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映画「立候補」

映画立候補と表示しないといけないそうだ。これ、最高だった。出ても出ても落ち続ける泡沫候補者に迫ったドキュメンタリー。自分が知っているのは羽柴秀吉だけでマック赤坂とか外山恒一とか知らなかったけど、登場した皆さんのファンになってしまった。ドキュメンタリーの力というのを感じた。すごく感動した。チラシに大勢の感想が掲載されているが、中で私が最も共感した感想は佐藤嘉洋さんという方の「マイノリティとマジョリティについて深く考えさせられた作品。観終わった後、一人で唸った」というもの。存じない方だけど肩書に世界ムエタイ王者とある。最後のシーンなんか、マジョリティの暴力性むき出し。これがあの人の自信の根拠なのか、という秋葉原のシーン、びっくりした。マック赤坂がんばれ、それと息子、素晴らしいよ。あと、外山さんの演説も秀逸だった。それと高橋さんもすごく良かった。大阪だったら一票入れたい。という感じで元気が出る映画だった。行動行動。

撮影と総指揮の木野内さんが映画館で話したところによるとネットで話題になって劇場公開が広がったらしい。自分はその経緯は全く知らずに観たのだけど、これってマスコミの人にとってどうなんだろうか。試写会だったんで、いかにもマスコミ風なお兄ちゃんが隣にいたけど、寝てた…。この映画で寝るってすごいなと思った。今のマスコミの人ってマイノリティの人は少なそうだし、この映画観て何を感じるんだろうか。それ聞いてみたかった感じ。マイノリティじゃ意味ないってところかなあ。ああ、面白かった。映画館に行く前に久々で書店に寄った。ここんところせこくなっていて2,3冊ずつしか買ってないが今日は5冊購入。やっぱり本は止められない、しょうがない。新書と文庫に混じって単行本は迷ったが買った『安部公房とわたし』。娘のお付き合いでの金沢行きは青春18切符で行くことにして本日購入。電車の旅のお供は本ってことで。
by kienlen | 2013-08-06 00:02 | 映画類 | Comments(0)

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