戻った

今朝戻って来た。荷物が重かったので夫に駅までの迎えを頼んであったが、今日はどうしてもやらなければならない仕事があって一刻も早く戻りたかったので予定を早めて早朝出発。新幹線なので朝のうちに到着。早すぎて夫を起こすのが申しわけないのと全く運動なしの生活から復帰しないといけないと思ったのとで、重い荷物を引っ張って歩いた。終わり近くはちょっと落ち込んだ、というほどでもないが、仕事の打診が複数あったのを全部断ることになってしまったからだ。これが最初のうちだったり半ばほどであれば、覚悟して諦めるのだが、終わり近くだと、たった数日の違いで受けられない、みたいな往生際の悪さがムクムクしてきて動揺してしまう。人々はテストだとかレポートを気にしている時に当方は誰にも言えずにこっそりそんな風だった。しかし結局また打診があり、受けることができた。ありがたいことだ。普段会わないような感じの人たち大勢と普段にはない雰囲気の中で過ごしたひと月だった。こんなことは後にも先にも一度だけだろうし、実に貴重な経験だった。自分がいかに標準仕様になってないかもよく分かった。まだ桜が見れるんだろうか。明日は上田。まだ咲いているんなら花見したい。それにしても慣れが不思議。こんな短期間なのに、出先でマックを使っていたら常にバックでの削除に慣れてしまい、家のパソコンでもついついバックしそうになる。今週はもうひとがんばり。と、自分で決めるのも久々だ。
# by kienlen | 2017-04-19 23:07 | その他雑感 | Comments(2)
本読めない生活からももうじき脱却、というわけでやっとこれを読んだ。海外篇があまりに面白かったので日本篇もと思って買ったものでまたもや圧倒されて今日も丸谷才一本を追加で仕入れてきた。勉強にしろ本にしろ若い時からやっていたら人生に役立ったかもしれないのに、と今になって思うが、人それぞれ時期というものがあるのでしょうから、しょうがない。何もかもが遅い。でもだからこその楽しみ。この本のタイトルも快楽としての読書ですから、若い時じゃあそんな余裕はないのである。取り上げているのが自分には歯の立ちそうにないものが多く、読んだことがあるのとなるとほとんど皆無で村上春樹の『スプートニクの恋人』と吉行淳之介の『砂の上の植物群』くらいではないだろうか。読んだと言っても砂の上なんて昔昔で覚えてないし。

ああ、広辞苑もあったので入れるべきか。辞書の比較があったり事典があったりとにかくジャンルが色々でまたまたひじょうに面白かった。即刻読みたくなったのは山崎正和の『室町記』。それで今日は紀伊國屋本店に行ったのに…なかった。がっかり。この著者のは複数あってどれも面白そう。あとは吉田秀和も何冊もある。この人のは新聞等でたまたま見るたびに素晴らしいと思っていたので嬉しくなった。今、生きていたら何を紹介してくれるんだろうか。そうそう今日はこれに影響されたのもあって井上ひさしの『私家版日本語文法』を買った。このところ本屋でそれほど一気買いしてなかったが今日は2万円買い物して、それから娘と中村屋で恋と革命のカレーを食べながらビールという文化的な日であった。娘がバイト前なのにビールを飲むというからそれはいけませんと言ってひとりで飲んでいたら、ビールの代わりとデザートを注文された。

# by kienlen | 2017-04-16 19:14 | 読み物類 | Comments(0)

パソコンの練習投稿

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携帯用のパソコンはマックで使い慣れていない。でもこれからこれだけになってしまうと思われるので色々やってみないといけないなと思ってとりあえず写真を入れてみた。長野に戻って花見には間に合わないだろうと思っていたら、昨日友人から連絡があり間に合うとのことだった。こちらはとっくに散っていて、写真は先週の日曜日に出た時にもう散り始めているのを何となく。一番いい時に悪天候続きだったし、そもそもそういう余裕もなく閉じこもっていた。



# by kienlen | 2017-04-16 08:29 | その他雑感 | Comments(0)

娘よ

この非日常的生活があと数日で終わる。週明けはテストがあり、レポートもありなので勉強やら何やらで大変な人が多いようだが、私は岩波ホールに映画を見に行った。母娘割引というのがあり、ご丁寧に証明不要とあったので、ここに大勢いる娘世代の誰かに付き合ってもらいたいと思ったが、とてもこんなマイナーな映画に誘えるほどの仲の人はいなくて一人で行った。本物の娘にも一応声をかけたが、明日本屋に一緒に行くことになっているしで今日は見送り。どうしてこの映画を見に行ったかというと、友だちに勧められたから。パキスタンは行ったことはないが、身近に感じる国ではある。友だちがいるし、関係者もいるし。これを勧めてくれた人も関係者のひとり。

