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夢の心当たり

怖い夢を見た。全体像が何なのか分からないけど部分部分が怖い。多分タイかどこか外国なのだが、私はそこに住んでいて学校に通っているか教えているかで、とにかく学校が舞台。で、そこの外にある階段が急傾斜な上に一段一段の広さが違う。下を見ると気絶しそうになるので落ち着け、落ち着けと言い聞かせて一日に何度もその階段を昇降する。その時に「日本の人に伝えるなら『自分が立っている位置から2段下の段が見えない』と説明すると分かってもらえるかな」と考える。夢の中では本当に2段下の段が見えないのだった。どうして皆は平気でいるのか本当に不思議。室内でも事故が起きる。1度は自分の目の前で人が何かに当たって倒れた。生きているのかどうか自分で確かめるのが怖くて、携帯で救急車を呼ぶ役割をしようと思う。すると先方が「やってはいるけど本当に出動の必要があるか確かめてくれ」というような意味のことを言う。そうか、大晦日だから休日なのかと思って確認すると「休んでいるわけじゃないが」とよく意味の分からないことを言う。

そうこうしているうちに倒れていた人が起き出した。ものすごく安心して電話でそれを伝える。いつのまにか隣に警官がいて、真っ黒などでかい警察犬が自分の足元に座っている。ここで咬まれたらおしまい、という距離。怖い。ところがその犬が犬自身の体を食べ始めた。気味悪くなってその場を離れた。ざっと以上。こうして書いてみると昼間の事がごっちゃになっているように思う。昨日はキッチンの片付けをして、その間ずっとテレビをつけていた。沖縄の夜間中学を追ったドキュメンタリーに感動。学校が舞台だったのはこの影響か。次に西村京太郎のミステリー。死者もどきや警官はこのドラマの影響か。それからお笑いスタイルでペットの珍しい仕草ビデオで犬が登場。これが自分を食べる犬に影響か。それから今読んでいる食に関する本で人にとって理想の栄養バランスの肉は人の肉であるというのがあって、その影響もありそう。しかしあの恐ろしい階段は何の影響だろう。自分の心理状態かな。朝は雪景色で大晦日の雰囲気が盛り上がり。またテレビ見ながら掃除する予定。こんなにまとめてテレビ見たことないから脳に焼き付いちゃったのかもしれない。となると今夜の夢もそこからかもしれない。
by kienlen | 2009-12-31 10:08 | その他雑感 | Comments(2)

泣いたり泣かれたり

昨夜、娘が激しい勢いで泣いていて手のつけようがなかった。直前までは普通に機嫌が良かった。夕食後に、友達が焼いてくれたパンを食べ始めたら「美味しい」と大喜びでたくさん食べていた。いつもの食欲だった。しかしあまりに泣くので自分がいけなかったのかと考えた。昼からずっと夫の店でタイ人とワインを飲んでいて「夕飯のおかずは店からテイクアウトするから」とほろ酔い加減で言ったまま飲み続け、戻った時にはすっかり遅くなっていた。娘は何かを我慢するタチではないから空腹になると催促するはずなのである。それにしてもここまで料理を自分でしない中学生を中学生と呼べるか。まあ、娘の性格で催促がないということをいいことにいつもの食事時間よりも格段に遅れて戻ったが「遅いから電話しようと思ってた」と言うだけで機嫌は悪くなかった。泣き出したのはその後。聞き出せたのは「おばあちゃんと電話で話した」ということだけだった。しかしもうこの言葉で思い当たりバリバリである。私は母と話すと本当に悲しくなってしょっちゅう泣いていた。これが自分の原点にある。なぜ悲しくなったかを今になって思うと、どうしても伝わらないというもどかしさだったのだろうと思う。

