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愛読している本の紹介サイトで見て面白そうと思い、しかしそれでネット注文して失敗することがなくもないので、これは書店で確認しようと思った。だいたい、ナニナニがナニナニできまる、なんてことはないと基本的には思っているのでタイトルからして怪しい。しかし紹介は相当面白そうに書いてあった。そこで1p目をさっとみて、いけると思って買った。その夜、いつもの友人から眠れないコールがあった。話題もないので「面白そうな本買った」と言うと「ふーん、出版社は」と聞くから、そうきたかと思ってシブシブ「マガジンハウス」と言ったら沈黙していた。先生の時代とは変わっているんです、と言おうかと思ったが言えなかった。で、目次を見て、ちょっと嫌な予感。項目が細かい、ということはひとつひとつが大ざっぱなのではなかろうか。

内容は、つまり健康に煙草が悪い、酒がどうの、というよりも一番悪いのは孤独である、ということ。常々、ダイエットのために食べたいものを我慢するとか、健康のために過度に食事に気を配るとかいうことに疑問で、楽しく食べないと逆にストレスになるんじゃなかろうかと思っていたので、そういう観点から興味をもって読んだわけだが、文章があまりにすんなりで、情熱が感じられなくて、読みやすいといえばそうなのだが、誰が書いているんだろうみたいな余計なところに気をとられてしまった。あとがきをみて、なるほどと思った。それで中身。社会学の知見がかなり入っていたのが意外。人とのつながりが最高の健康法であるというサブタイトルの通りで、それをアメリカでの調査に基づいて紹介するのだが、なるほどという部分と、しかし全体的にどうなんだろうという疑問とで、読み物としてはちょっと物足りなかった。もうちょっと専門的にしても良い内容ではないだろうかと感じた。

by kienlen | 2014-11-30 22:06 | 読み物類 | Comments(0)
まったく知らない世界です、柔道とか柔術とか格闘技とかプロレスとか。で、どうしてこの本読み始めたかというと本の紹介で読んで面白そうだったからで、読んだら本当に面白かった。終わりそうになった時に(下)も注文して届いているから安心。知らない世界というのはあらゆることが物珍しいが、問題は知識があまりにないから闘いの場面などをこと細かく説明されても飽きてしまうこと。ただ、この本の目的は多分資料的な価値を重視していると思われるので、とにかく書き込んでおくという感じがあって、それは必要なことだろうと思う。つまり、柔道における正史とされているものが、実はほんの一部だけしか描いていないことへの憤りとか諸々で、埋もれていた資料やら人物やらを発掘している、すごい。

木村政彦という人は聞いたこともなかった。この人がいかに強かったかは何度も何度も説明されているので分かった。戦争がなかったら柔道界が全然違ったものになっていたというのも大変に分かりやすかった。そういうことなんだあ。それと、井上靖と柔道の関係も知らなかったし、社会学者の井上俊が京大で柔道やってたというのも知りませんでした。柔道は子どもにやらせたかった。それで見学に連れて行ったこともあるが、闘うのは嫌だと言われて、なるほどと納得してしまってそれっきりだった。なかなかボリュームのある本で時間がかかってしまうが、下巻もぼちぼちと読もう。ブラジルに渡った木村政彦がどうなるか、からだ。こういう世界共通の技があるというのはいいなあ。それへのあこがれが強いのかもしれない。

by kienlen | 2014-11-28 19:59 | 読み物類 | Comments(0)

夜毎の電話

このところ、睡眠薬が効く11時まで付き合ってくれという友人から毎晩電話がある。「苦しいんだよ」と言うから「その苦しみに付き合う方も苦しいんだよ」と言ったら「友達だからしょうがないよ」と言われた。彼はもう何十年も仕事をしていないし、猫以外の同居人はいないし、やっかいな人間関係はないし、やりたくないことをしているわけではないしで、つまり当方のような労働者との間には話題がない。ひとつ手がかりがあるとすれば、元は文学の先生だから体調がいいと本を読むようなので本の話題かなと思うが、私は文学のことが分かるわけではないから長くはもたない。

