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選挙スタッフとしての関心

娘の学校では生徒会長選挙の最中らしい。たまたま娘の仲の良い友達であり、テストをすれば100点か98点か、その上チョーカワイイって子が会長候補になってしまったのだそうだ。それで娘は「スタッフ」なのだそうだ。スタッフって何よ、と思ったら演説の原稿を手伝ったりなんかするらしい。そのため日曜日は当人とスタッフがストップウオッチ持参で図書館に行き、演説の練習をしたのだそうだ。「図書館で演説の練習ですか?」と聞いたら、さすがに室内でできないから、階段の踊り場にある休憩所でやったそうだ。そこはもともとうるさいから問題なかったそうだ。「演説の効果をみるために周囲の人に呼びかけてみればいいじゃない」と言ったのだが、そこまではしたのか、しないのか。で、その演説の本番のあった日に娘が「演説しながらね、机をバンってたたいたりする人もいるんだよ。その方がいいのかなあ」と少々考えていた。ウチの子達はどっちも父親に似て、深く考えることはしないから一瞬だけバンっと。つまりは、淡々と話すよりも情熱を表出させるパフォーマンスの方が訴える力があって、それにつられて投票する人が多いのだろうか、という疑問である。

こんな疑問に簡単に答えられるなら政治アドバイザーになって儲けてから代理で逮捕されて国策捜査を告発してやる、なんて燃える野心は娘には黙っていたが、面白い疑問なので応答した。どうも娘は相手の喜びそうな話題のみを話すんじゃないかという気がしてならない。その点息子は逆である。これが空気読む、読まない、という例のあれなんだろうか、よく分んないけど。私は「自分に合った方法が一番説得力あると思うよー」と言った。友達は机たたく派ではなく静かだそうだ。だったら演説の中身で勝負と思う反面、意外なことをすることで幅の広さをアピールできていいかもね、とも思う。娘の「学年投票は絶対通る。だってどういう人か知っているから」という予想通りになって、その友達は最終候補に残った。ところが全校投票は本人を知らない人達の投票なので演説で決ってしまうと、そういう理解である。それでいっそう演説の方法に目がいく。小規模ながらも選挙というものの本質を感じる経験かもしれない。
Commented by tate at 2009-10-30 18:32 x
こんばんは。うちの娘の所は選挙終わって、クラスからの代表は落ちたそうです。娘はその子が苦手で「言っていることとやっていることが全然違う!」と怒っていたので「落ちて当たり前」と思ったようです。先生のお便りには選挙に向けて熱く燃えるクラスの様子が書いてあるのに、まるでクールなうちの子・・・。娘曰く当選したのは顔も性格もいい他のクラスの子だそうです。
Commented by kienlen at 2009-10-30 19:33
そうですか、学校のお便りを全く見ることがないので子供を通じてしか様子が分らなかったんですが、こういうことで燃えているわけですか、知らなかった。そういえば私も中学の時に候補にされて選挙があって当選しちゃったんだったなあ。当時は男が会長で女が副会長で確かやったですよ、ははは。演説もしたんだろうなあ、何も覚えてない。ま、関心ごとではなかったってことです。
by kienlen | 2009-10-30 12:58 | PTA・学校 | Comments(2)

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