<   2015年 11月 ( 18 )   > この月の画像一覧

お見合いに行って風邪ひいた

f0104169_11284715.jpg
土曜日、お見合いに行った。残念ながら自分のじゃなくて友だちの。お見合いというにはカジュアルすぎて、それに釣書があるわけでも周囲が圧力をかけわけでもないので、ただ一緒にご飯を食べたという感じだった。お見合いなんて昔言葉でなければ何というんでしょう。場所は松本のレトロなレストランだった。その日は珍しく風邪っぽかったのでできればキャンセルしたかった。そもそも外野がいる必要もなかろうと、自分なんかは思うのだが、あまりそういう雰囲気じゃなくて、関係者全員を知っているという立場が自分だけでまあ我慢して行った。さらに夜にムリしないとならない場面もあり、さらに夜中にトラブルがあってなかなか家に帰れず、というのが重なり、昨日から喉の痛み、声がでないのに咳がでる、熱も多分ありそうな状態になっている。しゃべる必要のある仕事が入っていたらえらいことだった。今日は1日寝ていたので本が読めた。

by kienlen | 2015-11-30 19:41 | その他雑感 | Comments(0)

久々の友とこの間の夜に

ちょっと前のこと。いつだったか、そうそう22日の日曜日だ。とても久々の友人から電話があった。いったん切れてまたかかってきて「ねえ、飲まない」と言うのですぐに出かけた。「やりかけの仕事を片づけてから行く」と言いかけたのを呑み込んで。離れているのでいつでも会えるというわけじゃないし、とても忙しい人だし。歳を重ねているんだから当たり前だが、もう誰とも長い付き合いになる。彼女とも。ただ環境はだいぶ違う。第一、彼女には子どもがいない。歳は違わないのに、この差は大きい。子どもが成人してしまうとさすがに一段落感があり、残りの人生どう生きるか的になるのに、って、そうじゃない人もいるかな、そういう区切りがないとどうなんだろう、ひたすら前向きになれるんだろうか。

飲みに行こう、というかけ声で出掛けること自体も久しぶりだった。初めて入ってみた店は若いスタッフがオープンキッチンでてきぱきと働いていた。あまりてきぱきで、客の注文に関心を払ってない感も少々あり。カウンター席でそんなてきぱきを見ながら、ビールと赤ワインを飲んだ。話題は、どんと重たくなるものから、逆に前向きになるものから、家族やら仕事やら本やら旅やら色々。何を話してもそれなりに話しが深まるというのは楽しいし、なかなか得難い時間でもある。重たい話題は、今朝はっきり覚えていた昨夜の悪夢につながっている。インパクトあった。人って脆い生き物なのかそうでもないのか分からない。寒さは心身ともに響く。

by kienlen | 2015-11-26 22:49 | その他雑感 | Comments(2)

冬だった

昨日も軽井沢に行った。ずっと暖かかったが、さすがに油断はできないだろうと真冬以外は耐えられるコートを着用した。でも軽井沢に入ると道行く人は厚手のダウンなど真冬仕様になっている。そもそも里山のてっぺんが雪で白くなっている。温度計は3度。パーキングに停めて外に出たら本気で寒かった。車の中に留まっていられるわけじゃないので、もっと厚いのを着てくるんだったと後悔した。標高1000mを甘くみてはいけない。時間が少々あったので老舗のコーヒー屋さんに入る。陽気がいいと散歩したいのだけど、挫折。高いコーヒーを飲みながら読書。

町内を移動しているうちに深い霧に覆われた。そういえばこの夏にタイから来た友だちが川に霧がかかっているのを見て初めての光景だと大喜びで写真とりまくっていたっけ。街が霧に包まれているのを見せてやりたいと思ったが、写真を撮っている余裕もなかった。寒いし時間は押しているしで。まだタイヤを冬用にしていない。まさか凍ることはあるまいとは思っても、温度計は1度だし、道路で示されたのは0度だったので、タイヤ交換をすぐにすることを決意。こういうことで危険を冒す趣味なし。標高が低くなると温度はじょじょに上がり5度くらいまでになった。突然冬に突入。朝から木枯らし。外に出たくない日。

by kienlen | 2015-11-26 09:43 | | Comments(0)

池田満寿夫美術館

連休最終日の23日に松代の池田満寿夫美術館に行った。前から行ってみたいとは思っていたがチャンスがなくていたところ、突然友人から誘われた。こういう受動的な行動が一番、こうしてこの歳まで生きてきた。
f0104169_23105976.jpg
看板の感じは良かったのに、かえるがじゃま。一緒に行った友人はかえるを映さないようにしてFacebookにアップしてましたが、正直で無芸者はこうして真正面からいくのだった。受動的で無芸な人生って、どういうものなんだろうか。こういうものなのだ。

池田満寿夫は、その昔昔、講演をきいたことがある。芥川賞を受賞した頃だと思う。私は本屋で働いていた。講演の後に握手した記憶がある。本屋が主催したんだろうか、ということまでは覚えてない。受賞作は読んだ。面白かったと感じた記憶はあるが内容は覚えてない。友人はショップでその本を買っていた。彼女とは課題図書ごっこをしていて本を何冊も借りているのに、読んでいる時間がない。電車の旅に出たい。そしたら本が読める。ここんとこ車の運転ばかりで信号待ちの間しか本が読めない。

書き込み帳があり、ペラペラめくっていたら「全然分からねえ、おれの頭はおかしいのか」というようなのがあった。分かるとか分からないとかいう見方自体が分からない自分など、もっとおかしいのかも。



by kienlen | 2015-11-25 23:29 | | Comments(0)

『短編小説のレシピ』

阿佐田哲也がこんな本書いているんだ、えー読みたいと思って注文して、届いたら阿刀田高だった。もっと、えー、だった。阿が同じだけでこれだ。数字とか日時とか地名とか人名とかの間違い率から思うに、何かがどうしようもなく欠如している。とはいえ読んだ。この間の村上春樹の短編小説の案内とまた違い、また面白かった。こちらは心理の問題よりも物語づくりの方に傾いている。書くための参考としてはより実践的じゃないだろうか。もっともそれで書けるかというと、もっともっと別問題。

夏目漱石は『夢十夜』を取り上げている。この本、若い時に読んで面白いなあと思ったことだけは覚えている。本棚にあるので読み直したい。読みたいものだらけ。今日も友人と、もうあと何冊読めるかって先が見えるよね、と話したところ。来週も出かける日が多いし、読める本の数はまた減る。松本清張とかR・ダールとかポーとかミステリー系もあり。しかし著者の本も読んでないんじゃな、しかし読めるかどうか、時間ない。本より先にすることもあるくせに、やはり何か欠如していると思う。

by kienlen | 2015-11-20 22:17 | 読み物類 | Comments(4)

パン

安曇野で会った友人とのランチは、私の仕事の現場の近くですることにした。フレンチっぽいレストラン。一番安いワンプレートで、しかも形式として好きじゃないワンプレートで1200円超というのは嬉しくなかったけど、色々ある地域じゃないし、現場までの距離があると時間が気になるし、つまり選択肢なしなのでしょうがない。スープまでワンプレートにセットされていて、何だかなあと思ったけど、フレンチフライがあったりして、ちょっと異国情緒。主食はご飯かパンか選べる店が多いと思うけど、こちらはパンのみ。

で、このパンにびっくりした。外見はフランスパン2切れ。フランスパンって、最近食べてないけど美味しいなと感じたことはほとんどない。…と思いながら一口食べて、何と、美味しい!皮はパリっ、だけど中はモチモチで軽くも重たくもない食感がフランスやドイツで食べたのを彷彿とさせる。日本では食べたことのない類。まあ、パンにそんなに詳しいわけじゃないが。気になったのでレジで「パンはこちらで焼いているんですか」と聞いてみたら「焼いているといえばいえますけど、ドイツからの輸入なんです。半生の状態でくるのを焼くだけ」とのこと。コーヒーなんかを扱ってる問屋が扱っているのだそうだ。業界の常識なのかもしれないが、初めて知った。役に立つわけでもない、こんなことを知っただけで安くないランチをした甲斐があったなどと感じてしまう自分はおめでたい。

by kienlen | 2015-11-20 00:12 | その他雑感 | Comments(0)

安曇野ちひろ美術館

昨日の安曇野行きのついでに、ちひろ美術館へ初めて行ってみることにした。入場料800円を払う時、ミュージアムカフェのドリンク券とセットなら千円とのこと。仕事の前にどこかでランチをと思っていたので、じゃあそこで食事しながら本を読もうと決めてそっちを購入。この時に何度も「食事の割引ではありません」と言われたことから推察するに、間違える人が相当数いるということか。ドリンク券と書いてあったけど。これを買ったとたんに友だちから電話があった。上田市在住。軽井沢にいる時にも電話があり「軽井沢だからおいでよ、一緒にご飯食べよ」と言ったら「長野に来たから連絡したのに」とすれ違いだったので、またご縁なしかと思ったら「松本にいるから信州新町で会おう」という。「安曇野だからおいでよ」というと、じゃあ行くとのことで決まり。
f0104169_20074392.jpg
ということは、あまり落ち着いて見られないということになる。入場券が来年1回無料券を兼ねているのでまたゆっくり来ることにして展示室へ。たまたま妙齢の男性2人連れが「この眼がいいよな」「この色、俺には出せなかったな」「この鼻のツンってのがいいよな」「ツンってしてるよな」「男の鼻じゃないよな」「だって女の子だろ、これ」等々話しているのが大変に面白くて、変に思われない程度に後を付いて歩いた。戦時下のところに来たら「あ、眼が変わった、戦争だ」と2人。確かにすごい目つきになっている。いい解説を聞いた気分。せっかくのドリンクもゆっくりできず、でも買ってしまったのでジンジャーティーを大急ぎで。
f0104169_20075513.jpg
ロビーの装飾はススキのランプ。ほけて飛散しないんでしょうか。
f0104169_20061541.jpg
これが撮影スポットだけど撮る人いないから無人で。
f0104169_20060170.jpg
こちら、カフェ。
f0104169_20063024.jpg
ロビーとミュージアムショップ入口。展示室以外は写真どうぞと受付で言われたので撮らないといけないような気分に。フランスのミュージアムでは、展示室は撮影OKでミュージアムショップでは撮影禁止だった。ショップで絵葉書を急いで買った。友だちのイメージのと、ご無沙汰しているイギリスの知り合いに送るための日本チックなのと、自分の好きなのと。自分の好きなのはなぜか色が濁っているのだった。


by kienlen | 2015-11-19 11:38 | | Comments(2)

軽井沢、安曇野

月曜日から本日水曜日まで軽井沢、軽井沢、安曇野だった。両者を並べるとなかなか壮観な観光地。さすが信州。そこに立て続けに行かれるのはラッキーということで、いつものように大幅に早めに出て仕事外活動をした。どちらも文化施設がいっぱいなので文化的活動を。軽井沢では追分宿にある堀辰雄文学記念館へ。こちらは今まで行く機会を逃していた所。堀辰雄ファンというのではないけど、軽井沢といえば文学なので、通り過ぎるたびにそのうちにと思ってはいた。それに以前、ここで堀辰雄の文学論みたいな講話に予約しておきながら当日行かれなくなったことがあり申しわけなかった感をもっている。すみませんでした。企画展は堀辰雄とその周辺の文学者たちということで室生犀星とか川龍之介とか立原道造などとの関係や手紙などの展示。直筆を見るのは面白い。帝大の卒論が芥川龍之介論だったんだ、へえと思いながら見学。川端康成による弔辞の原稿もあった。
f0104169_20042542.jpg
こちらが入口。春のような暖かさでいい天気だった。
f0104169_20040874.jpg
こちらが堀辰雄が亡くなるまで過ごした家。昭和26年の建築で2年後に病没。簡素で素敵だった。
f0104169_20050940.jpg
机と椅子は堀辰雄自身のデザインだそうだ。それとこじんまりした書庫。居心地良さそう。
f0104169_20043769.jpg
この日の浅間山は雪の筋ができていた。
f0104169_20033812.jpg



by kienlen | 2015-11-18 20:30 | | Comments(0)

