チャンタブリー

チャンタブリーという町に来た。今回の娘の来タイについては、飛行機チケット以外私がすべてアレンジするということになっていたので、ホテル予約から旅先から決めて、それでここにした。チャンタブリーは3回目。これまでホテルをどうしていたのか全く覚えていない。日帰りするには遠過ぎるので泊まっているはずなのに何も覚えていないというのはどういうことだろう。
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バンコクはオーソドックスな普通のホテルだったが、ここは今風のゲストハウスみたいなスタイルでヨーロッパや日本にもありそうな感じ。やっている人もいかにもそれっぽい男性。何しろ入るとスリッパに履き替えるというのが驚異的。タイでこんなの初めてみた。徹底してリノベーションしたようですべて新しい。デザインが斬新過ぎて少々使いにくい洗面。シャワーも出し方が分かるまでにだいぶ時間をくってしまった。まあ、心意気は買いますって感じ。公共のスペースが2階と4階にあり、ゲストがすごく少ないみたいで占領できる。このソファに寝転んで本を読むのが快適。このスペースに本が何冊か置いてあって日本のガイドブックもあったので日本人が多いんですかと聞いたら「少ない、10%」と言い「中国25%、ヨーロッパ25%」と妙に細かいのだった。残りはタイ人なのか、バンコクの大学生が今、このスペースで話しかけてきたのでしばらく話した。


# by kienlen | 2017-10-12 22:12 | | Comments(0)

初めての観覧車

村上春樹の、スプートニクの恋人を読んで、観覧車に乗りたいと思うようになっていた。友人とデンマークに行った時、チボリ公園で確か乗ろうということになったのだが、チケット売り場が分からなかったり、高かったりで諦めたことがあった。で、そのリベンジという感じで、アジアティークに行ったついでに乗ってみることにした。1人400バーツで娘と2人。
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これこれ。高い所が好きな娘は大喜び。遊びまくりの彼女も観覧車は初めてとのことだった。てっきり一周だけかと思っていたら5周もできて楽しかった。娘によるとかなり小型らしいが、雰囲気は十分だし、この高さからこんな風に街を一望できる場所というのもこれ以外にないはず。もっとあちこちで乗ってみていれば良かった。遅かった。でも楽しかった。
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# by kienlen | 2017-10-12 00:51 | | Comments(0)

『見えない橋』

吉村昭の短編集をしばらく前に読んだ。これを買った理由は「著者唯一の私小説」が入っていると書いてあったから。若い頃に書いたもので、母の死の様子を扱ったものだった。私小説とあったから自分のことかと思ったので予想とは違った。私小説と言われなければ分からない。他も、いつものように淡々と、でも人物がこちらに迫り来る描写と、視点のおきどころが好きで安心して読める。安心って、楽しくなるという意味ではないが。こんな風に書いてくれる人がいるという安心感というか。ああ、もういないのだが。

今日は娘が来る日。カズオ・イシグロの本を頼んだ。彼女はちょうどその時、京都から大阪を旅行していて、大阪駅にいたそうだ。で、私の連絡を見て、すぐそこに紀伊國屋があるのを知ってギリギリ買えたとのことだった。売り切れ情報があったので私はKindle購入クリック寸前だったが、娘も読みたいというし、読み回しできる本の方にした。日の名残りは、思い出しても涙が出るくらいに感動した。好きな小説を挙げろと言われたらこれは入れる。タイでは知っている人もほとんどいないように感じるが、ニュースにはなっていた。「イギリスの報道は英国籍といい、日本の報道は日本生まれといい国籍には触れない、面白いですね」と。

# by kienlen | 2017-10-10 09:31 | 読み物類 | Comments(0)

組織の人間関係

今まで組織で働いたことはあるが、仕事柄もあるし自分の性格もあるしで、組織の何たるかは知らないも同然で、小説とかノンフィクションとかで読んでは疑似体験していたくらい。それが今になって、これですか、って感じの実体験になっている。その上、今日はちょっとした事件まであった。それで呼ばれて事情を聞かれるハメになった。その中で「どうしてそこまでになるまで1人で黙ってるのか、深刻にならないで話してくれれば良かったのに」と言われたのだが、そもそもその乱暴さに腹が立つ。話してどうかなるものなら話すが、そしてそもそも話してどうにかなるようなことなら話さなくたって、ここまでにならないのである、ということがどうして分からないのかということに対しての腹立ち。そしてそういう荒っぽい人たちに話すことでどういう作用が起きるかというのは不安もあるが、そんなことはどうでもよくて、成り行きは面白半分で見守るしかない。ああ、自分のことなので見守るってのもおかしいかもしれない。

