鳥取砂丘はあこがれだった。そういう人は多いらしい。三朝温泉を朝食後じきに出てまず砂丘に行った。前日もこのあたりをうろうろして写真にしたらつまらないが、実際にはきれいだった海に沈む夕陽を見た。この時このような太陽が見えたのは、その後の天気を思うとかなり貴重だった。ありがたかった。
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砂丘に行った時も雨が止んで日差しは弱く散歩にうってつけ。砂丘どこどこって感じだったけど、こんなにあっけなくあるんだ。靴を履いているのが残念で途中で裸足に。その砂の名残が今も靴にある。水たまりがあってオアシスみたいなのがあって、火口のようで、砂漠ってこんな感じなんだろうというイメージは膨らんだ。ただ、もっと暑いと思われるけど。海辺まで歩いて戻ると40分くらいってところか。夕方行ったらいいのだろうと感じた。
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砂の中で人間が砂粒のようです。
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火口って感じ。
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海に飛び込むには遠いしなだらかすぎ。


# by kienlen | 2018-09-22 18:03 | | Comments(0)

三朝温泉

これで「みささ温泉」と読むのだそうだ。今も覚えられない。鳥取出身の知人に宿泊場所を聞いた時の真っ先の返事がここだった。それを娘に伝えたら初日にここを予約。何時に到着するか不明だったので夕食なしで朝食のみというプランにしてあり、これは結果的に正解だった。何しろ鳥取市からも2時間くらいかかるのであり、はあ、鳥取に着いたと思って、どこかで食事でもしてから行こうかと、ランチもとらずに走り続けたんだし、と思ったが、知らない場所で心配なので宿まで行ってから食事に出ようと思い直して行ったからよかったものの、どっかで食事していたら温泉にゆっくり入る気持ちになれないくらい遅くなっていたと思う。ただ道すがら心配にはなった。長野の山とも違うがそれでもどんどん山の方に行くし、食事のできそうな店は見当たらない。ランチなしで夜もなしだったらもちません。それでも何とか8時過ぎに宿に着き、いわれた通り昔ながらの温泉地という雰囲気だし大好きな川沿いだし、良かったのだが、灯りがあまりなくて食事できそうな雰囲気がない。フロントで聞いたら川を挟んで向かい側を示して「あそこにあるんですが今日は定休日ですね」という。うー。で、もう一軒あるとのことで教えてもらった店に行った。普通の居酒屋風で気軽だった。海の幸を食べる。のどぐろが美味しかった。そして温泉は素晴らしかった。この間行った草津で色々な種類の湯舟があって面白かったが、ちょうどあんな感じで雰囲気も抜群。写真は禁止だった。残念。
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朝食は和室の個室にて。朝、温泉街を散歩したかったが、元々寝つきが悪くてそんなに眠れないままに出て運転しっぱなしだったし、鳥取市までの距離が相当あることもあり余裕がなく、朝もう一度温泉に入り朝食後早々に砂丘に向かった。つまり来た道を戻ることになり、さらにこの日の宿は島根との県境あたりなので同じ道を何度も通ることになってしまった。つまり次に行くときは余裕である、多分。




# by kienlen | 2018-09-21 23:24 | | Comments(0)

告白小説、その結末

明日は早朝4時半のバスで東京行くので眠りたいが眠くない。自覚としては暇なはずなのに、どうして時間がないのか分からない。今日も一日中運転していた。というような昨今だが昨日、この映画を見に行った。ゴーストライターのポランスキー監督作品とのこと。ゴーストライターも非常に面白かったが、これも非常に非常に面白かった。雰囲気はそっくり。後味もそっくり。人気作家のサイン会が始まりの場面。映像がほんと好み。サイン会もパーティーもうんざりな感じの作家のところに若くて素敵で謎めいた女性が近づいてきて、作家はすっかり気に入ってしまう、ああ、ちなみにこの作家も女なので男女の恋愛ものではないし同性愛ものというのでもない。作家は次作への意欲満々で夫も協力的なのだが、そう簡単に書けるものではなくて苦しんでいる。この苦しみ方が演劇的でシンプルでおかしい。で、この若い女性もゴーストライターなのだと名乗のり、作家の生活にすっかり入り込んでしまって色々な工作をするのだが、目的が何なのか分からない。彼女の言葉はことごとく嘘かほんとか分からない。分からない分からないと思っているうちに殺人か、というようなスリリングなシーンもあり、とにかく謎めいて不可解なのに面白い。最後まで不可解さと面白さは同じ。ああ、すごく好みだった、音楽も良かったし。喜劇であり悲劇であり人間的であり機械的でもあり。この間のビューティフルデイの不可解さで自分の理解力を激しく疑ってしまったが、これは違った。比べるものでもないが、こちらはとっても好きです。いいところ突いてる、心当たりありあり。映画の後は、久々の友人とイタリアンの店で豪勢な食事とワイン、美味しかった。
# by kienlen | 2018-09-18 23:22 | 映画類 | Comments(0)