前夜に母と電話で話した後の落ち込みも同じ種類のものだと思うが、さすがに今になって自分から彼女に何かを伝えたい気持ちはない。子供の頃からの蓄積があるから、彼女には何も伝わらないと学習しているからだ。ここまで学習するのに費やしたエネルギーと時間を他に使ったらいっぱしの人物になっていた・・・という幻想が自分のすべてである、ってことにしておこう。ま、ムダな時間を多分30年くらいは悶々と使ったわけだがそれはそれでしょうがない。親であることは修行だが、子であることも修行である。問題は、それで自分の子には、私が母に対して感じたような感じだけは味わわせたくない、というのが子育てにおけるテーマになっていることである。これが良いのか悪いのかもちろん分からない。みんなこうして世代を引き継いでいくものだと思うし、子育てによって目を逸らしたい自分の親子関係もドバっと現れるから、それに耐えられるようにしておかないと辛いなということだけだ。そこまでの強さを持てるといいけどね、ってことで。泣き止まない娘に「眠れないと辛いからお風呂であったまって寝て」とだけ言って寝かせた。今朝息子が「なんで泣いてんの」と聞いてきた。こういう時は息子のマイペースさが救いになったりする。朝まで泣いていたのかとあせったがそうじゃなくて夜のことだった。家中聞こえる泣き声だったからな。それって訴えているってことかな。しかし訴える手段を涙にしてほしくないしね。今朝父母と電話で話して原因は想像できた。人って変わらない。ということは、私も母を反面教師に費やしたエネルギーは、それで変わったわけじゃなくて単なる気休めだったのかもしれないと思うとゾッとする。
by kienlen | 2009-12-30 10:12 | 家族と子供の話題 | Comments(0)
福岡先生の本に感動して3冊目に挑戦したが、少々無謀な気がしなくもない。だって難しい。レトリックの高度ますます上昇で追いつきません、と思う場面が多々。やはり分子生物学について知識ないと・・・と思っても分子生物学の知識がある人が、帯にあるように「15万部突破!」ということで15万人いるのかどうか、となると、一般向けの本であるのだし、だったら私だって・・・と思っても、核心の場所までは船で50年かかりそう、くらいな漠然とした雰囲気の分かり方に留まっている。流麗な文章につられて本を読む楽しみは十分に味わえるけど、文学書じゃあるまいし、華麗な文章にうっとりさせるのが目的ではないんだろうから、私は読者の条件を満たしてないと思う。というわけで、とにかくこの本も美しい。美しいが長いカタカナのたんぱく質とか酵素とか酸とかの名前は聞いたことのあるものもわずかにはあるが、知らないものがほとんどで、何が何だか分からない。「科学ミステリー」というカテゴリーにしているみたいなので、ミステリー小説のように登場人物の名前を一覧にして、記憶力の悪い読者用に解説を書いておいてくれるのはどうかな。

でも、福岡先生が伝えたいことの大きなひとつはタイトルにもあるように「分けてもわからない」ということであり、そもそも部分というものが成り立つかということであるから、単体で登場させて性格付けしちゃっていいのかは大いに疑問のあるところだ。今まで読んだのと同様に、顕微鏡を覗き込むように描写したかと思うと天空を仰ぐという具合のスケールの大きさというか微細さというかが混じっているのが魅力。これで分子生物学じゃなかったら分かりやすいだろうに残念だ、なんて自分の不徳の致すところを棚に上げるのは論外ではあるが、ここまで科学的にしないミステリーに重点を置いた科学ミステリーを書いてもらえないかなあ。すごく面白そうなんだけど。実験室内の人間模様とかデータの捏造とか、怪奇だけど生物ってこうなんだな、という普遍性を感じさせるもの。ここでめげずに『動的平衡』にも挑戦してみようかな。
by kienlen | 2009-12-29 10:16 | 読み物類 | Comments(0)