『死の棘』

島尾敏雄のこの本は、タイトルだけは昔から知っていて読んでみたいという興味をもってはいたけど、読んだことがなかった。もう、そんなのばっかりで100冊は軽くいけるぞ…な気分で行きつけの古本屋にて文庫購入。この古本屋はいつもこっそり行っているのに、店主から店外で声かけられた時はびっくりした。ま、そんなに大勢の客が押し寄せるとも思えないけど。読み始めてすぐに挫折しそうになった。読書会の課題図書だったのでチャンスと思って買ったわけだが、一時期の暇よりは手持ちの暇の質が変化してしまっているのと、評価の高い名作はさすがに満足感は深いけど、今のもちょっとは読まないといかんでしょうという、完全に引退の身でない立場としては…と思ったりもして、そうなると何かを捨てなければならない、そうなるとこういう類かなと感じたのだった。

でもそんな消極的な気持ちでは、この巧みな文章運びから逃れられない。すごいすごいと思いながら時間をかけて最後まで読んでしまった。そして、昭和30年の夫婦関係の一種を描いたものではあるけど、ひじょうに現代的というか普遍的だと感じた。夫の女性関係の微に細にと入り込んでくる妻の狂気と、それに徹底的に付き合う夫の狂気が心の底まで突き抜ける勢いで延々と描かれる。巻き込まれる子どもたちも。日ごろから、恋愛感情ほど人を狂わせるものはないなと感じていて、だからこそ種の保存ができているんだろうけど、文明社会にあってはかなりなリスクで、社会生活が営めなくなったりもする。それで社会生活を営むために感情をコントロールするのが大人の対応なのだろうけど、そんな必要ないと腹を決めたらどうだろうかと想像すると、突飛なありようでもない気がする。ちょうど読み終えた時に、愛憎セットを何十年もひきずっている友だちと会い、憎の方の急速に膨らむ様子に鬼気迫るものがあった。それでこの本を勧めておいた。


by kienlen | 2015-11-15 21:55 | 読み物類 | Comments(2)

鬼押し出し園

今日は中軽井沢と北軽井沢へ。昼を挟んだので北軽の道路沿いの大きな蕎麦屋に入った。群馬って大きなものが好きだなあという自分の勝手なイメージそのままの店だった。えごまそばというのがあり、そばにえごまが入っているのかと思って注文してみた。1100円、高いなと思いつつも。すると、えごまを入れたすり鉢がきて自分で擦ってくれということだった。すり鉢を使う機会ってあまりないので楽しい、ゴリゴリ。ここにつゆを入れて食べた。で、これが意外に美味なのだった。
f0104169_21013796.jpg
午後の仕事も終わり、もう草津まで行っちゃおうかと思った。別に家に帰る必要もないんだし。でも、鬼押し出し園の看板を見てそっちへそれた。子どものころに連れられてきた記憶があるのか写真を見ての記憶なのか、とにかくこの浅間山の噴火の災害と、子どもの頃に読んだポンペイ最後の日が自分の中で重なっている。だからもう1度鬼押し出しに行くのだ、という回路。天気は悪く人は少なく、当たり前だけど岩ばかり。遠くに観覧車の見えるのがちょっとシュールな感じだった。暗い。
f0104169_20574646.jpg
f0104169_20583149.jpg
ここで集合写真を撮るというベンチ。誰も映ってなくてよかった。
f0104169_20595391.jpg
ここのところ運転しっぱなし。こうなると安全運転の自分でさえ、蛇行運転だろうが宙返りだろうができそうな気分になり、いかんなと思っていたところ、カラマツの葉っぱの積もった山道で、縁石を少しこすってしまった。気を付けなさいの教訓だった。

by kienlen | 2015-11-12 21:23 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
プロフィールを見る