カテゴリ:タイの事と料理( 145 )

タイ料理ランチ

夫がタイ料理の店をやるようになってから、他のタイ料理の店で食べることがほとんどなくなった。自分の好きな味を分かってもらっているので満足度はひじょうに高い。中学の時に作文などで少し面倒を見ていたタイ人の子が定時制高校に入学して、同時に昼間はタイ料理店でアルバイトをしているというので、その店に行ってみた。オーナーのタイ人は知り合いで、もう長くやっている店なのでそれなりにお客さんがいるということだろうし、私の知り合いのタイ人でもこっちの店を贔屓にしている人はいる。店内もウチの店なんかよりタイ風にしつらえてある。日本語指導をしていた知り合いと一緒に楽しみにその店に行った。その子はさっそく彼女ができたの、友人にとられたの、という話をしている。そういえばウチの娘と同年齢。こっちは課題で大変そうだが、それもなく楽しそうだった。タイ人なら15歳になったら作らなければいけない国民登録証も作ってきたそうで、何か一人前っぽい雰囲気。そういえばウチの子らもタイ国籍があったな、登録はしないが。

ランチメニューが数種類。見慣れたものばかりだ。パッタイとかカレーとかチャーハンというのは今ひとつ食べようって気になれないため、選択に困った時のバジル炒めご飯にする。連れはクイティオ。そういえば日本でもタイ語のままで通じるようになってきたこのタイのラーメン。クティオと言ったり書いたりしている人がいる。ちょうどトムヤムをトムヤンと呼んでいたように。日本に導入する際に表記をどうするかの決まりはないわけだが、あまりにかけ離れているとやはり気になってしまう。トムヤムがトムヤンではどうしたって変。そしてクティオもどうかなあ。クイだよなあ。ああ、余談、脱線。どうでもいい話か。で、料理。これも決まりはないわけだけど、かなり微妙。自分の夫の店でこういうの出したら、タイ料理美味しいです、と人に紹介しないだろうなって感じだった。こうじゃなければいけないというものじゃないし、結局好みの問題と思うけど、とかなんとか言いながら、結構うるさいわけだ、自分。ということを感じた。味の好みってホント面白い。いろいろ選べるという点でタイ料理店乱立の贅沢な町なのである。
by kienlen | 2011-06-09 16:30 | タイの事と料理 | Comments(0)

ますます怖い

仙台にいるタイ人は247人で、約70人が大使館の支援でバスで東京へ移動。帰国を希望している人はじょじょにタイに戻るということをインターネットのラジオで伝えている。インタビュアーの女性が「仙台から東京まではどうやって行ったのか」と聞き、閉鎖されている高速道路の通行許可を得てバスで移動したと大使館の人が答えると「仙台から東京までは福島は通るのか」と聞く。爆発した原発の辺りを通るのかという意味らしい。答えは歯切れが悪い。福島のふたりのタイ人が希望すれば合流するみたいに答えている。でも結局、仙台から東京へは直接行ったということに落ち着いた。「結局まだ連絡の取れないタイ人は仙台に何人いるのか」の質問にも歯切れが悪く「確認ですが」と何度か聞かれて「247人のうち100人くらいと連絡がついている」。そして最後には「よって連絡ついていないのは100人を超える」ということになった。それから福島にいるタイ人の数へ。主婦ら約250人。そんなにたくさんいるんだ…。

今夜、医者と看護師のチームが日本に向けて発つそうだ。各ひとり。タイ人を助けるため。その医者への簡単なインタビューもあった。番組が変わってもやっぱり地震と津波の話題。津波はタイ語でもツナミ。そこに鬼が付いて鬼ツナミ。哀悼の意を表し、影響について。長い時間聞いているわけじゃないが、連日この話題が中心を占めていることはほぼ確実に感じられる。たまたまつけるといつもやっているから。今日は原発の話題が多そうだ。タイの原発の話は私が住んでいた頃から持ち上がっていた。今どうなっているのか知らないけど、計画が具体化しているんだろうか。止めて欲しいな。タイは地震がないってことになっているけど、この間チェンマイに行った時にホテルで地震に会って本当にびっくりした。耐震構造になってように思えないから、そんな恐ろしいことはない。
by kienlen | 2011-03-14 22:28 | タイの事と料理 | Comments(0)

