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大晦日の記録

息子の携帯は止められたままで消息が分からなかった。ずっと前に、2日に帰るようなことを言っていたから気にはなっていたが、掃除もしてないし寝る場所あるのかなと思っていたら、今になってLINEで連絡があった。今から新幹線に乗るそうだ。唐突ですね、と返事をしておいた。当方、娘は勉強中だし私は仕事ひきずっていて世間が正月休みのうちにこのキリを晴らしてしまいたいところだし、夫はもちろん店だし、誰ひとりとして特別な気分になれる人がいない。いずれにしろ息子がなんとか無事でいるらしいことはLINEで分かった。といっても状況的に無事なのかどうかは不明。それにしてもLINEって携帯止まっていても使えるのは便利だし、外国の友だちとのやり取りでもほんと便利。

今年を振り返って最も印象的なのは、友だちを何人か失ったこと。失ったというのは、関係が途切れたということで、しかも自然な形というのと違うので、どうしてこうなったのかまことにすっきりしない感はあったが、しょうがない。よって人間関係は静かになった感がある。その静かなのを想定して今後を想定してみても、それはそれで分からないしなー。夫がタイで事業をしたいようなことはずっと言っているから、いつも、行けばーと言ってはいるが、教育費がかかるので簡単に決断はできない。しかし、これで娘も家を出るとなると時間的には全く自由である。家にいる必要もないんだから、今日は「責任感あって仕事人のコックさんがいれば私がサポートしますよ」と言ったのだ。すると「考えてる。タイから誰か連れてくるしかないかな」「でもそれだと日本に慣れるまで時間かかるし、言葉もできないしね」と言うと「コックさんで言葉できる人いない、必要ない」と言われた。そうだ、私はタイ語ができるのでした。便利だなあー。さて、息子は卒業できるのかどうか、もう分かるだろうからここで番狂わせないことを願うが、まあ、しょうがないですね、何があっても…。
by kienlen | 2013-12-31 20:21 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

武士の家計簿

予定では今ごろすっきりして掃除に取りかかっているはずだったが、全く全くダメだった。何も片付いていない。それどころか伸展もしていない。こんなにひどい状態なのはさすがに初めてじゃないだろうか。これが蓋みたいになっていて次に進めない、というわけにいかないので脇道から別のことをしているから広い道はふさがったままなのだ。がーーーと全部どっかへ行ってくれ。といっても自分でやるしかない。ということで昨夜もみじめな気分で夜になり、友だちとご飯を食べながら勉強してきたという娘が帰宅したことをきっかけにパソコンで無料の映画見た。「武士の家計簿」っていうやつ。大人気の堺雅○が主演だった。監督は森田芳光と書いてあった。不思議に面白かったです。ナレーションが入るのだけど、それがまだ生まれてない三代後、つまり登場する人の視点からすると孫からの語りってことになっているので、最初ちょっと慣れなかった。でも語りが入ると分かりやすい。

それで語り手の祖父が死に、父が死に、最後に語り手が残ってくるというわけ。出だしから興味があったのは加賀藩が舞台になっていたからで、ちょうど色々と金沢の話題が最近は多い。で、刀を使うサムライじゃなくてそろばん使いというのが、知らない世界だけに面白かった。最後は芸は身を助けるみたいな感じ。暴力シーンがないのは安心して見ていられて良かった。暴力嫌いなんで。それに全体ににやけていて、シリアスな感じはなし。主人公が特ににやにやだった。あれは演技なんだろうか。夜はこうして過ごして朝は学校へ行く娘に弁当を作り風呂で小林秀雄を読みながら、すごいなあーと思ってじんときて、仕事が・・・・となって逃避的にふとんにもぐりこみ、まずいなあ病気になるかなあ、でもこうして眠り続けたいと思っていたが空腹になってしまって朝食食べてないことに気づき早い目の昼を食べたのだった。何、この生活…。これでも年末でしょうか。
by kienlen | 2013-12-30 12:33 | 映画類 | Comments(0)

『誘蛾灯―鳥取連続不審死事件』

青木理著。2009年に鳥取県で起きた、男性の連続死事件のルポ。この事件、記憶にあるようなないような…。同じころに埼玉で起きた事件のルポは2冊読んでいたので、こちらをどう描いているのかに興味があって注文して読んでみた。30代の、とても魅力的とは言えないという5人の子持ちの女性に金を貢いで、本の表現によれば「奈落」に落ちた男性たちが大勢いて、そのうちの6人が死んだという驚くべき事件。事件の舞台となった鳥取が日本の県の中で人口が最も少なく交通網が日本一整備されておらず、いかに疲弊しているかをどんよりと執拗に描いていて、この事件のどんよりした様相とパラレルになっている。最後の最後まですっきりしないが、一番驚いたのは、警察、弁護側双方の杜撰さを露呈した驚くべき裁判の様子かな。びっくり。事件そのものもかなり奇怪だが、それにも増して奇々怪々。

