『毒婦』
2013年 03月 18日
ひどい強風だった。ベランダの屋根がはげて飛んでいくのではないかと気が気ではなくて何も手につかず、丸丸1日を無駄にしてしまった。修理を頼んであって今日明日あたりに来てもらうことになっていたのが間に合わなかった。すごい音で本当に気が気ではい。屋根が飛んで誰かに当たって被害を与えたらとか、考え出すと際限がない。午前中に友人と長電話し、強風で不機嫌な娘と昼ご飯を食べ、どうにも仕事に手がつかず、諦めて本を読むことにした。難しいのは風に気を取られてダメだがこれなら、ということで、昨日図書館で借りた『毒婦』。北原みのり著。著者がこの人なので、ちょっと濃厚な内容を期待してしている自分がいた。でも裁判の傍聴記だから、そんな濃厚になるわけはないのだ、でも、まあ充分濃厚かもしれない。率直な内容で、同じ目線で読むことができて、その点では違和感なし。
それに確かに、ある意味ひじょうにリアルにこの容疑者像というのが伝わってくる。結構いそうなタイプかもしれず、紙一重かもしれず、ということには、書き手も言及している。そういう伝え方が違和感を抱かせない第一の理由なんだろう。男が読むとどうなんだろうか、ということを知りたくて、午後に結局長電話になってしまった男友達に、読むようにアドバイスした。彼は日本にいたりいなかったりで、この事件自体を知らないのだった。ニュースに疎い、だからこの話題になった女性もテレビで見たことはないという自分でさえ知っているのに、知らないとはもっと世俗に疎い人。ざっと説明してから気付いたこと。そうだ、この人なら著者を知っているかも、と思ったら「知っている」という。さすがピンクな業界に詳しい人らしい。だったら手っ取り早い。読んでくれるだろうか。佐野眞一のねっとり感もそれはそれで嫌じゃなかったけど、時代の中に位置付けるこれはこれで新聞社らしくてなるほど。
それに確かに、ある意味ひじょうにリアルにこの容疑者像というのが伝わってくる。結構いそうなタイプかもしれず、紙一重かもしれず、ということには、書き手も言及している。そういう伝え方が違和感を抱かせない第一の理由なんだろう。男が読むとどうなんだろうか、ということを知りたくて、午後に結局長電話になってしまった男友達に、読むようにアドバイスした。彼は日本にいたりいなかったりで、この事件自体を知らないのだった。ニュースに疎い、だからこの話題になった女性もテレビで見たことはないという自分でさえ知っているのに、知らないとはもっと世俗に疎い人。ざっと説明してから気付いたこと。そうだ、この人なら著者を知っているかも、と思ったら「知っている」という。さすがピンクな業界に詳しい人らしい。だったら手っ取り早い。読んでくれるだろうか。佐野眞一のねっとり感もそれはそれで嫌じゃなかったけど、時代の中に位置付けるこれはこれで新聞社らしくてなるほど。
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jun
at 2013-03-20 12:40
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ご無沙汰です。風が強かったですね。ご無事でしたか?
でも春らしくなしました。
相撲だと「なかび」ですが、彼岸は「ちゅうにち」。今日は婿に行った伯父がお参りに来ました。
映画は「ウッディー・アレン」を見ました。よかった。映画館のレトロさもあって40年前からの郷愁のようなものを感じました。
「毒婦」というタイトルは凄いですね。私は立ち読みしただけだけど。また。
でも春らしくなしました。
相撲だと「なかび」ですが、彼岸は「ちゅうにち」。今日は婿に行った伯父がお参りに来ました。
映画は「ウッディー・アレン」を見ました。よかった。映画館のレトロさもあって40年前からの郷愁のようなものを感じました。
「毒婦」というタイトルは凄いですね。私は立ち読みしただけだけど。また。
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kienlen at 2013-03-20 21:04
junさん、ご無沙汰です。私は桐島部活を見たいなと思っているけど、時間あるかなあ。風が強くてタキロンかなり破壊されました。風害の保険が降りるかどうか検証中です。そういえば山岳会会員でしたよね、話したいことあるな。
by kienlen
| 2013-03-18 18:07
| 読み物類
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