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野球の球が怖いという言葉に触発された

連日の夏のような暑さから一転、雨で肌寒い。息子の部活のバレーの試合のための送迎担当の日なので、車を出すついでに見学と応援。彼にとってはもう残り少ない試合である。強いチームではないが、それでも1年前に比べたら成長ぶりは著しく、まあまあ見られる試合だった。朝は同乗した子も親が応援ついでに連れ帰ったりで、帰路の車内は息子と2人だけになった。息子は勉強よりはスポーツに関心の偏ったタイプで、高校に行ったら何をするかを考えているらしい。「バレーを続けようかな」とは言うが、小柄であることで限界は感じている。私はいつもバドミントンを勧める。自分がやっていたので試合を見ていても、知らない競技よりは楽しめそうだ。「手足が長いから体型的にはむいているんじゃないの」と私。彼は「もう野球はやりたくない。あのボールが怖くてもう野球はできない」と意外な発言をした。

息子が少年野球チームに入りたいと言い出した時に私がまず感じたことは、あのボールもバッドも怖い、ということだ。当たったら痛いだけですまないのではないか。当人はそんなことを今まで口にしたことがなかったが、中学生という年齢相応に過去を振り返っているわけだ。よくもあんな堅い球を扱っていたものだ…と。で、自分の方は、よくもこの子らをバンコクで産んだものだ、2度とあんなことはできそうにないという気になった。もちろん、仮にしたくてももうできないのだが。友人と呼べる人は1人いたが、行き来は不自由。夫は出産直後から外国への出張続きで、電話もない家に赤ん坊といるのがひどく心細かった記憶がある。田舎からたまに様子を見に来た夫の母とは言葉も通じない。ただ「この短い足は日本人だ」と息子の足を珍し気に見入っていたことは理解できた。感慨に浸りながら運転して帰ったら夫がいきなり「来月1週間オーストラリアに行く。もうチケットを買った」と言う。どうやら兄が買ったとかいう店の様子を見に行くらしい。ということは、もしかすると、将来振り返ると「あの時、あんなことよくやったな」と感慨に浸るようなことをまたする可能性もあるんだろうか。
Commented by みゅ at 2006-05-13 21:24 x
無修正のDVDを買ってみました
即納だし高画質だし良かったですよ
by kienlen | 2006-05-13 21:20 | 家族と子供の話題 | Comments(1)

信州で読んだり書いたりタイに住んだり戻ったり旅したり


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