という内面の事情までは言葉にせず「そう言われてもですね、私は外国人ですし皆様方の人間関係も存じ上げておりませんし、誰かに話すことでどう伝わるか分からないですから、話せるわけありませんでしょう」という意味のことを流暢に言えるといいのだが、流暢でなく言ったのだった。それにしても自分がどうしてここまで深刻になるかについては、多少の謎でもある。深刻というのは違うか、でもまあ、真面目に。友だちに話してきたところ、感想は「そんなにまじめだったんだ」「そんなに我慢強かったなんて知らなかった」「もっと自由奔放かと思っていた」「イヤなことはすぐ止めちゃうと思っていた」などに集約される。いずれも自分からすると大きな誤解である。そんな大胆な人間ではなく忍耐と我慢の連続だった、とまで言うとウソになるが、そんなに自由だったことがあるとは思えない。それにしても明日からの展開が、もう全然読めません。

# by kienlen | 2017-10-08 19:12 | その他雑感 | Comments(0)

ワインを買い損ねる

ワインが好きなのに、こちらでは大変に高い。かといって円に換算したら、日本で買っているような価格ではあるので買ってもいいのだが、しかし相対的にあまりに高くて手を出す気になれないし、これを機に酒を止める、まではいかなくても控えるのもいいかなと思って、まだ1本もワインを買ってない。ただし、夫が来る時に頼んで持って来てもらったことはあり、もちろん即飲んでしまったので今になるまで忘れていた。どれくらい高いかというと、その辺の市場で洋服買えるくらい、ちょっと高級な食事できるくらい、本2冊買えるくらい、と書いていくと、日本と違わないではないか。ああ、服はちょっとムリかな、安いのならそうでもないか、高級な食事はムリか。

まあ、それで、ビールにしてしまっているが、これも割高ではあるが、全くアルコール抜きという生活もつまらないし。で、本題。本日、娘が来たら行こうと思ってホテルも予約してある田舎行きのバスの様子を見にバスターミナルに行ってみた。時間があったのでバスにしてみたら猛烈に時間がかかったし、道路が混んでいたし暑かった。と、以上、日本語メチャクチャ。みにいった理由は、もし大型バスがなかったら止めようと思ったのだ。マイクロバスはとっても怖いから。すると大型バスがあって予約も受け付けていたので購入してきた。で、せっかくここまで来たんだし日本人エリアを歩くことにした。するとワインが見える店があったのでフラッと入った。いつものスーパーで指をくわえて見ている値段よりずっと安いオーストラリアワインがあったので、おお、と思ってレジに行きかけて気づいた。まだ酒を売る時間になっていない。午後5時にならないと売ってもらえないのだ。昨日もビールをレジに持って行って拒否されたばかりなので今日は気づいて戻したら、近くにいた店員が苦笑いしていた。というわけでワインはまだだ。

# by kienlen | 2017-10-06 21:40 | その他雑感 | Comments(2)

水上家屋の廊下を歩く不思議

ご近所散策の何回目か。運河はもう何度か写真をアップしたのでくどいが、好きなので。それに鉄道の橋の上から運河を望むなんてロケーションはそうそうないと思う。
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このボートは観光用で、眺めていたら外国人ツーリストが楽しげに手を振るので振り返した。来いよー、みたいに手招きされて、そりゃ行きたい気持ちは山より高いが、飛び込むわけにもいかないし諦めた。で、背景に写っているタイプの水上家屋だが、運河に面した部分はテラスというか廊下になっていて、ここは歩行者用の通路なのである。
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こんな風な。昔はここで店を営んでいた所が多いそうだが、今はこの辺だと数少ない。観光用になったら軒並み店になるかもしれない。実際、アーチストハウスになっている所もあり、前に自分が観光ボートの観光客になってこの辺に来た時はそれがあったので、また探しておかねばと思っている。この間この廊下を歩いていたら魚のエサを売っていたのでちょっと撒いてみた。ものすごい大量の魚が集まって来てギョッとした。こんな大群に押し寄せられたら家が倒れるんじゃないかと思ったくらい。で、この廊下がどこまで続いているかというと、ちゃんと外に出られるようになっていて、要するに近道なのだ。普通の家であるから、住んでいる人が裸で寝ていたり食べていたりテレビを見ている様子が丸見え。タイっぽい。こうして育つと、プライバシーがどうのこうのって発想は希薄になるだろうと思う。



