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年末らしいこと

昨日、突然友人が訪ねて来た。息子がいつ食事してもいいようにご飯を炊いて味噌汁と簡単なおかずを作り、さて、これからバスで到着という娘の迎えまでに少し時間があるから仕事しないと、と思ったところだった。その友人は子どもたちが小さい時から見ている人で、娘が帰っているなら一緒に食事をどうかということだった。ランチはムリなので夕食を共にすることにした。午後は、現場を見るためだけのための遠出をひとりでするのもズクがないので娘を乗せて行くことになっていたのだ。娘はこういうノリがいいので大変便利だ。それも今のうちだろうけど。で、ガソリンが結構減るくらいに走りながら色々おしゃべりして戻るとちょうど夕食の時間だった。

美容院に行っていた息子と駅で合流して待ち合わせ場所へ。豪勢な鮨をごちそうになった。前回こうしてごちそうになったのは息子が大学進学が決まった時だっただろうか。はあ、ここまで来たなあ、感は強い。何しろ夫婦ともども定職なしで、どうしようという不安が根底にいつもあったのが、子どもがここまでになれば役割の大方は果たした感がある。大方というのは、経済的にはもうちょい残っているからだけ。この友人にも色々お世話になった。そういえばなりっぱなしだなあということに気付いた、今更ながら。で、この友人が企画しているスリランカツアー、行こうかな。思いがけない年末らしいイベント。で、今朝起きたら息子の靴がないので、夜中に遊びに出たのかと思って娘に聞いたら「東京帰ったよー」と言っていた。

by kienlen | 2014-12-31 11:59 | その他雑感 | Comments(0)
中島梓の本、初めて読んだ。栗本薫も読んだことがない。ただ、まだ若いのに亡くなったということは知っていた。図書館にあって館内で読み切れるかと思ったがだめで借りた。乳がんから17年だったか過ぎて別の個所にガンが見つかり手術して入院して退院して、でも膵臓ガンだったので何もしなければの余命宣告をされるあたりまでのことが書いてある。小説家のエッセイなので面白い。ガンの闘病記というのは何冊か読んでいるけど、それぞれみんな違う。これはどういったらいいか、素直に生と死を受け入れているというか、その素直の中には恐れも含めて、つまり、死生観については違和感がなかった。

夫との関係がいいというのは本当に幸せなのだろうし、そういう人がいて先に逝くというのは恵まれたことかもしれない、というようなことが書いてあるが、その通りと思う。そういう人がない状態で逝くよりは少なくともずっと幸福な気がする。中島梓がこんなに色々な活動をしていたということは知らなかった。演劇やったりコンサートやったり着物着て遊びに行ったり。苗字が同じせいか中島みゆきとだぶったりするし、ユーミンとだぶったりするしで、勝手に自分の中ではごちゃごちゃ。ただあくまで再び自分の中ではだけど、ひっくるめて都会の人という感じだな。まあそういう時代だし。実際に都会の人なのか知らないけど、土の匂いがしないという意味で。ここに出てくる食生活とかみてると、どうして読まなかったのかを何となく感じた。偏食ってどういう感じなのか自分には分からない。

by kienlen | 2014-12-30 08:55 | 読み物類 | Comments(0)
必要があって図書館に行き、さっさと帰らないとなと思っていたのに長引き、目的の本は館内で目を通して目的外の本を少し借りて来た。購入だと吟味するが図書館の本ならそこまでしない。そんな感じで期待しないで借りたのだが、これはアタリだった。ものすごく読みやすくて時間がかからないが、かといって内容が薄いわけじゃなくて、やはり現場の人が書くというのはこねくり回さなくてもいいのでいいなと感じた、というのはともかく、私はこの本で初めて情緒障害児短期療養施設という分野を知った。常々やるせないなと思っていたのは、児童養護施設に適応できない子はどうしたらいいんだろうということだったから、こんなカテゴリーがあるんだということにほっとして、しかしその数はものすごく少なくて、しかもつくるのも維持するのも並大抵じゃあないというのもここに経緯があって、いろんな意味で感動した。

虐待の関連の本はルポをいくつか読んだが、このようなタイプのは初めて読んだ。つまり著者が精神科医で思春期の専門で、病院の医師をしながら児短も担当していて、とにかくがちがち現場の人。虐待の何たるかの説明も納得のいくもので、虐待をなくしたいという強い意志と優しさの感じられるものだった。自分は子ども好きという性格でもないが、やはり子どもが被害者になるのは何よりも嫌だし、子どものころの環境が大人になってからに強く影響しているということをここんとこ確信しているので、どうしても興味を持たずにはいられない。それにしても、タイで虐待を受けた子どもたちと職員が一緒に暮らす村のことをよく思い出す。あの頃、今よりも何も知らなかった。ただ「虐待された年月の倍は治療にかかる」と言われたのはよく覚えていて、ここにも同じことが書かれていた。仮に10歳までとしても30歳までが治療期間ということになる。人口減少ばかり言われるけど、今生きている子を社会人になれるよう育てるのは大切じゃないかと思うんだけど。とてもいい本だった。

by kienlen | 2014-12-29 08:40 | 読み物類 | Comments(0)

