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ブックカバー作り

布がたくさんある。かといって服にするような品質のはなく、せいぜいカーテンとか布団カバー。端切れでかわいいのがあり、捨てるには惜しいと思い、細いのをはぎ合わせてブックカバーを作ってみることにした。普段使ってないので参考にする既製品なし。問題は厚さの調整をどうするか。趣味でやるものなんて規制がないので何でもいいのだ、楽しければ。それでとりあえず作りながら考えることにした。ハードカバーのサイズで作っていたら大きさが足りなくなり、ほどいて文庫用に変更。無計画。調整は紐を通してリボンみたいなアクセントにすることにした。
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うまく収まってひじょうにいい感じに完成。この写真を友人に送ったら既製品の写真を送り返してくれたので、次はその方法で作ってみるかな。目的が今ある布の処分なので、このために布を買ったら本末転倒。それだけ気をつけないと。ブックカフェやりながらブックカバー販売という将来像目指して修行しますか。
# by kienlen | 2015-06-24 13:46 | 手芸 | Comments(2)

ライアンの娘

9時半の約束があったので出た。到着してから今日ではなくて明日だと分かった。時間と空間の認識に大きな問題があることは分っているので毎日スケジュール帳を確認することにしているのに、またこれだ。忙しい時の方がこういうことは起きない。暇な証拠。別に遠くまで行ったわけじゃないし、時間もちょうどいいので午前10時の映画祭に行くことにした。ライアンの娘だ。見たことないし内容も知らない。アメリカの西部劇かなと思いながら期待もなく入った。その前に、長く会ってない友人に電話。これから映画見てランチ時に終わるので一緒にどうかと言うといいよいいよ、ということになった。朝食を抜いて出て来てしまったので空腹のまま映画に突入。舞台がアイルランドではないか。良かった、結構面白い、と思っていたら途中で休憩。ふと時計をみると12時に近い。スタッフに終了時間を聞いたら1時半と言われた。友人に事情を話してキャンセル。そのまま見続けた。

何も知らずに行った自分がバカだった。恋愛映画っぽいけど、色々な要素があるし、英国将校がカッコいいし、ヒロインは美しいし、それに、撮影の迫力がすごく、一体当時、CGあったんでしょうか。って、何も知らない。カソリック教会を中心にした保守的な田舎の村の様子が生々しくて息苦しくなる。そんな村に馴染めない才色兼備で冒険心もいっぱいのヒロインが、随分年上の学校教師に言い寄って結婚。でもそのとたんにうんざり。このあたりの身勝手さは、でもよく分かる感じ。で、英国軍の将校と大胆な不倫。こんな保守的な村の中で。という恋愛物語かと思うと、英国の占領に抵抗する組織のハラハラする展開があったり、前線でのトラウマがあったり、シリアスあり娯楽的要素ありの、そして骨太っぽい、なんか諸々てんこもりで3時間半の長丁場だけど全く飽きなかった。監督はアラビアのロレンスの人だそうだ。なるほど、そういえば雰囲気が似ている感じでもある。長さも似ている。間違えて出かけたおかげで見られて良かった。その後、ランチがてら知り合いのやっているカフェへ。そんなんで1日の大半おしまい。
# by kienlen | 2015-06-23 16:43 | 映画類 | Comments(0)

小さき声のカノン

あー、日付け変わってしまった。昨日のうちに書こうと思っていたのにな。つまり見たのは日曜日の鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリー。友人がチケットを扱っていたのでお付き合いのつもりで購入。同じ経緯でこれまでも見ているので、あの重さに耐えきれるかなという不安がちょっとあった。原発については自分は反対、だから改めて見なくても、みたいな気持ちもあった。上映期間は長くない。今日は雨の中を山にドライブして友人とランチして、今日見るしかないなと思って行った。普段あまり行く機会のない映画館の最も小さい会場での上映だった。

