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パイナップル割り

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ひと月ほど前に友人と、日本人街の日本の居酒屋で飲み食いした時に、その友人お勧めのパイナップル割り焼酎を飲んだ。こうしてパイナップルをその場で搾ってくれる。パイナップルはタイでは年中あるフルーツなので、タイ人にしたら、多分、これで喜ぶのって感じなのかもしれないが、日本人的にはなんか贅沢な感じになったりする。長野だったら、りんごをその場で搾って割ったらいいのじゃないかと思った。この間来た知人に、土産としてりんごを頼んだ。今の時期は生理的にりんごを欲する。そしたら、たまたま友人がりんご農家だということで、ちょっと早目のフジを入手して持って来てくれた。ありがたくいただいている。美味しい。


by kienlen | 2017-11-22 23:20 | その他雑感 | Comments(0)

ゆらゆら

こうしていると、やはり自分の状況というのは、少数派に入るという思いが強まるばかりだ。日本に完全に軸足をおいていたら、こんなことにはならない。親しくしている中国人は、毎日毎日家族と長く話し、何かあったといっては知らせ、紐帯は故郷にある。故郷が恋しいですか、と聞くと速攻でうなづく。言葉もできないし、料理は口に合わないし、色々不自由そうで、とにかく自分のキャリアのためにいるということがはっきりしている。若いので、当然のことながら将来に向かって生きているわけで、今の経験はその中のひとつでしかなく、タイへの思い入れというのもなく、言葉を始め、何かを学ぼうという姿勢もない。

翻って自分。深入りしていることは外形的事実からも、意識しないレベルからも、明らかである。そして、仕事がないんだったら日本に住む理由もないじゃないかと思ってしまう。暑い国はとにかくモノが要らなくて、暮らしが楽だし、体も楽。言葉が分かれば日常生活に不自由することもないわけで、もう、ゆらゆらというかガタガタというか、アイデンティティのゆらぎみたいなものの中にいる。娘がこの間、死ぬ時は自分の国がいい、と言っていたのにすごくドキッとした。彼女にとってそれは日本なのである。私はそんな風には今まで思ったことがないし、今も思っていないが、そもそもそれが苦しさの一因かもしれない。ということは、もともとそういうことか。いかにもゆらぎの日記となった。情けない。つまり何を言いたいのか、自分にも分からない。

by kienlen | 2017-11-22 19:26 | その他雑感 | Comments(0)

火葬場見学

日本から知人が訪れていた週末だった。土曜日と日曜日のランチまでおつきあい。王宮と暁の寺とワットポーを見たいというリクエストがあり、それだけというわけにもいかないので、私の好きなローカルな船旅をしてから、寺に行くことにした。そこでふと思ったのは、そうだ、この間のラマ9世王の火葬場の一般公開に行く方がいいかも、ということ。これは今月までの限定公開で、それが終わると撤去することになっているのだそうだ。寺院はいつでも見れるが、これこそ一生に一度のチャンス。というわけで事情を話すと、行きたいというので案内することにした。
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こんな祖末な写真じゃあ迫力が伝わらないが、とにかく規模は大きいし壮大だし美しいしで圧倒された。見る価値はあった。四方から見て、どこも完璧な作りになっていた。バスを降りて人の波に任せて進むと入り口にたどり着くので問題はない。といいたいが、パスポートを持っていなかった。だいたい持ち歩いているのに、必要な時に限って持って来なかった。その知人が先に立って入ろうとしたら止められた。素直に列を出る日本人。彼らでは言葉が通じないのでどうしようもない。もうこうなると正攻法でいくしかない。外国人の入り口はどこかと、少し離れた所のガードマンに聞くと、外国人はダメ、いや、担当に聞いてくれと面倒なことに関わりたくないご様子。とにかく元の列に戻るとまた止められた上に当方パスポートなし。でも一緒の日本人が持っていると言うと、じゃああっちで聞いてくれと言われて入ることができた。良かった。
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こういう巨大なテントみたいな所でしばらく待たされるが、たいした時間ではない。あまりのスケールと豪華な作りにため息ばかりでた。船旅してこの火葬場を見て、それから暁の寺に行き、それからアジアティークに行って遅くまでいた。なかなかハードな日でしたので今日は眠い。早く寝よ。雨季が終わったと思っていたのに、今はまた雨と雷だ。恐ろしいほどのことはないが、かなりの勢い。夕飯を外にしようかと思ったが行かなくて良かった。





by kienlen | 2017-11-20 20:21 | | Comments(0)