土曜日の色と仏さま

昔から紫が好きだった。洋服なんかも紫が欲しくなる。しかし紫を着るのはなあ、みたいなところは若い頃はちょっとあった。タイでは曜日毎の色というのがあり、例えば日曜は赤とか月曜日は黄色とか決まっていて、その曜日の色の服を着て出勤、なんていう人も多分まだいるとは思う。私がバンコクで働いていた時は職場にそういう人がいた。占いで「赤は良くない」と言われたと赤い服をたくさん処分のためにもらったこともある。赤も好きなのでありがたかった。で、日本人は自分の生まれた曜日をあまり知らないように思う。私も知らないままにきた。タイのお寺に行くと、それからビルマにもあったように記憶しているが、よく、曜日毎にそれぞれの仏像があって、自分の生まれた曜日の仏像を拝むようになっている。その度に、曜日を調べないと、と思いつつ忘れて今日まできて、やっと先日調べた。ネットで調べられるから簡単。

なんと、土曜日だった。なんと、なのは、土曜日の色が紫だから。驚いたと同時に嬉しくなった。紫が周辺に多かったのはもしや幸運だったのかも、ということで。ま、色もそれぞれにいいから、赤だって嬉しくなるし緑は緑だし、ピンクだって好きなので、どれでもいいと言えば言えるが、紫というのは格別な感じ。安心して好きになれるというか。これってもしや信心深い…なんて言うと信心深い人に怒られそうだ。
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右端が土曜日の仏さま。後部は蛇で、どうも7体の中で最もごつい感じ。お隣の立像は金曜日、その横でお座りになっているのは木曜日。土曜日の紫で星座は蠍座。くどい、しつこい感じがある。さて、今日は土曜日。語学スクールをやっている友人がビルを買ってスクールを移転という景気がいいんだかどうなのかよく分からない再出発をしたというのでお祝いに行って来る。その後は新年会がある。だんだん付き合いのいい人になってきたような気がする。
by kienlen | 2011-01-22 10:39 | タイの事と料理 | Comments(0)
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仕事先に行くとお茶とお菓子を出されることが時々ある。きっと甘党の人なんだろうと想像する。進められるままにお菓子をいただき、甘すぎて閉口することも時々ある。一度それで懲りたので次の時に「せっかくで申しわけないですが、甘いものは苦手でして」と言うと「こっちかい?」とおちょこを持ち上げる振りをするから「はあ、まあそうです」と言うと、なんとその次の時に「じゃあ、これをやろう」とワインをいただいた。こんなことが時々あるわけはなくてそれ一度だけ。で、そのワインをクリスマスだしな、というわけじゃなくて毎度ではあるが開けた。普段は赤だけどこれは白。あの甘いお菓子を思い出すと少々不安。そしたら、大変な甘口ワインだった。味覚って不思議だ。はあ、辛いものが食べたい。夕食はキムチ鍋だった。しかしキムチも甘みが結構強いのである。辛いものが食べたい。今日はタイ人の子の支援ということで中学に行き、タイ料理をあげては、あれ食べたい、これ食べたいと2人で気が合っていた。近くにいたタイ料理が口に合わないという先生が恐ろしそうに顔をしかめていた。

ちょっと必要があって写真を見ていたらソーセージがあった。この間バンコクの市場で撮ったもの。これは北部スタイルのソーセージで、ハーブがたっぷり入って辛口でひじょうに美味しい。サイウアと言う。東北地方の米を入れて発酵させた酸味のあるソーセージも大変に美味だが、こちらも違った意味で美味。できれば写真じゃなくて本物があったらこういう甘口ワインも美味しく飲めるのにな、と思う。あの時の市場でも見たら欲しくなって買ってしまったのだった。買ったからには食べなくてはならない。その夜は茹で野菜等も買い込んでホテルの部屋で夕食にしたんだった。ここまでタイ料理が好きだと、やっぱりタイに住みたいなと、実はベトナムでつくずく感じてしまったのだった。困ったもんである。悠々自適な老後が待っているわけじゃないんだから。とりあえずチェンマイのソーセージ食べたい。
by kienlen | 2010-12-24 20:36 | タイの事と料理 | Comments(0)

蜂の子食べたい

こういうほんのささやかな身辺日記なのでブログへのアクセス数はごく少ない。しかし検索ワードでひっかかるらしく、その検索ワードというのを見るのが結構楽しい。コンスタントにあるのは「タイ語 よろしく」で、これはもう再三書いたから省略。それにしても、タイ語でよろしくと言わなければならない人ってかなりいるんだな。外国語で挨拶するなら、日本語翻訳の発想をやめてあっちの世界にトリップする方がいいように思う。それはともかく、たまにあるのが虫系。季節柄イナゴもある。今年の我が家はこれが豊富である。昨日は娘もイナゴ捕りに行ったのに、車の中で眠ってしまって参加しなかったそうだ。私も仕事がなければ行きたいがどうしようもない。出来上がりを待つばかりで今日出来上がってきた。食べれば食べるほど深まる味わい。

