カテゴリ:タイの事と料理( 145 )

ウサギの餌用の草取りを家の周辺でした以外は外に出なかった週末。土曜日は一応軽い予定はこなしたが、日曜日なんか全くダメで、唸ったままで1日が終わった。いくらなんでもこれじゃあ生きている気がしないと思って夜に映画を見に行こうかと思ったのだが、それも面倒になり、ビール飲みながら久々にギャオを開けた。以前は見たい映画もあったけど、路線変更してから何が何だかオバサンにはついていけない構成になっているようで場違いこの上なし。ま、誰も見てないから場違いと感じてくれる人もいないんだけど。「アジア」のコーナーだって韓国ものばっかりだしなあ、アジアっていうからにはタイも入れてくれないかなあ、と思ってなんとなくアクセスしたらあったタイ映画「ダブルマックス」。全然知らない。「マッハ!!!」のスタッフとか。マッハは見たかったけどこのへんじゃあ公開されてない。タイ映画はほとんど知らないし、ファンというわけでもないが、他になかったからちょっと覗いて見ることにした。そしたらいきなり面白くて最後まで楽しく見てしまった。内容の解説がマジメになされているのは、それ自体がジョークであろうと思われる。

単純なお話だが、ほのぼの感が昨夜の気分にはあっていた。それに、流行言葉で言うと多文化共生的な映画でもあった。一般的に「タイスタイル」に分類できそうなディテールの連続で、これは外国向けなんだろうか。映画の事情を知らないから分らないけど、ちょっとタイを知っている外国人には受けそうな部分がいっぱいあった。貧富の差、遺産相続争いで謎の殺しが続いてマスコミを賑わわせるのはよくあったし、犯罪者と警察との駆け引きが、日常茶飯の値切り交渉そのまんま。「40分時間をくれ」「ダメだ、30分だ」「じゃあ、真ん中をとって35分で決りだ」「よし、32分30秒にしようぜ」という具合。タイで買い物をしたことがある人なら、そのまんまである。誘拐の身代金もこうして価格交渉をするようであるし。タイ的の代表のオカ〇が絡んでくるのも、実際にそうだから知っている人にとってはわざとらしさを感じないということになる。アクション物らしいが、タイスタイル一覧という視点で見ても面白かった。アメリカ映画を見ていると、病んでる…、という感じが拭えないが、タイ映画を見ていると、もっと病んでみては…という気もする。比較するようなもんじゃないか。
by kienlen | 2009-07-13 18:01 | タイの事と料理 | Comments(2)

虫食い

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この間の旅の最後の日。友達の夫の車に乗せてもらって空港に向かっている時、夫から電話があった。珍しいこともあるものだな、と思って出ると、いきなり「虫を買ってきてくれ」と言う。「だってもう空港に向かう車の中だよ、昨夜のうちに連絡くれればよかったのに」と言うと「えー、今日帰るの」とびっくしているのだから、帰国の日も知らないようだった。妻の帰国などより彼にとって大事なのは虫である。「空港に売っていると思うから買ってきて」と、いつになく粘る。バッタやアリやコオロギやセミやカブトムシが検疫すみの食物として空港の土産コーナーに売っているんだろうか。どう考えたってあり得ないと思ったが、あまりに自信あり気に「あると思う」と言うので、こっちまでその気になってきた。

空港は広すぎて搭乗口まで行くので精一杯だった。いろいろな店があるが、歩く距離が長すぎて見ている余裕がない。次は空港で半日過ごすくらいの余裕をもちたいものだ。だからといって、冷静になってみると虫があるとは思えないが。しかし虫以前、アリの卵は冷凍で輸入もされていて、タイの食材店に売っている。冷凍物は生に比べて格段に味は劣るが、それでも食べたいタイ人はいるようだ。アリの卵といっても孵化してアリになっているのも多い。味だが、これはかなりいける。蟻酸というだけあって自然の酸味が美味。娘も好きだ。彼女とは、打ち合わせもしてないのに好みが一致して本当にびっくりすることが多い。突如「モチ嫌い」と言った時はどきっ。教えてないのに私と同じ。この間は「蜂の子ってかわいいよね。あのぷくって感触、それに目もかわいい」と興奮気味なのだが、すごくよく分る、それ。次に「蚕が這う時のあの肌にくっつく感じがいいよね」。それも、すごくよく分る。きゃあきゃあ騒いでしまった。
by kienlen | 2009-06-05 02:47 | タイの事と料理 | Comments(0)

