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受験についての中間まとめ

息子の、一応第一希望の合格発表日。不合格だった。当人は「受かっていると思ったけどなあ」と言いつつ、特にどってことはない。とにかく落ち込むとかいうところは見たことがない。人生後半でまとめて襲われるんじゃないかと思うが、その時はその時だ。「諦めるの早い」という自己評価。もっともウチには誰ひとりとして執着心が強いとか簡単には諦めないとかいう人がいないのだから珍しくはない。というわけで、試験が終わって暇な息子と、自分は暇でもないが暇人がいると仕事が手につきにくい自分。あせってもしょうがないので(このへんの諦めもいかがなものか)成り行きで息子と話す時間が多かった。ま、こういうことはこの先あるのかどうか分からないのだ。「これでさっぱりで良かったね」と言うと当人も納得・・・に見えてそうでもなくて、センター利用で後期でエントリーしてみたいところがあるということだった。はあ、また面倒なことになってまた金がかかるのかと思ったが、何か言うのも面倒なのでヤケで「もうここまで来たら方針転換しないから納得ゆくように好きにしてくれ」と言った。もちろん「ウチの家計で東京の私立なんて無謀なことをやってあげることは重々承知しているように」と加えた。さすがに「ありがとう」と言っていた。当たり前だ。

私としては、受験生の親ではあったが受験についての世話を焼かずに済んだのは楽だったので、その点は評価した。「自分でここまでやったことについてはよくやったと思うよ」と伝えた。それに、どこも不合格になっている友人もいる中、2つしか受験しなくて1つが合格だったんだから、まあ合理的に選択したということになると思う。彼の高校のレベルからしたら、がんばったというものである。何しろゼロどころかマイナスからスタートで突然やり出して3か月くらいなものであるから、妥当な線というものだ。「勉強のやり方分からなかった」と言うから「親によってはキチンと毎日やるように躾ける人もいるらしいけど、私はできないから、まあしょうがないね」と当方も一応へりくだることにした。しかし実のところは、躾けようとしたことはあるが通じなかったのだ、と思っている。それにしても本を読むわけじゃなく、深い思考をするわけじゃなく、読み書き能力にも劣るこういう人がどう生きていくのかは知らない。その点は学生のうちに考えるべきであることは伝えた。私のように抽象的な親にどうしてこう具体的な子ができているのか、やっぱ、反面教師ってものか。息子が在宅であることによって娘が「兄ちゃん、ヤダ」と泣くので閉口している。「あとちょっとの辛抱だよ」と言っても、それが耐えられないという。それは分かるけど、2人ともなんとかがんばっておくれ。
by kienlen | 2010-02-21 23:48 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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