いつかは鳥取をやっと実現

お盆に出勤してこの時期にまとめて休むという娘と旅行をすることになっていた。彼女は四国に行きたいといい、私は東北はどうかと提案して却下され、じゃあ、鳥取はと聞いたら即オーケーで合意。とにかく日本海側が好きな私は、舞鶴とか天橋立とか、名前だけであこがれていた場所を通りたくて、ゆっくり走りながら山陰に行ければと思っていた。しかし、日程は2泊3日。ゆっくり走ってなどいられない。宿の予約は娘の担当で、私はひたすら運転で、今月はぶらぶらしている夫も行けるので3人旅となった。

遠かった。今まで行く機会のなかったのが納得。12日の朝4時半出発。4時に出る予定だったのに、自分除く2人が起きてこなくて30分遅れ。2人には車の中で寝てていいのだからいったんは起きてくれと言ってあったのに。高速代高いし、日本海側ぶらぶらいきたいしてまず金沢付近まで下道で行き、安いガソリンスタンドがあったので給油。長野ナンバーだったのを見たせいか、ベテランそうなスタッフなのかオーナーなのかの男性が「旅行ですか」と声をかけてきたので「鳥取まで行くんですが、どの道がいいでしょう」と聞くと「ずっと長距離運転手だった人がいるから聞いてみて」といい、じゃあと思ってオフィスに行くと、まじめそうな元長距離トラック運転手がいた。

そして、80キロの制限速度を守って、高速で7時間だったかな、かかるということだった。その時すでに10時過ぎくらい。丸1日運転に費やすつもりだったとはいえ、ちょっとあせり、金沢西から高速に入った。こういうことはあらかじめ調べておくべきなのに、相変わらずダメなのである。高速に乗ってしまえばあっという間に着くだろうと思っていたけど、はあ、遠かった。でも鳥取はとっても面白かった。でも書いている時間がないので後日。

# by kienlen | 2018-09-15 20:51 | | Comments(3)

『変身』

カフカの変身を読み直した。友人たちと行っている読書会で課題図書を決める担当で自分の番になり、どうしよう、と思ってこれにした理由は、まあ、まずは薄かったからなのと、やはり印象深いプラハがカフカの町だったことと、だからその後カフカの生涯についての本を読んだこともあり、肝心の小説の方をちゃんと読むのもいいだろうと思ったからである。それに、何のかんのいっても経験上、評価の高い小説って、時代に関係なく面白いというのは感じている。本当はこの際、城、まさにあのプラハ城なのだろうから、あれを思い浮かべながら城を読みたいと思ったのだが、薄い方に日和ってしまった。そして結局、大変面白かった。朝起きたらいきなり自分が毒虫になっていたというくだりは有名すぎるが、その後どうなったかは、忘れていた。そもそも本当に最後まで読んだのだろうか。虫になったので会社に行けないし普通のご飯も食べられないし、それに家族がその虫を人に見せたがらず、できればなかったことにしたいという態度で接するので、虫は自室を出ることができない。もっとも出たいという風でもないのだが。ただ家族の様子は気になるので、チラチラ見える時は見たりしている。このあたりは実にかわいらしい。

