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風邪と昼のビール

昨日は早朝から営業しているカフェで友人と待ち合わせた。7時45分に着くと友人はすでに店のマスターと話していた。コーヒーとサバサンドを食べてコーヒーをおかわりしながら話し、それから図書館へ。それから同じ友人とランチということになり、私は何度か行ったことがあるが彼にとっては初めてという店に案内した。
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私は朝のサバの続きでサバの定食を注文。友人はチキンの南蛮漬け定食。味についての話はしなかった。私も特にしたいと思わなかった。したのは昼のビールの話。ビール飲もうかと言われて、断ったのだ。もっとも結局この店にビールはなかったのだけど。しかしビールを断るって自分らしくない、歳のせいだな、と妙に感心して今朝になってその理由が分かった。やはり風邪だったのだ。

このところ気力がなかった。元々明るい性格ではないがますます暗かった。もっとも昨日の映画のように厭世気分を気取っているだけなのかもしれないが。もっともこれを気取りと思うこと自体がゆがんでいるのかもしれないが。そういえばキルケゴールの言葉の引用で「絶望」がdispairって初めて知ったのだから、絶望なんかしたことないのだ、きっと。で、ビールも飲めないとなると最悪…いや、新しい人生は酒と離れてこれからかも、の両方の気持ちでいたら、今朝の目覚めがすっきりしていた。ここ何日かなかった感覚。何しろ夜眠れなかったから。昨日色々話したりいい映画見たりで気分が良かったせいか、心と体は分けられませんと思いつつ起きて朝食は面倒で食べず昼は野菜の整理でチャーハンにして冷蔵庫を開けたらビールが冷えていた。珍しい。あると飲んでしまうのでストックがあること自体が珍しい。つまり体調不良で飲めずにいたのだ。で、これをチャーハン食べながら飲み、鈍感で風邪についてきちんと自覚していなかったことに気付いた。昨日の映画の始まりは「実存主義者はどん底まで気付かない」みたいな言葉からだった。実存主義とは関係ないが、底まで気付かないって、まあ、自分の風邪くらいならいいけど、もっと大きなことだと恐ろしいな。


by kienlen | 2016-08-29 13:36 | その他雑感 | Comments(0)

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