さすが、というか何というか、以上のような気持ちを見透かされているような、辛さの質の異なる内容だった。子どもの被曝を恐れる母親の選択を描いたもの。自分があの立場だったらどうするだろうかと終始考えながら見た。留まる決心をした人の苦悩、逃げた人の苦悩、誰もが思わず涙を流す。こちらも涙。チェルノブイリ関係でもかなりの時間を割いているが、「日本人が考えたシステムでやってきたのに、どうして日本人から取材を受けるのか分からない」みたいな発言が重たかった。スクリーンの小さいのが残念だったけどいい映画だった。
# by kienlen | 2015-06-22 00:23 | 映画類 | Comments(0)

『うらおもて人生録』

色川武大のエッセイ。いやあ、面白かった。エッセイってあんまり読まないけど、素晴らしい。一応なのか本気なのか、若い人向けに語りかけるというスタイルになっている。著者は50代当時のようだ。しかし若者をとうの昔に過ぎた者が読んだらもっともっと味わい深い。すっごくよく分かると感じる内容。本の良さって何といってもこれだな。一瞬孤独感が薄らぐもの。本など全く読まない息子が阿佐田哲也は麻雀の関係で少し読んだと聞いたような気がする。いいセンスですね。書いてあることは、当たり前というかしごくまっとうなことばかり。これを抽象論だったり説教調で書かれたら絶対うんざりだが、博打打ちの経験と視点に徹しているおかげでとっても面白くなっていて嫌味がない。

勝ち負け論は単純化すると腹が立つが、ここで述べている勝ち負けには心底納得。子どもらに口癖のように言ってきている言葉があるが、それがそのまんまでてくる。わーい、子育て成功と喜びたいが、そういう著者は子どもを持たなかったのだった…。面白かったからこの著者のをさらに読みたいかというと、そういうのとも違う。これひとつで充分満足って感じだ。大事なことはすべて語っていただいている。私は博打は全然やらないが、周囲はそういう傾向ありの人が結構いるので親近感はあり。プロとアマの違いの描き方が切羽詰っていて面白かった。プロといえば思い出すのは森巣博くらいだな。そうそう、若い頃に勤めていた会社の社長が博打で生きていたっけ。あれはプロに近かったんだろうか。会社やっていたらプロじゃないか。でも博打の間は出社しなかったけど。
# by kienlen | 2015-06-20 08:56 | 読み物類 | Comments(0)

情報

今さらなのかもしれないが、しかし、それにしても。北海道に行ってないのが父の心残りらしいので、この夏に連れて行くことにした。娘も行きたいという。となると夏休みのハイシーズン。旅行というものをあまりしてない自分は、ハイシーズンに価格が高くなるのを考慮せずに一緒に行こうと言った。それから色々見たらえらく高価である。そして計画性のない自分が旅の計画を立てるというのは、本当に苦手であることにも改めて気づいた。旅行会社に相談に行って、なんかしっくり来なくて別の所に行ってやはりしっくりこなくて、どうしてこんな誰でも思い付くようなニーズに応えてくれないんだろうとすごく不思議になる。その後、もしや自分にとってのニーズがマイナーなものかもしれないと思い直した。

結局自分でネットでホテルを予約することにした。パックの方が安いのかもしれないけどなと思いつつ、希望のがありそうにないし、自由の方がいいし。それには高くなるのもしょうがない。などと考えている自分のせこいこと。で、昨夜予約したのだけど、これがまた結構面倒ではありませんか。仕事で泊まるのとは違うから、場所が便利でリーズナブルならいいやっていうのとも違う。選ぶのが面倒。そして希望の日は多くのホテルで満室。これ、ほんとかなあ。何とか予約を完了したらえらい遅い時間になっていた。で、問題はその後で、どこのページを開けても、北海道のホテルの広告が追いかけてくる。その場で情報がいっているわけですね。腹がたつ。で、このサイトでは何年も前にバンコクのホテルを予約しかけたせいか、下の方にはタイのホテルの広告。ますます腹がたつ。がおー。
# by kienlen | 2015-06-18 21:58 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたりタイに住んだり戻ったり旅したり


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