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小林秀雄の哲学

改訂版となっている。高橋昌一郎著。ちょこっと事情があって買った本だ。小林秀雄の本は簡単なのを2つ3つ読んだくらいで、ただ何となく好きというくらい。だからこういうのはどうかと思ったけど、ゴシップみたいなこともたくさんあって、難しいことはさておき、意外に面白かった。自分が、何となく好きだなと感じるのがどうしてなのか、ということが何となく分かる本でもある。何となく、としか言えないのが悲しい。はあ、ぼやけている。昨夜はまた何冊か本を注文した。楽しみ。
by kienlen | 2014-08-31 23:33 | 読み物類 | Comments(0)

恐ろしいというか

娘は、よく食事を作っていて、それを写真に撮ってよく送ってくる。ベランダで作ったミニトマトやピーマンも活用している。昨日は「ナンプラーでタイ風にした」というコメント付き。恐ろしいなと思うのは、ますます夫が作る料理にそっくりになっていることだ。炒め物の汁の感じとか、盛り付けとか。多分味もだろう。店をやるようになってから夫が家で料理をすることはほとんどなくなってしまって、それからもう10年以上にもなると思うが、それまでは料理は夫がやることの方が多かった。タイ料理でなくたって彼の方が格段にうまいのだから自然に。

私が料理ヘタなのはもちろんあるが、それを差し引いても、子どもの頃から基本から手作りしていた人は違うとつくずく思う。バンコク在住時に、夫の実家に帰った時のお土産が市場の豚肉で、家に着くなり油を取っていた様子は忘れられない。基礎調味料から手作りなのだった。子育て、、後悔してもしょうがないが、やはり親はもっと手をかけるべきだったのかと思うことはよくある。とんでもなくかわいそうなことをしたような気もしている。今更しょうがないが、時に妙に感傷的になるのだった。




by kienlen | 2014-08-30 21:55 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

ここんとこ

涼しい。秋のようだ。夫の両親と妹が来日していて何をしたというわけでもないのに疲れ切った感がある。何もしなかったせいかもしれない。いずれにしろここ2日間はひじょうに良くない気持ちだった。気持ちを切り替えるには寝るしかないような気もするし、今から寝るのはもったいないような気もするし、でも何もできないし、読みかけの本を読んだ。本を読むという閉じた世界が心地良いということは、やはり他者とのコミュニケーションが苦手ということなんだろうか。そんなことを突然思いついたところで残りの人生にいい影響も与えないだろうに。やめておこう。

夫の両親が「ウサギが喉乾いていたから水をやっておいた」と言った。それで「10年間水をやったことがない」と言ったらひっくり返らんばかりだった。水が要らない動物なんてあるのかなと不思議ではあるが、事実として10年間やってないのをどう考えたらいいんだろうか。なぜやらなかったかというと、子どもの頃、家にウサギがいて草をやった記憶はあるが水をやった記憶がないからだった。ただ飼い始めた頃に小学生だった娘がウサギの飼い方の本を見て水をくれる道具を買いに行ったことは行った。しばらくやっていたが、外に出した時からやらなくなった。雨に濡れた草をやる時は水もあるしなと思うくらい。このところ目が見えにくくなっているような気がする。餌をやってもきょろきょろしていてすぐに食べ始めない。10年、あっという間だった気がする。

by kienlen | 2014-08-29 20:23 | その他雑感 | Comments(2)

初ひれ酒

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人生の先輩に飲み会に誘われた。若い時から途切れることなくずっとお酒を飲んできたので、これがなければお金たまっていたかもおお、時間有効に使っていたかもおお、仕事もっとできていたかもおお、マジメなお友達がたくさんできたかもおお、と思ったりしなくもないが、結局飲む人達との付き合いの方がやりやすくなる面は否めない。酒があると話題がなくても間がもつが、話題もないし酒もないんじゃあ結構辛いかもなと思うことはある。この日もそんな感じで合計3人だった。

