カテゴリ:その他雑感( 668 )

鹿肉試食会で久々の人達に会う

シカ肉の試食会に行った。スプリングコートで出たが、それさえ暑くて途中で脱いだ。主催したのは友人で、捕った鹿を味わいながら環境について考えようという趣旨。連絡のメールでは定員15人で締め切りとあったので、速攻で申し込んだのだが、30人くらい来ていた。1人で行ったけど知り合いが何人もいた。僧侶、陶芸家、新聞記者、高校教師、点字講師、それから、薬害エイズ裁判でその後の流れを変え、今年の参議院選への出馬を決めている川田龍平さんにも久々に会った。彼は東京からわざわざ来ての参加だった。シカ肉自体は夫の店で食べたり、鹿肉そばも食べたことがあるし、ラオスのフランス料理店でも食べたし、そう珍しいものではないが、ハンターの話があるというのが楽しみだった。

それによると、鹿というのは周りの環境を破壊しながら個体数を増やし、あるところでクラッシュするのだそうだ。天敵になれるのは人間だから狩りが必要となる。鹿を食べている地域はあるが、なんで一般的でないのか、流通に乗っていないのかを聞きたかったが、そういう時間がないのが残念だった。メニューは、スペアリブ、定評あるハム屋さんが作ったハムと燻製、それからヒレステーキ、そして肩などを挽肉にした肉を使ったパスタ。いずれも予約しか受けないレストランのシェフが来て作ってくれたものなので美味しかった。会費は2000円。経験8年のハンターが仕留めて解体した小鹿。女性もいるんですか、と尋ねたら「そりゃ、いますよ。でも僕はお勧めしないですね。メスを解体すると赤ちゃんがいたりすることもあるし…」。一発で留めをさせない時が2割くらいはある。泣く鹿をナイフで刺すのは辛い。それを10匹もやると精神がおかしくなる。そんな話の後、川田さんが「東京の満員電車では、周囲にいるのが人と思ったらたまらないから石だと思うしかない」と言っていた。どっちが残酷なのか。
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by kienlen | 2007-03-04 20:37 | その他雑感 | Comments(2)

フキノトウを炒めながら郷愁に浸る

まるで春の陽気だ。娘はこの天気に誘われて、近所の友達と花や野菜の種撒きをしたらしい。その様子を描いた日記帳を見せてくれたが、二十日大根とルッコラに対しては2人して「早く食べたいから大きくなって」とばかり書いてある。夕食には、フキノトウを炒めてフキ味噌を作った。多分もう数回食べているから初物というわけではないのだが、あの芳香は毎回新鮮で春の匂いを感じる。長時間外で遊んでいて戻ってくる娘にも春の香がまとわりついているようで、匂いを嗅いでいたら嫌がっていた。山菜は娘が祖父母の家に行った時に採って持ち帰る。田舎で過ごした子供時代の遊びといえば今ごろはフキノトウを採って、初夏くらいになるとワラビを採る。ワラビのある場所にはヘビがいるから怖かったが、今考えると呆れるくらいいつも1人で採りに行っていたものだ。自分で植えたのじゃない自然の恵みに会いに行くこと自体が嬉しかったのかもしれない。たぶん、何かがそこに在るのかもしれない。誰かが採った後だとがっかりするのだが、全部なくなるわけじゃないし、誰かが来ていたという気配を感じることも嬉しいものなのだ。

こんな生活が自分の中では当たり前で、今の町中の暮らしが泡沫であると感じてしまう。だからといってあそこに住めるかというと自信がない。でも、と、この頃考えることが多い。父が元気なうちに野菜の作り方くらい教わっておいて、自分の分くらい作る生活をしたい。日当たりの悪い中山間地だが、ソバや雑穀だったら育つかも。この手のものはその気になれば需要があるかも。付近に市場があるからたくさん取れたらそこで少し売ったら楽しみも増える。タイの野菜を作って夫に売ろうか。それもいいアイデアだな。父は退職後に農業をしている。山菜が人気なのでそれも栽培する。その秘密の場所に行くには、なかなか険しい道を行く。するとフキやタラノメがある。野性のものは味も香りも濃厚で、これに慣れていると平地の栽培物は物足りない。「早くウドも食べたいよねえ」と子供達も言っている。おつまみにぴったりのワサビの花ももうじきだ。日常生活にわくわくする要素はほとんどないこの頃だが、フキノトウの匂いに刺激されてわくわくしてきた。そうそう、明日は友人からのお誘いのシカ肉の試食会に行く。お手製のベーコンとハムができているという連絡があった。なるべく楽しい事を考えよう。
by kienlen | 2007-03-03 19:12 | その他雑感 | Comments(0)