それでも、たまに何読んでいるのか聞く。この間は、村上春樹、と答えた。へえ、何で?と聞いたら、あんなに記憶に残らない文体はないから、ということだった。そういえば彼が引っ越す時に本を分けてくれた。私には村上春樹のノルウエイの森だったな。まだ読んでないや。入院したら統合失調症がかなり改善したそうで、デイケアに行っているそうだ。そこでの人間模様が面白いから小説を書こうかなと言うから、書いてよと言った。ワープロの感熱紙がないよという。何十年も仕事してない間に世の中は変わったんだよと教えてあげた。パソコン高いでしょ、というから、欲しいと言いふらしたらくれる人いると思うよと言った。そうしてお付き合いしているうち、気まぐれに電話が切れるのだった。11時前だとまたかかってくるかもしれないが、11時を過ぎると大丈夫らしい。

by kienlen | 2014-11-27 23:09 | その他雑感 | Comments(0)

出先のランチ

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昨日は雨で渋滞する中を、しょうがなく車で、徒歩なら30分の散歩コースなのにと思いながら出て届け物一件、打ち合わせ一件の後、駒ケ根へ。読書しながら電車希望でチェックしたが、時間的に問題外に無理だったから車にした。ふたつのアルプスの見えるきれいな町なのであちら方面に行くのは楽しいけど、昨日はかなりの雨で何も見えなかった。雨の高速をただ走るのはつまらない+高速代高い。ランチの時間がなくなる可能性もあり、その時用の食べ物も一応持参。でも駒ケ根といえばソースカツ丼がインプットされているので何とか食べるつもりでもあった。目的地を確認してからソースカツ丼、ソースカツ丼。この町はソースカツ丼の旗をどこの店も掲げているのでそういう気分にさせる効果はある。

で、時間もないし、通りがかった店の駐車場に停めて入ろうとしたら、入口の年代物の引き戸が妙に高級感のある店だった。高いかなあ、しかしランチでとんでもないなんてことはあるまい、もう時間もないし、と思ったら日替わりランチの紹介があり千円だった。ソースカツ丼より安い。突然こっちにした。何のための駒ケ根行きなんだ。中身をあまり確認しないで頼んでしまったらソバととろろご飯のセットだった。それに小鉢と味噌汁。とろろご飯は美味しかった。ソバの汁が豚肉と大きなネギ入りでコクがあるのが良かった。私はソバ好きというわけじゃないので、あっさりの汁だけで食べるのは途中で飽きる。こういうタレなら飽きない。現地の友人に連絡して泊まろうかなあ、温泉泊もいいなあという気持ちもあったが、それをすると後に響くなあと思ってとんぼ返り。


by kienlen | 2014-11-26 09:43 | | Comments(2)

出会いの一場面

昨夜なかなか寝付けなかった。心当たりはある。午後中ほとんど寝ていたんだからそうそう眠れるわけもないだろう。午後中寝ていたのは、逃避。仕事しなくちゃいけない、集中力ない、外に出るまでの勇気もない→寝る。その後、外に出る勇気がでてしまって図書館に行こうかと思ったが、返却する本が重たくて億劫になり変更して夫の店に行くことにした。周辺の店はみんなお休み。そうか祝日か。夫の店に入るとタイ人がだらっとしていた。ピンとしたタイ人はあまり見たことがないから珍しくもないが。一緒にだらっとするには良い環境である。

こんな日はお客さんがないだろうと思って全体にそういうムードだったが意外にあった。そこにひとりの日本人男性客が入ってきてタイ語で挨拶していて、私に向かっても親しげに声をかけるので、知り合いなのかなあと不思議に思いながらも応じていた。でもやっぱり知らないから、途中でどなた様ですかと聞いたが、こういうのってこういう場ではヤボなんだろうか。空気読めないので知らないが、10年以上前に会ったことがあるらしい。他の人の記憶力ってすごいな。それで、ひじょうに興味深い話を聞くことができた。おかげで気力がでた。相手は相手で、たまたま飲みに行った店でここに来いって言われたと偶然に驚き、私は図書館変更してこっちにしたわけで、面白いものだ。ということで面白い課題ができた。もりもり。

by kienlen | 2014-11-25 08:33 | その他雑感 | Comments(0)

23日のこと

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地震から一夜明けた昨日は仕事っぽい外出。せっかく日常の場を離れるのだから現地でゆっくりランチと思って早目に出たつもりだった。で、途中で何やら時間に違和感を覚えてスケジュール帳を恐る恐る開いたら、あと3分で約束の時間ではないか。完全に間違えていた時間。大慌てで電話。どう急いでもそこから30分以上はかかる。とはいえ、肝心な用事のついでにその前のものもという程度だったので、無意識にそこに行きたくない願望があったものと思われる。平謝りして肝心な用事だけ済ました。それにしても色々な意味で学ぶことの多い仕事が済んだらひとりぼっちでお祝いしたい気分だ。もう一息だ。

そんなわけであまり気分も良くなく戻ったら夕方になっていて、橋を渡る時にドカンと花火の音が聞こえた。夜は河川敷で恒例の花火。花火のために寒い中を出掛けたことは昔1度友人に誘われた流れで行ったくらいだが、ふっと花火を本気で見ていたくなり付近に住む友人を誘うと行くとのことなので、家に戻って飲みかけのワインを持って自転車で行った。花火の写真なんて撮れないなあ。で、スマホで動画撮って娘に送ったりしていたのだが、こういう時にiPadを持って行ってFacebookに投稿すべきなのかと思った。iPad活用してないし、持っていくのも忘れた。ワインの方が大事だったのだ。途中で火事もあって中断したが、ライブならではのアクシデントでとても楽しい花火大会で満足。音楽がじゃまくさいと感じていたのに、慣れるものであることも分かった。枯れた草むらに座り込んで飲んでいたワインの続きは、花火が終わってから友人宅に持ち越した。

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by kienlen | 2014-11-24 12:19 | その他雑感 | Comments(0)

22日の夜のこと

土曜日は初めて経験する規模の地震があった。1日籠っていて近所のスーパーに酒を買いに行き、日本酒買ってレジの近くでボージョレヌーボーなるものを見つけて、高いなあと思いつつも弾みで買って、やはり日本酒よりワインが好きなのでワインの方を開けて、まさにグラスについだところでグラッ~。地震の時にどこに居たらいいのか分からない。それでその時の気分にしようと思っている。あまりの揺れに家が倒壊するんじゃないかと思って玄関まで行き外の様子を見たらどっかの犬が激しく吠えていた。持っていた携帯の地震警報が鳴り出したが、もう分かってます。夫に電話したらつながった。店が心配だったが大丈夫なようだった。それから電話は通じなくなった。

東京にいる子どもたちが心配だったが、この揺れ方って震源だろうなみたいな感じはあった。LINEが使えるのは便利で娘に連絡するとちょっと揺れた程度ということ。息子は連絡つくはずないので省略。父には連絡不可能。はあ、怖かった。収まったら妙に静かで、それはそれで不気味。ワインを飲みに戻ったらちょっとこぼれていた。それから資料が散乱していた。写真立てが落ちたりの程度。キッチンを見るのは怖かったが、不思議なくらいに少しの被害だった。後で友だちに本棚はダメだっただろうと言われたが、これも不思議に大丈夫。でも時計が落ちているのを見ると、この程度だって当たり所が悪ければどうなっているか分からないのだと実感する。30分もしないうちに電話が通じるようになった。まだ揺れが収まるかどうかって時に、LINEで真っ先に安否確認があったのは、バンコクにいる友人からだった。情報の速さに驚愕。

by kienlen | 2014-11-24 09:25 | その他雑感 | Comments(0)