なにしろ夫が来日直後に田舎道に沿った店先でイナゴが網の中でザワザワしているのを発見するなり、欲しがった物である。彼は何かを欲しがるということはあまりないのだが、イナゴは特別のようだ。その時はそんなに旨いもんかな、と思ったけど、今は来年のイナゴシーズンが楽しみなくらい。子どもがまだ小さかったので足を取って口に入れてやっていたが、今は娘も全身を食べられるようになった。「学校の友達でイナゴ好きな人いないんだよ」と言い「イナゴ食べたことないみたいだよ」と言っている。そうかもね。蜂の子も食べたいなあという話題はしょっちゅう。蜂の子は本当に美味しかった。それに蜂の巣を取って、ふたみたいなのを開ける時のドキドキ感。あれは経験しないと分からないと思う。卵のまま鄙びたのがあるとがっかりし、ちょうどいいのがムクっとしていると嬉しい。でももう成虫になりかけているのは、刺されると怖い。あれはどうしたのかな、子どもの頃。娘が全く同じことを言っている。あの目もかわいいよね。食べたいなあ。食欲の秋だ。蜂も見かけなくなってしまった、
by kienlen | 2010-10-04 23:37 | タイの事と料理 | Comments(3)

とうとう出家するらしい

店の定休日の日曜日。娘は文化祭で登校。夫は出たり入ったりで夕方戻ってきた。また出かけるのかと思っていたら出かけないという。夕食を家で食べるか聞いたらラーメン食べたいという。それじゃあ、ということで出かけた。どうせなら少し足を伸ばして美味しいと評判の店に行きたかったが、夜はイナゴ捕りに行くから近くで済ませたいという。それじゃあと、近間の初めての店にした。夫が息子の様子を尋ねるから「お金足りなくて頭痛い」と答えた。特に反応なし。それから「1月に1週間店を休む」という。どうしたのかと思ったら「出家する」という。「出家する」というタイ語と「飽きた」という語が、似ているというほどじゃないが、最初の音が似ているのと、出家は予想していなかったので「飽きた」と言ったのかと思ってぎょっとした。出家と聞いて、やはりタイ人だと思った。当たり前だが。それに日本にいるから日本的になったと思うことも、これっぽっちもない。

「私も出家を見に行きたい」と言うと「行けば」と言う。娘も息子も行けばいいと言う。息子に行くか電話しろという。行くわけない、と私は思うからそう言った。答えが明白なのに電話するのも嫌だ。変なこと言うなという様子の不機嫌な声を聞くのも嫌だ。「出家するには儀式があって、お経を覚えてないとダメなんでしょ」と言うと「忘れてないから大丈夫」と言う。娘はこのやり取りを聞いていたと思ったら漫画を読んでいて無関心だった。あるいは言葉を理解してないかもしれない。出家なんて単語知らないかも。タイにいたら必須単語に入るが。店を出てから娘に「パパが出家するから1月にタイに行く?」と聞くと「その時期は忙しいから行かない」と言う。そうか受験の時期だ。一応意識しているということらしい。行きたければいけばあ、というが、ひとり残すわけにもいかないしな。出家は折に触れて言っていたものを、そういえば最近言わなくなったところだったから、とうとう決心したということだろう。通常タイの男性の場合、結婚前に出家することになっているようだ。そうじゃないと一人前になったことにならないようだ。1週間で即席一人前になるんだから便利といえば便利だな。出家の儀式は見てみたい気もする。夫は娘に「勉強用具持って行けばいい」と言っている。説得にのるかどうか。
by kienlen | 2010-09-26 22:06 | タイの事と料理 | Comments(4)

楽しみなイナゴ

f0104169_10524222.jpg今、そしてこれからしばらくは在宅中心の生活になる予定。それなのに本も読めそうにない。よって話題がない。よって外からの持ち込みを待つしかない。今朝の持ち込みはこれだった。イナゴ。昨日、店の定休日だった夫はイナゴの捕獲に出かけた。お父さんはイナゴ捕りに、お母さんはお家で仕事。娘の視点を説明すると、そういうことになると思う。そしてお母さんの仕事なんかどうでもいいのだが、イナゴは食べたいのである。「たくさん捕ってきてよね」と言うきり、自分も一緒に行こうとはしないのが、小さい時とは違う。確かに前回はそれほどの収穫がなく、娘が分けてもらえたのは数匹で不満そうだった。今回は、結構騒がしいほどの数がペットボトルの中で跳ねている。空気穴を開けて放置して糞を出させてから揚げる。今はこれを店でやっているが、店を始める前は家でやっていたし、もっと大量に捕ってきたし、手違いでその大量のイナゴを家の中に放してしまったこともあった。