タイ料理で満足の日

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今日は美味しいものをいろいろ食べた。朝はこのカオトムというタイのお菓子。バナナの葉をほどくとこうなっている。
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日本で匹敵するものといえば、今の季節に作るヨモギ餅だ。ヨモギではないが、香りの良い葉っぱを混ぜたもち米を皮にして、ココナツと砂糖を混ぜたアンを包み、バナナの葉で包んで蒸す。お菓子好きというわけではないが、これは結構好きだ。もち米の粘りが日本米ほどないせいか、皮があっさりしている。ココナツのシャキシャキした感触とほんのりの甘さがいいし、今日も朝食の後で一気に3個食べてしまった。午後のおやつにまた食べようとしたら終わっていた。夫が食べたようだった。夕食には、1人暮らしで食べきれないことは分かっても、時々どうしても自分で料理したくなるというタイ人の友人がくれたスープ「ゲーン・ソム」。直訳すると酸っぱいスープ。
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袋から鍋にあけてびっくりした。何だ、この卵焼きは。通常のゲーン・ソムの具はやっぱり魚だろうに。節約で卵にしたのかと思ったが、そういえばこれを作った人は卵が大好きでよく食べているからそのせいだと分かった。肉みたいに見えるのはタマリンド。これはタイのスープでよく使うもので、酸味と甘みが出る。トムヤムに使う場合もある。卵焼きをよく見ると、チャオムという強烈な香りの野菜入りで凝っている。バンコクに住んでいた時のお手伝いさんが大好きで、いつもこの卵焼きを食べていたのを思い出す。唐辛子が大量に入っているように見えたが辛みはそんなに強くない。奇妙に感じた卵焼き入りも食べると合うし、野菜もたくさんでとっても美味しかった。タイ料理を食べた後の満足感は一味違う。
by kienlen | 2009-05-10 20:25 | タイの事と料理 | Comments(2)
ひどいもんだ。やるべきことをせずに出歩いた。残り物で昼ご飯にして仕事しようと思っているところに、友人からランチの誘いがあった。実はちょうど、心の中で「こういう時にランチの誘いがあったら自分はどうするか」を自問していたのだった。自答は「乗るであろう」というもの。それで「だから進まないんだよね、しかし、こういう半端なやる気のでない時は外に出てしまう方がいいのである」という自答に対する自戒じゃない自慰みたいなところにいるところへのいいタイミングの電話だったから即刻「行く、行く」となる。「どこにする?」「どこでもいいよ」ということで、彼女の希望でタイ料理になって迎えに来てくれた。あく抜きしてすぐ使えるタケノコをもらったからカレーにでも入れてくれないかな、と言う。それは私も楽しみ。夫の店に電話するとコックさんは花粉症が重症でまた休みだった。昼は来られない状態が続いている。しかし私は本日は店を手伝うのは嫌だ、理由は仕事のテンションでいたいからだ、だから客として行きたいことを確認するとOKだったから行った。
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タケノコはレッドカレーに入れてもらうのがいい。美味しそうなのがきた。どうも日本ではグリーンカレーの方が知られているような気がする。私はあんまりココナツミルク入りカレーを食べないから年に1度か2度程度のものだが、しかし選ぶとすれば断然レッドカレーだ。違いは唐辛子の色。グリーンを使うとグリーンカレーで赤を使うとレッドカレー。具はグリーンがナスとチキン、レッドは豚とタケノコ。もっとも具は変えることはできるけど、基本はこういうことになる。で、普段はタケノコは缶詰を使うしかないからタイのタケノコの缶詰なのだが、今日はフレッシュなのだから美味しいに決まっている。「これであと数倍辛いともっといいのだが」と言うと友人は「私はこれでちょうどいい」と言う。美味しかった。ご飯にまぶして最後の一滴まで食べてしまった。やはり辛味が物足りないが自分の好みが一般的じゃないから人と一緒の時には自分が合わせるしかない。それにしてもタイ料理は抜群である、と思いながら夕方に少し昼寝した。いくつもタイ料理を注文している夢を見た。どうしてまだこないのかとキッチンを何度も覗きに行った。料理が運ばれる前に目が覚めた。残念だった。仕事は夜回しになった。