# by kienlen | 2017-10-05 10:41 | | Comments(0)

観光客に見られていない寝仏

日曜日に図書館に行くようになってから旅をしなくなってしまった。もうじき娘が来るのと、その時に地方都市に行くのが今のところの楽しみ。それから12月に友だちが来て、観光地でない所をみたいというので、住んでいる辺りを下見することにした。まずはもっとも身近なすぐそこにあるお寺。この辺りは、ただでさえお寺の多いタイにあっても、やたらにお寺が、それも規模の大きいのがあるように感じられるが、ここもなかなかである。何と、タイで一番大きい寝仏のワットポーに次ぐ規模という寝仏があるのだ。しかし本当に2番かって、単純に大きさなのか何か条件が付くのかまでは調べてない。
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なかなか見事なお姿でした。実は普段は中までは入れないそうだ。その代わり外から見れるようになっているので見ること自体はいつでもできる。それにしても写真で規模が分かるわけでもない。
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こんな感じで、そして人がいると下のような感じ。おみくじを引いてみたら、焦ってアクションをおこすと良くない、我慢せよ、という内容だった。ドキッとする心当たりがある。どうしたものか。それにしても自分のラッキーナンバーを6と決めている自分にとっては不思議なことに、あんなたくさんのくじの中から出てきたのが6だった。
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こういうおみくじに慣れているタイ人はあっという間に1本落とすのだったが、私はもうバラバラと落ちそうになるくらいな勢いで、かろうじて何とかなったというところ。で、ここは、タイで初めて完全なタイ様式じゃなくて中国様式とのミックスで作られたお寺なのだそうだ。確かに狛犬はいるわ、中国の人形みたいなのはいるわで面白かった。そしてタイはお寺に限らずどこにもハスの花。雨模様でうっすらくぐもった空気の中でもきれいだった。
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# by kienlen | 2017-10-03 20:47 | | Comments(0)

お気に入りのイサーン料理店

最近お気に入りの店ができた。アパートから乗り合いトラック一本、歩いても30分くらいというとっても便利な立地で、ありそうでない店。つまり、私の大好きなイサーン料理で味が良くて、好みに応じて作ってくれて、安いってわけじゃないが高くはなくて、適当に清潔で、従業員の感じが良くて過剰なサービスもうざさもなくて、でも普通に気がきいていて、そしてちゃんとビールも飲める。もっと早く知っていたかった。ここは郊外の不便な場所なので友だちを呼ぶわけにもいかず、いつも交通費と時間をかけて街中まで行っているが、ここだと友だちを呼んでも気に入ってもらえる。何より便利なのはスカイトレインの駅にくっついているくらいに近いことで、友だちに来てもらっても帰りの心配がないのだ。
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このところしょっちゅう行っている。3回目だったかに注文してみたトムヤムヘットルアム(ミックスキノコのトムヤム)は、私の大好きなイサーンスタイルのトムヤム。クリアスープで酸味とスパイスをきかせてもらう。甘みはない。最高。この日はこれに、長インゲンのソムタムを砂糖と味の素なしで酸っぱく、そして夫の店の人気料理でもあるコームーヤーン。これもいける。ひじょうに残念なのはガイヤーンがないこと。次に行った時もこのトムヤムを食べた。ソムタムもマンゴーのソムタムもナマズのラープもナムトックもどれも美味しい。街中に住んでいる友だちとここで会った時、昔はこういう店あったよね、という話しになった。これが街中にあったら多分すごく混むと思うが、立地が立地なので混雑しすぎずいい雰囲気で今一番のお気に入り。お祭りの一角みたいな雰囲気でフルーツ欲しければ屋台で変えるし、ほんとに便利。もちろんもち米もあり毎回食べている。
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# by kienlen | 2017-10-02 20:52 | タイの事と料理 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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