はかどらないから開き直って映画だ

結局やるべき事がまた延びている。その間に小さな仕事も入って外に出る。場所が変わると残している事を忘れる性質なので、家から出ると、在宅ワークを忘れる。だからパニックにはならないのだが、結果的には怠惰になる。その小さな仕事が長引いてしまって、6時半から行こうと思っていた映画に間に合わなくなった。その前にあった届け物が、向かい風の中を自転車で走って予定以上に時間がかかったのもたたった。ただ一応このへんは想定内なので夕食用のカレーは作ってあったから、子の食糧という点でのアセリはなく、映画だけが気がかり。どうも気にかけるものの順番が違うような気もするが…。ただ9時20分からというのがあるから、それに行こうと思って娘に告げる。しかし、仕事は片付いてないのだ。予定では9時に帰宅して仕事って段取りだったが、それが狂った。順番を変更すればいいのだが、なんかやる気がでない。そもそも映画を止めればいいんだと思いついて娘に言った。「やっぱ映画やめよかな」。

すると娘は「ちゃんと計画立てればいいでしょ」と言う。仰せの通りです。息子じゃあ、こういう反応はあり得ない。計画性のない親が計画性のない息子を怒るの図になるだけ。「一応立てていたけど狂うんだよね。それに昨夜も睡眠不足で眠いから、今寝て3時に起きて仕事しようかな」と言うと「見たい映画なら見た方がいいでしょ。今寝て3時に起きるんだったら、映画見てから5時に起きてやればたいして変わりないじゃない」と具体的なアドバイスまでしてくれる。それもそうだな、と思う。ちょっと厳しい提案ではあるが。明日は朝からちょっと遠方へ行くけど運転は自分じゃないから、寝ていけばいいや。うんうんそうしよ、と開き直っていたら友人から「今夜は何しているか」と電話があった。「映画見に行くから一緒にどう?」と言うと、行くってことになった。子育てが終わった女性達はいろんな面で余裕があるな。たまには人と行くのもいいか。それに自転車で行こうと思っていたら迎えに来てくれるって言うし。
by kienlen | 2007-03-01 20:30 | その他雑感 | Comments(2)

1日がかりのお見送りで成田空港へ

今日は大胆な行動を起こした日だった。成田空港までタクシーで往復した。金と暇がある時ならドライブを楽しめたかもしれないが、どっちもないのにえらい出費でえらい時間を使った。飛行機を見る趣味があるわけではなくて、タイからの農業高校への留学生の帰国日で、担任の先生から「良かったら見送りに行きますか」という連絡があって、ううむ、キツイなとは思ったけど、その頃には一段落しているだろうと思って、それに1度遊びに連れて行きたいと思っていて実行できなかった負い目もあって行くことにして予約していたのだ。実際、今日に一段落していないのは私の怠慢である。昨夜の店番の後、今日を考えて帰宅後にちょっとやっつける仕事をして、遅くに寝て5時半に起きて6時に出た。雨模様だったが、隣県に入ったら晴天で日差しが強い。今は私しか世話をしていないウサギが気になって夫に電話して「ウサギに陽が当たるから布で覆ってくれ」と言ったら、どういう意味か分かっていないからもう1度説明した。分からなかったのは、単に「こっちの天気は雨で陽なんか当たるはずない」からだった。

空港で1人の子のホームステイ先のファミリーも合流して皆で食事をした。高くて美味しくなかった。ここで場の空気を澱ませてもな、と思ってコメントは自重するが、さすがに他の人のように「最後の日本での食事が美味しくて良かったね」とは言えない正直者であった。みんな偉いな。見送りデッキはどこだろうと探すと、ちゃんと2か所あるんだ。飛行機を見送って何になるって思うのは、私のようなロマンのない人間の発想だろうか。そういえばこの空港から見送りされた事が過去に1度だけあったのを思い出した。息子がまだ3か月の頃、タイから日本に一時帰国した時の復路、家族が見送りに来てくれた。往路は飛行機の夜行便で一睡もできず、乗り継いだ電車では息子がずっと泣きっぱなしだったが私が疲労でダウンして、夫がずっとデッキで抱いていた。あれから15年だ、いろいろあったな…という感傷に浸っている時間はない。怠惰のツケが帳消しになることはなくて、必ず自分に返ってくる。それが今夜だ。がんばろ、って毎日同じ決意ばかりで実行していないという意味のようでもある。彼らもじきにタイに到着だ。今年か来年に故郷のチャイヤプンを訪ねてみたいと思っている。バンコクで家事と育児をしてもらったお手伝いさんの出身地でもある。
by kienlen | 2007-02-28 20:03 | その他雑感 | Comments(3)