著者と一緒になってだんだん事の真相に迫っていくという感じが面白いけど、結局真相は分からない。そこでどう締めくくるのかに興味があったが、最後の著者の見解はひじょうに納得だった。人間に対する見方で共感。ああ、こう感じているのは自分だけじゃないよなーっていう感じ、というか。それにしても、著者としては意義を見出していないという生い立ちから探るという手法ではあっても、ここまで嘘つきまくりになるにはどういう生育環境があったのかはちょっと知りたいなという気がした。安易に結び付けないとしても、ひとつの考察要素として。嘘だと分かって騙されてみたいという人間心理に付け込んだものなのか、つまり大人になって修得した嘘なのか、子どもの時からだったのかくらいでいいので。
by kienlen | 2013-12-28 22:19 | 読み物類 | Comments(0)

『トラオ―徳田虎雄 不随の病院王』

青木理著の徳洲会創業者徳田虎雄の評伝。徳田虎雄はALSとのことで大変に気の毒だ。ずっと前にALSの闘病記を読んだことがあって、自分にしては珍しく結構覚えている、それだけ鮮烈だったひどく残酷な病気。著者は雑誌でよく見るし、がんばって欲しいと思っている人なので2冊一緒に注文してこっちを先に読んだ。ちょっと印象が違って、慣れるまでは何だか読みにくい感じがあったけど、途中から慣れてきた。徳洲会のことはまったく知らないのにマスコミの力ってすごいなと思うのは、名前だけは聞いたことがあって、何やら相当悪いことをしているらしいという印象だけは強く持ってしまっている。つまり特に興味があるというわけじゃなくてニュースで断片的に見るだけだから。

この本が徳田虎雄や徳洲会をかばっているというわけではないけど、読んでいる限り、主人公は大変に度量の大きい魅力的な人だ。私はこういう人は、こうじゃないタイプよりも多分好きかも。で、その人物像が周囲の人々の証言によって浮き彫りになっていくあたりは、あまりの面白さに声を出して笑った。それと印象的だったのは政治家の嘘つきぶり。つまり、うそが身に付いていること。身に付いているから当人にとっては嘘ではないのだろう、というのがすっきり分かる。いっそ役者がやればあ、みたいな。著者の主観をところどころぽろっていうか、別に無意識じゃなくて意識的に書いていて、まあ書くにあたって無意識ってことはないだろうけど、へえ、ここでこう感じるんだ、ホントかなあ、と感じさせるところが面白いというか、自分が勝手に描いていたイメージと違う感じだった。それにしても病気は残念。健康でいたならどんな展開になったんだろう。残念だ、それでもここまでやっているのが猛烈にすごい。やっぱり本っていいな。しばらく我慢しようと思っていたが、思い直して何冊か注文したので楽しみ。
by kienlen | 2013-12-25 08:20 | 読み物類 | Comments(0)

一般の方

この間、東南アジアからの旅行者を増やそうというような趣旨での講演会があるという記事を新聞で見た。特にタイ人についての言及が多かったのでちょっと行ってみるかなと思って申し込んだ。名前と電話番号を聞かれたので答えた。よく所属とか聞かれるけど、聞かれなかった。それからじきに折り返しで電話がかかってきて、講演会の後で情報交換会があるということで参加するかどうかと打診された。畑違いの場所にひとりで行って交流するネタも勇気もないよな、しかし、どういう人がいるのか興味なくもない。考えさせてくれと保留にしてから、誰かを誘おうと思った。インバウンドの活動している友人に電話したら、もしもしの声からして忙しそうでダメだった。そうだ、タイ人を誘ってみようと電話したら行くという。次に香港人の友達も誘ってみたら、行くという。それで2人追加して3人で交流会参加の返事をした。

当日、受付で参加者名簿をくれた。会場で見ていたら結構知り合いがいて、交流会に出るようだったから楽しみにしていた。で、その名簿は従来通りすべてまず所属から始まっているのであった。会社名とか役所名とか団体名。ふーん、こういう所から来ているのね、と自分のことは忘れて見入っていたら、最後にその欄に「一般の方」という記入があった。何か位相が違うなと思ったら自分と、誘ったタイ人と香港人の3人だけが一般の方なのだった。これって、内輪の会に無関係な人が入って来たってイメージなんだろうか。旅行関係なんだからもっとわくわくする感じがあるのかと期待したけどそういうことはない。ま、期待する方が間違いでしょうけど。こんな窮屈そうな空気の中から柔軟な発想が湧くとは思えず、時代はどっちの方向に流れているんでしょう、多分あっちだな、という感じを強めて戻ったのだった、やれやれ、地方の活力をそいでいるのはどちらさまなんでしょう。
by kienlen | 2013-12-20 15:10 | その他雑感 | Comments(0)

本、映画

小林秀雄の『考えるヒント』を風呂内読書でやっと終えた。茶色くなった文庫本が本棚にあったから何気なく読んでみたものだったが、あまりのすごさ、という以外に何も言えない。これで最も一般向けとなると、他はどうなんだと思って2冊ネット注文してみたが、読めるだろうか、たとえ読めても理解はできないだろうけど、それでも豊かな気分にはなれそうだ。若い時に読んだのか、多分読んでないだろうな。試験問題によく出てくると娘が言っていたけど、こんな難しいのが分かるんでしょうか、今時の子どもたちは。それにしても面白かった。最後のソビエト旅行のところなんかも、はあなるほどーーーの連続。

それから無料の動画配信サイトで小津安二郎の特集をしているので見た。これもつい見入ってしまう面白さで、昨日は「お早よう」というもの。子役が良かったなあ。それにしても同じ役者ばかり出るのも面白く、似たような役柄なのも面白く、あれは一体演技なんだろうか。娘に願書が何通も届いた。受験生なのに不機嫌になってないから親も楽しているんだと言われたが、不機嫌になられても特別な対応はできないし、大学に行くなんて楽しみだろうに。何といっても、どっかにはいける時代なわけで。小林秀雄も読めるようになるかもと思うと羨ましいなあ、と言ったところいつものように「ママも大学行けばあー」と軽く言われた。
by kienlen | 2013-12-16 17:44 | 読み物類 | Comments(0)

無料の映画で「ヒトラーの旋律」

昨日の午後は寝ていた。そのまま寝続けるのもなあと思ってパソコンで無料の映画を見ることにした。たまあに見るのはいつも夜だけど初めて昼間から。あんまり重たいのは見たくないなと思いつつ、ついつい興味のあるヒトラー、それにリトアニアが舞台ということで、どんなものかと興味がわいて「ヒトラーの旋律」というのをクリックしてみた。残酷さに耐え難かったら途中でやめるつもりで、多分そうなると予想していたのに、これがひじょうに面白くて最後まで見てしまった。リトアニアのユダヤ人ゲットーが舞台で、そこに赴任したナチスの若い将校とユダヤ人たちとの鬼気迫るやりとりにハラハラし通し。これは事実に基づいているということだけど、それにしても知らないことだらけだ。

それにしても、集団とか組織の場合、どんな上司がいるかで生死が分かれる様子はこういうのを見ているとヒシヒシと感じる。もっともこの関係の分野の最後は悲惨になるのは目に見えていて、途中経過でも、これでうまくおさまるという選択はないわけで、結果に対しての不満が起きるわけで、それらに対してどういう態度を取るか、ものすごいことだ。常に利己的にふるまう人もいるし、常に葛藤しながら道を探る人もいるし、持てる能力をどこにどう使うか、などなど見ていてリラックスできる瞬間はもちろん一瞬もない。でも芸術の力を感じたり、この場でもここまでできる人がいたりという希望は点在している。私はすごく好きだったな、これ。それぞれが複雑な心情であることを表情で感じることもできたし、全体にとても良かった。
by kienlen | 2013-12-11 09:18 | 映画類 | Comments(0)

まるごとその他

昨夜まで3,4日結構働いた。もうダメかも、と思う時があり、このところそれが続いていて、でも、大丈夫かもと思う時もあり、昨日はそんな感じで終えることができた。仕事の種類によるよな、それはしょうがないですね。上司もいないし部下もいないし、何より同僚もいないので、こうしてちょっとつぶやいてみる。今日からまたそのダメかと思うことをしないとなー、でも先は見えた、と信じたい。だいたいもう年末だし。掃除もできないじゃないか。それで気分も悪いのだ。一段落したら大々的に模様替えをして気分をすっきりさせて次を考えます。はい。

娘もさすがに受験生っぽくなってきて、ちょいと不機嫌であり、私もてんばっていると上の空であり、家の中の空気がピリピリ、なんて、言ってみたいが、ダラピりってところだろうか。夫がどうしているかというと、何しているのか不明である。それで、自分も関係者で取り調べされたら何を言えばいいのだろうか、とか、まあ、色々考えたりもする。息子もそれ。だいたい、そういうことを考えるのに力使っているから、肝心なことに力いかないのかも。それを的外れという。それにしても思うことは、夫の場合、手はある。息子の場合はそう簡単ではない。ああ、娘も、つまり親子関係。それにしても本日も、電話1本のハードルが高い自分との闘いから始めないとなー。
by kienlen | 2013-12-10 09:56 | その他雑感 | Comments(0)

ふらふら

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昨日朝の雪景色。それから昨日夕方の温泉。やはり雪がチラチラしていた。源泉が90度とのことであちこち回して冷ましているとのこと。露天はさすがにぬるかったが、中は熱目でとても気持ち良かった。入る予定ではなかったが、そうそう気軽に行かれない秘湯じみた場所だったので予定外に入ってみた。
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それで昨日は遅目に帰宅して夕食は娘と外食にした。ほぼ100%ビール飲むのに、ちょっとそういう気分でなくてやめて家に戻ってからワインをついで、飲んで寝ようとして口をつける直前、ふと嫌な予感がして、バイト先に電話したら、夜のシフトに入っていた。翌日と勘違いしてスケジュール帳に記入していた。たまにある自分のミス。ぎりぎり間に合う時間だったので大急ぎで着替えて出て夜勤をした。なんてことだ。飲んでいたらアウト。家に戻って2時間寝てから、入れてあった予定の場所へ運転。朝だからスピード出していたら、ちょっと横揺れして、凍っているはずもないのにな、と思ったが気温はゼロとかマイナス1度が表示されているから凍っていてもおかしくはない。ちょっと警戒していたら、ぶつかっている車があった。自分であっても何の不思議もない。それからさらにゆっくりにした。ああ、怖い。帰りにそこを通ったら塩カルまいてあったからやはりスリップ事故だったのだろう。油断してはいけません。寝不足だし。その後、お寺に行って無事だったことに手をあわせた。今夜は夫が外食希望で3人で外へ。昨夜飲まなかったビールをいただきました。
by kienlen | 2013-12-08 20:19 | その他雑感 | Comments(0)

『上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?』

夜眠れないということはそんなにないけど昨夜はあまり眠れなかった。心当たりは特になくて、もしやこの本のせいかもしれない。知人がやっている古本屋でたまたま見つけたものだが、お礼を言いたいいい実用本。自分には実用的な情報収集力が大変に低いことは自覚していて、何かあった時に情報を検討して選ぶというのではなくて専門家のいいなりになることは目に見えている。結局選択肢が多いと迷うから、自分に分からないことは半端に迷うより任せようという気持ちからだが、専門家がでは適切な判断ができるかというと、その点では痛い目にもあったことがあるから、皆が皆そうではないとは思う。人間のすることだし、個人の力にもよるのだから。しかし死ぬ時に苦しみたくないというのが希望としては一番大きい。でもそれに関する情報も、痛みのコントロールはかなりできるようになっているという程度のことしか知らない。痛みどめガンガン使ってもらおうくらいしか思い当たらない。そういえばバンコクの病院で出産した後、痛いと言ったら痛み止めくれて、まだ痛いと言ったら「年のせい」と言われたっけ。

で、この本である。素晴らしい本だった。上野千鶴子の本、久々。知人の店で何か買おうとは思ったがなかなかこれというのがなく、上野千鶴子ならはずれはないだろうと思ってこれにした。でも前に当事者主義のはあまりピンと来なかった記憶はあるが。それとおひとり様系のも読んでない。簡単に言うと、望めば死ぬまでひとり暮らしで家にいることは可能で、それを実現したいならこうすればよろしい、ということを解説した本。上野千鶴子が、在宅医療を行っている医者に質問して答えるという形式。私はQ&A形式は基本的に好きではない。安易なイメージがあるからだが、さすがに上野千鶴子にそんなことはなくて、実に充実していて知りたいことが網羅されている。成り行きで病院で死ぬのが一番いいし、家族を読んで看取ってもらえるだろうと疑わない人には興味のない本かもしれないけど、100%の確率で訪れる死について、自分でも身近な人でも、考える人なら読んで損はないと思う。自分ならどうするかを考えるためにも、差し迫っている場合にも。大変に安心できる本、希望の書で恐れてばかりじゃ残念な明るい気持ちになる。それと家族についても考えさせられる。さっそく付近に在宅医療の医院があるか検索したら意外な場所にあった。世の中の変化も速い。
by kienlen | 2013-12-03 07:50 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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