何度目かの無題

しばらくぶりに元気が失せた。ここのところ比較的いい調子だったのにな。いつまで続くかと思っていたら案の定そんなに長持ちしなかったな。きっかけは母と珍しく数分も電話で話したことである。必要があったとはいえまずかった。問題はひたすら先送りにすることにしよう。その時になってから考えよう。やはりいろいろな事が一気に押し寄せてくるような予感がする。高齢出産のツケはくるんである。いつどうなるかってところで、しばらくサボっていた大掃除を明日からすることにする。さすがに仕事部屋は仕事に直結するからたまに大々的にやっているが、その他はサボろうと思うといくらでも、というわけでひどいもんだ。当然気持ちもすっきりしない。息子が出て行ったその後で、とか、あったかくなってから、とか、そういうのはやめよう。家の中が寒いわけじゃないんだから。

もうすぐ新年だ。来年はどうなるんだろう。本日は夕方以降不安の方が重たくなっている。でも今日だっていい日だったんだ。天気は穏やか。娘が洋服欲しいというから買い物へ。友人を交えてランチ。それから別の友人が家に来て夕方まで楽しく雑談。今日も家族全員病欠なし。単発とはいえ、思いがけず初仕事の予約まで入った。ありがたいことである。とまあ、不安は現実になるまで考えず、楽しそうなことは現実にならなくても現実だと錯覚することである。とりあえず明日は午前中掃除、午後は用事。その後は成り行きで。そうだ、見たい映画がいくつもあるんだった。f0104169_23245932.jpgそういえばこの間、シュタイナー教育をしている無認可保育所のバザーに行った。天然酵母手作りパンとヘルシーなスープを食べた。心を温めよう。
by kienlen | 2009-12-28 23:29 | その他雑感 | Comments(0)

『21世紀アジア家族』

落合恵美子・上野加代子編著。明石書店刊。科研費で調査したアジアの家族の調査報告とは別に一般向けに新聞掲載したものをまとめたものということ。主に女性研究者による2pのエッセイがたくさん集まっている。図書館で見つけて、こういうエッセイ集は買うまでもないがタイもたくさん登場するし読んでみたいなと思って借りた。今日は残っていた今年最後の仕事を片付けて時間があったので読書ができて、珍しくテレビ鑑賞で女子フィギアを見ながら読んだりで読了。「家族と食」とか「ジェンダーの未来」とか「グローバル化」等の項目に分けてあって、調査対象となっている国は中国、台湾、韓国、タイ、シンガポール。たまたま自分にとって最近身近に感じている国々だったのが関心を高めたと思う。中でもシンガポールは何度か行っているし、シンガポール人から政府の家族政策を聞いたり、在住の友人の家に寄ったこともあるので、そういうことを加味しながら読んだ。

聞き取り調査からの分析なので、ううん、ここからこれが言えるのかというのはとってもよく分からないが、新聞のエッセイだからそこまで厳密にしたら面白くないし、そういう意味では読みやすく面白く読んだ。いずれも日本との比較的な視点が入っていたけど、最後まで税制に触れられていないのはひじょうに不思議だった。日本で結婚や子育てで女性が仕事を辞める傾向が強いのは、税制とも大いに関係あると思っているが、その点の検証がないのは、いくらなんでも物足りなさが残る。ここを比べて欲しかった。それにしてもこういう本を読んでいると、自分がいかに日本の家族的でないかを感じるが、逆に言うと、本当に日本の家族ってこうなんだろうか、ということで、そこまで日本的なんですか、と疑問を呈したくなる。エッセイとしては面白いと思ったけど、研究報告としてはどういうものになるんだろう、読んでみたい。欧米の報告が多い中でアジアのは貴重だし、アジアの家族はもっと研究されていいんじゃないだろうかと思う。
by kienlen | 2009-12-27 23:36 | 読み物類 | Comments(2)
子供達冬休みに突入。私はひとつだけ残った仕事のひらめきがなくてさっぱりしない。予定では今日はすっきりしているはずだった。何枚かの請求書を来月回しにして、あたかも来月も仕事があったかのように装うことにする。まあ、誰も見張っている人はいないから自分に対してだけだけど。とにかく片付かなかった。娘が美容院に髪を切りにいくのに同伴を求めるので行く。自分のカットは節約。ウチはこんなに暢気になってはいるが低所得家庭であることは間違いない。年末になると何だかつくずく感じる。それと春の税金だ年金だ保険だのの請求がどっとくる時。ひたすら他のウチや全国平均などなどとは比較しないこと、それだけだ。午後、友人からもらったチケットで映画を見に行くことにしており、娘に付き合わせるためランチを餌にする。何が食べたいか聞いたら「何でもいいけどたくさん食べたい」と言う。強いて選ばせたら中華というから、映画上映会場近くの食堂に入ってみた。自転車で通りがかってなんとなく気になっていた店。
f0104169_2021550.jpgそこで娘はラーメンライスどころか、ラーメンとカツ丼のセットを注文。スゴイ。こういうのを食べられる年齢のうちに食べておいてくれ。羨ましいです。私は野菜とシーフードの店オリジナルラーメン。なかなか旨かった。