家の中で跳ねるイナゴを捕まえるのは田んぼで捕まえるよりもやっかいである。どこに行くか行動パターンをつかめないのだから。印象に残っているのは、娘が素早く捕らえていたことと、その時に遊びに来ていた友人が悲鳴を上げたことだ。ペットボトルには紐がついている。これを身体に結びつけて捕獲するんだろう。タイでどうやっていたかは知らないが進歩しているというか、なお原始的というか。こういう事をしていると、イナゴのいる田んぼが減少していることが分かるらしい。家の近所にも田んぼがあるがイナゴなど見たことがない。あそこにいたらいいのにねえ、と娘を話していた。日本人はコオロギやバッタは食べないように思うが、そういう区別はないようで(ああ、名前はタイ語でも違いますが)コオロギもバッタも捕まえて一緒に揚げる。揚げてしまえば正体不明ということは決してなくて、やっぱりイナゴよりバッタの方が大きいし、コオロギは色が一層黒い。イナゴを揚げるとエビの唐揚げと同じか、もうちょっとコクがあって実に美味しい。ビールのつまみに最高。娘から「パパ、お願い」と言う方が効果が大きいので、私は欲しがらなくても大丈夫だ。
by kienlen | 2010-09-20 11:14 | タイの事と料理 | Comments(0)

ココナツアイスクリーム

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ココナツアイスクリームは日本でも一般的になってきているようだ。ココナツとくればタイは本場。この間の旅ではやけにココナツアイスが目についた。今までもあったには違いないが、アイスクリームにはほとんど関心がないので、今回のようにスイーツを見ることを目的のひとつにして初めて目に入るわけだ。かといって味見するほどの元気がなくて食べてない。これじゃあダメだ。年齢のせいもあるかな。アイスクリーム食べるなら料理を一品余計に食べたい。食べた人の感想を聞いたら「甘い」と言われたのも怯んでしまった理由。

つまり、ココナツの殻を使ってココナツアイスを詰めるのだが、これ、ココナツの殻を使うためにココナツジュースを取り出さねばならない。そこで「飲んで下さい」と頼まれた。ココナツジュースは嫌いじゃないから飲んだ。アイスは大人気で次々と売れていたが、ジュースを飲みたくない人がいたら捨てちゃうんだろうか、なんて考えた。このアイスだとココナツミルクになる部分を食べることができる。殻の内側についている白いのがそれ。ここは私も大好きで、ジュースを飲んだ後は必ずスプーンですくって食べる。ココナツを見ると思い出すことがある。息子が赤ちゃんの時、バナナやパパイヤを食べさせていれば栄養も取れるし楽だしで便利だったのだが、水の代わりにココナツジュースを飲ませようかと思った。煮沸消毒の必要もなさそうだし。それを言うとお手伝いさんも夫もビックリ仰天して「そんなの絶対ダメ」と言われた。脂肪なんである。コレステロールも高いらしい。無知な母の元でここまで育って良かった。
by kienlen | 2010-08-19 17:32 | タイの事と料理 | Comments(0)
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連日遠出だった先週。ランチをどうするかがひとつの楽しみだった。私は直売所が大好きなので併設の食堂に寄ることは多い。でも地場物の食材というと蕎麦などのお決まりが多いのは難点で、そういうのを食べたくない時はどうしようかなあということになる。写真の日は直売所の2階にもうひとつレストランがあって、そっちに行ってみた。洋食のメニューが並んでいる中に特別らしい七夕ランチというのがあった。洋食よりは和食の方が好きなのでこれを注文。全国的にも知られた観光地の名前をそのまま名前にしたレストラン。でもなんか半端。空っぽの冷蔵庫が店内に出ていたり、従業員が極度に少なかったり。観光シーズンが本格化する前だから、とも言えるだろうけど、それにしてもなあ、と思って経営主体を見たら、××公社となっていたから、何となく納得。それでも観光地だからシーズンに人が入るとやっていけるのかなあ。それはともかく、このセットに食べるラー油がついていた。大変なブームになっているのは聞いていた。「豆腐にかけてどうぞ」と言われた。自家製だそうだ。この取り合わせからすると、辛いものがあるのはありがたいが、あんまり辛そうに見えない。味を見たらぼやけた感じ。甘みの方を強く感じてしまう。どうも「最近人気だから食べるラー油を売ろう」ということになって、直売所とレストランで販売している、程度しか訴えるものを感じない。単に私の感想だけど。

