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やり場のない電話の後の虚無感

どこに怒りをぶつけていいか分からない時がたまにある。最新のケースは、平成電電が倒産したから、ダイヤルアップ接続の設定を変更せよとの案内ハガキが、契約しているプロバイダーからきた時。自宅のパソコンはケーブルなので影響ない。でも、ノートパソコンで外からつなぎたい時やファックスなどに備えて、一応ダイヤルアップもオプションで契約してあった。でも、年に1度くらいしか使わないから、これを機に解約しようか迷っているうちに、設定変更の期限が過ぎた。それで解約を決めて電話したら、書類かHPで手続きせよということ。「こちらのミスでも希望でもないのだから電話で簡単にできませんか」と言ったけど、もちろん問題外。お詫びの言葉もひと言もないどころか、訳の分からないわがままな人だ、と判断されているだろうことが声の調子から感じられる。電話会社の倒産にプロバイダーは関係ないから、先方の理屈から言ったらお詫びの必要はないんだろうけど、私としては、自分は何もしてないのに無駄な手間がかかるし、利用はできなくなるし、という不都合のみで何のメリットもない。電話の相手に怒鳴ったところでエネルギーの浪費だからやめた。

でもたまに浪費にも挑戦する。昨年度の確定申告の時は社会保険事務所に電話して、しばらくやり取りの後、ついに「相手が何を言いたいか把握する訓練をして下さい!」と怒鳴ってしまった。無駄でも一応意思表示を試みるべきと思ったからだ。事の発端は、確定申告に際して、同庁発行の国民年金納付額証明書の添付が義務付けられたこと。9月時点での納付証明がきて、以後の納付は領収書をつける。だったら全部領収書に一本化した方が混乱がないと思った。ウチの場合の問題は例によって夫で、ハガキに細かい説明があっても理解できないし(私にも難しい)、期限を知らずに納付が遅れることも度々あるので、どこまで払っているか分からない。証明書には未納という文字が並んでいるから問い詰めたら、その後にまとめて払ってあって領収書を出してきた。まじめに払っているのに未納が並ぶのは不愉快である。こんな不愉快な証明書を発行する理由について先方の言い分は1点に尽きた…税務署から言われたから。9月時点である必要については…皆さんに送るのに手間がかかるから。ひねりもないし笑いもないが、あるのは自己都合のみ。そもそも手間なんかかけて欲しくないんですけど…。これは研修で「クレームに関しては相手の言い分は聞かずにお役所の事情のみ言い続けること。なるべく単語のみ使用。諦めて電話を切ります」と教えられているのだろう。非コミュニケーション能力の増強が図られているようだ。ちなみに私が期待したのは、まっとうで納得できる説明であり、そのためにどうしたらいいのか、文書にするのかも尋ねたが、電話でバカなヤツが何かクレームしてた、という次元に留めておきたかったようで上司も出て、全く同じことを繰り返していた。
by kienlen | 2006-05-23 11:50 | その他雑感 | Comments(0)

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