by kienlen | 2009-04-27 18:10 | タイの事と料理 | Comments(2)
バンコクで一番驚いたことは料理の変化だった。ホテルの朝食を別にして最初はデパートの地下のフードコードに行った。気のきいたレストランに行きたいと思ったがどこに行っていいのか分からないのと、暑いのと空腹だったので立地的に便利な所で間に合わせた。サイアムパラゴンという超高級デパートだが、ものすごい繁盛でジュースのブースなど売り切れ。昔はクーポンだったけどカード式になっているのを200バーツ買う。使わなければ返金するこの便利なシステムは健在だった。人ごみがうんざりで選ぶのも面倒。結局芸のないタケノコ炒めと青菜を盛ってくれるように注文して、せっかくだからスープも頼んだところ「セットにできますよ」と言う。そもそもこういう表現自体が私には珍しい。どういうことだろうと思っていたらこういうことだった。
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日本だと普通にありそうな盛り方だが、昔はこんな小さなスープ皿でセットしてくれるなんて経験したことがなかった。ご飯のパサパサなのが気になるのは、日本で入手できるタイ米の品質が良いのとタイ人がパラパラご飯好きなせいだろうか。で、この青菜の食感が素晴らしい。何かなと思って連れの友人に聞いたが、よく行き来しているくせに知らない。隣で食事していた知らないタイ人に聞いてみた。しばらく考えていて「メオ野菜でしょう」と言う。聞いたことないが楽な名前なので覚えた。後で知り合いのタイ人に聞いたらここ数年で出回るようになったものでメオ族が山岳で作っているからこういう名前だということだった。それどころかスーパーではフランス語の名前で売られていた。フランスの野菜なんだろうか。
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こういうセットも驚異的だった。タイではご飯は皿に盛るはずなのに、やけに和風である。ソムタムとガイヤーン(焼き鳥)とモチ米といえば東北の田舎料理の代表で屋台料理の代表で、東北料理レストランも人気ではあったが、こんなチマジマ盛り付けるようなものではないはずだった。バンコクはどこもかしこも日本料理店だらけだし、生活スタイルや健康志向も高まっている影響か、1人用のセットができたのだろう。新しい食材、新しい盛り付けにびっくりしていると「そんなの昔からだよ」とタイ人に言われ、じゃあ自分が知らなかったせいなのかとさらにびっくりして一応「昔っていつからよ」と聞くと「数年前かな」である。バンコクを離れて13年になっているのだ。夫の店では「タイ料理は中華のように分け合って食べるのが普通です」などと言っているが、こんなものを見てしまうと困ったことになるなあ。
by kienlen | 2009-04-09 12:37 | タイの事と料理 | Comments(0)
息子と朝に喧嘩してどっと落ち込んで無気力になり、不貞寝しながら、タイに関する最近の動向の本を読んでいた。タイの関係は一応心に留めてあって本なども気になったものは買ってあるが、もう離れて長いし、特に差し迫った必要性がないのであんまり読んでなかった。ただここにきて多少の必要性が生じてきた。今回のタイ行きもその流れにあるわけだが、それはともかくとして、本を読んでいたら、政治の話の中にタイ人気質が結構激しい調子、つまりネガティブな方面から描写されていて、それが息子やら夫と重なって、落ち込みの程度がさらに深まってしまったわけだった。やっぱ、あれはタイ人気質なのだと思うと、なんというか、日本人気質の母には理解できなくて当然と思うしかないのであろうか、ということを夜に海の幸のみやげ物を持って立ち寄ってくれた友達にカッカとなりながら話して笑われた。こちらは深刻なのだが。子どもがいるということは日々修行なのである、そういうものなのだと思って苦しむしかない。さすがのタイ人の夫もその様子が気になったのか、タイ料理を夕方に運んでくれた。がっくりしたまま状態でうつむきながら涙のひとつもこぼしながら食べた。辛い。これを息子は食べたのかと思って聞いたら食べたそうだ。娘の辛いもの好きも一般的日本人からしたら常道を逸しているように思うが、自分もそうなので、まあしょうがない。これも修行である。

