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知らなかった

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ここのところあっちこっち行っていた。そのひとつが先月の終わりに行った清里高原の辺りで、高原野菜と酪農地帯でもある。地元の乳製品の店に立ち寄ると庭にこういうオブジェがあった。ここだけでなく道端とか畑の脇とかに色々なキャラクターが立っていて、こんな素晴らしい景色の中にどうしてこういうモノ置くのだろうかと思っていたら、中身は干し草などの牛のエサを発酵させているのだそうだ。昔はサイロに入れていたが、事故も多かったし場所も取るしで、もう随分前からこういうのに切り替えたのだそうだ。知らなかった。教えてもらわなければ、景観を台無しにする物体とだけ認識していたと思う。知らないって怖い。
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林の中に牛がいた。柵のあちら側の草は食い尽くされていたが、こちら側はたくさん生えていた。遠出はおしまいと思ったら来週もあちこち行くことになりそうだ。


by kienlen | 2016-07-15 22:11 | | Comments(0)

『日本会議の研究』

娘が初めての投票に来て、朝投票に行き、昼は蕎麦を食べに行き、夜はキッチン代わりの近所の食堂で食べ、その後は選挙速報を見ようということになっていて、その通りにした。池上彰の番組が面白いのにこちらでは見れないと嘆きつつ、あちこちのチャンネルを見ていたのだが、何といっても驚いたのは改憲勢力とそうでないのに二分されて説明されていたこと。え、選挙の争点これだったっけ。テレビを見ないので、いや見ようとしても気分が悪くなるので結局止めてしまうのだが、つまり、マスコミが改憲を一番の争点にしていたとは選挙中は知らなかった。だいたい選挙戦に入る時にいきなりNHKが「経済が争点」と言った時点で気持ち悪くなってしまった。で、終わるとこれで、そして、どこのチャンネルか知らないけど日本会議についての報道もしていた。もっとも何だかよく分からない内容だったけど。

対して、本の方はひじょうに分かりやすい。出版差し止めの噂が流れたりで品切れになっていたのを、重版になった時に買い、3刷目だった。読んでからしばらく経ってしまった。まず第一章の「日本会議とは何か」の冒頭が「安倍内閣を支配する日本会議の面々」で、以下、ざっと、どういう人やどういう所が関係してどういう活動をしているかの現状を説明している。次が「歴史」「憲法」。ここで日本会議の大きな目的のひとつが夫婦別姓阻止にあることに触れているが、なるほど、納得。「草の根」と「一群の人々」は、どうやって影響力を強めてきたかがよく分かり暗澹たる気持ちになる。あとがきに相当するところでの著者の言葉「このままいけば「民主的な市民運動」は日本の民主主義を殺すだろう。なんたる皮肉」。ここでいう民主的な市民運動が日本会議のこと。大変良い本でした。もっと売れて欲しいものだ。

by kienlen | 2016-07-14 20:04 | 読み物類 | Comments(2)

木靴の樹

今朝は朝からかなりの雨。昨日は打ち合わせを兼ねたランチに出た以外はどよんとした空気の中で本を読んだり眠ったりと怠惰に過ごし、夕方になってから、暇になったのだから映画に行こうと急に思い付き、今から間に合うのがあるかチェックしたら、これがあった。イタリア映画、1978年制作でパルムドール賞受賞。宣伝チラシの表紙は子ども。とにかく時間的に合うというだけで行った。観客は自分含めて2人。娘がつい最近映画観に行ったら満席で入れなかったという東京事情を考えると贅沢というか。7時10分から始まり、妙に長いなと感じていたら3時間以上もある長編だった。映像がものすごくきれい。出演者が、舞台になった北イタリアの農村の農民ということだったけど、信じがたい巧さというか、そう感じるくらいに、農民の日常生活をそのまま撮っているドキュメンタリーのようだった。

時代は19世紀の後半、ということはイタリアはまだ王国で、日本では江戸から明治になる頃で、まさに近代の始まり。何といっても印象的なのはカソリックの浸透ぶりで、主の与えた通りに生き、拠り所は教会。時間を管理するのも教会の鐘の音。種を撒いて実りに感謝し、動物と一緒に近隣と助け合いながら生きる姿に、農民ってどこも同じだなと感動する。子どもが大勢出てきてすごくかわいいが、その中の一人が神から知恵を与えるように選ばれたと神父に命じられて学校に行くことになる。親も学校になど行ってないので躊躇はあるが深い愛情で受け入れ遠距離を通学させる。このことが大変な結果につながるというのはタイトルから想像できるが、映画全体の中でこのエピソードを中心に物語が進むというのではなくて、小さなエピソードの積み重ね、つまり日常ってこうだなという感じ。まだ伝統にのみ生きる農村の新婚カップルがミラノに行った時の様子がこれから起きることを暗示していて、さらに一歩修道院に入ったらまた別の世界がありと、時代の変わり目をこんな風に描けるなんて。比較的最近観たのではアラヤシキの住人が雰囲気似ていたと思った。とにかく美しく、ジンとくる。観て良かった。

by kienlen | 2016-07-13 08:22 | 映画類 | Comments(0)

フラワーフェスティバル

昨日行った松本のホテルでフラワーフェスティバルをやっていたのでちょっと覗いて見た。信州はお花の一大産地でもある。トルコキキョウは日本一だとか。
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会場前の装飾。こういう生花のフレームアレンジは見たことがなかったので面白かった。かわいい。
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竹を使ったアレンジ。かぐや姫というタイトルだった。根気がいりそうだけど作るのは楽しそうで癒されそう。
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稲を使ったこれ、好みだった。あったかそうでリラックスした感じで自然で。
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ブルーベリーを敷き詰めていた。


by kienlen | 2016-07-09 20:33 | その他雑感 | Comments(0)

腹にきました

このところ飛び飛びどころではなくなっている。理由は単純で、報酬はごくごく低いが自分にとってはとても難しいという、まあ、何というか、つまり能力不足ゆえの、まあそういう仕事で追い詰められていたからだ。ひたすら自己管理なので、放り投げてしまいたい、苦しい、といういつもの誘惑にかられる。これを実行した時がおしまい、と思いながらその時期を延ばし延ばしにできればなというところか。で、これとブルーベリー取りの最盛期とが重なってしまった。ただこれは効用が大きく、夜の飲酒量が減った。早起きして昼間もぼおっとしていられないとなると、酒は少しで早寝することになるから。と、こう書いて自分を振り返ると、こんなこと普通に当たり前のことで、それをわざわざ自己点検してみるって、いかに日ごろが怠惰であるかの証でしかないような気もする。

というこの頃の昨日、何か先が見えた感があったので、一旦断った友人の誘いにのって用もないのに松本へ。松本は最近連日行っているから珍しくもないのだが、車に同乗してお話するのは楽しい。どうも自分は乗り物が好きなようだ、ただし飛行機を除く。で、そういう行動を取ったおかげに仕事の終わりは持ち越し、今日終えようと思ったら、昨晩寝てからお腹が最不調になってしまった。昼間一緒だった友だちが腰が痛いとよぼよぼしていたのを、大変ねえと見ていたがお腹も辛い。ここまで大病なしにきたのが奇跡に感じる。心を病まなかったのも奇跡に感じる。幸い今朝は多少回復していたが、やはり食べるとダメ。まあそれ以外は大丈夫のようではある。前回こうなったのも、そうそうあれで追い詰められ感のあった時だった。今日は娘が選挙で戻る。しかし若者の投票って親に影響されるんじゃないかな、となると結果は親世代を補強することになるような気がする。不調の要因は意外にこっちかも。

by kienlen | 2016-07-09 14:22 | その他雑感 | Comments(0)

選挙に関するアンケート

一昨日だったか、家の電話が在宅時に、とれる距離にいる時に鳴った。どうせ何かの営業だろうと思ったら参議院選のアンケートだと言った。自動音声ではなくて人を使っている。読売新聞と日経とか言っていた。そんなに上手な説明ではなくて、本当かなという疑問もなくはなかったが、微妙なおどおど感が本物っぽいとも言えるし、誰に投票するかくらい伝えて失うものもなかろうと思って応じることにした。自動音声だと途中で切ってしまうのだが。ただちょっと驚いたことがある。世帯内の有権者数を聞いた後に、歳の上の人が調査対象だというのだ。理由を聞きたかったが、遠慮してしまった。聞けば良かった。

今回の選挙に関心があるか、投票に行くか、支持政党はどこか、個人は誰で比例は誰に投票するか、争点として一番興味のあるテーマでは、選択肢をたくさん告げられて覚えきれず、心当たりの番号を言ったら「エネルギー問題ですね」と確認され、訂正するのも面倒だし、これに関心がないわけじゃないしで、これもご縁だと思って「はい」と答えた。きっとそういう人も多いことだろう。そもそも文字なら一望してから選ぶことができるが、音声だと言われた順番でしか知ることができず、それそれと思ってから別のに、あ、こっちの方が優先度高いかな、いや、これかとなってしまうから、何か工夫が欲しい。しかしまあ固定電話がある家って、少なくとも若いアパート暮らし層は対象外ということだろうし、世帯内で一番年上ならさらに高齢者ということになる。どういう意図なのか、調査意図だけでも知りたいのでどっちかの新聞探そう。なかったらちょっと不気味。

by kienlen | 2016-07-05 13:24 | その他雑感 | Comments(0)

母語を教える

イタリア語のモニター教室をするというので行ってみた。イタリア語を本気でやる余裕はないけど、どういう言葉なのかだけでもちょっと分かったら面白いなと思って。モニターということは、つまりこれから本格的にスタートするかどうか、課題は何かなどを調べるものらしい。付近にイタリア人が全然いないということで、講師はちょっと離れた場所からついでのあった人にお願いしたそうだ。母語を教えるというのは非常に難しいはずなのだ。英語のように参加者が基本を勉強しているなら話は違うけど、そこをどうするのかなという興味もあった。しかし教えるということは教え方のメソッドを知っている人なのかも、という期待もあった。一応1000円払うので無料で自分の勉強にしたいというのとは違う。

まず媒介語をどうするか。主宰者たちは雑談を英語でしていたから英語にするのかと思ったら日本語だったが、文法を説明するのは厳しそうでほとんどお手上げだった。それにしてもタイ語のように発音がすべてという言葉に親しんでいると、発音ばかり気になってしまうが、イタリア語の母音は日本語と同じで5つなのだそうだ。おお簡単。それにローマ字なのでレストランのメニューなど全く想像つかないわけではないし、声調もないなら適当に発音しても何とか通じそうな気がする。ただ語尾変化や男性名詞女性名詞が、一体何のための複雑さ、みたいな感じ。それが分かるところまで進むわけなかったが、参加者はお仕事が英語の方が多く「やっぱり英語は合理的なのよ」と言っていた。言葉って本当に面白い。で、その英語の先生にびっくりなことを聞いた。大学の第二言語はなくすのが文科省の方針とか。英語さえちゃんとできないのだから、第二言語じゃなくて英語をちゃんとやるためとか。「そんなバカな」と叫んでしまったら先生も叫んでいた。多様性喪失方向へまっしぐら、悲しい。



by kienlen | 2016-07-02 08:10 | 言葉 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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