それでこんな汚めな写真を載せたのは、ひれ酒というのをお店で初めて飲んで美味しかったから。生ビールで乾杯してのどぐろとアカイカの刺身をつついていたら、ひとりが早々に日本酒に移った。速い。熱燗で美味しそうだな、でもこんな先輩方を前に何か言えないしな、と思っていたら先輩方が私の分も注文してくれた。日本酒は若い頃に安酒を大量に飲んで死にそうな思いをしてから本当に怖くなって、今はいいのを少量ならって感じ。で、この1杯はそういうこと。それから昔ながらのスナックへ移動して昔の飲み会みたいな雰囲気を味わった。

by kienlen | 2014-08-25 13:36 | その他雑感 | Comments(0)

her-世界でひとつの彼女-

極度の運動不足。昨夜は散歩を兼ねて傘を持って夜の映画に行った。往復すれば1時間。夜の7時台に始めてくれるのはちょうどいい。夕食食べて出かけて帰りにちょっと1杯できるから。雷もありそうな天気だったし、客は2、3人というところ。この映画は予告を見てちょっと興味を持って、上映時間が自分のライフスタイルにフィットしたから行ったものでさほど期待はしてなかった。ものすごく内向きでうんざりしても良さそうな映画だったけど、人間の本質を突いているというか、自己愛が強くて孤独は恋愛で癒されるとどこかで信じている人にとってはズキンとくるものではないだろうか。そうでない人にとっては、どうなんだろうか。まあ、相手がOSなので、生身だったらうんざりしそうなところがシュールな感じになっている。

主人公が手紙の代書屋というのがひとつの伏線ではある。私にとってあこがれの職業で、しかしこんな時代ではもうこの夢がかなうことはないだろうと思っていたのが、これって案外成り立つのかも、という気になって、まずそれが良かったというのがある。だいたいそんなことをする男が主人公なので、どういう性格かはそれで何となく想像できる。つまりこんな人を夫にしたら大変だろうなと。で、その通りに妻から離婚を迫られているのに決断できずにいる。そこに登場したのがOSの女性で、直感だけで会話を進めるという設定。それはもう自分と対話しているようなものなので理想的。結局自分が好きで、だから自信が持てないというあたりの矛盾が分かる感じ。イタイってこういうのを言うのかも。もうちっと若い時に見たらどうだろうか。痛すぎてダメかも。あるいはのめり込むかも。分からない。途中の場面とか最後とか、ちょっと子どもだまし過ぎないかと感じたけど、でも全体に嫌いではなかった。



by kienlen | 2014-08-24 09:32 | 映画類 | Comments(0)

初黒部ダム

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父が、娘のいる間に食事でもしようといい、娘はどっかドライブしようというので一緒に片付けることにして、父と娘を乗せて1時間ほど走って昼ごはんを食べて戻るつもりで気楽に出た。信州にいると全国レベルの観光地だらけなのでほんと助かる。で、走っていたら黒部ダムという標識があった。これも観光地だなあと思って標識に従って走っていたら駐車場に到着した。片っ端から県外ナンバーばかり。そんな場所なら見て見ようと思ってトロリーバス乗り場に行くと10分後に出るところだった。2時間で戻れるという。昼ごはんの予定に飛び入りで入れることにした。ランチを遅めにすればいいという時間。

父もあちこち出歩いている方だと思うが、初めてで、私も初めて。もちろん娘も。何も知らずにバスに乗って、トンネルを移動するのだと知った。行きは慣れなくて怖かった。帰りは混んでいて立っていたので前が見渡せて面白かった。前の方に座るか立つ方がトロリーバスは楽しめると思った。降りると長い階段で父は大丈夫かと少々心配したが大丈夫。ただ、その後は何かあって迷惑かけてもいけないと休んでいて娘とダム上を歩いた。黒部の太陽、見たり読んだりしたいなと思ったまま機会がなかったけど、現物を見たことだし考えよ。しかしすごい工事だ。突然行ったのでただ往復しただけだが、富山側に抜けたら面白そうだなあ。タイ人に人気だったことを思い出して会わないかと期待したが中国人と、どこか分からないアジア系の方々がいた。お盆過ぎなのに混んでいてびっくりした。

by kienlen | 2014-08-23 11:51 | | Comments(2)

『神去なあなあ日常』

三浦しをん著。買った動機はごく単純に、これを原作にした映画が面白かったからと、周辺三浦しをんファンがいるから安心かなと思って。しかしこれはちょっといい年した大人にはふさわしいものではないように感じられた。かなり退屈だった。気合の入らないまま読んだ。映画はよく面白くしたなあと感じた。やはり順番からすると本→映画であって逆は難しいかも。林業とか田舎に興味のある都会人が読むにはいいんだろうか。しかし三浦しをんは、自分には何かもう一歩物足りなさがある。ああ、でも風が強く吹いているは必読なはずだったなあ。箱根駅伝の前に。しかしこれは買いたくはないのでどっかで調達しよ。舟を編むも、上手だなあとは思ったけどどうもピンとくるものがない。みんないい人だけっていうのが苦手なんだろうか、何なんだろう、この感覚は。かといって悪意を描いたものが好きというわけでもないんだけど。面白いの読みたい。明日隣の町の図書館に行くが、カード持っているから借りてくるかな。でも返却が面倒か。
by kienlen | 2014-08-18 20:36 | 読み物類 | Comments(0)

爪と目

何年か、風呂で読む専用に雑誌2冊を定期購読していた。これだけあると毎日1度の風呂では足りないので面白いのがあると何度も入ることになる。ところが、そのうちの1冊でボリュームのある方がなぜか勝手にストップされてしまった。事務手続きの手違いには違いないが何だか面白くなくてそのままになっていて1冊しかないのでじきに終わってしまう。自分にとって風呂=雑誌を読むなので、窓辺に積んである過去雑誌を見たら文芸春秋があった。これは2年に1度くらい買うことがあるが、テーマは面白そうと思っても中身を濃く感じられずにさすがにここんとこ買ってない。それにしても風呂で本を読むという行為を伝えて設計してもらったわけではないが、たまたま本置き場として理想的なスペースがあるのは偶然だろうか。

で、その文春を見たら芥川賞発表の号だった。実はこれも読めないものの代表。読もうと思って買うのだが。でも他に選択肢がないって便利で爪と目というのを読み始めたら面白くて得した気分になった。最初の1行目と2行目が分からなくて読み返したが慣れればこの人称の移動みたいなのは大丈夫で面白かった。分かるなって感じの人物設定だった。それはそれとして選評が面白かった。これを選んでいる人が大変少ないようだというのも面白いし、評価も高くなかった。きっと見えないルールとまではいかないが、習慣みたいなものがあるのだろうか。しかしあくまでこれは一時しのぎで風呂本は課題。

by kienlen | 2014-08-18 14:41 | 読み物類 | Comments(0)

罪の手ざわり

昨日、外で仕事して戻って家で仕事したかったができなかった。それで読みかけの本のうちの1冊を読んでいたが、夕方からの映画に行くことにした。どうしようか、あんな怖そうなものを見るのもなあと思いつつも何か気になっていて最終日だったので行くことにした。どうせ夜は外食と決まっていたから友人と娘と直接その店で落ち合うことにすると時間的にぴったりちょうどいい。雨もちょうど止んでいた。これに興味を持ったのは予告編を見たからだった。中国で実際にあった犯罪を元にしているとのことだった。その4件の殺人と、殺人の裏返しの自殺が描かれていた。

後味の悪い映画かなということを想像していたけど、そうでもなかった。というのは、暴力ってこういう単純なものであり、だったらこの引き金になる部分を小さくすれば暴力は減るんじゃないかというような、前向きの気持ちが出るくらいに単純な気持ちになれたからというのがある。シンプルな映画だった。これが娯楽映画というものなのだろうか。分かりやすい。で、実際にこうなんだろうなとも感じた。ただ、何が引き金になるかが、置かれた社会にも人にも依るのだろう、という点も分かりやすく描かれていた。これに引き込まれる人っているんじゃないかなという感じはした。舞台は中国だけど、アメリカみたいだなと、どっちも知りもしないくせに感じた。政治体制の違いも表裏の関係なのかも。

by kienlen | 2014-08-16 09:38 | 映画類 | Comments(0)

うろうろ

遠出はなくなったが、全くの予定外だった仕事でお盆は毎日外だった。色々世話になっている友人に、予定外の収入があったから何かおごると言ったら、即座に日程と食べたいものを指定してきた。速い。こういう状況って相手に遠慮することないので娘も連れて行こうと誘ったら行く行くとのことでそのつもりだったが、友達にも誘われていてどうしようというから、じゃあ友達と行けばあと言ったらそうするとのことだった。臨時収入といっても、働いたものなので何のお得感もなし。結局このおかげでやるべきことができないし気持ちは追い詰められるばかりだ。

お盆は実家に花だけ持参。前日、仕事帰りにブラブラしていたら歩行者天国になっていて、何かと思ったらお花市だった。出店の店は結構多かったが人出はこんなもんなのかって感じ。通り沿いの雑貨屋にぶらっと入ったら、奥にカフェができていて、この場所にカフェは便利だなと思ったら知り合いが出したものだった。なんだ、じゃあお祝いにビールといきたいところだったが健全な店で、ビールなし。ハーブティーにした。ここにこれがあると便利なので長く続いて欲しいと思って2日続けて立ち寄った。というわけで近間をウロウロな毎日を過ごしている。



by kienlen | 2014-08-15 08:27 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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