直面していることからは目を逸らすのが精神安定上は一番よろしい。幸い、タイに逃避できるのだ。逃避先での行き先については、一緒に行く友人が手配してくれている。今回の興味は食関係なので、米工場、ナムプラー工場、ナムプリック工場、製麺所などの視察を希望したら、いずれも友人の夫にコネがあって大丈夫らしい。友達って本当にありがたい。ありがたいことばかりだとありがたさが分からないから、ありがたさを一層引きたててくれる息子にも感謝しなければなるまい。考えてみると、自分の目的に沿ったタイ行きは今回が初めてではないだろうか。もともと何回も行っているわけではないが、少なくとも毎度毎度、何かしら他人の用事が動機だった。今回は自分の用事だから行き先も自由だ。そして楽しみは食事。日本では本物を食べられないものを食べたい。生のコショウの風味が抜群のゲーン・パー、直訳すると森のカレー、というか森のスープ。強烈に辛いから、注文する時に「辛いですよ」と注意されることもある。それから魚にさまざまなハーブを大量に詰めてバナナの葉に包んで丸ごと蒸し焼きにしたの。生のベビーコーンをはじめとする野菜たっぷりでショウガの風味と魚系のダシが効いたゲーン・リエンその他いろいろ。タイ人気質はおいておいて、料理については文句なしの私にとっての理想なので、他を大目にみるしかないや。
by kienlen | 2009-03-21 23:07 | タイの事と料理 | Comments(2)
一昨年だかその前か、タイと日本の政府の話し合いでタイのフルーツの輸入が拡大された。マンゴーといえばフィリピン産ばかりで、あのタイの大きなマンゴーが食べたいなあと思っていたのだが、最近は入手が簡単になった。先日も夫が大きいのを3個買ってきた。レッテルを見なくてもまぎれもないタイ産。なつかしい。
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娘に食べさせたいのだそうだが、実のところ以前ほど喜ばなくなってしまった。このところタイ料理の事をアレコレと考えていて、そうそう「カオニヤオ・マムアン」にしたら食べるだろうと思い付いた。タイにおけるマンゴーの最盛期は3月から4月の真夏だ。路上にも市場にもマンゴーの山ができる。出勤前にも昼休みにもマンゴーを買い求める人が立ち止まっている。好きなのを選んで切って小さなビニール袋に入れて、唐辛子入りのタレも添えてもらうこともできる。それを職場に持ち帰ったり歩きながらだったりで食べる。で、それだけではなくて、熟れたマンゴーはもち米と一緒にデザートとして食べる。これがカオニヤオ・マムアンで、カオニヤオがもち米でマムアンはマンゴーのタイ語風カタカナ表記。もち米にココナツミルクの甘くしたタレをかけて食べるんだから「マンゴーの季節は女性が太る」と言われても不思議ではない。

