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「捜査官X」

昨日、この映画見た。ルルドの泉の時に予告編をやっていて、なぜか突然金城武が見たくなり、それと舞台が1917年だったか、その頃の中国の光景の一端を見たいなと思ったのだが、金城武は良かったけど、歴史だ何だは関係ない映画だった。セリフが短くて簡単なので、たまに分かる言葉があると嬉しいなっていう感じ。暇だったら外国語の勉強がしたいのになあ。何かに集中できるまでの余裕は来年までないのだ。我慢。映画は結構面白かった。ただ怖かった。観客が前の方に3人いただけで迷惑になるわけもないので、途中で娘に「怖い!」とメールしたが返事はなかった。アクションシーンが怖いながらも楽しかったけど、映画館でなければ途中でやめたかも。ずっと前にタイの映画のDVD借りてきたけど、アクションというか暴力シーンが怖くて挫折してしまった。この映画では、どこをどうすれば脳がどうなって一発殴るだけでどうなるとか、そういう体の説明が頻繁に出てくるのが中国映画っぽくて面白かった。カーアクションとか銃撃ちまくりとかよりも、体を使うアクションの方がずっといい。

ひとつのテーマは法か情かというもので、このあたりのパラドックスみたいな展開も良かったし、娯楽だけど考えさせられる部分もたくさんあった。ひとつは「縁」という言葉を頻繁に使っていたこと。いいな、アジアは、という感動。自分ではほとんど見ないタイプのものなので新鮮だった。タイトルがタイトルだから、犯罪捜査、謎解きなのかと予想していたけど、確か予告編もそういう視点での作り方だったし、でも、それよりも血族、父と子とかの方に比重があったように思う。日本映画の任侠モノ全然見たことないから分からないのだが、きっとこういう感じなのだろう。それにしても中国が舞台の映画ってあの広大な景色を見るだけで心が寛ぐ気分。これもそうだった。桁違いの雄大さ。漢字文化っていいよな、この音楽もいいなと思いながら終了後のクレジット見ていたら、タイ人と思える名前がスタッフの中に何人かいた。それに、これってタイの制作会社だ、友達が働いていたことある、と思えてならない社名もあった。で、ネットでちょっと見てみたけど分からなかった。こんなことに時間かけてられないしでストップ。ちょっと気になるけど。楽しかった、カッコ良かった。
by kienlen | 2012-06-20 08:28 | 映画類 | Comments(0)

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