作家写真展

出発まであと一週間という本日。諏訪の原田泰治美術館で開催中の時代の肖像作家写真展に行った。新潮社創業120周年記念のイベントとのこと。友達から連絡があって即行きたいと返事し、その友達と一緒。峠越えしたいので私が運転しますと名乗り出て好きな大門街道を行く。峠の途中で空腹になり、ランチをどこにするか、くらすわにしようか、でも成り行きでということで、諏訪湖畔に着いてから寄ったレストランは大外れだった。位置的に観光客相手に徹しているのか、しかしそれでやっていけるのでしょうかと思った。安くない、美味しくない、サービスがいいわけでもない、雰囲気がいいわけでもない。よって写真なし。
f0104169_22212930.jpg
原田泰治美術館は初めて。諏訪湖の眺めが素晴らしかった。そしてお目当ての写真展はとっても面白かった。何しろ、いずれもお馴染みの作家で、友達とああだこうだと話しながら見れたので。それにしても、三島由紀夫と川端康成のポスター写真が素敵で、そもそもこれを見て行きたくなったのだった。
f0104169_22220673.jpg
楽しかったので眺めの良いカフェでコーヒーを飲んでおしゃべり。天気はいいし、人は少ない連休最終日だった。
f0104169_22214796.jpg
しかし、このカメラ、いったんは壊れたと思って復活中だがズームが使えなかったりで、いつまでもつか不安なのでタイに行く前にひとつ新調して備えるべきか。空気がさわやかな日だった。
f0104169_22221984.jpg
帰宅後、パッキングを少々と家の片付けを少々してから飲酒。持参する本の選択が一番大変。






# by kienlen | 2017-05-07 22:46 | | Comments(2)
中島岳志が好きだと言いふらしていたら、これ好きかも、2時間で読めるから読んで、と友人が貸してくれた。もう読んでいる時間ないから謝って返却しようと思って一応ちょっと開いてみたらなんと面白そうで結局今日はこれを読むのに2時間ではおさまらずもっとかけて読み終えた。1927年生まれの森崎和江に1975年生まれの中島岳志が話を聞くスタイル。戦中から戦後にかけてのある部分の状況が森崎和江の生い立ちを聞くことでみえてきて、その後の活動を聞くことである部分の戦後史がみえてきて、森崎和江という人のこともみえてきて、傾倒している友人はいたが自分は読んだことのない谷川雁のこともちょっとみえてきて、その他当時の知識人のことも身近に感じられる本。竹内好もかなり登場。対話と解説のバランスもほど良くてぐいぐい押されるように読める内容だった。大変読みやすく、でも中身は濃い。

近々返却する人の本に付箋をつけてもしょうがないのに、どうしてもで一か所だけ貼ったところがある。〝その後の森崎さんは『からゆきさん』など民俗学的、ドキュメンタリー的な作風に向かう。運動を通して新しい共同体をつくるというよりは、「私」と日本をより深く探すことになる。他方で、その後の日本の運動は、70年ごろの森崎さん的な問題意識を十全には引き継げなかった例も多く、以前からの運動の負の側面、つまり集団系世知を閉鎖的なものとして捉え、仲間内で凝集し、内ゲバや統制ばかり幅をきかす流れが強くなった。それが、広い意味での日本の民衆運動の、いまも残る弱点をつくってしまったと言えよう〟。良い本を紹介していただいた。

# by kienlen | 2017-05-06 21:35 | 読み物類 | Comments(0)
友達と飯山へ、共通の友達の展示を見学に行った。ランチは前から行ってみたいと思っていた食堂へ、迷いながら行きつく。本日は運転しなかったおかげでラーメンとギョウザとビールというランチ。
f0104169_21332813.jpg
ものすごく普通のラーメンで、ギョウザも同じく。その後ひとりの友人と別れて道の駅などをブラブラ、というか車で走り、それから家に戻り、仕事をやってしまいたかったがさっぱりダメ。気晴らしに風呂に入って、どうしよう仕事ムリそう、夫の店に飲みに行くか家で飲むかと迷っていたところに友人から電話があり、おお、じゃあタイ料理で、ということになり人に見られたくないラフな格好の上にコートを羽織ってごまかして行くに当たり、飯山で買ったコゴミとキノコ2種をタイ風に炒めてもらってその友人と食べようと持参。友人が来るまで待ってから炒めてもらおうと思っていたところに自転車で転んだとの連絡。1人でこれを食べることになった。魚のスープもあったがあまりの美味しさに写真はなし。最近流行らしいパクチーの根がたっぷり入っていた。しかしタイ料理の多様性と美味しさにはいつも感動。
f0104169_21335292.jpg




# by kienlen | 2017-05-04 21:46 | | Comments(2)
昨夜は友人が声をかけてくれて別の人の帰国の歓迎を兼ねて5人の送別会があった。久々に焼き鳥でビールと日本酒。1人帰宅し、4人の二次会でワインバーに行き、それから夫の店に行って別の1人と合流。この人も長野を去るのだ。出会いと別れの季節らしい今年。量的にすごく飲んだというのでもないが、そしてフラフラというほどでもないが結構酔って帰った。どれもいいお酒だったせいと思うが気分は悪くなかった。しかしこういう意味でない方の気分はひじょうに悪い。何しろこの政治状況が絶望的にうんざりだし、テレビもうんざりだし新聞もうんざりだし、どう考えたらこうなるのかさっぱり分からない。とはいえ今日も朝がきてうんざりのメディアを見ることもなく在宅仕事に少々手をつける。

父が甘酒を作ったというので、家の庭のタラの芽を天ぷらにし、この間木島平の道の駅で買った美味しそうな山菜ソーセージというやつを焼いてタッパーにいれて昼飯のおかずとして持参しもらいに行く。彼の方はご飯と味噌汁とニシンの煮つけとフキの煮つけと発酵したたくあん漬けを用意してあり、いずれも美味しく結構なお昼ご飯であった。試飲した甘酒はどうも発酵不足のようで甘味が少なく、それはそれでいい。瓶いっぱいにもらう。それからウドの新モノを収穫。夕食に食べたら香り高く柔らかくひじょうに美味だった。この間、直売所で買ったのよりもずっと良い。明日は葉っぱを天ぷらにしよう。娘の学費を、はあこれで最後だぜと思いながら振り込む。お疲れさまでした、まだ残っているが。前売りチケットを買ってある美術館に行きかけて気持ちが変わり家に戻る。東京行きの打診があって引き受ける。色々と母のことを考えていたら関連というか何というか、不思議な符合という感じがしたのもあって。昨日は寒かったが今日はちょうどいい気候。明日は恒例の虫倉山登山をしたい思いと面倒な思いが交錯。一緒に行く相手がいたら絶対に行くのだが、誰もいないのでやめよかなに傾いている。

# by kienlen | 2017-05-02 20:59 | その他雑感 | Comments(0)
雨模様で、暖房を入れない家には寒い。風呂に入ってソファに寝転がって読んでいたがちょっと寒くて起き上がって読み続けた。東京の古本屋街をぶらぶらしていた時、安く売っていたので買った。別の本を読みかけて難しくてこっちにちょっと目を通したら面白くて最後まで。犯罪が起きると必ずのように精神鑑定が話題になり、またそういう関連の本が出たりもするが、これは最近の事件を扱ったり、ひとつの特異な事件について詳述するのでも、それに著者が鑑定したものを述べているのでもない。発行が1997年と、古いといえば古いが、取り上げている事件そのものはもっともっと古いし精神鑑定の歴史にも触れていて基本的なことが分かって面白かった。それと、元々単純なものとは思っていないが、それにもまして精神って実に複雑なのであるというのも分かった。

5章立てで、主にひとつの事件を取り上げながら関連を掘り下げている。まずレーガン大統領暗殺未遂事件。3章のロシア皇太子暗殺未遂の大津事件については明治の精神というか、そういう視点からの分析がひじょうに興味深かった。最後が「哲学者アルチュセールはなぜ妻を殺したか」。哲学者アルチュセールの名前だけは知っていたが読んだこともなく妻を殺したことも知らなかった。これもひじょうに興味深い、まあ、どれもひじょうに興味深いのだが。で、この章に出てくるフーコーのピエール・リビエールの犯罪はあるのに読んでいないのですぐにも読みたいが、そんなことしている余裕があるのだろうか、と、問う相手もいないのだが。面白い本だった。本との出会いもご縁だが、今日は久々の友人から連絡があり、人のご縁の不思議さをまたまた感じた日だった。


# by kienlen | 2017-05-01 15:50 | 読み物類 | Comments(0)

松本岡谷

本日は松本経由岡谷でランチ。仕事でもないのに毎日遊び歩きながら思う。将来このどの人たちとも遊ぶことは多分できないだろうと。だって私の収入は誰よりもとても低いので付き合うことはできなくなると思われるから。それでそれが表面化する前の今のうちに思い残すことなくお付き合いというところか。というわけで本日も出かけたわけだが、松本の待ち合わせ場所に国道すきずきで早く到着したのでお茶でも飲んでいるかと思ってふと気づくと足湯があった。それでここに浸かりながら読書。もう誰も来なくていいや、本読み続けたいと感じるくらい快適だった。が、途中からカップルが来て、狭い足湯なので気が散って読書に集中できず。修行が足りません。
f0104169_18105069.jpg
昨日のイタリアンの店は感じが良かったけど今日はちょっと色々とかなりいまいちでしたね。また行きたくなる店って案外少ないのだと改めて感じた。しかし今日も天気が良くて高台の道を快適なドライブだった。昨日の里山ともまた違った雰囲気の里山。そして岡谷はまだ桜が咲いていた。そしてどこもかしこも花桃がきれい。こんな季節にバンコクへ行くとは…。



# by kienlen | 2017-04-30 18:25 | | Comments(0)
今日会うことになっていた友だちと木島平に行くことになった。この辺で話しているよりもちょっと出かけた方が気分もいいでしょう、ということで。木島平は好きな村。食事処を調べたら大人気のイタリアンがあるとのことで行ってみたくなる。行列ができるそうなので早目に行き、それでもダメなら別の店のつもりで出ると、迷いに迷って何とか到着。ちょうど一度目に入れる最後尾でラッキーだった。
f0104169_18442843.jpg
とってもいいお店でした。人気店というのに気取ってなくてメニューは多いしリーズナブルだし手描きのポップも見ていて楽しいし雰囲気もいいし。ここはまた行きたい。メニューが豊富過ぎて迷い、お任せのピザとウニのスパゲティにする。
f0104169_18444918.jpg
色々な具が2つずつというありそうでないもの。手間はかかりそうで、実際待ち時間が長いけどそれは分かっての上なので話しながらゆっくり。それどころか普段絶対飲まないようなこんなココアまで飲んでしまった。隣の人が飲んでいてあまりに美味しそうで。それに美味しかった。
f0104169_18443583.jpg
f0104169_18445685.jpg
ウニのスパゲティは濃厚。全体的に大変満足できるお店だった。その後、成り行きで馬曲温泉に行きますかってことになり、成り行きで予定外に温泉に入る。車がいっぱいあったので混んでいるかと思ったらすきずきで大変いい気持ちだった。
f0104169_18454293.jpg
秘湯というのでもないが、この感じはなかなかよろしい。子どもが小さい時に来たなあと懐かしかった。彼らは覚えているんだろうか。木島平は桜が満開の場所もあり、温泉のあるここは標高が高いのでまだ五分咲きくらいのもありで、色々楽しかった。連休で混んでいるのではないかと友人は心配していたが、まったくの杞憂だった。木島平応援で道の駅で日本酒とワインとビールを買ってきた。出発まで残り少ないので一所懸命飲まないと。





# by kienlen | 2017-04-29 19:02 | | Comments(0)
仕事がなく用事と言えば友達に会うだけなので、それ以外の時間は本を読める、ということになる。荷造りやら準備やらあるはずなのにいいんだろうかと一抹の不安を覚えつつ昨日はこれを読んだ、会った人は昼前に1人、ランチに2人。この本もやはり書店で偶然見つけたのだが、買った理由は類書があまり見当たらなかったこともあるが、この著者の前作を読んで大変感動し、その後が気になっていたからだった。それにしてもこういう本は何度も読み返す部分がないし、行間に意味を探したりの必要もないので、速読のできない自分にもさほど時間をかけずに読めてしまい、あっけないが書く方は苦労しているんだろうなというのが伝わってきた。内容が内容だけに取材したままに書くことはできないし、大量のデータから一般化するわけでもないので、事例がだぶっていたりするのはしょうがないのだろう。

児童相談所のことって分かりにくいので貴重な報告だと思った。中でも特に外からは分からない、サブタイトルにもある通り、児相の一時保護所を取り上げている。よってますます貴重であると思う。だって外から見えないというだけでなく、どうやら当事者、つまり子どもにとっても親にとっても見えにくい場所であることがこれを読むと分かる。私は告発調のものは好きでないので、このように冷静に伝えてくれるのは好感だった。帯にも「告発では、解決しない」とあるのでそもそもの狙いがそうだと思うし、的を射ていると思う。著者の主張は機会の均等とはっきりしているので、その点では分かりやすく安心して読める感じ。とにかく児相の人手不足というのはヒシヒシと伝わるが、その人件費によって貴重な子どもが万という単位で社会人として納税者になれるなら、人殺し用の道具よりずっと安いと思うが、国家というのはそういう類のものではないのだろう。

# by kienlen | 2017-04-29 09:10 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31