あがた森魚ライブに行って酔ってダウン

外国にいたわけでもないのに丸1日飛ばしてしまった。理由は夜にあがた森魚のライブに行き、あまりに良かったので気分が良くて2件で飲んで、酔っ払って日記を書く頭ではなくて倒れこんだからに過ぎない。1時間半ほどだったが、このまんまずっと聴き続けたい気持ちだった。地方のフリーペーパーでこのコンサート開催を知り、ほんのちょっと年上の友人に教えたら即「行く行く」ってことになった。私も何があっても行きたくて仕事をやっと終わらせた。数十人で満席の小さなライブハウスで3000円。良心的。こういう場所が地方の街にもあるのはありがたいことだ。ピアノの矢野誠さんとのペアだったが、矢野さんがすごくカッコ良かった。また来てくれたらまた行きたい。

終わってから近所の店に入り友人から「ねえ、なんであがた森魚知ってんの?」と聞かれた。当時で可能性のあるメディアはテレビとラジオくらいで、私はテレビは見た記憶がないので誰がテレビに出ているのか知らないから、多分ラジオだろう。その友人は東京で学生生活を送っている時期だったので、西陽の当たる先輩のアパートの狭い階段を上っていくと、赤色エレジーをギターで弾いていてね…なんて思い出話をしていた。東京だったから情報も入ったけど、ここで、どうしてあがた森魚…。歌手生活35年だと言っていた。それだけ続けていればどっかで聴いたんだ。歌謡曲で好きな歌と尋ねられたら赤色エレジーは5本の指の中に入れたい。いい夜だった。あがたさんと矢野さんありがとう。
by kienlen | 2007-02-26 09:58 | その他雑感 | Comments(0)

アイデアのない日のプリミティブなモノ

片付けるべき仕事があるが、アイデアが出てこない。でも待っているしかないから机にしがみついていたら、息子が「文房具買いに行こ」と入ってきた。11時という微妙な時間。当方は、朝食も食べてないから空腹、やらねばならぬがはかどらない、気分転換もいいか、って方向に傾き「じゃあ、ついでに何か食べに行くか」と提案すると、シメシメという顔をしていた。どうせこっちが目的だったに違いない。こういう計算力を他で活用してもらいたいものである。私に対しては本や文房具を出せば良くて、その他は父親に頼んでいるようだ。娘など店の時間帯にも欲しいものがあると父親に電話して、彼は彼で抜け出して買いに走って届ける、なんて芸当もしているようである。

付近のラーメン屋に行った。ラーメン屋の利点はご飯がお替り自由である点で、食べ盛りの子がいて初めてありがたみを感じるサービスだ。そば屋に入ってそば2杯食べて物足りない顔されるより、ラーメン屋でライスお替りして満腹してもらった方が経済的には助かる。「受験近いから励ましって事で何でも食べて」と太っ腹になってもしれている。豚キムチラーメンを注文していた。それからよく行く文具店へ。やはりたいした用事じゃなかった。カラーペンを少し買うだけでノートが必要なわけでもない。文具店に行くと欲しくなってしまうのは私の方で、渋くてきれいな色の鉛筆のセットを買うことにした。普段、外ではジャーペンを使っているけど、家ではよく鉛筆を使う。壊れたり芯がなくなる心配等なくて信用できる。そういえばテープ起こしの時もMDなんかだと悲惨で、カセットテープが1番いい。「メディアは何ですか?」と受注の時に聞いたら「カセットテープです。去年はMDだったんですが、不評でカセットの方に録音し直しました」ということ。プリミティブなものはそれなりに生き残るのだと知る時に嬉しくなることはある。家に帰って購入したセットの裏側を見たら受験生用の季節モノで「受験本番、必勝の法則」ってタイトルでいろいろ書いてある。私が読んでどうするんだ。受験生は息子の方だ。
by kienlen | 2007-02-24 17:10 | その他雑感 | Comments(0)