『戻り川心中』

何かのきっかけでネットで連城三紀彦が亡くなっていることを知った。あー、すごい良かったなあ、暗色メロディだったっか、素晴らしかった、ということだけは覚えている。でもその後は読む機会もなくきた。そうだ、あの感じを味わいたいと思って注文したのがこれで、脱力するほど良かった。ちょっと江戸川乱歩を思わせるような感じではないでしょうか。といっても子どもの時にしか読んでないのじゃあ、単なる印象だけだが。バンコクにいる間、手に入る本といえば友だちと回し読みするのと、たまあに帰国した時に持参するのくらいで本には一番不自由した。そうでなかったらこの作家はもっと読んでいただろうと思う。クールでデコラティブで、単純に好みから言ったら最も好みがこういうのだと思う。このスタイルでねちねちしてたら嫌だもんなあ。しかし、現実に戻るのが嫌になるのが大変に困ったことだ。どうしよう。はー。ふー。
by kienlen | 2014-11-21 19:08 | 読み物類 | Comments(0)

彼岸花と柘榴交換会

昼間にテレビをつけるなんてほぼ皆無だったのに、最近家でお昼を食べる時はつけるようになった。のど自慢を今もやっていて面白くて感動している。それから今日つけたら、会社のランチについてかなんかやっていた。食べ物の内容はともかく、仕事の同僚がいるということについてほんと羨ましいという気持ちが年のせいか妙に強くなっているこの頃。やはり組織だよなあ、と思ってしまう。孤独感と無力感が募るばかりだ。かといって組織にいて孤独感と無力感がないと思っているわけじゃないが、この途方のなさよりはマシなんじゃないかとか思ったりして。はあ、だいたい今のこういう状況下でこういう心境になるのだ、ということも予想がつくようになっているという、そのわびしさもあるかもな。

この間、友人と飲んでるときに、さつまいもを作るならヒガンバナを付近に植えておくとネズミにかじられないという話になった。農業の専門家が言うのだからふーんと聞いていた。私が聞いておくのは、来年からやりたいことの中に野菜作りがあるからだ。どうしてネズミこないんですか、と聞いたらヒガンバナの球根の毒性が強いからとのこと。じゃあスイセンでもいいじゃないですか、と言ったら、それでスイセンを植えている人がいるがスイセンじゃあ弱い、という。じゃあヒガンバナ欲しいなあと言うと、もうひとりが家にいっぱいあるからやるという。いっぱいあると聞いてザクロがザクザクあるのを思い出して言ったら、欲しいというから、ザクロとヒガンバナを交換することにした。翌日さっそく交換しに来たそうで、夫が立ちあってザクロを持って行ったそうだ。で、ヒガンバナがたくさんある。花が咲く時は葉っぱがないので見たことがなかったけど、こんな葉っぱなのだ。ヒガンバナも孤独っぽく見えたけど、増えて増えてと聞いて意外だった。そんなもんかもな。

by kienlen | 2014-11-20 15:17 | その他雑感 | Comments(2)

寒い

床暖房が機能しなくなった。業者の方も忙しいようですぐに駆けつけてくれる、なんてことはない、というわけじゃなくて、昨夜すぐに駆けつけてもらえるという連絡をもらった時に、こちらが寒さに耐えきれずに出かけて本屋で本買って夫の店に行ったら友人が来て、ほいほいと一緒に飲んでいるところだったので、戻るのも面倒で後日にしてもらった。よって本日は無暖房。電気ストーブ使おうと出したらこれも壊れたらしくて動かなかった。みんなガタがくるのだ。そして寒い。寒いのくらいはいいけど、困るのは仕事ができないことだ。

こういう時は外に持ち出すという手もある。最近、試しに、当市にも近頃オープンしたコワーキングスペースを利用してみた。最初の日は快適だった。一番の理由は誰もいなかったから。それと、千円払うからにはその分やらなくちゃと思うから、かなり集中できて気分が良かった。それで気を良くして何日か後にまた行ってみた。この日はちょっとダメだった。スタッフが長時間打ち合わせする声が耳に入って集中できないまま午前中が終わり。コワーキングなので、出会いの場という意味もあるから静かにしなければいけないということはないのは分かるので、どっちかっていえば集中したくて行くのは邪道なんだとは思うが、よって今日は止めた。よって寒い…。

by kienlen | 2014-11-19 16:43 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen