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状況は複雑ではない

書いては消し、ということを何度もやっていた。母について考えてしまっていたり、それはすなわち自分を振り返ることでもある。全く、自分を振り返りすぎていい年してこれかよ、みっともないってところなのに、さらに振り返ったらねじれてしまうじゃないか。そろそろ仕事への影響も出ているように感じる。父はとうに現役を退いているし、もう80歳を超えた年齢であるから、しかもあの時代の公務員だったから、生活と仕事がほとんど一体になってしまっている自分のような者の発想とか生活様式を分かるわけないし、分かって欲しいなどという願望はこれっぽっちもないが、つまり考えてしまうのは、そういう自分の生活そのものである。それと、みんな、どうしているのかなあってことだ。

父は、しばらくの間は夜ひとりになるのは嫌だと言う。死に方が死に方だったからだ。その気持ちは分かるので誰かが行くということになっている。今は父の姉が住み込んでいる。この人は子どもがなくて配偶者も数年前に亡くし、我が家よりもさらに山奥でひとり暮らしをしていたのだが、車を使えるわけじゃなく、もう限界ということでグループホームに入ることにした。ところが頭も体もしっかりしているものだから介護認定されるわけではなく、大金を自費で払うということで「手がかかる人がうんと安くて、自分のように手のかからない者が高いっておかしいな」と言っている。まあ、そういう制度なんだろうが、何に応じて負担するかの「何」の部分の考え方に納得できるかどうか。そこが肝心なところ。こういう仕組みだと重度になりたくなり、そうなると社会的負担はさらに膨らみということになるに違いない。まあ、全体にそういう仕組みであるなって感じる、場面場面で。ということでホームから出て父と同居。父の場合、利用できる資源があるだけマシだ。弟宅は二世帯住宅になっているから、ひとりが嫌なら泊まりに行ける。遠すぎる距離でもない。今日はそういう対策について話すことにする。娘の学校も始まった。心配していた息子の進級。問い正したら一言「できました」とメールがあったが、彼の言うことをどうも信用できない自分。これも極端な母の態度であるな。
Commented by jun at 2012-04-09 08:27 x
[何」が問題ですね。負担や納得も。
昨日「僕達急行 A列車で行こう」を見て、少し心が軽くなった気がしました。
ウチの両親も80過ぎです。どちらも末っ子なのでその多い兄弟姉妹に加え配偶者の葬儀がこの10年以上毎年続いてあります。
佐久長聖高校駅伝部の両角さんの本、お話は聞いていましたが完成おめでとうございます。いい仕事をされましたね。長野マラソンの参加者一万人に案内のビラが同封されて来ました。
教えていただいた「シリアナ」はDVDで見ました。
ではまた。
Commented by kienlen at 2012-04-09 20:02
junさん、毎度ありがとうございます。少し落ち着いてきた感じがしてます。僕達急行は必見に入れていたものです。やっているんだ。見に行きたい。本持ってめがね作りに訪ねないと・・・。
by kienlen | 2012-04-07 08:27 | 家族と子供の話題 | Comments(2)

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