久々の国境からトンボ帰り

駅に着いてすぐにチケットを買ってホームに出るとすでに汽車があったので乗る。今の6時はまだ真っ暗。とにかくタイも、どこもそうであるように皆さんスマホばかり見ていて、私も見ようと思って大変なことに気づいた。いつものように夜に充電したままポケットWi-Fiを部屋に忘れてきたことに。重いのでどうするか迷った挙げ句にiPadも持参してしまったというのに使えない。どうせ現地にいる時間はそんなにないんだし、駅前にスタバでもあったらそこでインターネットにつなごう。国境の町ってことは国際的なのだし、国境を通れるようになった今は、タイからカンボジアに向かう旅行者も多いはずなのでスタバくらいあるんじゃないだろうか。実際、乗客はごくローカルであると同時にバックパッカーもそれなりにいた。
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と思いながら着いた駅前通りはこうだった。タイでは汽車の駅というのは町の中心地ではないのである、ということは知っているはずなのに、何を勘違いしたのか。バンコクにいると感覚がおかしくなるのだ。それと、この間のコーラートの駅前が意外に色々あったのも大きな勘違い助長の一助になっている。朝から何も食べてない。汽車の中は他の線に比べると物売りが多くて常に行き来していたが、座席がいっぱいでリラックスできない感じで食べる気になれなかったのだ。

で、この駅前に出ると、これは予想通り、トクトクの運転手がやって来て、どこに行くんだと聞くのでまるで無意識に「マーケット、何か食べるものありますよね」と言ってしまった。すると80バーツという。一体マーケットがどこにあるかも知らないので金額の妥当性についても予想ができない。でもどうでもいい、とにかく何か食べたいので乗ると人数を聞かれたので1人だと答えた。すると運転手はキョロキョロしながら外国人に「ボーダー、ボーダー、100バーツ」と声をかけ、3人が乗り込んで来た。でも、私のマーケットはどうなるんでしょう。あるいは国境のマーケットに連れて行くつもりだったのか。分からないが国境に行きたくて来たのだからちょうどいい。「国境にするので往復でお願い」と言うと「160バーツ。汽車で戻るのか」と言うのでそうだと答えた。
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相変わらずここは無秩序な雰囲気がいっぱいだった。何が積んであるか分からない大型トラックがずっと渋滞していて、その脇をはあはあと息を切らして人力車が通り、江戸から明治の様子みたい。見たことないけど。イミグレの建物らしきものはかわいらしいが、その向こうにちょっと見えたのはカジノだろうか。外国人がまず降りた。このまま降りずに戻ったら来た意味もないので運転手に、何か食べるのでちょっと待っててもらえるかなと聞くと、いいよということだった。15分くらいね、と言って降りると「僕の携帯に電話くれればいいよ」と言うので、だったら焦らなくていいからありがたいと思って番号を聞く。「それで僕への支払いはどうしてくれるんだ」というのには「後でまとめてでいいかな」と言うといいというのでそうしてもらう。片道払っていなくなられても帰りが困るし。で、外に出たのだが、食べ物は見当たらないし、なんか殺伐とした雰囲気。物資がひたすらタイからカンボジアに流れて行くって感じ。
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これがタイ側の線路で、次がカンボジア側への線路。これが走るようになると、国際列車になり便利なんだけど。しかし鉄道ってこういう何もない広大な大陸的風景に似合うなという気がした。この東線は本当にもうひたすら平野なのだ。小山ひとつなく広大な平地が続いている。小さな橋はいくつかあるが、カーブだってないんじゃないだろうかってくらい。
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結局ここでは食べずに駅に戻る。駅前通りの屋台でパイナップルとフライドチキンともち米を買ってかわいい駅の椅子で食べた。
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地域の人々の憩いの場という空気感。列車はすでに入っていて、チケットは1時間ほど前からの売り出し。行きよりも空いていてゆったりできた。こんな広大なのが原風景で、しかもすぐ隣が外国なのと、山が原風景なのとでは人間性違うだろうと思いながら外眺めたりタイ語の本読んだりで、なかなか楽しい日だった。戻りは夜で、どうしようかと思ったがバスにて戻った。チャイナタウンのど真ん中を通るバス。いつもながららしいが、ものすごい賑わいだった。

Commented by jun at 2018-02-14 07:16 x
お早うございます、kienlenさん。盛り沢山の情報すぎて頭がついていくのに大変ですが、楽しいです。国境=国際とも言えるのでしょうが、拍子抜けするくらいの所っていうのもあるのですね。まさにライブでの描写、オリンピックよりも面白いです。こちらは、先日「祈りの幕が下りる時」の映画を観てきました。親子関係や、独自の視点での日本の地方の名所を散りばめる手法も共感できました。タイの、また陸路でのその周辺諸国などが、東野さんのミステリーの舞台にあったら面白いなと思いました。
いつもありがとうございます。
Commented by kienlen at 2018-02-15 21:23
> junさん
雑駁な日記を読んでくれてありがとうございます。映画見たーいです。戻ったら見まくろう。
by kienlen | 2018-02-11 23:43 | | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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