疲れた日の日記はこんなん

フランスで修行してきたというケーキ職人の女性と話す機会があった。お菓子作りといえばフランス修行みたいなイメージがあるが、実際に体験者から直接話を聞くのは初めての事だ。なかなか骨太で魅力的な女性だったが、最も印象的だったのは、修行中のアメ細工作りの話だった。すでに菓子職人として日本で経験のあった彼女は、フランスの学校に入るのではなくて報酬を得て4つの異なるタイプの店で働きながら修行していたのだが、その際に日本では習ったことのないアメ細工をするチャンスを得た。師匠が伝授する細工を何人かの弟子が作るのだが、それぞれ個性的な仕上がりになる。師匠と全く同じものを作ることなど誰もしないし、師匠もそれを求めるわけではない。大胆な作品から繊細なものまで、作り手の性格を反映するかのようなオリジナリティいっぱいのものが出来上がる、のだそうだ。それを珍しそうに話すから「日本では違うんですか?」と尋ねると、製菓の専門学校に通っていたという彼女は「先生と同じものを作ることが求められると思いますよ」と言う。へえええ。そういう勉強をしたことがない私にとっては新鮮な響き。素人考えでは、人と全く同じものを作るという事自体が不自然じゃないかと思ってしまう。

そういえば、ドライフラワーアレンジのスクールを経営している友人が、彼女のスクールの特徴を、講師と同じ作品を作るような指導ではなくて、材料は同じでも生徒が好きなデザインで作ること、と言っているし、生徒さん達の側も、それを他に比べたら珍しい指導方法だと思っているらしいことと、本日のケーキ職人さんの話が重なった。「国民性でしょうかね」とケーキ職人の彼女。まさか日本の学校がすべて一律の指導方法であるわけないし、実態を知らない私に確信はないが、おおざっぱには、そういう傾向がありそうだ。人と同じ事をするのが美徳であるという文化と、人と違うのが当然とする文化による差異はあるように思う。日本人ジョーク集にもあったな。沈没する船から海に飛び込ませるのに、日本人には「みんな飛び込んでますよ」と言えばよくて、イタリア人には「飛び込めばモテる」と言えばよくて、そしてフランス人には…「飛び込むな」と言えばいい、だったと思う。真似ることも大事なのだろう。でも真似ることが苦手な人もいる。真似たい人は真似ればいいし、そうじゃない人はそれなりに、お好みでいかようにもどうぞ、というのが私は一番いい。今日は働き詰めで疲労感ありで以上。
by kienlen | 2007-02-16 23:45 | その他雑感 | Comments(2)

ネパール料理店にて

全体的には余裕はあるのだが、半端な時間に1時間だけという仕事が入っていて映画には行けない。それでネパール料理の店に友人を誘って行こうと思って電話した。この店の方々が営業活動か、夫の店を訪れて名刺と100円割引のパンフレットを置いて行ったのだ。その時、私はいなかった。居合わせたタイ人達が「ダンナさんがネパール人で奥さんは日本人で、その奥さんがすごくきれい」と「きれい!!」を何度も何度も強調していた。そういうカップルなら興味があるから行ってみたいと思っていた。誘ったのは、夫がパキスタン人という友人。あのへんの料理は似ているという印象を勝手にもっている。彼女を待っている時に別の友人が「近くにいるから寄りたい」と電話してきた。どうぞ、どうぞ。確定申告の書類記入を始めたところだったが、今年は夫の分を会計士に依頼して、自分の分は規模がたいへん縮小しているからどってことがない。こんなんでよく生活しているもんだと思う。しかも外食はする、酒は飲む、読みたい本は読みきれないほど買う。とまあ、自分にとっての贅沢ってこの程度だから、もともとが質素なんだろう。

結局3人で行くことになった。「公安って嫌よねえ。ウチなんかパキスタンだから情報収集らしくて来るのよお、仲良くしたくもないし、かといってケンカしたくもないし」「タイ人よりパキスタン人の方が興味もたれそうだよねえ」「俺は北朝鮮に行ってたから公安には追われてた」「へえ、なんでえ」「公安はやはり怖いんだ」「だって、何もしなければどってことないでしょ」「でももうクセになってんのよ。ほら、あいつアカだって感じで言うように、あ、公安だって」「へえ、そんなもんなんだあ」とまあ、こんな調子以上の話をしていた。いかにもって感じのシェフが注文取りに来た。「奥さんがきれいな方だそうですねえ」「ははは(笑)」「ここの方なんですか」「え、国の人です」「ああ、ネパール?」「そうですよ」「日本人のきれいな奥様がいるって聞いたんですけど」と言ったら「ああ、ママさんはお願いしてます」。そのうちに確かに美しいママさん、つまりサービス担当の女性が水を運んできた。タイ人情報もアテにならない。情報は正確に、って、このレベルの情報くらいで済ませられているうちは花かも。
by kienlen | 2007-02-07 19:05 | その他雑感 | Comments(2)