『黒幕』

サブタイトルは巨大企業とマスコミがすがった裏社会の案内人。その案内人という人が石原さんという人で、私らのような一般人には知られていないが、色々と工作しないとならない大企業や政治家や、その工作情報や確実さを必要とするジャーナリストにとってはスゴイ人。この人が何らかの形で関係している錚々たる事件を解説しているのがこの本。こういう人がいたんだ、ということ、マスコミを通じて知ってはいたが、深くは知らないし忘れているし、みたいな事件にはこういう事情があったのか、ということ、しかしまあ、こんな風に税金使われているんだ、いやんなるなあということと、諸々感じました。それと、よく知っている人のことを書くのって大変だろうなあということも。

出てくる事件はリクルート、イトマン、東京佐川、金丸脱税、ゼネコン疑獄、武富士、日本振興銀行とか10以上。カネと権力でたどる現代史って感じ。私は最後の方の、鋭い石原さんがだんだん時代の変化を読めなくなっていって、それでも半端に妥協するのでなく現役を通したあたりの、だんだん衰えていくあたりの描写が好きだった。愛ある批判って感じ。最後の秘かなラブレター的な。寝る前にちょっとずつ読んだだけなので結構時間がかかってしまったのと、半分は酔っぱらっていたので、ほんとはもっとじっくり読むべき内容なのに申しわけない感じが残った。正月に読書三昧は来年からかなあ。

by kienlen | 2014-12-28 11:27 | 読み物類 | Comments(0)

ゴーン・ガール

息子がバス停まで迎えに来てくれと朝に連絡をよこしたので飲むわけにもいかず、映画に行った。ちょうどバスの到着時間にぴったりだったので。観客はまあまああり。終わっても動けないくらいにすごい映画だった。ズシーン。カンペキ。予告のアメリカ映画が相変わらず、家族を守るだの、愛する人のためにだのという言い訳で暴力シーンの連続でげんなりしていて、これから始まるのもアメリカ映画だしなあ、外れだったらどうしようと不安になったが、最高だった。色々な要素てんこ盛りのサービス満点で、しゃれていてすごーく怖くて。テンポも良かった。すごーい。

ゴーン・ガールってカタカナで何かなと思っていたらgoneではありませんか。この女性すごくぴったりだった。夫役の方もすごくぴったりだった。警察官も父母も、何もかもはまっていた。ゴージャスなパーティーシーンから始まり、お決まりの男女関係が出て来て結婚になる。最大の伏線とすれば2人ともライターだってことだろうか。で、そのとっても素敵でミステリアスな奥さんが忽然と消えてしまうという話。メディアが行き着くところまできてて、もっともそうさせているのが大衆だってこともよく分かるんだけど、いかにもアメリカで済まされないだろうなあ、日本だってそうだろうなあ、怖いなあ、という感じがヒシヒシ。もっともメディアに限るまいが。これは最近見た中で一番かなあ。長かったけど飽きない。ちょうど終わったところに息子から到着のメールあり。結婚してない人にぜひ見て欲しいと言いたかったが、息子は映画も本も全く見ないタイプなので言わなかった。

by kienlen | 2014-12-27 23:39 | 映画類 | Comments(2)

ふむふむ

行き詰まっている。めちゃくちゃな部屋でパソコンに向かって何もできない日々。これだけの時間があるなら掃除ができる、あれもできるこれもできるのに。時間って単純なものではないということを今さらながら感じる。ここを通らないことにはどこにも行けないという道は部分部分で確かにあるのだ。と、頭を抱えている時に娘から電話があった。このところ彼女の話は自分を振り返る的な内容が多い。そういう年頃というか、色々な人との接触の中で感じるところも多いのだろうが、悩み多き、というのでないのは親としてはとりあえず楽だ。そもそも自分のことを「楽な性格」と自分で言っているくらいで、嫌なことはひきずらない、基本お気楽なのだそうだ。

今日、不登校の話になった。娘は不登校になると思っていたので、そのことを言うと「自分もそう思っていた」と言う。ええー、どういう意味ですかというと「学校なんて1日でも休んだら行かなくなると思っていたから休まないようにした」というのだ。確かに中学高校と1日も休まなかった。彼女にすると2,3日休んでは学校に出てくる人が分からないという。だから行きたくなくても行けばなんとかなるという習慣をつけたことが良かったのだそうだ。私はそんなことを考えたことがないので、なるほど、人の思考形態って面白い。大掃除をするというから羨ましいと心から言った。お正月の駅伝をリラックスした気分で見たいんだけど…。ああ、夜になっちまった。

by kienlen | 2014-12-23 17:54 | 家族と子供の話題 | Comments(2)