この店で娘は漫画を、私は週刊誌を読みまくり、時間を潰してから映画へ。(財)全日本ろうあ連盟創立60周年記念映画「ゆずり葉」というもの。見る前は、正直のところ、清く正しい派では決してない娘がこういう文科省選定映画に退屈して、2度と母との映画に付き合わないということになったら損失は大きいと思ったりもしたが、最後の方は娘も声を出して大泣き。バッグからハンカチを出してやった。いい映画だった。チケットをくれた友人には感謝。こういうのは一般の映画館で公開しないんだろうか。前から思っていたのだが、手話というのは体全体で伝えようとする勢いがあって、感情のこもらない言葉はあっても感情のこもらない手話ってあるのかどうかを知りたくなった。これぞコミュニケーションという感じがある。自分は全くできないのが悲しいところ。今の子達はちょっとの手話は学校で習っている。一時期娘もそんな話をしていたから聞いてみたら「ちょっとやっただけで忘れた」ということで残念だった。前向きな映画だった。役者も良かった。会場隣のスーパーで初めていろいろ買い物して夕食は家にて。
by kienlen | 2009-12-26 20:45 | 映画類 | Comments(2)

『ロシア文学の食卓』

NHKブックスで沼野恭子著。NHKブックスは興味深いのがたくさんあるが、なんだか最後まで読み通せないのが多いように思う。専門的なせいだろうか。それで今のような経済状態だと買うのを警戒してしまう。かといって図書館だともっと確実に読めない。これは少し前に買って枕元用にしてあったもの。とっても面白かった。ロシア料理を食べたくなった。肝心のロシア文学が読みたくなったかというと、そっちはちょっと今からだと体力知力共に足りないような気がした。若い頃読んだのはほとんど何も覚えてないし。ロシア料理の思い出ならある。まだうんと小さい時、小学校低学年くらいだと思うが、叔母夫婦が名古屋でトヨタ自動車の下請けだか孫請けの工場を経営していて、ウチのようなド田舎の農村の者にしたらとっても羽振りが良かった。そこに毎年家族で遊びに行っていた。バスに乗って汽車に乗って都会に着く。お迎えはタクシーである。今ならどってことないけど、当時としてはもう私なんか別世界。右だ、左だと注文するいとこを感心して見ていた。で、そのウチに行くと食事が違う。田舎で自家製野菜とうどんとソバとリンゴくらいしか食べたことのない身にはびっくりのものばかり。中でもびっくりしたのがロシア料理の店に連れて行ってもらった時だった。

ひどくまずいと思った。内気で通知表に「消極的」と書かれていたくらいだから外に向かっては何も言わなかったと思うが、そういう子は多分心の中ではいろいろ独り言を言っているものなんだろう。最後に出たお菓子はもうとっても口に合わなくて食べられなかったんじゃないだろうか。ひとつだけまあまあと思ったのはボルシチで、パンだかパイみたいな皮が蓋になっているのをパリンとスプーンで割るのが面白かった。こういう体験は良くないかも、と思ったのは、それからロシア料理ときくと内容よりも「まずいと感じた」ということだけが先立って食指が動かないのである。単に珍しい味だったというだけだったんだろうし、今食べたらとっても美味かもしれないのに。よって、私は「タイ料理は嫌い」という人に会うと、自分にとってのロシア料理の体験を思い出して「最初だけで決めない方がいいよ」と言うことにしている。以上、何も本の感想にはなっていない。タイトル通り、ロシア文学に登場する料理とその背景などを豊かに描写しているもの。しかしロシアでは料理など俗物よりも精神性が尊重されるというあたりは、若い頃に読んだ本のおぼろげな記憶と、あの料理の記憶が重なるところだった。
by kienlen | 2009-12-26 10:50 | 読み物類 | Comments(0)
図書館から図書の返却をうながす通知がきた。いつもすみません、と思いつつ返却に。このところ車を出さない生活を心がけているが、冬タイヤに空気を入れておきたいし、イザという時のためのガソリン入れておきたいし、バッテリー上がっても困るし、それに至急で息子に金を渡さなければいけなくて車を出しついでに図書館にも行った。4冊借りて、仕事用の1冊以外は結局読めなかった。図書館だとこういうことが常。もう借りるのはやめようと思って、洋服作りの良さそうな本を見つけたが購入することにした。でも本の部屋は一応巡回してしまう。そしたら『嘘がつけないとウツになる!』というのがあった。ふざけたタイトルだし、出版元といい装丁といい、本気で読むようなもんでもなかろうと思った。しかし、ちょうどウツの本を読んだ直後であるし何か気になる。著者はストレスケア日比谷クリニック院長の酒井和夫先生という方。もちろん知りません。たくさん書いているみたいだけど、自分が読むような類とは違うみたい。で、たまたま開いたページで私は本気で笑ってしまった。図書館の中で笑い声をあげるわけにいかないのでこらえながら。

それは次のようなくだり。日本人の先送り体質についての項目で、この体質を持つのが官僚で、理由は、官僚というのは成績優秀で有名大学出身者が多く、そういう人達は試験の点数が高い。試験の点数が高いということは、つまり試験のテクニックに長けているということで、それはつまり、自分が解けるのからやって点数を稼ぎ、分からないのは後回しにするという方法を身につけることである。よって、官僚は面倒くさい仕事を後回しにする、のだそうだ。なんか、スゴイですね。本当に大笑いだった。ちなみに笑うと体にいいってこの本にも書いてあった。それで不思議に思ったのは、この先生のように医者になるのも試験勉強できる人だと思うのだが、どうして官僚だけが先送り体質になるんでしょうか。医者は、面倒な病気だから後回しというわけにいかないからなんだろうか。そういう面倒な説明を先送りどころか、しないのがこういう本の良さで、ストレス解消には・・・ならないと思うけど、時々フムフムと思うところがあった。車中で信号待ちの時間と夕食食べながらで読み終えた。最後にウツ病になりやすい性格の指標が出てくる。やってみた。可能性ありとみた。でも、大方の友人から自己認識がヘンと言われるから違うかも。
by kienlen | 2009-12-25 22:00 | 読み物類 | Comments(0)

うつ闘病記を読み終えた

余裕になってしまった。喜んでいる場合じゃないのに、なぜか嬉しい。余裕になって振り返ってみると、ここ数ヶ月は一応いつもの自分よりも働いていたように思う。何しろ今年は仕事のアテがなかったのに、なんとか持ちこたえたことから、別に儲かったわけじゃないのにトクした気分になっている。バカだな、仕事なくなるのが半年延びたってことだけなのに…。昨日は山本文緒のうつ闘病記を半分読んだくらいのところで、次々とうつ病の友人の様子が浮かんできて迷路に入った気分になり、気を取り直して、やらないといけない仕事をひとつ片付けて、でないといけない会議にひとつ参加して、夕方後半を読み終えた。解説を精神科医の大平健氏が書いていた。これが大変面白くて、久々にこの人の本を読んでみたくなった。立ち読みするなら解説の部分が一番いいと思った。とにかくびっくりしたのは、作家の生活ぶり。私など、お金持ちほどロハスな生活だと勝手に思っていたわけだが、これを読む限りは、当然のことながらいろいろなんである。経済成長期の勢いというか、バブル期の感じなのか、それが今も続いているというのに感動して目を見張ってしまった。田舎の町にいると世界が違う東京暮らし。