遠方の友より届いた荷物

昨夜飲んだビールのアルミ缶を握りつぶしていた時に玄関のチャイムが鳴った。「宅急便です」という声が聞こえる。わざわざ大声だすのは怪しい、なんていちいち思っていると近代社会生活を営めずに引きこもることになるだろうから思い切ってドアを開けると、いつも来る宅急便の担当者だった。「今日は3つありますよ」と言うから3枚にサインする。2つは、私がヒイキにしている「通販生活」で注文したもの。この雑誌を発行しているカタログハウスという会社の姿勢が好きなので、努めて買い物による支持をしている。例えば、読者の購入のおかげで沖縄の工場が持ち直したとか、ちゃんと成果を報告してくれるから、選挙より実感できる感じだ。少なくとも品物は必ず届くから死に票はない。ついでに社長の斎藤駿『なぜ通販で買うのですか』って本はすごく面白い。広告やらマーケティングとその時の社会背景がどう結びついているかが身近な例でよく分かるようになっているし、ちょっとした現代史風。今回注文したのは、食品と洗剤とへナカラー、椿油などの消耗品のみ。

で、最後の1個はいかにも手で詰めましたって表情の大きめのダンボールだ。私に荷物を送ってくれる個人はほぼ皆無なので期待が高まる。思いも寄らぬことに、この間ウチに寄ってくれたiさんからだった。この春から世界一周の旅に出るという話は聞いていたが、いよいよ身辺整理も細部に至ってきたらしく、いくつあっても困らない日常品を見繕って送ってくれた。こうして誰かがどこかで自分を一瞬でも思い出してくれるということは、まさに生きる励みになる。本当にありがたいことだ。年齢のせいか、同世代の友人に電話すると第一声が「思い出してくれて嬉しい」、メールすると「ジャンクメール以外、誰からもこないから嬉しい」という反応があるし、私自身も全く同じような反応をして、嬉しさついでにボランティア仕事なんかまで引き受けるハメになるのだ。やはり最も耐え難いのは孤独なんだろう。それで、その送り主のiさん達の旅であるが、羨ましい限りである。旅そのものというよりは旅の道連れがいることに対して。ま、人それぞれ何かを探す過程が生きるということなんだろう。それで、自分は何を?こういう問いはいくつになっても変わらないことが情けない。届いた荷物がヤケに重たく感じる朝だ。
by kienlen | 2007-01-30 11:04 | その他雑感 | Comments(0)

また1日抜かしてしまった

またまた日付が変わってしまった。タイトな火曜日も、しかし昨日で終わりだ。午前中タイからの農業高校留学生の日本語指導→友人とオーガニックレストランで長めのランチ→タイ人高校生の補助→夫の店の店番というのが一般的な火曜日の予定だが、来週から午前の留学生の指導がなくなる。今日は早めに店に入って日記を書こうと思ったら、昼間から飲み続けているタイ人女性が、店に到着するなり「飲め、飲め」というからついビールを飲んで、書く機を逸した。その女性は酔っ払いながら「K(夫の名)は奥さんと子供を愛しているから浮気の心配ない。昨夜は遅くなって悪かった。Kはいい人だ」と何度も何度も言う。夫は昨夜もなかなか帰らないので電話して「どこにいるのか」と尋ねたら「友達の誕生パーティーに行く」と言う。「なんでほとんど毎日誕生パーティーがあるわけ」と聞いても、とにかくその一点張りだ。こういう水商売をすることで活動が夜というペースになるのは私の性には合わない。だからたびたび電話する。それで彼女は多分、こういう事を言ったのだろう。

「そういう言い方する方が怪しいじゃない、なんでわざわざそんな事言うの」と言ったがかみ合う返事はない。その後、友人たちが次々に来て賑やかになった。言葉の専門家も多いから興味深い話を聞ける。最後に来たのは今年初めてのTさんで、いきなり「みんなで司法試験受けよう」ということで話が弾んだ。いいなあ、ロースクールに入りたいなあ、という話をする。しかし、今までだと、この手の話が持ち上がる都度「あと5歳若かったら」が、そのうちに「あと10歳若かったら挑戦したい」になり、今は「あと20歳若かったらなあ」である…。もっとも、20歳若い時にはそんなことは考えたことがなくて別の方面に興味があったわけで、人生ってうまくいかないものなんだ。若い時に自分に合う道を見つけられたら幸福だろうなあ。
by kienlen | 2007-01-24 00:58 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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