娘は当然のように助手席で私は当然運転手。4日も夫が一緒に行きそうになったのだが、娘が温泉に行きたいと言うと、じゃあ行かないということでご退場で、代わりというわけではないが父を乗せる。たまに行く店でランチを食べて付近の温泉に向かいかけて、まだ時間もあるし大町温泉郷に行こうかってことになり、向かっていたら葛温泉という標識があり、聞いたことがあるから行ってみようかってことになる。これもすべて元はといえば自分の山道好きが関係している。言い出すのは常に自分なのであるから、独り言という方が正しいかもしれない。ひとりだとちょっと怖いなって道を行くと、とにかく景色の美しさに惹かれてどんどん奥へ。葛温泉を過ぎて七倉温泉に着いた。昔来た記憶がある。
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誰もいない露店風呂に娘と2人で入る。650円。風の強い日で、里はもう新緑という時期を過ぎているのにこちらはちょうど新緑のざわめきの真っ盛りで、呆然と見とれてしまった。実物はとても美しい。川の音につられて柵のない崖っぷちをのぞき込んだら眼下は目の覚める清流だった。はあ、素晴らしい、信州。3人ともすっかり満足。
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このトンネルを行けないのは残念だが、途中のトンネルも十分スリリングではあった。眼前の山のてっぺんは吹雪いていて白さを増していた。小雨が雪に変わったら怖いので夕方にならないうちに下りる。それから通りがかりのみごとな菜の花畑をみてカフェでケーキを食べた。ここは人が結構いたけど、以前この場所に来たことのある東京の友人に写真を送ったら「人が少ない」と返事がきた。東京はどこも人が多いということだった。
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秋はソバ畑だが春はこうなのだ、初めてだったのでかなり感動。傾斜地が好きなのでここは好みにあっている。
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ニューヨークケーキが限定11個とあって、まだ終わってないお勧めといわれて注文した従順な客。ニューヨークチーズケーキといえばバンコクで食べたしょっぱいのを思い出すが、それより塩味は柔らかめで美味しかった。650円。娘の今回の帰省の目標は、美味しい味噌と醤油とはちみつを買ってもらってソバとジンギスカンと山菜の天ぷらとタイ料理を食べさせてもらって温泉に連れて行ってもらうことで、すべて達成できた。まあこの程度のご希望なら叶えてあげられるでしょう。



Commented by jun at 2018-05-10 21:08 x
見事な水芭蕉と雰囲気満点の写真、ワクワクしました。初夏の新緑や山道はいいですね。
お嬢さんも信州のフルコースを満喫されましたね。
連休でも混みすぎない良いところがまだまだある気がします。
Commented by kienlen at 2018-05-12 21:36
> junさん
いつもありがとうございます。いつも静かな場所ばかりにいるので、たまには混んでいる所がいいか、となると、そうでもないんですんですよね。
by kienlen | 2018-05-06 15:42 | | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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