これが流行となると飛びつく人が多いのは日本の特徴にも感じるが、まあ、メディアを通じてしか知らないから本当にどれくらいが飛びついているか知らない。でもあちこちで自家製を販売しているのを見る。で、私は食べるラー油と聞いた時に思ったことは「ナムプリックと似ている」ということだった。タイ料理の典型的なおかずで、ご飯につけたり野菜につけたりする他、調味料として使う種類もある。とにかくものすごくたくさんの種類があって、一口で説明するのは難しいが、いろんな素材をたたいて混ぜてペースト状にしたもの、と言うのがいいかな。例えば焼いたアジの身をほぐして香草と一緒にたたいてなめらかにしたもの。ひき肉を使ったもの。発酵調味料の味を前面に出した物。地域や家庭によって多種多彩。必ず入るのは唐辛子で、ナムプリックという名前も直訳すると「唐辛子の水」ということになる。よく「唐辛子味噌」とか紹介されているけど、ナムプリックという言い方でもっと知られてもいいように思う。食べるラー油のように油中心じゃないし、簡単に手作りできてヘルシーだし、美味しいし。タイだと手作り品をこうして路上に並べて売っている人がいたり市場にもたくさん並んでいる。
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こういうのは市場で買う方が美味しくて、私もバンコク滞在中の夕食の1回は市場からナムプリックと、日本では食べられない野菜をたくさん買ってきてホテルで食べた。その時はタマリンドという木の実のナムプリックにしてみた。スーパーに行くと容器に入ったのが並んでいて、今のお気に入りは「地獄のナムプリック」というの。名前の通り、ものすごく辛い。これをちょっとご飯に乗せたり、炒め物にちょっと入れるのも夏の食欲増進にきく。やっぱりタイ料理が好きなんである。
by kienlen | 2010-08-15 16:01 | タイの事と料理 | Comments(0)

行き場のない話

タイ人の妻と日本人の夫という組み合わせは多いが、その逆は身近にあまりいない。タイ在住だと知り合いは多くなるけど、もう日本に来て長くなりタイとの関係の濃い生活をしているわけでもないと交際も途切れる。そんな中で貴重な友人から電話があった。用事が済むと雑談。夫の店のコックさんのビザの件がどうなったかと聞かれる。「行政書士に頼んでいるらしいよ」と私。ハローワークに行ったこととか入管の対応などを伝え「なんか、ニッポン大丈夫かな、と思うよね」と言うと「そーよ、そーよ、あの鳩山の目を見ていると腹立つわよ」と友人。「でも、石原を選んでいる東京都民もすごくない」と私が言うと「あれは単に選択肢がないからじゃないの、問題はそれよ、選択肢がないのよ」と都民の友人。「日本もだけどタイもねえ」と友人。「タイはもっとひどいんじゃない」と私。

友人とはタイ人の夫を持つという点では同じ境遇だが、他は何もかも違う。労働者と不労所得者、土着系と中国系、中央と地方、子供の有無、等々。そして友人はタイにしょっちゅう行っている。今月も行くらしい。デモ隊側にはひじょうに批判的である。玄関に血を塗られたりしているイケメン首相に同情的である。「でも地方の人達にはタクシンが人気あるよね」と私。「そうよ」と友人。「でもね、千バーツもらってデモに参加しているらしいよ。だったら夫も参加しようかなって言ってた」と友人。「だったら今月行く時にデモに参加して稼いでくればいいでしょ」と私。「何言ってんの。今回は今までと違って、テロみたいになっているから結構怖いのよ」と友人。交通が遮断されて出勤に支障をきたした知り合いの話が相次ぐ。かといってデモ隊以外は他人事という全体の様子。想像に難くない。政治の話というのは着地点がなくて苦手。本当のことが分からない。分からないなりに自分の考えを言うと、それぞれの置かれた立場によって見解がすごく違ってくることが分かる。インフラも社会保障も整わず都市と地方の格差がものすごいタイだと、もろにそれが出る。だから「やめよ、この話」ってことにしたのだが、遠い国のことじゃない点では同じなのだ。
by kienlen | 2010-05-04 09:29 | タイの事と料理 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
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