昨夜、夫に電話した。「カオニヤオ・マムアンにしたいからタレを作ってきてちょうだい」と。このくらい自分でできるといいのだが、できる人がいると自分でやらなくなる。それにやはり自分の原風景にない料理というのは身につき方が違うよな、と思う。夫は「カオニヤオはどうする」と言うから「ウチにいっぱいあるから蒸す」と答える。娘に「明日の朝食はカオニヤオ・マムアンね」と伝えておく。タイの事も忘れているから分かったような分からないような。もち米を水に浸しておいて、蒸す時間分だけは早起きするしかないから、30分ばかり早起きする。タレが見つからないから夫が帰宅していないのだろうかと靴を見に行ったらあった。よく探したらタレを入れた小さなビニール袋があった。蒸したもち米を盛ってマンゴーを載せてタレをかけるだけなのだが、なかなか美味しい。デザート類にはあまり興味がないのでタイでもあまり食べなかった。それでも久々に食べたら美味しかった。そろそろマンゴーの季節だ。
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by kienlen | 2009-02-26 08:54 | タイの事と料理 | Comments(0)
知り合いの先生から頼まれてタイ料理の講習会兼試食会をした。もともとは大学の授業の中で国際交流みたいな感じでやる予定だったのだが、店の方の人手不足で夫が留守にできないなど落ち着かず、そのうちに大学は長い休みに入ってしまった。そこで有志学生3人と先生が参加で先生のお宅ですることになった。メニューはトム・ヤム・クン、鶏肉のバジル炒め、豚肉入り卵焼きの3種類。この先生は店にも来てくれるしタイ料理が好きなことは知っているが学生さんはどうか。夫が「辛いのは大丈夫か」と心配するから「自分の意志で参加するんだからそういう心配はいらない」と言う。材料一式を整えてアパートへ。夫の方は店のランチ営業をアルバイトに任せて行くわけで、実は本日のようなボランティア講習は例外である。もともと授業ということで受けたのが学外になったので予算なしのボランティア活動ということになったわけだった。別に仕事を持ってのボランティアと違って商売をボランティアでしてしまってはマズイ。それでボランティアであることは夫には内緒にしていたし、一式準備するのも楽じゃないし、なんとなく気分は重たかった。
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待っていた学生さん達はとってもかわいかった。考えてみるとウチの息子と2歳しか違わないのだが、格段にしっかりして見える。タイ料理の説明をいかにも興味あり気な瞳で聞いているし、素材をいちいち珍しそうに見るし、重たい気分はなくなって楽しい会だった。いずれも難しい料理ではないから、ぜひ自分で作ってみることを勧める。さて、試食会。すごく美味しくて、学生さん達もとっても喜んでいた。自分の子くらいの年齢の子達と話すのも楽しいものだ。中の1人は8人きょうだいの末っ子とか。一番上と21歳離れているそうだ。なんというか、素朴でのどかなひと時だった。タイ語も知りたいというので、食事の後でタイ語の講習もする。さすがに先生は文字から入ろうとするから「母音は子音の周囲4方向について、さらに声調記号がついて、さらに母音の組み合わせで発音が変わるし末子音によって…」と説明し始めたらうんざりされたから「でしょ、料理のメニューくらいのタイ語だとじきに読めるようになるから、まず料理名くらいを覚えた方がいいと思いますよ」なんて感じで楽しかった。しかし、私も若い頃はこんな風に明るくて素直だったんだろうか。そういう記憶がない。
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by kienlen | 2009-02-09 21:34 | タイの事と料理 | Comments(0)
昨日上京ついでに久しぶりの友人に会うことができた。突然の連絡に応じるような身軽さのない人であるから「今、有楽町だけどお昼食べよ」と言っても「嫌よ、遠いもの。何よ、突然に」と簡単に断られている。「夕食ならいいわよ」と言われていたが、こっちは用事が済んだら急いで帰りたい。それでいつも合わないのだが、昨日は私が遅くなる決意をした。娘は実家だし息子はバイトだし、急いで帰る必要がなかったこともある。アジア文化会館でタイ語を習っているというから、そこにお迎えに行くことにする。それから巣鴨の駅前の、知らない中華料理屋に入った。彼女の夫は中国系タイ人でバンコク在住でお互いが行き来している。私たちはバンコク在住時に知り合って、私が先に帰国した。「最近はいつ行ったの?」と聞いたら「空港占拠の直前に帰ったから良かったけど、友達は取り残されて、もう!ジャムロンなんか大嫌い」と語気が強まった。ジャムロンというのは、この間の民主化(なのか?)要求で空港占拠のグループを率いたリーダーのひとり。私達がバンコクにいた頃は知事をしていて、結構人気があったはずの人で、今回の件は一体どういうことなのかよく分らないので「どうなってんの?」と聞いたら「狂ってんのよ」で済まされてしまった。