アラブ料理

毎日ネタはありすぎるほどあるが、書くまでには何ステップか必要で、その消化がしきれない日々。それでまたもや逃げの食べ物とする。もうずっと前に行ったアラブ料理。バンコクの繁華街にて。
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アラブ料理は初めて食べたので名前も何も分からないが、美味しかった。




by kienlen | 2017-11-18 01:21 | その他雑感 | Comments(0)

意外に不器用だった

手先は器用な方だと思ってきた。でも、自己認識が間違っていると別件について友人たちに言われる通り、この件についても間違っていたと思うようになった。しかしこの歳まで間違ったままこれたことを、どなたに感謝していいのか分からない。ありがとうございます。
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などと、改めて感じ入ったのは餃子から。親しくなった中国人にこの間ごちそうになったので、別の友人から紹介された中国料理の店に連れて行こうと思って誘ったら、それよりウチに来て餃子を食べないかと提案された。もちろん、オーケー。すると、一緒に作りたいか、というので、作りたいと答えた。迷いに迷って彼女のアパートに到着。待ちきれなくて作り始めていたようで、このような状態だった。それで、この餃子の形を見たことがなかったので、教えてもらうことにした。ところが、ちゃんとした形にならない。彼女は料理人だった祖母から教わったそうで、もっと簡単なのを教えるとレベルを落としてくれたのに、それでもできない。結局、4歳児でもできるような簡単なのを教えてもらって、もっぱらそれを作っていた。食べる時、3種類の餃子の形を見ながら彼女が、私の作ったのについては「この形はあまりない」と言っていた。今後、器用とは言わないことに決めた。


by kienlen | 2017-11-14 23:11 | その他雑感 | Comments(2)

『室町記』

日本にいたら年末の雰囲気が漂い始めるころかと思うが、こちらにいると、多少は涼しくなって日も短くなっているとはいえ、かといって日本のあの雰囲気とは違い、まさに気づいたらあっという間に11月も半ばになっている、という、まるでそのまんま。この本を読んだのもしばらく前のことだ。すっかり影響されて何冊もここから読んでいる丸谷才一の読書案内本で絶賛されていたので、やはり読んでみたくなって持参していたもの。絶版のため古本にて購入。これもアタリだった。すごい面白かった。室町時代というのはあまり注目されない時代なのだそうだ。しかし、この時代こそ、お茶やらお花やら現在日本文化の代表とされている文化が花開いた時期なのだそうで、そのことについて細かく記している。で、その記し方にもう大興奮。

天下を統一するような強い統治者のいない時代、何というか主人公のいない時代という感じの中で、本格的な都市文化が栄え、地方文化も生まれたのだが、ここで面白いと思ったのは、イタリアのルネッサンスと違い、日本の地方文化があくまで中央志向だったという指摘。確かに今にも通じるなという気がした。お茶もお花も、もてなしの文化として花開いたことが何を意味するのかとか、連歌が極端に形式主義になっていく過程とか、わくわくしっぱなしだったが、能の確立については、日本の芸術が一般民衆の反応を無視しない形であったのが特徴だと西洋との比較で述べているのもひじょうに興味深かった。人間関係の機微とか、もうもう、内容濃過ぎて消化しきれないが、全体に、俯瞰的な視点と巨視的な視点とが納得できるバランスで配置されていて大変満足な一冊だった。読み直すべき積読本に加えておくのがいいかもしれない。





by kienlen | 2017-11-13 07:08 | 読み物類 | Comments(2)

献花できなかった時の行列

10月26日の火葬の儀の日に献花できなかったことは書いたが、写真がアップできなかった。それで今になって行列を。
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一緒に出かけた中国人の友人と、無料乗り放題だったスカイトレインから見えた光景。どこもかしこもこういう行列で、私たちは簡単に献花を諦めたわけだが、みんな何時間も待って行なっていたのだ。炎天下で具合が悪くなる人に備えて援助用の車も待機していた。
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こちらは無料奉仕していた民間のクルーズ船。もちろん黒服姿でいっぱいだった。雰囲気だけは豪華だった。
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by kienlen | 2017-11-08 23:21 | その他雑感 | Comments(0)