一時帰省

突然タイに一時帰省していた夫がなかなか帰らない。帰国の日を覚えていないが確かもう帰る頃ではないかと思っていたら娘から「パパまだ?」というメールが来た。それで電話してみたらつながらない、と思っていたところに飛行機が遅れて今到着との連絡があった。とりあえずホッとする。たったの4日のためにバンコクに行ったんだよ、もったいない、ということをバンコクの友だちに知らせたら、自分もたった4日間こっそり東京に戻るということで、翌日東京に着いていた。同じようなことをしているわけだ。こうして皆さん頻繁に移動しているようだ。

子どもの世話というものがなくなると、まるで自由だ。自分のように多分相対的にはかなり世話のエネルギーを抑えてきただろう者でさえそう感じるのだから、ちゃんと世話している人にとってそれがなくなるというのは別世界に突入という感じなのだろうことは充分に想像できる。自由になるってどうなんでしょうか。とりあえず旅行とかそういうのが一番分かりやすい。誰かに世話を頼まなくてもいつでも行ける。家に戻る必要性、自分の都合以外にない。だからいつも出張のたびにどっか泊まろうかなと思うのだが、世話から逃避したいということにもならないので、泊まる必要もなくなるということになる。そんなものだな。

by kienlen | 2014-12-21 10:34 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

『我が家の問題』

大分あいた。理由は色々ある。この間に読了した本はたった1冊これ。友人が貸してくれたもので、こちらからは同じく奥田英朗の『家日和』を貸し交換読書。で、この家日和の続きとも言えるのがこの本らしい。色々な家族が登場する短編集で、新婚の夫視点、娘視点、妻視点など多彩。どれも面白かった。大雪の日に遠出しなくてはならず車にするか電車にするか迷い、電車が運休でなかったので車を止めて読書のできる電車にした。奥田英朗って電車で読むにはとってもいいなということを発見。そういえば久々にこの人を読んだんだ。何年かぶりだ。

どれも面白かったけど、新婚の夫視点のは特に良かった。非の打ちどころのない妻なのに何だか家に帰りたくない。1人暮らしが長くて人と一緒のペースがつかめない。これっていつも感じていること。ウチもみんながあまりに勝手であって人に合わせるということをしてないので、子どもらが人と暮らすなんてことができるんだろうかということを常々感じていて、心当たりばんばん。そしてこの妻。ああ、いそういそう、そういえばそっくりな感じの人がいるなあと、まあ、そんな感じ。で、どの人もいそういそう、というところを抽出しているんだから、面白いわけだ。

by kienlen | 2014-12-19 22:15 | 読み物類 | Comments(0)

電話友だち

心を病んで長年でもう廃人みたいな友人からは相変わらず毎晩電話がくる。頭は使わないがひたすら時間が必要な仕事を飛び入りで受けたので電話で話す時間が辛くて、理由を説明して「明日から2、3日電話しないでちょうだい」と言ったらすごく困っていた。別の人に電話してよと言うと、他の人だと話題がないんだよと言うから、私だって話題ないんだから次の2日で話題探しておいてと言うと分かったという感じで切れたが結局翌日もその次も電話があった。ただ、何度も何度もあったのだがたまたま映画見ていたりお風呂に入ったりで何度も何度も取れなかった。たまたま取れなかっただけだが、こちらは妄想が膨らむ。受信を拒否されていると思って絶望して死んじゃっても困るしなあ…。

しかしそんな風には感じられない人だ。大丈夫だろう。だいたいそのエネルギーをなくすよう薬が作用しているに違いない、こっちからかけなおす義理もないしと思いつつもあまりに重なって気になってかけなおしを一度してみた。お変わりなしだったので、電話代高いから切ると断ってすぐに切った。その時に、映画見てたんだと言うと、仕事終わったのかというから、そんな簡単に終わるもんかと言ったら、だったらなんで映画なのかと言うから、それも仕事なのと言った。これって結果的に話題を提供していることになるんだろうか。うーむ。それにしても不思議な心の病である。病気になる前と後の性格の違いが知りたくて色々聞くと答えはするのだが、知り合った時には病気になっていたので前のことが分からない。ただものすごく不可解なのは妙に素直であるということだ。何でそうなのと疑問を呈すると、だって医者が言うから、だって親が教えなかったからとか。病気のせいなんだろうか。彼と話していると、自分が妙に疑り深い人間に感じてしまう。

by kienlen | 2014-12-13 09:59 | その他雑感 | Comments(0)

芋干し

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父の家に野菜をもらいに行ったら芋が干してあった。美味しそうだった。しかしこの量だとこちらにまわってくる分があるかどうか。あるかもしれない。あってほしい。柿も干してあるが、これはすでにもらってある。大豆はイノシシにやられて全滅したそうだ。野沢菜が洗ってあって、漬けるというから、漬けても食べきれないじゃないと言ったら、それでも漬けるのだそうだ。習慣ってそういうもので、習慣を維持するのは大切なことだと感じる。野沢菜は生で食べるのが好きなので漬ける用のを少し失敬してきた。

by kienlen | 2014-12-12 21:59 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
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