それと食生活。焼肉屋にこんなに頻繁に行くんだ、酒は私も飲み過ぎを自覚しているがちょっと桁違いだし、この年代でここまでコンビニ頼りもすごいな。うつ病で料理ができないという事情はあるようだが、食生活については重要なファクターであることは後に振り返っているんだから、発病前がどうだったのかも知りたいなと思った。闘病日記というスタイルなんでそんな余計なことを言ってもしょうがないけど。この本を読んで時代を遡ったような気持ちになった後で、お風呂内の雑誌で香山リカが婚活詐欺について書いているのを読んだ。女性がブログで自分のゴージャスな生活を「自慢」することが当たり前になっていて、その自慢のためにムリをしている、みたいな話。それって当っているのかな、と不思議だったけど、作家の豪華な闘病記を読んだ後だったので微妙に重なりを感じたようなところがあって、世の中のことが分からない感にまたまた襲われた。もっとも当事者が自慢しようが卑下しようが自分でやってるんだから勝手にすればいいと思うけど、それにエールを送る人の存在があるということが不思議だった。それがないと自慢に拍車がかからないということらしい。小さな火を差し出して油注いでもらって大きくして自分まで燃えちゃうみたいな感じかな。今の時代に若いってことは大変なことかもしれない。
by kienlen | 2009-12-25 12:58 | 読み物類 | Comments(0)

苦肉の話題がこれですか

娘が「パパがタイに帰るって言ってたよ」と言う。「ふうん」と私が言うと「ママはどうするの」と聞かれた。どうも、その口調からすると現家族については留保したままひとりで帰るという理解を娘はしているように感じられたが、感じやすいお年頃の子にそういう不安感を抱かせるのもいかんだろうと気遣って「じゃ、タイの学校に移る?でも中学卒業前ってのもまずいかなあ」と私。すると「中学卒業するまでは日本にいるって」と娘。「だったらタイの高校に入ればいい」と言うと「遠慮させていただきます」とのこと。「ママだって高校からひとり暮らしでしょ、大丈夫だよ」と娘が言うが、それは親が遠くない場所にいて何かあると行き来できる程度のひとり暮らしであり、タイと日本じゃ何かの時に対応が難しい。祖父母が元気ならまだ考えようはあるが、年齢的にいつどうなるか分からない。それにそもそも、夫が現家族についてどう考えているのかが分からない。ひとりで戻りたいのかもしれないし、何か別口で戻りたいのかもしれない。さすがにそこまで娘に言うのはやめて、その代わりに友人にその話をした。

友人は「えーっ、そんなことないよ」と取り繕おうとしている。いけない、話す相手を間違えたか。もっとふざけた相手にすべきだったか。それに取り繕ってもらうと逆に当方があせったりするからおかしなものだ。お化け屋敷のお化けよりお客さんの格好の方が怖かった、みたいではないか。しかし実際のところ、いつどうかるか分からないのは本当なんで、やっぱ日本人同士だったらいいなあとよく思う。まあ、私が思うってことは相手もタイ人同士だったらいいなと思っていると考えた方が公平である。で、当人に「タイに帰るの?」と聞いてみた。ちょっとびっくりしている。娘から聞いたことを伝えると「〇〇といても話すことないから適当に話した」と言うのである。私も、天気予報は知らないし、テレビ見ないし芸能人知らないし、とにかく話題のない人間であるが夫なんか幾重にも輪をかけて話題のない人である。本人の真意は私も知らないが、娘がそういうことを口にするということは何か気になっているのかもしれないではないか。でも、もしや娘にしたら「ママといても話題がないから適当に話した」ってことかもしれない。話題のある家族だとこんなことにはならないのかな。
by kienlen | 2009-12-24 21:20 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen