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メニュー作成準備段階

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店のメニューを新しくしたいと思いながら何年もたっている。そもそも私がやっている店ではないから、私が新しくしたいと思ってもしょうがないのだが、準備段階として少しずつ写真を撮ることにした。プロに頼む余裕はないし、そこまでのクオリティーを求めるようなもんじゃないから自分で写す。しかも、お客さんの注文品を借りて撮るわけにもいかないから、自分で注文したものを。となると、昼間の注文で月に2枚か3枚か、多くて4枚程度。となると、全部撮るのに1年がかりか。そこまで持ちこたえるか、この店ってわけで、今日は友人が注文したのをサササと撮らせてもらった。ひとつがこのラーメン。私もいつも食べているものなので、撮影のためには別の品を注文して欲しかったが、そうとも言えず。

本日の友人が選んだ麺は極細。野菜がたくさん入ってスープはごくあっさりで、ニンニクの漬けたのが振ってある。ここに酢と唐辛子を入れるのが私の好み。タイ人は砂糖を入れる人が多いけど、私は甘いのは苦手なんで入れない。今日は娘も一緒だった。いつもトムヤムクンを食べているらしいが、先日私が持ち帰りしたゲーン・ジュー(フツウのスープ)が気に入って、それを注文したかったようだが、名前が覚えられず私に聞いていた。それでもタイ生まれなんですか、と思うと残念だ。私は本日は珍しく汁なし麺を注文したのに、その時に空腹になっていて写真を撮るのを忘れてしまった。これも残念だった。
by kienlen | 2008-05-31 23:25 | タイの事と料理 | Comments(0)

加賀乙彦講演会に行って

雨模様で風もあって寒め。今日は加賀乙彦の講演会に行くことになっていた。地元の私立大学が一般対象に無料で毎年主催している講演会。いつもそれなりの人が来ているような気がするが、実際に足を運ぶことにしたのは初めてだ。この高名な方のご著書は若い時に何かは読んだことがある。でも内容は覚えてないし、何か高尚なイメージだけが残っていた。その方が来るということで興味はもったが、パンフレットのテーマを読む限りは行く気にならずにいたら、この大学出身で同窓会活動なども深く関わっている友人が「予約しておくね」と言ってくれて、だったらとお願いした。予約制でもないだろうし、大きな公開講座なんだから都合が悪くなったらキャンセルすればいいや程度に思っていたら「すごい人気らしいよ、早く行かないと席がないみたい」と言うから、だったら予約しておいて突然キャンセルするのは申し訳ないと思うし、それに、そんなに人気だってことは面白いんだろうか、と興味も沸いて行くことにしたのだった。まるで「限定○○個限り、お急ぎ下さい」にだまされる消費者である。でも、親切にお迎え付きだし、仕事を進めたい気はしたが、とにかく行った。

以上の前置きだけで書くのはやめたい気分である。これが無料でなかったら多分10分たったところで席を立ちたくなって、でも短時間すぎては理由説明ができないから我慢してから30分たったところでなら「全額がムリなら半額でいいから返金してくれ」と受付で言うくらいの勇気を持てたと思う。根拠を説明できると思うから。きっと聴衆を見て話しの内容を決めているんだろうが、だとしたら本日の聴衆がこうみられたということだ。つまり、何を話しても許される、というか、内容がなければないほど、それでも素晴らしいのはこの人だからって思われると。いえ、まさかそんなことを考えるわけがない。相手のことを考えなくたっていいほどの大家になっているわけだと、聴衆からしたら、もうそこにいるだけであり難いのだろう。ま、こんな言葉がない時代を生きてきた文句なしの勝ち組の方が、そんな言葉によって後ろめたさを感じることもないから、堂々としていられて、皆さん後はご自由に、みたいな感じの威厳があった。この大学にはいろいろとご縁もあって好感を抱いていたけど、今日の講演を、もしもこういう感じだって予め分かっていて呼んだとしたらちょっと罪深くないでしょうか、なんて感じてしまった。前にPTAの講演会でトンデモな思想の方が来てトンデモないことを言い放っていて衝撃的だったが、それとは全然別の意味で衝撃的でありました。
by kienlen | 2008-05-31 20:57 | 出来事 | Comments(0)

良かった!ペルセポリス

一昨日見た映画。予備知識なしで、ただ「1970~90年代の激動のイランを舞台に、監督自身の半生を綴った少女マルジの物語」という宣伝の文句だけで行ったので、始まってから、エ、アニメだったんだ、と思ったくらい無知なのは、意外にたくさんいた観客の中でも私くらいのものだろう。後で映画館のスタッフや常連さんたちと話したが、映画についての私の知識はひじょうに低レベルであることがよく分かる。まあ、でも知らなくてよかった。アニメというだけで自分にとってはマイナスに作用するから見なかった可能性があるから、大きなソンをしたことになる、と感じられる内容だった。シンプルで、やっぱ日本人の顔つきならこんな目と鼻を描くのはムリだろうなっていう絵もとっても魅力的だった。目だけで表現する箇所が多かったように感じたけど、伝統的日本人の目じゃあ難しいだろう。現在フランスで映画監督として活躍しているイラン出身の女性の学童期から大人になろうかという時期の物語で、始まりは1978年、マルジが9歳の時から。王を打倒せよとのデモが大きくなって革命が起きる。で、政治犯で刑務所にいたマルジのおじさんが戻ってきたりで世の中が明るくなるかに見えたが全然そうじゃないということがじきに分かる。

おじさんはまた逮捕され周囲にも逮捕者が相次ぎ、次々と殺され、そういう国内事情の不安定さをみたイラクが侵攻してきて戦争になり、空爆で死者が相次ぎ、マルジの家族はなんとか生き延びるものの、いろんな意味でこのままじゃあマズイと感じた両親がマルジをオーストリアに留学させて、異文化の中で大変な思いをして限界に達して故郷の学校に戻るものの、ここも大変なことになっていて、という過程を描く画のユーモアな雰囲気が、元王族という家柄でのびのびと育てられたマルジのキャラクターを際立たせて面白かった。日本にイラン人が激増したのは私がタイにいた時だったが、こっちに戻って来た時も名残りはあって、日本人と結婚している人とかそうじゃない人の話しをちょっと聞く機会もあって、なんかが決定的に違うと感じたものの、それが何か分からなかったけど、ああいう社会情勢の中にいたんだと思うと、この社会情勢に育った当方には想像力を相当たくましくしても分かりにくいのもムリないと思った。それにしても世の中を動かす1番大きな影響というのは何なのだろうか。お観得な映画だった。原作がグラフィックノベルだそうだけど、こっちも読んでみたい。
by kienlen | 2008-05-30 13:37 | 映画類 | Comments(0)
帰宅したら自分の自転車がなかった。盗まれたのかと思ってから思い直した。ああ、昨夜夫の店に置いてタクシーで帰ったんだった。昨日は1日義務がないという、近頃には珍しい日で、しかも朝食と弁当は夫が担当するというので目覚まし時計にじゃまされずに寝ていられる幸福な日だった。起床と共に開放的な気分になった。天気もいい。仕事関係の電話が1本あったからそれにちょっと対応した以外は自由に過ごすことに決める。家で読書もいいなと思ったが、いい事を考え付いて落ち着かなくなって出かけることにした。自転車で走りながらその考えが素晴らしいアイデアに感じてきてさらに膨らんできた。躁鬱病の人の躁状態ってこんな感じかと思ったりもした。で、そのアイデアを温めるための仕込みみたいな感じで初めて会社に見積もりを頼んで、ついでに初対面のその小さな企業の社長と思いがけずに話しこんでしまう。帰り道に友人を誘って喫茶店でお茶して、帰宅して夕食を作ってから映画に行くことにした。雨が降り始めたので「やっぱ止めよ」と娘に言うと「雨止んだよ」と言うから思い切って行くことにした。映画は「ペルセポリス」でナイトショーのみで1週間のみ。

自転車で映画館の前に到着したら知り合いの親子と一緒になる。映画館に入ると別の知り合いがいた。終わって出てきてその知り合いと夫の店に行きますか、みたいな話しをしていたら別の知り合いもいて結局数人で店へ。映画館から徒歩1分の場所なのでこういう状況になることはたまにあって、とっても便利だ。そのうちにカウンターのタイ人から「一緒に飲め」と言われてお付き合いすることになる。相手は酔っ払い。同じペースで付き合えないからノロノロと。それで自転車を置いてきたわけだったのだ、という一連の昨日の行動を思い出した。というわけで仕事から離れた1日だったから、今日からまた軌道を戻そうと思った。午前中は審議会に出席。久々の審議委員で異文化異文化でうつむきがちになってしまうが、腑に落ちない点は発言。その後で打ち合わせ。自分が直接関係するかどうか分からない仕事だけどお誘いがあったから顔出して、用事が済んだ後は社長さんと結構ゆっくり雑談。帰って食事の用意をしたところに友人が立ち寄って、娘が帰宅してご飯ご飯と騒ぐので、友人と共に外食してしまった。部活の息子は遅いはずなのに今日に限って帰宅していた。結局軌道修正はできずじまいで今日は諦め。明日からお仕事モードにしないと。
by kienlen | 2008-05-29 20:49 | 出来事 | Comments(2)
昨日は、付近ではあるが各地点を転々としていて、夜はいろいろと片がついた安堵感のあったところに友人から誘われて町に出てビール1杯と日本酒グラス1杯と薬酒グラス1杯を、時間かけて食べながら飲んで、たいした量とは思えないのにフラフラに酔ってしまって寝てしまったため書けなかった。10日間くらい自分なりにはシャンとした日々で、たった10日でこれかい、と思うと我ながらがっくり。ちょっとやり残しがあったのを午前中にやって午後1件出かけ、全体に緩い時間配分なので合い間合い間にこの本を読んだ。著者は立教大学の佐久間孝正先生という方で私としては初めて読む先生。取り掛かったのは随分前だが、正直、読みたいって感じにならずに字面を追っていただけの感じがする。テーマは興味あるのだが、こういうアプローチは、研究の時の基礎知識としては必要かもしれないが、ううん、それにしては厳密さに欠けるような気もするしと、何やら煮え切らない感がぬぐえないまんまだった。

どっからのアプローチかというと、日本の教育システムとか国の入国管理とか自治体の政策とか人権とか、施策側からであって、それに徹している。よって外国人の状況の掴み方というのもマクロから。となると、私なんかの興味からすると、当事者不在が物足りない。どういう制度も何かしら問題があるだろうし、日本の制度の問題の指摘はごもっともと思う点もたくさんあるけど、どうも相手が描かれていないと、外国人というのは皆無力で情報収集能力もなくそれぞれのネットワークもなくずるい立ち回りもせず日本社会に放置されているだけ、のような単一なイメージが浮かぶだけで、それってちょっと違うんではないかと直感的には思ってしまう。こういうアプローチは、何だったかな、構造的アプローチとかいうんだったかな。もちろん目的がそっちにあるのだから、それはそれで方法なんだろうけど、著者の姿も見えずに無機質で、自分の関心からは遠い本であった。ペラペラ見た時点でそのあたりは想像できて、でも夜間高校での外国人の受け入れとかあんまり見かけない所にも光を当てているようで読んだわけだが、もうちょっと掘り下げていだけるとありがたかった。それともうちょっと面白くしてくれないかなあ、一般書として作っているようだから。何につまらなさを感じるかを分析してみると自分の偏りも見えてくるという点では参考になった。
by kienlen | 2008-05-27 16:26 | 読み物類 | Comments(2)
仕事は本日に持ち越してなんとかなった。明日から暇だ、暇だ、遠出もないし、本読めるかな、映画も行けるかな。さて、講演会であるが、実は内容よりも山内先生の雰囲気に酔ってしまった。活字では見ているけど実物を見たのは初めてで、なにかすごい大御所という印象を持っていたから端正な学者的なお話しかと思っていた。で、実際に端正だったのだが、全身そのまんま端正なのだった。で、思いがけずサービス精神たっぷりで面白かった。時は19世紀半ば頃。アヘン戦争が起こり、ペリーが来航し、市場を求めて欧米列強がアジアに進出していた時期というのはイスラーム世界でも同じ事態になっていて、各国はいかにして植民地化を避けるかに腐心していたわけだが、その時代の日本の主だった人物とエジプトの同時代の人物や出来事を比較して物語的に語ってくれた。登場人物はムハンマド・アリー、ナポレオン、島津斉彬、真田幸貫、佐久間象山、西郷隆盛、島津久光など。

当時の日本をリードした人達というのが賢かったし外交力もあったという話しがでてきたが、なるほどなあと思ったのは、財政赤字比較だ。オスマン帝国もエジプトも英国から多額な借金をしていて、それが植民地化につながるひとつの要因になっていたそうだ。その点日本は貧乏だったのに外国から借金しなかったそうだ。戦争も、いかに早く止めるかが最大の関心事。昭和に入ってからの差異は大きい。平成の今の借金は何なんだ、と思わずにはいられない堅実さだったんだ。そういったことや国内事情を緻密さよりは面白さ優先で楽しく話してくれた。詰め込み感はなくてゆったりペースのように感じたが、でも情報量は少なくないし、講演はいろいろ聞いている方だと思うが、ここまで心地よい速度と空気にひたったのはあんまりないように思う。芸術的な感じだった。
by kienlen | 2008-05-25 23:02 | 社会的話題 | Comments(0)

へばりついてる

異様な暑さだと思っていたら夕方から雨になった。息子が「自転車が濡れると錆びる」と言って木製のデッキの上に載せた。なんか、プロセス省いて突然極端に走るとしか傍目には感じられない行為であるが、明日までにやるべき仕事のためにそれ以外のことは考えられないし動けないからご自由に。しかし、どうやって降ろすんだよ。明日が終われば暇になる、ながーい足になって明日を飛び越したい…なんてどっかにありそうな童話の原作じゃああるまいしね。結局昨日の講演メモを本日書くのは、この頭の状態だとムリだ。忘れてしまうのは惜しいから保存に努めよう。明日までの仕事というのは、ここまで手間をかけるほどのボリュームでもないのに、このザマだ。それでも少しメドがついた時点でテンション高くなって、近くにいた娘に「はあ、1週間でここまでだ」と言ったら様子を見に来て大きな目でじっと睨んで「1週間でこれだけ?」と、不気味なくらいに静かに言い放って去って行った。多分誰がみたって呆れる。当人も思っているんだから。

この間、高校時代からの長い付き合いの友人とお昼を食べた時に、どっちも非効率的な仕事をしているわけであることを認めつつも「ま、それでもね、高校の時に言っていたような仕事でやっているわけだし、ありがたいってことだよ」ということになった。確かに。管理される側にもする側にもなりたくない、なるべく自由度が高いこと、なるべく在宅仕事、なるべく個人仕事、生活できるだけの収入が確保できればそれ以上のカネよりは時間が欲しい。まあ、そんなささやかな夢だったし、だからこうして机にへばりついているのは夢がかなっているんだ、少なくとも本日のところは、と思うことにしてもうひとがんばり。見たかった展覧会が明日までだ、どうしよう、このままだと行きそびれる。
by kienlen | 2008-05-24 22:20 | 仕事関係 | Comments(0)
山内昌之先生の「中東と日本-外交と歴史の視点から-島津斉彬・ムハンムド・アリー・佐久間象山」という講演会に行った。某企業のメセナ活動の一環で、200円で毎月素晴らしい講演が聴けるもの。今年の統一テーマは「世界史が紐解く現代」。初回の先月は「ヨーロッパ現代史のなかでコソボ独立を考える」というので絶対に聴きたいと思って覚悟していたのにダメだった。午後6時からという時間帯はなかなか微妙。本日もあちこち回っていて暇でもなくて、その上に米が底をついて2日間米なしで過ごして限界に達し、実家に米を取りに行ったりもしていて時間的には厳しかったが行くことができた。先生の著書は何冊か読んでいるしで、行った甲斐があってとっても面白かった。昨年は中東のシリーズで、割と大学の講義を凝縮したようなのが多かったが、山内先生のはカルチャーならではという軽快さがあって、楽しかった。

それで気分が良くなってビールを1本買って帰って食事時に飲んだ。そしたら酔ってしまって講演内容をざっと記そうかと思ったが無理になったので明日にまわすことにする。印象に残った話しを息子にして、しばらく歴史の雑談をした。沖縄の映画を学校で見たそうでそういう事や学校で教える歴史とか。それから先生による分かりやすさや分かりにくさや。で、私が「学校の先生になりたいと思ったことあるんだよね」と言うと「なればなれたわけ?」と息子。「それは分からないけど無理ってこともないでしょ。でも学校っていうより大学の先生がいいな」「そっちの方がむいてる」「やっぱり。何で分かるの、勉強好きだもんね」「そうじゃなくて、分かりやすく教えることできないし、板書だって汚いから義務教育はムリ。そういう先生いるよ、いきなり話し始めて何言っているか分からなくて」と断定された。なんでそんなことが分かるんだ。親として一方的に子どもに対しているので相手がこっちをどう見ているかってほとんど考えたことがないが、ある意味的確に分かっているのだとびっくりした。そうだな、こっちは衰えあっちは成長過程にあるわけだ。
というわけで肝心の記録は後回し。
by kienlen | 2008-05-23 22:19 | 出来事 | Comments(2)
在宅仕事に当てるべき日。朝、気分を害したくなることはあったが、出勤して気分を変えるというわけにいかない環境であるがゆえに、自分の方の感情のコントロールをするしかない。怒るな、落ち着け。こういう形で物理的には仕事場を確保したことだけは幸いだったと思いつつ、よくキッチンで仕事してましたなんて経験を語る人がいるが信じられないコントロール力であるな、と思いつつお香を焚いてコーヒーのネルフィルターを交換して、ピアスも交換してみたりしていたら、基準線以下にくつろいだ気分になりそうになって、こっちの感情も管理しないとならない。そしたら友人から電話があってちょっと立ち寄るというので、どうぞどうぞと言ったら和菓子を持って来た。またコーヒーを淹れて和菓子と食べて「合うねえ」と、縁側が欲しい気分になる。これでいいのか、まあいいや。そしたら次は別の友人からランチの誘いである。もう仕事は午後に持ち越しだと決めて、この間遠方より来た友達がお土産に持ってきてくれた新聞の切り抜きをなんとなく読んだ。

