外国にいて一番楽しいのは外国語に触れていられることだ。といっても全く知らない言葉だと取りかかりが必要だけど、そういうわけでないタイ語の暮らしは本当に面白い。おかげで読書は滞っていて、数少ない読書友だちが読みまくっている間にまったく進んでなくて話しに加われないのは残念だが今はそういう時期と思うことにする。もう今からやることなんて将来のためとか実益でやるわけではないので、文法やら単語やらを覚えなくたっていいし、楽しければいいのだから趣味を満喫というところ。こういう趣味はひとりでも楽しいが、似たような相手がいるともっともっと楽しい。昨日はかなり日本語ができるタイ人と話していて、夜から明け方にかけて友だちが来ました、という例文が日本語的には間違っているという話しになった。

で、そのタイ人が「これはタイ人には難しいです」というのである。なぜかという理由がおかしかった。「タイ人は時間を気にしません。友だちの家に遊びに行ったら行ったままです。だからタイ語だとこういう言い方になってしまいます」なのだ。で、じゃあこのタイ語的状況を日本語で言うとどうなるのかと聞かれて「夜友だちが来て、明け方までいました」かなあと言いつつ、そういえば日本語って「行って来る」をよく使うのに気づいた。友だちの家に行って来る、どこどこに行って来る。これだと立ち寄るニュアンスで、先の例文にしても夜中に行くなら長居はしないだろうみたいな前提がどこかにありそう。日本語の行って来ます的な表現はタイ語ではしない。すごい面白いという話しになったのだが、一人から判断もできないので一応別のタイ人にも聞いてみたが、全然ウケなかった。行きっぱなしといったのは遊び盛りの男の子で、ウケなかったのは社会人。言葉そのものよりこっちの影響の方が大きいかもしれない、というのも念頭におく必要はある。言葉って、誰がどういう状況で発するかで全然違うんだから。

# by kienlen | 2017-08-07 14:22 | 言葉 | Comments(2)

特別な日

今朝起きて、ニュース番組が多いインターネットラジオをつけた。今日はヒロシマに原子力爆弾が落とされた日であるということをタイ語放送ながら言っていて、それに続けて、日本にとってだけでなく実はタイにとっても特別な日なんです、という言葉が続いた。何だろうかと思っていたら、サウジアラビアの王室からタイ人が宝石を盗んで両国間の重大問題に発展したことが、もうずっと前にあって私も記憶しているのだが、そのダイヤモンドが今だに発見されていないとのこと、私の聞き間違いでなければ。暗いうちにそんな話しを聞きながら少し勉強して、今日の予定から起こりうることを想像した。まず近所の図書館に行く。それから出勤を言い渡されているので行く。それがどれくらいになるか分からないので、後は成り行き任せだが、そんなにかからないだろうからまた図書館に戻ろう。

それっぽっちのことなのでイメージするほどのこともないかもしれないが、中身まで触れると実はもっとあるのだが、そこまで触れることができない、とにかくまあ、そんな言えないことばかりな毎日。で、出勤したら、他の方々からどうして来たのかという顔をされただけでなく聞かれ、直接の担当者からは電話があって「来てますよね、時間が変更になりました、だからいいです」とのことだった。はいはい、である。問題はこういうことにびっくりもしなくなったし慣れてしまったことだ。腹も立たなければ顔もつぶれない。そのまま図書館に戻った。はあ、すっきりした。娘から久々の電話があり父に変わって来タイ以来初めて話す。父にしたら外国とタダでクリアに話しができるのだから驚き。息子からは昨日、盆に帰るのかというとんちんかんなメールがあって、帰省は禁止なのだと再確認。