彼女は牛肉のあんかけご飯、私はビールと坦坦麺、そして2人でカキのピリ辛炒めをシェア。広い店内に客はなくて3時間近くいたんだろうか。彼女はテレビっ子がそのまま大きくなったような人で私はテレビを見ないし、社会的関心の持ち方も全然違うし、子どもの有無、職業の有無、そもそも不労所得で生活できちゃうお方で配偶者も中国系金持ちと、まるっきり正反対の当方。なんで友達なんだ、という感じで、話しはことごとくかみ合わない。「バンコクに戻ってもすることないしねえ」「絵を教えるとか、日本語教えるのはどう?」「嫌よ、アタシは人に教えるなんて嫌いなの!」確か、労働も嫌い…だったよね。夫のKさんも家業の工場の経営を引き継いでいるから「快適だもん、日本で働くなんて絶対できないわよ」である。弁護士のタイ人と結婚した友人がノイローゼ気味だという話しもでた。念願の豪邸マイホームを建てて住み込みのお手伝いさんが何人もいて、子どもはもう大学生で、夫は週末ゴルフ三昧。「いいなあ、みんないい生活なんだねえ」と私が羨ましがっていると「でもねえ、することがないのも大変そうよ」とか。彼女自身、親の介護で帰国して役割を終えたもののバンコクに戻る決心ができないのもこのへんにあるようだ。でも病院はバンコクにすると言っていた。お母さんの介護でさんざんな目にあって病院不信になっている。「東京はひどいわよ」と言うから「東京の方が恵まれていると思うけど」と私。「どっちにしても、タイだったらお金さえあればあんな目に合わないから」。確かに一考の余地はある。
by kienlen | 2008-12-14 14:20 | タイの事と料理 | Comments(0)
遠方より友来たりで、近くの友人と合わせて3人でランチをした。オーガニックカフェのランチは選択肢がそんなになくてカレーにする。「辛くして下さい」と頼んだが、もちろん辛くない。それは予想していたからどうということはない。昨日の友人とのランチも別のオーガニックカフェで、ランチの選択肢はなくて小さいカレーがついていた。チーズが入っていて、私はそのチーズの塩気を感じていたら友人が「汗かいちゃった」と言う。このカレーは全く辛味がないのかと思ったら多少はあるようだ。今日の夕方になったらむしょうに辛いものが食べたくなった。コンビニ内のポストに請求書を投函したついでにジャンクフードを見て回って、唐辛子入りのせんべいを買った。これで一仕事だ、と思って封を切って食べたが全く辛くない。がっかり。気付いたら夫がパソコンに向かっていて、カリカリ音を聞いて「何食べてる」と言うから分けてやった。「美味くない」とひと言。目はネットニュースにやったまま。タイの空港閉鎖の件だ。

「店用の食材が入らなくなったら困るな」と言う。それもそうだ。12月5日が国王誕生日だから、まさかその時に騒ぎが続いているということはないように思えるが、そんなこと分からない。夫の兄家族が年末年始に帰国する予定だったはず。それまでには大丈夫だろうか、という話しになる。ドバイで働いている弟がタイに一時帰国していて戻らないとならないのに足止めをくっているそうだ。電話して「マレーシアまで電車で行って、そこから飛行機に乗れ」と指示しているから「ラオスの方が近いでしょ」と言ったら「ラオスの空港からドバイの直行便はない」とのこと。マレーシアへの電車、懐かしいなあ、行きたいなあ。そうだ、タイに行きたい人はマレーシア経由にすれば問題ないのだ。24時間の国境を越える電車の旅は何度もした。ま、時間の余裕のある人じゃないとイラつくかもしれないが。
by kienlen | 2008-11-30 00:12 | タイの事と料理 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
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