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盛りだくさんな日

友だちから遠出に誘われたが4時から用事があったので遠出はできないと言ったら松本のブックカフェに行きたいというので、順番からいって自分が車を出して行った。国道沿いの昔からある店でランチ。何年ぶりだろうか。
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素敵なお庭を見ながら素朴なピザを食べる。それより景色が素晴らしかった。写真では分からないが。
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お目当てのブックカフェは、自分にとっては何度目かで友人には初めて。結局どこに行っても本屋に行ってしまうというタイプの者たちなのでここで時間いっぱいいて、しかし明日も東京仕入れなので2冊だけ購入。戻ってちょっとした勉強会へ。何となく申し込んであったものだが、これが意外に面白かった。沖縄料理店が会場でそのまま沖縄そばとオリオンビールのドラフトを飲みお話を聞いてきた。面白かった。本と歴史の話とで楽しい日でした。



by kienlen | 2017-03-12 21:01 | | Comments(0)

グレート・ミュージアム―ハプスブルク家からの招待状

昨日、昼間出かけて家に戻り、いつも行く映画館の回数券が残っていたのを思い出して確かめると4月で期限切れ。使い切るためにまずこの映画を見に行った。7,8人も観客がいてびっくりし期待も膨らむ。ミュージアムのお宝が次々映し出され、行くよりも臨場感あふれる映像、みたいなのを何も知らずに想像していたら違った。ウイーンの美術史美術館の改築と再オープンまでを描いたドキュメンタリーだが、裏方の仕事と予算削減や宣伝などの事情を伝えるもので、思っていたよりとっても地味な作りだった。美術品の修正の様子は、コツコツした職人仕事にあこがれる者としては興味深かった。ヨーロッパの美術館をいくつも見てきたので身近に感じた。最初に出てきたのは大英博物館の人だったし。保存できるのはヨーロッパの気候のおかげもあるのだろうな、熱帯であれはムリでしょう、と思いながら見た。映画を見てから夫の店に寄って飲み食いしてそろそろ帰ろうかと思ったところに、仕事の関係の知り合いが入って来てびっくり。しばらく留まっておしゃべり。帰りは雪降りの中だったので今朝もしかして積もっているかと思ったらそこまでにはなっていなかった。
by kienlen | 2017-03-11 21:27 | 映画類 | Comments(0)

終わっていくこと

2日もあけてしまった。ランチの誘いがあると片っ端から受けているので毎日友だちと食べているが昨日だけは違った。午前中のボランティアみたいな仕事がたった2時間なのにすごいストレスで、誰かに吐き出さないとどうしようもないくらいな悪寒だったが、かといってそんな話しができそうな人がいるわけでもなく、いても迷惑かけることになるだろうし、だったら知り合いの喫茶店で本の話でもしながら食事するか夫の店に行くか迷って後者を選択。するとカウンターに昼間から飲みに来る人がいて、そっか飲むのがいいなこんな時は、と思って一緒にビールを飲んだ。映画にでも行くかと思っていたのは、酔っぱらったため止めていったん家に戻り、やることやらねばと思ったが、ネットで出回っていた某アキ〇夫人の動画をちょっと見てしまったら、せっかく酒で気分転換したのが元の木阿弥以下でとんでもなく気分が悪くなった。読みかけの本を読んでも気分が悪くて頭に入らない。嫌なものは見るもんじゃないな、どんどん不信感が募るばかり。結局何もできずじまい。そして今日はその午前のストレス最終日で何とかさっぱり。疑問だらけの何か月かだったし今も疑問が残っているけど忘れることにする。午後の仕事は最後にしたいわけでもなかったが、こちらも最後になった。色々終わっていく3月です。
by kienlen | 2017-03-10 18:22 | その他雑感 | Comments(2)

安曇野をさまよう

昨日は2度目の予防接種と友人とのランチが重なったので道中を一緒にしたのだったが、今日は、タイ行きの前に会っておきたかった安曇野在住の友だちに会いに行くついでに仕事で松本に行く友人を乗せて行った。サービスエリアでそばのセットを食べてから友人を仕事先まで届けてから安曇野へ。
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安曇野はすっかり広くなってしまってどこが本家本元なのか分からないけど、その友だちによると穂高なのだそうだ。風情たっぷりな有明駅で落ち合い「この車ならどこでも行けるので山に行くか」ということになり中房温泉を目指すが、冬季通行止めだった、がっくり。引き返して穂高の喫茶店へ。いい店だった、また行きたい。
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何度も行っている場所なのに帰り道はまた迷ってしまいえらく時間がかかった。車に乗っていて足を使わない日、気持ちが良くない。



by kienlen | 2017-03-07 21:59 | | Comments(0)

『快楽としての読書―海外篇』

こういう本を若い時に読んでいて、読むべき本をここから決めていたら人生違ったかもしれない。残念でした。しかし今になってからでも読めたのは良かった。タイトルでもいっているようにまず、どれもこれもすべてとっても面白い。114冊も紹介されているのだから、面白くなさそうなのは飛ばしてもいいのに、飛ばしたくなるのはひとつもなく隅々まで読んでしまった。雑誌や新聞に掲載したのをまとめているので、同じようなタッチで飽きるかな、ということも全くなく、そしてジャンルの幅広さにも驚嘆で、いやあ、すごい。一般大衆向けながら迎合的ではなくて上品ですごーく深い内容をすごーく易しく書いてくれている。ああ、素晴らしい。大問題は片っ端から読みたくなってしまうことで、この114冊がセットになっていたら欲しいくらい。

しかし当面何を読むかであるが、カズオ・イシグロ『日の名残り』は、気になっていたのもあり、もう買う手配済。『薔薇の名前』もやはり読みたい。娘が人から借りて読んでいるので自分用に買うのもなで延び延びになっているがこの際買うか。クンデラが何冊か出てきたのは嬉しかった。何冊かは持っているけど『冗談』が読みたくなった。モラヴィアもいた。『蠅の王』もやはりこの際。『ハワーズ・エンド』は映画見たけど本も面白そう。『ジャッカルの日』があったりチャンドラーがあったりも感激。それに『チャンドラーの生涯』はウチの本棚にあるのだから、読める。『蜘蛛女のキス』も面白そう。『ソクラテス以前以後』は絶対読みたい。『どこまで行けるか』『日本との50年戦争 ひと・くに・ことば』、オーウエルがいないと思ったら、彼が触発されたという元のがあった、『われら』。『女帝エカテリーナ』もぜひ。他もすべて面白そう。粒ぞろい過ぎるのも困ったものだ。しかし自分で読んだんじゃ分からないことが解説されているのだから、あとがきにもあるように、読んでからもう一度これを読み返すとさらに面白いに違いない。満足でした。日本篇も読もう。来週東京に行くので色々仕入れる。

by kienlen | 2017-03-06 20:18 | 読み物類 | Comments(0)

暗殺の森

確かDVDで見たことがあった気がしてもう一度のつもりでさっそく初日に見に行ったのだが、見たことがあると思っていたのは勘違いだったようだ。森に向かう車の様子だけが既視感だったけど、こういうシーンはどこにもありそうだし。土曜日だったせいか観客が10人ほどもいてびっくりした。タイトルからしてストレートに政治的かと想像したら高度に芸術的だった。知識があったらもっと色々読みとれたと思うと自分に対して残念だが、何を意味しているのかと必死になってしまいつつ、そんなことよりもこの映像の美しさに浸れるだけで充分と思うのと両方だった。美しかった。このような抽象度の高い映画ファンがこんなにたくさんいるんだ、と感心していたら最後のタイトルバックになったとたん、どたどたと皆さんお帰りになり、これにもびっくりした。というのは、最後に流れていた歌の歌詞を見ずに帰れるのかと。

見た後にネットでの情報を少しみてみたところ、主人公がファシズムに傾倒して秘密警察に入る動機が、子どものころに犯した殺人への罪悪感とあったが、そういうシンプルな因果関係なんだろうかというのは自分には分からなかった。ムッソリーニ体制の崩壊する終わりの方で「みんなと同じことしていれば大丈夫」と言っている場面があり、そっちの方が少年時代の経験と関係するように感じたけど。それにこれがファシズムを象徴する言葉だろうし。でもそうか、懺悔の言葉があれだったからだろうか。それにしてもこれ、モラヴィアの孤独な青年が原作と知って懐かしかった。モラヴィアは若い頃に好きだったことだけは覚えているが内容は覚えていない。読み直したい。そんなのばっかりだ。孤独な青年の方が内容には合っていると思うけど暗殺の森の方がインパクトはありそう。ベルトリッチ監督のはラストエンペラーしか見たことないようだ。文学的というか哲学的というか区別できるのか知らないが素晴らしかった。もう一度見たらもっと分かることがありそう。

by kienlen | 2017-03-05 09:46 | 映画類 | Comments(0)

『たとえ世界が終わっても―その先を生きる君たちへ』

しばらく前に読んだ。本屋をぶらついていたら橋本治の新刊がありペラペラして買った集英社新書。初のしゃべり本とのことで、確かにしゃべり口調。他にもあったんじゃないかと思ったけど、しゃべり本にするつもりでしゃべっても書き直してしまっていたのだそうだ。でももう年なのでしゃべり本にしたとのことで一応聞き手として51歳のフリーライターがいて、でもこの人は著者の考えが分かり過ぎてしまうのでそうじゃない人を入れるということでバブルも知らない1984年生まれの編集者が入る、ということになっているが、もちろんしゃべっているのはほとんど橋本治でたまに合いの手が入るというか入れてってリクエストするというか。出だしはイギリスのEU離脱について。大きなものはもうダメじゃないかという橋本説を地でゆくものであるとの見方。異議なく刺激なくの論がしばらく続くので復習的かと思ったらだんだん橋本節全開って感じで面白くなってきた。

それで半分よりちょっと後ろのあたりに付箋が多くなった。どういう章かというと、バブルを経て「社会」が消えた、なにを言ってもムダな人たちの2つの章。実体経済以外に金融経済を作り出した過程ははい、テレビが料理番組ばかりになったのがどうしてかというあたりは、なるほど。付箋だけにして線は引くまいと思っていたが手元の色鉛筆で引いてしまった所がある。日本の保守が何かっていうのはねじれてて謎であるらしいのは常識らしいがすごーく簡単に説明している。この簡単さがしゃべりの魅力。つまり「明治維新って、フランス革命なんだよね。だって突然上から『今までとは違う別の社会を作るんだ』っていう理念がやってきちゃうんだもん。だから『明治政府』は保守主義勢力どころか、いきなり新しい理念を振り回す『革命勢力』なんですね。明治維新を礼賛する人たちが『俺たちは保守主義者だ』って勝手に言ってるけど、あれは保守主義ではなくて、単なる理念の人なんです。右翼系のね」。ですよねー。でも戦争に突入して敗北した以外はまあまあ何とかなっているのは「明治以降に理念の押しつけが始まる前の日本社会が、かなり成熟して安定していたからですね。私ァそう思いますよ」。これであの空虚な言葉群の謎も分かった気分になったが、江戸の貯金がいつまでもつか不安。

by kienlen | 2017-03-03 09:02 | 読み物類 | Comments(2)

岡谷でランチ

昨日まで上田で本日は岡谷へ長年の懸案を解決しに行った。その前にランチを。朝たくさん食べたのに妙に空腹でボリュームたっぷりのメンチカツ定食を。おしゃれに出てきてびっくりしました。
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客は女性ばかりで、そのせいかご飯の量はとっても少なかった。美味しかったけどさすがに満腹して目的のお宅に着いたら巨大なケーキを出してくれた。これもいただいたらさらに満腹で夕食は野菜しか食べられなかった。ひとつ解決して多少すっきりだが、手放しですっきりというのでもないのはなぜだろうか。すっきりの方向性が後ろ向きだからだな。


by kienlen | 2017-03-02 23:45 | | Comments(0)

オアシススーパーソニック

連日の上田が終わった。今日も缶詰でランチ30分を覚悟していたら1時間あったのでファミレスに行った。行きたいわけじゃないが他になくて。食べながらラーメン屋の方がマシだったか、しかしラーメン屋に1時間いられないしと思いながら美味しくもないコーヒーをおかわりした。ひたすら、エネルギーが途切れるのが怖くて。という本日とは無関係な映画は、しばらく前に見たものだ。これを見たかったというんじゃなく、映画でも観に行こうと思った時間帯にちょうどこれをやっていて、ミュージシャンのドキュメンタリーは好きなのもあって決めた。でも私はオアシスという英国のロックバンドのオの字も知らない。全く全く知らない。ちょうどタイにいた時期で、交通渋滞で疲弊しきって文化的に不毛な時期だった。

オアシスを知らないので最初は何が何だか分かりにくかった。コラージュみたいな面白い作りで、速いテンポで画面が変わり、そもそも登場人物の名前も分からず、まあその内に…と思いながら観ていた。映像にしろ話にしろ説明的な部分はなくて、突きつけてくる感じというか、攻めてる感じというか。人間味あふれるドキュメンタリーで、見ているうちにだんだん面白くなってきた。オアシスを知っていたらこんなに手間どることもなかっただろうが、特に家族関係のところは興味深かった。それとマスコミに対する態度とか。見ながら、昔の話じゃないのにレトロだなあ、今の時代とは違うなあと感じていたら、そういう趣旨もあることが分ってきた。だからああいう映像にしたのか、なるほど。つまりインターネットに席巻される境界線のあたりの話。久々見たドキュメンタリー。過剰な赤裸々さに愛が満ちていた。団地からスターが生まれるなんて今の時代にはもうない、それで音楽はどうなっちまうんだ、というくだり、はい同感です。ロックでした。結構良かった。

by kienlen | 2017-03-01 23:14 | 映画類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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