盛り上がりは、あるようなないような。このあたりもとっても日常的である。読書会は自由に話すだけで特に決まり事はないので、テーマも決めないのだが、みなさん、良識のある方たちであり、お互い尊重する雰囲気があり、よって自然に収束的な方向に行ってはまた広がるというような感じで進んでいく。で、何人かが、どうして自分が虫になったかという点への言及なしであるのがすごい、と感心していた。それに触れていたらこのようなまとめ方ができないし、収拾がつかなくなってしまうだろうという方向にいった。確かに。しかしその話を聞きながら面白いなと思った。どうして虫になったのかということを私は考えたりしなかったし、だからその点の説明なんてことにも考えが及ばなかった。この小説がこんなに面白かったなんて、再読してみてよかった。人間って何って感じがよく出ている。滑稽な劇のようで、そのまま映像が浮かんでくる。脚本を意識しているんじゃないかと思うくらい。今回面白かったのは、5人の参加者が読んだ訳本の訳者が全員別人だったこと。だから訳を比べるだけで十分に面白かった。多和田葉子訳がちょっと独特な感じ。ドイツ語が分かればほんとに面白いだろうに、ああ残念。

# by kienlen | 2018-09-10 15:36 | 読み物類 | Comments(2)

ビューティフルデイ

午前中にちょっと仕事があり、午後に人に会い、夜に会う人との間に、この映画を見た。見た理由は、ホアヒン・フェニックスって、戦争の作り方の主人公だったよな、確か、と思ったのと、ポスターがちょっと面白そうだったから。最近は映画館で感触に訴えるのがあると聞くが、これはもうにおいがあったら血のにおいだろうと思われる血みどろ映画だった。ずっと、いったいこの映画は何なんだと考えていた。まずストーリーがよく分からない。主人公が殺し屋であるのは分かるけど、最初のシーンと次の主要なシーンの結びつきが分からず、結びつきは最後にもちこされているのかと思ったら最後まで分からなかった。私の理解力不足なのか、それも分からない。しかし、途中から思ったことはある。昔好きだったハードボイルド小説の心理描写の部分の言葉を全部取り去って映像で語らせたらこうなるんじゃないだろうかと。それと、分からないから飽きるかといえばそういうことはなく、なんか、すごく不思議な1時間半だった。人間関係、今振り返っても分からない。主人公の生育過程も分からない。ただ、殺し屋だから冷酷とか、そういうステレオタイプでないことは分かるし、かといって感情につられ過ぎるのでもなく、みんなそれなりの人間なのである、というか。死と詩の結合というか。しかしこれを詩的といっていいのか、いや、死のない詩なんてあるのかって気もするし、まあ、そんなところ。原作があるようなのだが、かなり興味はある。読んでみたい。というか、どういう作品からこういう映画になったのか。うーむ、もしや自分の理解不足だけのことか…。
# by kienlen | 2018-09-05 22:45 | 映画類 | Comments(0)

記憶のあるうちにメモっておこうと思っていたのに、遅くなってしまった。だから忘れてしまった。3,4日前にみた夢のこと。タイからの退却を感じさせる夢だった。昨年かかわっていた人と離れていく場面が、具体的にどういう具合にだったのか覚えていないけど、とにかく離れていくのだったし、それを夢の中でも意識していたのだった。次へってことだろうか。過剰に意味を取ろうというつもりもないのだけど。それにしても今までとまた違った道が目の前に現れている。静かになったかと思うと次の波がくる、そういう風にできているわけだ。
# by kienlen | 2018-09-03 22:13 | その他雑感 | Comments(2)

8月の家族たち

無料の動画サイトからこの映画の案内がきていて、昼間からそういうのを見たことはないのに、何となくタイトルに惹かれてアクセスしてしまった。そしたらいきなり出てきたのがメリルストリープで、それにジュリアロバーツも出てきて、何、何と思っているうちに面白くて昼間っから最後まで見てしまった。すごい面白かった。メリルストリープの巧さにはいつも感心し通しだけど、それをおいても面白かった。で、誰かにお勧めメールを送りたかったが、思いつく相手がいない。これを面白いと感じる人って誰だろう。逆に迷惑がられそう。とにかく何も知らない映画だったので、見終わってからちょっと検索してみたら、舞台でピューリッツアー賞を取っているのだそうだ。いやはや、面白かった。
# by kienlen | 2018-08-31 21:17 | 映画類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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