そんなこんなで孤独感が募り、本の文字が漠然としてくる。そんなこんなの意味が何かというと、慣れだろうか。誰かに怒ったり、悩んでいるうちは矛先の向かう場所があるだけまだマシなのかもしれない。いや、それはないか、分からない。結局今日は1日中図書館にいた。図書館で退屈するということはないし、徒歩5分もかからない場所にこんな素晴らしいものがあるなんてもう心当たりのないご褒美としか思えないが、これによって外部との交流が薄れることへの懸念もなくはない。ここを知るまでは週末はとにかくどこかに出かけようと決めていたのに、連休だってここで過ごせてしまうなあ的になっている。実に快適。
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# by kienlen | 2017-08-06 19:04 | その他雑感 | Comments(0)

タイ人的旅行

日本人と中国人各ひとり以外はタイ人という2泊3日のツアーでカンチャナブリーに行った。悪名高い泰緬鉄道のある所。ずっと昔に何度か行ったことがあり好きな場所ではある。森があるし野菜と魚が美味しいという印象だった。
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途中で寄ったのは30メートルを超える高さの仏像のある公園。まだできて5、6年ということだった。素晴らしい博物館もあり暑さと日差しの強さを除けば日本でもおかしくないというくらいの環境だった。
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次はお寺にお参り。タイでお参りする場合はお坊さんの話しを聞いて喜捨するのが普通で、この日もそうだった。こんな感じです。
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新しいお寺でピカピカ。ランチはこんな感じですね。とにかく食事にうるさい方々なので食事の評価がツアー会社の善し悪しにつながるようである。
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バスの隣席もホテルの同室もタイ語のまったく分からない中国人で、タイ語のガイドの話しの要点を英語で話すことになった。といってお互いネイティブでない言葉でのコミュニケーションはシンプルなレベルに留まるが、中国人だと筆談ができるのですごく便利で漢字圏のありがたさを感じた。酸っぱいのが嫌いというのは酸で通じるし、甘いのが嫌いも甘で通じる。素晴らしい。つまり彼女は酸っぱいのも甘いのもダメなのでタイ料理はもう全然ダメなのだった。Facebookで友だちになるため、名前の検索したがなかなかうまくいかず、そうだと思って昔ちょっと勉強して覚えている数少ない中国語のひとつである自分の名前を言ってみたら、なんと通じて検索できたのだった。面白い。






# by kienlen | 2017-08-03 21:25 | | Comments(2)

アダプター交換

この間、パソコンをみてもらいにデパートに行った。ちょうどデパートにいかないとならない用事があったので持ち出して、ここに行くといいとアドバイスされていたショップへ。客は誰もいなくて対応は親切で、結局アダプターがダメになっているだけであることが分かり購入することになったが値段を聞いてびっくり。2800バーツ。1万円近い。こんなにするんだ。日本にいたらあるいはここまでの感じをもたなかったかもしれないが、タイでこの値段って絶句するレベル。前に住んでいた頃だったらこのくらいの月給の人もたくさんいたはず。今はもっと上がっているけど。

その様子を見ていた店員が、どこでもこの値段ですよ、と言う。まだ日本にいて研修の時にタイ人がマックノートをみて「ハイソー」と言うので、どうしてだろう、マックの方が高いということもないのにと思っていたのだが、これだと分かる気がした。多分正規品しかないのだろうか。ここらあたりの事情は知らない。見てもらった店には該当する品がなく、隣のショップで扱っているとのことで購入。全く予定外の出費だったが、それで使えるのだから良かったとも言える。パソコンなしではお話にならない。戻って職場の人に値段を話したら、びっくり仰天していた。ちなみにタイのハイソな人だったら何も驚くような金額ではないと思うけど。電圧が高いし、それに暑いので日本で買った機械ものには良い環境とは言えないような気が直感的にはしてならない。アダプターの熱もかなり高い。お菓子も日本のだとすぐ溶けてしまう。とはいえ、とりあえずめでたい。