バンコクで漱石

昨日は珍しくいい日だった。平日なのに職場に行かなかったから、というのが一番の要因かもと思うと、いかに職場が合わないかということだ、なんと情けないことか。仕事をさぼったわけではなくて、ちょうど入管に行かねばならない日で、そして仕事がない日だったし、残業やら休日出勤もしているのでその代わりに夏目漱石についての講演があるから行かせて下さいとお願いして、問題なくはいどうぞ、となったもの。バンコクの真ん中にある有名大学が会場で、ここに、友人の友人という人も行くので落ち合おうってことになっていた。その前に写真を送ったりして、まるでお見合いみたいね、ということになっていて、しかしおかげですぐに初対面の人を判別することができた。で、それがまたとっても素敵な人たちで、初対面なのに、いきなり親しみを覚えてしまった。こういうタイ人を見ると、ああ、いいなあと思う。

そして東京外大の先生による漱石の話しは面白かった。聴講者は日本語を専攻している学部生やら院生やらが中心で、日本人らしき人はちょっと見当たらなかった。タイ語の通訳が入るので時間がかかるし、こういう場合中身が薄くなりがちなのを心配したけど、内容は一般的で自分にはちょうどよく、漱石への愛がいっぱいで熱心で、特に時代背景との関係で読み解くという感じで、どの作品もその時代の比喩になっているという見方で筋を通していた。へえと思ったりえっと思ったり。という話しの前には、漱石の文学観みたいなのを結構詳しく説明してくれた。例えば日本人に英文学が分かるのかという問に、彼自身が葛藤して、日本人だろうが英国人だろうが個人差があり、その差というのは日本人と英国人の差と同じようなものだという結論に達したと。そういう話しを聞きながら、間主観性という言葉が浮かんできた。この大学では院生は漱石を読むのだそうだ。しかし、漱石を読んだことがある人、という講演者の冒頭での問いかけに手を上げたのはほんの少しだった。タイで漱石が人気、という話しは聞いたことがない。

by kienlen | 2017-11-07 23:27 | その他雑感 | Comments(0)

ブックフェア

写真がアップできなくて書く意欲が低下していた。ポケットWi-Fiの容量の関係なのだろうか。今日またやってみたらできた。実験。
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この間、バンコクで開催されていたブックフェアに行ってみた時のもの。この言葉を糧にこれからも生きていくことにする。しかし、思うのだが、これをしてきたことが今日の孤独につながっているのではないだろうか。まあ、いいや。というわけでブックフェアにこの間行って来た。ちょうどラマ9世王の葬儀の期間に開催されていて、私は、ハイライトの火葬の日の翌日に行ってみた。こんな時にブックフェアに行く人がいるのだろうか、ガラガラだろうと思って行くと、なんとかなりの人出だった。本好きとしては嬉しい光景。
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そのことを娘にメールしたら規模を聞かれ、確かに東京のような規模とはまったく比較にはならない。で、東京では今年はないとのこと。タイは本を読まない人たちが多いと思われるので、ブックフェアがあったこと自体が驚きで行ってみたわけで、期待もなかったわけで、その割には賑わっているのに驚いたのだった。小さくして気楽にやる方が時代に合っているような気がする。
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とにかくこの賑わいは予想外だった。で、週末にいつものように近所の図書館に行っていつものようにタイの雑誌を読んでいたら、偶然このブックフェアについて書いた記事があった。今年はいつになく賑わっているという内容だった。どうやらその大きな要因は9世王関連の本とか。なるほど、だからこの時期なのか。そのコラムを書いているジャーナリストの本の売れ行きも良かったらしくて、コラムの中で喜んでいた。
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こういうのもありね、と感じたコーナー。興味を惹かれる本があったが、タイ語だし、1ページ読むのに時間かかるし、そんな時間ないし、もう色々買ってしまったし、どうせ読めないやと思って止めたのを軽く後悔している。何のかんのといっても、タイの田舎ではこういうイベントがないのだから、バンコクの良さではある。





by kienlen | 2017-11-05 21:00 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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