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遙洋子著。この人のはずっと前に東大で上野千鶴子にけんかを学ぶを読んで面白かったのは覚えていて、たまたま書店で見つけて読んでみた。テーマは一点に絞り込んである。殺されないこと、それだけ。そのために自分がどうしてきたかと、自分が危険だった時に周囲がどうしたかを説明しながら、殺されてしまった事件を資料から織り交ぜて書くという形式。リスクを常に背負っている芸能人という立場だからこその実態が興味深かった。で、こういうものを書くことが色々な意味でリスキーであるとも言っている。

結構すさまじい経験をしていることが分かる。警察に相談し、一般論的にはアテにならない中でひとりの人間として対応してくれる人が中にはいること。当事者と、家族を含む周辺がいかに理解に乏しいか。法律のこと、心理のことなどを、他の文献も引用しながら批判的に検討しながら書いている。ちょっと文章が分かりにくい感じがあったけど、納得できる内容だった。

by kienlen | 2015-03-31 23:21 | 読み物類 | Comments(2)

やっと今日から

いきなり暇になった。やっと片付けに着手できると思って手を付け始めて、やっぱり行ってみようと思い、ネットでたまたま見つけて気になっていた注文家具の工場に突然行ってみることにした。場所が地図だけでは分からず電話したがやっぱり分からずあてずっぽうで。しかし日本って道が多いなとつくずく思う。いつも迷うとはいえもっと迷ってやっとたどり着いた。そういえば朝から何も食べてないことに気付いたが遅かった。店があるような場所でもなくそのまま工場へ。

ずっと前にネットで見た時は見本の机があったけど売れてしまったそうで何もなかった。事務所に案内されて名刺交換となった。買い物に行って名刺出すというのも珍しいなと思いつつ、交換の雰囲気だったので出したら、こういう仕事の人にその机を納品したと言われた。大人になって机をオーダーで買うなんて、まあそうでしょう。倉庫で木を見せてもらった。いいなあ。そういうのを見ると迷ってしまう。どうせオーダーするなら普通のじゃつまんないな、とか。戻ってこそこそ片付けしていたら娘から電話。ビール飲みながら本を読める店で読書していたそうで、いい本屋だったという。ビールを飲んだわけではないが。で、ウチの本棚もちゃんとああいう風に分類すればいいのに、とのアドバイス。はいはい。片付いたら人を呼べる。夏までには終わらせたいものだ。

by kienlen | 2015-03-30 20:57 | その他雑感 | Comments(0)

旅先ショッピング

バンコクのウイークエンドマーケットでは、タイの変化を感じた。売り子がほとんど声をかけてこない。笑顔もない。みんなスマホを見ている。ただし食堂は違って活気があってニコニコしていて相変わらずだったけど。それにどこでも物があふれているのでわざわざここに来なくてもなって感じ。それと今回は娘が一緒で、東京にいる彼女にしたら物なんか見飽きているわけだし、食べ物への欲求の方が強くて他は関心が低そうだった。自分にしてみると、向こう何年か分かの夏物の服をタイでまとめて買いたかったので、それでも少し歩いたら、声をかけてきたのは金髪の外国人だった。声のかけ方は、娘に対して「キミの目は日本人じゃないねえ、タイ人の目だなあ」というもの。

そう言われると応じたくなる。父親がタイ人なんだというと納得していた。ちょうどいい服があったので買い物しながら話した。ベルギー人でタイで洋服作って日本にも輸出しているが行ったことはないそうだ。妻はもちろんタイ人。景気を聞くと、中国人はいっぱい来るけど、観光地に行って写真撮るだけで買い物はしない。そりゃあそうだろうなあ、中国製が多いし。中国人にとってタイ製が魅力とも思えないし。ちょうどユーロが大幅に安くなったそうでヨーロッパからの客ががた落ちとのことだった。それからタイ人が世代交代でスマイルがなくなったねえ、という話になった。自分も感じていたことだった。価格交渉は、日本から行くとコミュニケーションの楽しみだったが、値段を付けている店も増えたように感じた。ベルギー人の店は値段が付いてなかった。「君達が気に入ったから安くする」と言ったが、これって今までタイ人が言ってたセリフだよな。初対面で、相手に合わせたセリフって高級なテクニックだ。

by kienlen | 2015-03-29 17:19 | | Comments(0)

暁の寺

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大好きな暁の寺、修復中だったのか登れなかった。
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お皿とかタイルのかけらを貼り付けるのって日本のお寺だとどこにあるんだろうか。ベトナムでもあったけど。これは貝もあるようだ。楽しんで作っている感じ。


by kienlen | 2015-03-27 00:28 | | Comments(0)
成田までのバスとか電車とか飛行機の中とか、旅行中のホテルで読もうと思って古本屋で買ったソフトカバーの単行本。奥田英朗著。すごーく面白かった。タイの旅の行きで読み終えた。成田まで夜行バスで、案の定眠れないし、飛行機は行きが結構長いしで。旅行にどの本を持っていくかはいつも楽しみ。今回は娘も一緒なので打ち合わせして両方が興味のあるのを持参することで全体の冊数を減らすことにした。この本はパロディといつもの楽しい精神科医がミックスされていておおいに笑えた。娘にも勧めたが、そう興味ありそうでもない。

イスラーム国の衝撃の方は娘が持参したのを私が旅の中で読み終えた。この分かりやすさは新書ならでは。基本知識が満載されている。これは娘が読むので彼女が持ち帰った。必読だな。そういえば今回の4年ぶりのタイでイスラム教徒の女性の姿がやけに目についた。パタヤのビーチで半日読書の時間があったのではかどった。パタヤはひどい渋滞で雰囲気良くなかった。夫の選択。タイを離れて20年。どうも希望の行き先が流行遅れの感ありだった。昨夜の夜行便で今朝成田着。帰りはバスと新幹線乗り継ぎで昼前着。機内では一睡もできず、バスの中で多分30分ほど寝たくらい。頭が朦朧としている。明日は打ち合わせがあるので持ち直していかないと…。

by kienlen | 2015-03-24 18:58 | 読み物類 | Comments(2)

タイはビルマ人だらけ

昔、タイから日本に戻って東京で食事をした時に、従業員が中国人だらけだった。日本も国際化したんだと思っていた。というか、人手不足。で、今のタイはビルマ人だらけ。今日のランチをフアランポン駅の近くの普通の食堂でとった。夫が「ワニ園は何時までやっているかな」と聞いた。で、すぐに「きみには分からないよね」と言って「何人?クメール、ビルマ?」と聞くとビルマだった。で、夜、ホテルのレストランで娘が気に入ったココナツのスムージーみたいなのを注文して大人はビールを飲んでいて、会計の時に来た男性にやはり夫が昼間と同じことを聞いた。発音が微妙に違うのだ。やはりビルマ人だった。これからビルマ人が母国に戻ったらタイは立ち行かなくなるだろうと話した。
by kienlen | 2015-03-18 00:58 | | Comments(0)
スリランカの本を読もうと思って、それからタイの本も読もうと思って、でもカンボジアの方に興味がいってまたポルポトの関連を。図書館なのでそう吟味もせずに借りてきたものだが、これはすごい力作。良かった。驚いた。著者が新聞記者なので、新聞連載したものだと物足りなく感じるかもと予想していたけど、ほぼすべてが書きおろし。やはり違うなあと思った。ポルポト派当人にインタビューしているのだが、その際に運転手兼通訳を務めているカンボジア人との絡みだとか、カンボジアの複雑な状況が解説的過ぎずに伝わるようになっている。あと、国際的な背景をここまで知らなかったので、なるほど、そういうことかと思う部分が多々あった。日本の関与も出てくるし、タイはもちろん。とにかく幾重にも悲惨である。人が生きるってどういうことで、国家って何とか。文章が読みやすい。とてもいい本だった。この時点でインタビューしていなければ残らなかったわけだ。逮捕される直前の人が多いから。どこも問題ないとはいえないだろうけど、しかしアメリカって…と感じないわけにいかない。ほんと怖い。
by kienlen | 2015-03-15 17:13 | 読み物類 | Comments(0)