# by kienlen | 2017-07-29 19:19 | その他雑感 | Comments(0)

パソコン

愛用のマックノートの電源が入らなくなり、無反応になってしまった。それを友達に伝えたら、この辺りを知っているひじょうに貴重な日本人であるその友達がショップを教えてくれてバスでの行き方も教えてくれた。さっそく行きたかったが残業になりダメだった。パソコンがないと何もできませんが、日曜日に行った徒歩数分の図書館の写真があった。
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庭の植栽がバナナと
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ジャックフルーツだった。

# by kienlen | 2017-07-25 23:13 | その他雑感 | Comments(0)

道に迷ってから散髪

今月から来月は、土日が自分の意思ではないことのためにほとんど全滅する。それで土曜日に通っているタイ語も行けなくなるので補填として今朝に一度入れてもらうことにした。7時半に家を出て街中のビジネスエリアへ。昔この辺りに勤務していたのにどこだったのかも曖昧になってしまっている。もう昔昔なのだ。スカイトレインの交通費がかさむので一方をバスにしたいというケチな考えも浮かぶが、乗り換えが面倒だしいつ来るか分からないし、渋滞があればどれくらいの時間がかかるかも分からないしでズクがなく往復スカイトレインにしているが、今日は突然、そうだ、ひとつ手前の駅で降りてみよう、という気になった。暗くなると知らない場所はイヤだが真っ昼間なので多少迷ってもどうということはない。めったにない機会。

手前の駅は地図で見ると、いつも利用している道路からは結構な距離がありそうだった。実際降りてみたらもうどこか分からない。やはり人に聞くに限るので道端でくつろいでいた人に聞くと思った方向と一致したので炎天下を歩いた。ほんの10分か15分だが、何しろタイでは歩いている人がいないので、多分それだけで外国人と分かるに違いない。思ったより遠かった。知っている場所に出たので安心して乗ったことのあるバスに乗ったつもりだったのに、気づいたらいつもと違う道を走っている。私の方向感覚のせいか。降りて、道路を渡って同じ番号のバスに乗り、また降りた場所が思った所と違い、また人に聞いて目的地を言うと歩くなんてムリといわれ、しかし愛称缶詰が来たので、もう間違うのはイヤで運転手に確認してそこで降ろしてくれと頼み、事なきを得た。どうも頭の一角がおかしいとしか思えない。周辺の道路をだいぶ覚えたつもりでいたがまだ全然ダメだ。無事戻って懸案だった散髪をした。エアコンのある店とない店が隣接していて、前者は満員で後者はひとりもいない。待つのがイヤなので後者へ。洗髪もセットもなしだと100バーツというのは今時としては驚異的に安いと思った。そしてそれなりだった。

# by kienlen | 2017-07-23 20:59 | その他雑感 | Comments(0)

バンコク観光のような

待望の週末。遅めの朝食か早めのお昼をどうかという友人からの連絡に喜んで同意し、リバーフロントのホテルで遅めの朝食とする。高級ホテルは高いので中級ながら川辺という所を、もうバンコク生活の方が日本より長い友だちが知っていてそこへ。朝食ブッフェの時間ギリギリでそれにする。
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こんな所でゆっくり積もる話しをして優雅なひとときでした。その後、タイ語の勉強に行き、それから別の友人が、人から頼まれた買い物があるから付き合ってということでどこの何かも分からず行くと、これがなかなかの場所だった。無料のシャトルボートでこちらへ。
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いかにも今風の、倉庫だった所を全体にリノベーションして市場とかレストランとか遊園地とかにしたリゾート。チャオプラヤ川沿いのロケーションも素晴らしい。その友人も3年ほど前に行ったきりで当時はまだソフトオープンでそれほど店がなかったそうだが、今日行くとすっかりフルオープンに見えた。
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目的の店はアロマの店。造花がきれいで写真撮ってお花の関係の仕事をしている友だちに送っていたら、ただの飾りじゃなくてこれ自体が売り物。つまり茎が空洞になっていてアロマ液を吸ってお部屋がいい香りに包まれるということ。彼女もずっと愛用しているそうだ。こういう世界全然知らなかった。
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こんな風に使うのだそうだ。知っている人にとっては珍しくも何ともないが。
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ここでの買い物が目的だったがお腹もすいたので夕食とする。さすがにあまり安いのはないが屋外の比較的気軽な店でシーフートトムヤムラーメンを食べる。
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思ったより美味しかった。甘くしないで酸っぱくしてと一応注文してみた。暗くなってきて良い雰囲気になってきた。
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どこも混雑。外国人が多いようでトムヤム食べた店も看板が中国語の漢字だけでびっくり。日本人にとって漢字は怖くないが、タイ人困るんじゃないでしょうか、と思った。シャトルボートでスカイトレインの駅から往復したわけだが、位置を考えると別の方法で戻ることができる気がするので調べてみて次は別の方法で行ってみたい。多分色々なホテスからのシャトルボートがあるはずなので、その中に利用できるのがあるかもしれない。川辺をブラブラするだけでも楽しい場所だった。しかし、高層ビルがあり過ぎでは。
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# by kienlen | 2017-07-22 23:54 | | Comments(0)