物語はシンプルで時間も1時間半ほど。景色がすごくきれいだったし役者もきれいだった。が、内容はとてもきれいとはいえず残酷。部族間の争いに手を打つためにまだ小学生の娘を相手部族の初老という感じのリーダーに嫁がせることになり、それを知った母親が娘を連れて家から逃げる。これはとんでもないことで、相手部族にとっても父親にとっても不名誉この上なし。何が何でも探し出して殺さなければならない。尊属殺人は最近もニュースになっていたが、なるほどこうして起きるのかというのが垣間見える。とにかくハラハラし通し。実話に基づいてパキンスタン人女性監督が10年の構想を経て作ったものだそうだ。分野的にはロードムービーというものかな。道中の景色が変化に富んでいて、美しくてかつ怖い。内容は社会派でこじんまりしているようだけど映画の楽しみがいっぱい詰まっているという感じだった。紹介してくれた友人に、今でもパキスタンの田舎ではこんな感じなんでしょうかと聞いたら、そうですよ、という答えだった。



# by kienlen | 2017-04-15 22:34 | 映画類 | Comments(0)

1週間早かった

閉じこもって新聞もテレビも見ず、与えられた課題だけやっていると、世の中で起きていることと無縁に存在しているような気分になる。たまにネットのニュースを聞くと爆発続きで暗い気分になる。今日は渋谷に行き娘と夕食を共にした。相変わらず人が多い。本当にありがたい平和。娘がだいぶ遅くなったので本屋で待つことにした。どこに行っても一番安心する場所で棚を見ているだけでわくわくしっぱなしで、このところの読書できない状況と今後の多分読書できない状況について、何だか一抹の後悔の念がわいてきたりもする。気に入っていつも使っていたシャーペンが壊れてしまい、他もいくつかあるが使い心地がどうもいまいちで、最も欠かせないものだけに新しいのを買おうと思っていたらその本屋の文具コーナーでパイロットの名入れサービスをしていた。いいなと思ったシャーペンがあり、黒に金の名前を入れてもらうことができてラッキーだった。
# by kienlen | 2017-04-09 21:47 | その他雑感 | Comments(0)
薄いブックレット、いつ買ったのか覚えていないがこういう状況下で読むにはいいかなと思って持参していたのを大変興味深く読んだ。タイの東北地方にはラオス語を母語にする人が多く、民族的にも料理もラオスに近いと聞いてはいたが、そういえばどうしてなのか知らなかったことに気づいた。恐ろしい。ラオスという国の統一はされていなくて争いがあったりして弱小化していたのに乗じてタイが属国にしていたそうだが、それをフランスが植民地にする時、タイが領土を守るためもあってメコン川のあちら側を割譲した、というところまではまあかろうじて知っていたが、これをラオス側からみると、タイの東北部は元々ラオス語だったのにタイの辺境の一地方に甘んじて差別されている、ということになるわけなのだ。

で、ラオスはフランスの愚民政策の下、ラオス語の正書法を確立しないままにきたそうだ。ここで問題となるのは、タイ語とラオス語がそっくりなため、タイと同じ、つまりサンスクリット語、パーリ語を語源にする言葉の表記に語源を残すという方法を取るのはラオスの独自性がないようで嫌だ、だったら発音通りに綴る方法にするか、いっそローマ字表記はどうだ、などの議論があったそうだ。とにかくラオスはラオスとして独立した国でなければならないのだから、何とか理屈をつけて実は各地に広がったタイ族はラオスから、みたいなとんでも説を出さざるを得ないなどの小国の苦悩に涙。ラオスに初めて行った時の一番の衝撃は本屋に本がほとんど全くないことだった。この本を読んであの光景と結びついた。コンパクトにまとめてあって読みやすく色々納得できた。

# by kienlen | 2017-04-01 07:57 | 読み物類 | Comments(0)
本を読んでいる時間はあまりない。勉強しないとならないし。とはいえせっかく何冊も持って来たので関連書籍くらいはと思ってこれを読んだ。古本屋で見かけてタイ関連は一応という意味で購入してあったハードカバー。タイトルだけで中身を特に検討しないで買ったので自分の想像とは色々と違った。一番は文体で、会話体になっている。こういうのは初めてかもしれない。読みやすさのためということで、確かに読みやす過ぎるくらいに読みやすい。著者が実際に訪れた様子を中心にして、そこに歴史や政情などを入れている。国境好きにはタイトルだけで限りなくワクワクだし、行きたくなる。こういう状況でなければ飛んで行きたい。それにしても、こんなに平穏な期間は一生で一度きりに違いない。何しろ閉じこもって決められたスケジュールに従っていればいいのだから、信じられない日々。
# by kienlen | 2017-03-30 07:21 | 読み物類 | Comments(0)

安全な日々

危険な仕事に就いている人にとって帰宅時の感想は多分、今日も生きていた、だろうと思うが、そこまで危険でなくても、例えば車の運転だって戻ると、ああ無事だったと思う。あのころのバンコクでの日々はまさにそんな感じだったし、遠出して戻ると、自分たち自身もそうだが、家に泥棒が入っていなかったと安心した。そんなことを思うのは、守られた決められた場所に住んで決められた場所に行き、決められたことをしている日々がいかにも平穏で安全だから。それでふと、ひとりでなく多勢の職場で大きなビルの中で1日を過ごしていたらこんな感じに近いのだろうかと思ったりもする。もっとも自分はビル自体が怖いのでそんなことないけど、慣れたら違うかもしれない。
# by kienlen | 2017-03-25 08:27 | その他雑感 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
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