雨宿りの犬と仏像

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スリランカの仏像が優しい顔をしていると友人から言われたので、もっと優しいのをアップしておくねと言ったきり時間が経っている。これを思い浮かべていたのだが、これ、どこで何だったのか忘れてしまった。雨降りでさささと見学。で、野良犬も一緒にこの屋根の下で雨宿りしているのだった。慈悲深い仏さまだった。ガイドブックででも調べてみるべきなのだろうが、ブログってそれをしなくても済んでしまうというのが利点なので、とりあえずお姿のみ。
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これもあった。差し込む光と仏像の位置が計算されているとのこと。

by kienlen | 2015-03-13 21:50 | | Comments(0)

砂の器

友だちに見せてもらったことがある。その時の感動をもう一度味わいたくて午前10時の映画祭へ。はあ、素晴らしかった。若い時の森田健作とか加藤剛とか色々豪華配役だったんですね。しかし松本清張はほんと好きだ。この映画を午前中に見て、友人とランチへ行った、月曜日だったな、確か。パキスタン人と結婚している人と、パキスタンやバングラデッシュに駐在経験のある人との3人ランチ。話はそういう方向へ。人種や言葉はスリランカも似ていそうだけど宗教は違うしねえ、と、東南アジアとも違うし、それぞれまだらに違っていて面白いなあと。

砂の器を見たと言ったら、一世代若い友人はきょとんとしていて、同世代の友人は「あれは辛すぎてもう一度見るのは勘弁だわ」ということだった。最後はもうお腹の底から泣けるが、そこまでの辛さというのは、優しいんだなあ。やはりDVDより劇場の方がいいですね、当たり前だけど。今日は雪が積もっていた。昨夜、友人と飲んで遅くに帰る時にもうすでに相当積もっていたから覚悟はしていたけど。特に外出なしなので影響なし。東京の娘からは春のようだというメールがきた。違うな、ニッポン。

by kienlen | 2015-03-11 15:40 | 映画類 | Comments(0)

旅で自省

スリランカの旅行は15人ほどのグループツアーだった。知り合いは主宰者夫妻だけ。グループツアーの面白味は、1人旅のように現地での出会いが望めないのと引き換えに、グループ内部での出会いがあったり人間観察ができたりされたりというおまけのあることだ。前回のいかにもグループツアーな旅はベトナムだった。とにかく飲み食いが強烈で何だかあまり覚えていない。ある組織の関係者が大半で、その組織への信頼感が、元々あったわけでもないのに減退したのが旅の効用か。そういえば旅行会社企画によるツアーは参加したことがないのだった。若い頃に旅をしてないので今後取り返すという手もあるなと思い始めたところなのだけど、同年代の友人が「そういう欲求もなくなったのよね」と言っていたから放置しているとそうなるか、いやあ、そういう自信もないなあ。

さて、そのツアーにご夫婦参加が幾組かあった。その全員とは言わないが、結構強烈だった。何がって、夫婦関係が。男は仕事、女は家庭を守るをきっちりやり遂げるとああなるんだろうか。全然やってない自分に分かるわけはないのだが、妻のお世話ぶりがすさまじい。食べ物の世話から何から手厚い。従順な夫。これって保守が喜ぶ構図なのか、逆に革新的なのか、どっちなんだろう。で、そういうのを見ていると、子どもにもここまでの世話はしなかったよな、という自分の家庭内でのあり様を振り返ることになる。崩壊するわけだ。こういう方々を良い家族と呼ぶのでしょうか。旅行するくらいのお金に事欠くことはなく、常識という真綿にくるまれて一緒に外国旅行を楽しむ。最高だろうなあ。と思いながら到着したビーチのホテルの庭にノッポのヤシの木があった。
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by kienlen | 2015-03-08 10:55 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
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