それでクレット島

時間の流れが急速に速くなっている。クレッタ島の続きを書かないうちに次の週末がやってきてしまう。で、そのバスから降りて自転車タクシーで船着き場に行くか歩いていくかでとりあえず歩くことにする。自転車は帰りに乗った。ほんの数分の距離でもタイでは何かの乗り物があり、そしてたいていの人は歩かない。私はてっきりバスで橋を越えて島に行くのかと思っていたらとんでもなくて歩いた先にお寺があって、ここから渡し舟があるのだった。

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島のシンボルという洪水の浸食で傾いたという築300年の斜塔をバックに写真を撮っているタイ人グループは、このカッコウからして自転車仲間か。20年前と変わったこととして自転車がすごく増えている印象。この辺は木の下にベンチがありタイによくあるタイプのリゾートになっていて、弁当を食べるのに良さそうだった。
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バンコクはどこもかしこも中国人や韓国人だらけなので、ここもそうかと思ったらタイ語ばかりが聞えて来た。タイ人の週末の遊び場のようだ。お寺があって市場があってというのはどこも同じで、そして川辺にこういう食堂があって、特別なことはないように見えたが、そうでもなかった。
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特徴のひとつはお菓子。お菓子はどこにでもあるが、ここではその場で作りながら売っているのがほとんどで、細工も細かくて工夫されていてオリジナリティがあって楽しい。お菓子好きなら行く価値がある。それにしてもせっかく行ったんだから買えば良かったと帰って来てから思った。タイの伝統菓子は結構好きなのに。
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それと素焼きが有名なのだそうで、工房の様子を見せながら売っている店もあった。
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バナナの葉っぱで作ったものか、かわいいバラもあった。渡し舟に乗る前の市場にて。
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市場を歩き続けて、一体どこまで続いているのかと思って聞くと、このまま行くと何キロもあって暗くなるから戻った方がいいよと言われて途中で船着き場に引き返した。
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出発が遅かったので島に着いた時間が午後になっていたが、もっと早く出発してもっとゆっくりしても十分に面白い島のようだ。また行ってみようと思う。その時はお菓子も食べて食事もしたい。日本語のフリーペーパーでも紹介されているような場所ではあるが、さすがにちょっと行きにくいのか外国人らしき人を見かけなかった。もっともタクシーで行けばすぐだけど。帰りはタクシーにしようかと思ったが、大きな通りに出たらちょうど乗り合いのトラックが待っていて、行き先をみるとチャオプラヤー川の船着き場まで行く。こういう交通手段はタイ語が読めたり話せたりしないと使いこなすのが難しいが、おかげで安上がりになった。この日も小さい乗り合いトラック、スカイトレイン、ボート、バス、自転車タクシー、渡し舟、大型乗り合いトラックと、多様な交通手段を利用した。旅気分を味わえた日だった。















# by kienlen | 2017-07-20 20:23 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
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