『子どもが減って何が悪いか!』という傑作本の著者でもある歴史社会学者赤川学さんの「『少子化対策』はやめよう」という記事。本での主張と同じで、さまざまな少子化対策を打ち出しているが効果は疑わしいし、仮に出生率が向上したとしても女性の数が減っているのだから労働人口減少は避けられない→それにそもそも今の対策は大企業や官公庁で働く人がご利益を受けるだけ→人口減少を前提の制度設計をするべきである。子育て支援は子どもの生存権という観点からのみ正当化し拡充すべき、というようなもの。賛成。今流行しているんだか流行させようとしているんだかの言葉は「ワークライフバランス」というやつだが、公務員や大企業の正規職員の方々はいいでしょうけどね、という以外の何者でもないとしか私には感じられない。あるいは、このような方々が私生活充実のために仕事を減らして、その分を私たち下々にこぼすという温情的発想が背景にあるのか知らないけど、少子化対策という名をつければ何でも正当化されるような無駄と、真の問題からの逃避はやめて現実を見つめた制度とはどういうものであるかを検討する方にシフトした方がいいと思うけど、ここで赤川さんがおっしゃっていることは当たり前のことだと思うけどなあ。なんて、感情を高ぶらせているといけないのでここまでだ。来週から暇になったら何しようかな。読みたい本もたまっている。
by kienlen | 2008-05-22 12:08 | 社会的話題 | Comments(0)

『日本語と韓国語』

大野敏明著、文春文庫。このところ韓国出身の人と縁があって接する機会が多い。通訳したり韓国語や英語の講師をしている女性。韓流ブームは定着で韓国語人気は、熟年女性に高いそうだ。私の友人だとそういう理由で韓国語を習う人はいないのだが、別の理由だと結構多い。そしてみんなが「日本語に似ている」と言っていた。私は全く知らないので想像できない。ハングルもシステマチックだと言う。全く知らない身には単なる棒と丸。たまたま本屋で見つけて開いてみたら韓国語が分からない人でも読める本だったから買った。新刊かと思ったら4年前に初版で現在7刷目になっている。著者の経歴を見ると言語学の専門でもないみたいで、元新聞記者だった。とにかく分かったことは韓国語と日本語は相当似ているようである、ということ。それと、韓国伝来の文化が日本で変異し、日本が植民地にしていた時代の名残りの言葉が韓国に残っていてと、同じ言葉が多いようだし、語順が同じで助詞の使い方も同じという点にもびっくりした。

バンコクに住んでいる頃にラオスに出かけての帰りの電車の中で日本人のお坊さんに会ったことがある。あれはラオスからの船の中から一緒だったのかな、そういえば。電車の中で話したのだが、それに自分でいろいろとできないお坊さんに代わって用足しもしたような記憶があるが、その時に最も印象に残ったのは、タイ語とクメール語の文法がそっくりだと言われたこと。そのお坊さんはカンボジアで虐殺された人達の供養をしたかったのだが、入国できずにタイで住みながらチャンスをうかがっていて、やっと平穏さが戻りつつあって入国可能になって念願のカンボジアに住み始めていたということだった。タイ語ができる人にとっては単語を替えて入れていけばいいんだから覚えやすいですよ、と言っていた。それが日本人にとっての韓国語なのだなと分かった。言語と文化を軽く楽しく読める本だった。似ている言葉をかじってみたら世界が広がることだろうなと思った。適度に韓国人気質みたいなの触れていて、それはかの韓国人女性と重なって興味深かった。
by kienlen | 2008-05-21 22:42 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen