カテゴリ:手芸( 16 )

さようならカーディガン

友達が寄った。テーブルの上に置いてあった手編みカーディガンを「着させて」と言って勝手に試着。よく似合う。へえ、と思って別のも見せた。いいでしょ、いいでしょ、と、認めざるを得ない言い方で迫ると、また試着。こちらはもっとお似合いである。すると当人も気に入ったみたいで「これ買う!」と言い出した。そんな展開になるとは思いもしなかった。それに私だって気に入っていて着心地も抜群なのである。今編んでいるのと合計3枚の、色とデザインの違うカーディガンがあればこの冬は間に合いそうだ、楽しみだ、と思っていたところ。それに「買う」って言われても価格のつけようがない。でも、一番の問題は、どう見ても私より似合うことだ。「これはアンタの色じゃなくてアタシの色」と当人が脱ごうとしないのも、その通りと思える。サイズだってぴったりである。いくらで譲るか、である。毛糸代がかかってないけど、費やした時間を考えると値段のつけようは本当にない。しかもよくよく親しい友達である。店に出すのと訳が違う。1万円もらうわけにもいかない。かといって2千や3千はあんまりだしなあ。

5千円は安いけど、1枚なくなればまた1枚編みたくなる意欲が沸くし、何より本当にお似合いだし、5千円って言おうかなと思っているところに相手から同じ額を言われた。それで決まり。自分の作ったのを人が着ているというのも楽しいものである。同じデザインで色違いのマフラーも、それぞれの着こなしでいい雰囲気である。そういうのを見るのも楽しみだ。それに、レトロな糸が見れば見るほどにいい味を出している。手編みの感触がこんなに気持ち良いものであることも再確認。絶対に誰も着ていないのもいいし、文句なしである。手間がかかって他のことがおろそかになる欠点をのぞけば…。多分ずっと使えるだろう。10年以上も前に編んだのを今も私は着ているし、なんともない。こういう経緯があると、10年後にマフラーやセーターを通じての話題にも事欠かないだろう。良い趣味をお持ちで、ってことにして、また編もう。次の名刺には「メリヤス編み職人」ってのも入れよかな。
by kienlen | 2009-10-31 18:18 | 手芸 | Comments(0)

またやってしまった

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いただきものの古い毛糸の処分の第二弾。こんなことしている場合じゃないのに止められず、結局仕上げてしまった。いかにも素人の垢抜けない出来具合であるが、なぜだか気に入ってしまった。何しろ買ったものは1個もない。ボタンももちろん廃物利用。細い毛糸なので二本取りにした上に、同じ糸でやるほどの量がないので切り替えている。後ろ身頃も編んでいる途中で終わったので切り替えた。こういう制約のある中でやるのが面白いのだ。どうせ趣味なんだから楽しければいいのである。実はこんな古臭いデザインの予定ではなくて、ここに襟がついて今風になるはずだったのだが、襟付けの要領を間違えてしまったのでナシに変更。襟用に色の組み合わせを変えようと用意していたのでちょっと残念だったが。でも、今だと、下に長めのシャツかなんかあわせたら、こういう冴えないデザインもそれなりにいいかもね、と思っている。まだまだ毛糸はある。でも、メリヤス編みで止めておかないとなあ。模様編みなど始めたらもう収拾がつかなくなる。さて、次もいくぞ。
by kienlen | 2009-10-25 21:45 | 手芸 | Comments(0)

マフラーの続き

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基本のマフラーの注文を受けて作ったところ、さらに小花を散らしてくれというリクエストがあった。アート系の仕事をしている人なのでアイデアがわく。それで立体的な花と組み合わせたところラブリーでゴージャスになって自分でも大変気に入って目が冴えてしまうくらいだった。夜に仕事をするとそういう状態になるが、編み物でもそうなると、一体何をしたらいいんだと困った。幸い気に入ってもらえて、お揃いのコサージュも作ることになった。楽しみ。今日は久々の遠出で、久々に電車で行った。編み物を持ち込むと読書ができないので我慢。早めに行って付近の大学生協で本を買い込んだ。書店もしばらく行ってなかったので欲しいのがたくさん。まあ、しかし、大事な仕事があるのだった…。
by kienlen | 2009-10-22 23:22 | 手芸 | Comments(0)
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仕事を延ばし延ばしにしている。理由は編み物。やはり始めたのはいけなかった。空腹の時にちょっと食べるとますます食欲が出てくるようなもんで、小物なら時間もかからないし、と思って花のマフラーを作って我慢しておけばいいのに、編みたい欲求が沸いてきてカーディガンを始めてしまっていた。優先順位からいったら最下位にしなければいけないのに、どうしても編みたくなる。さすがに模様編みは避けて、いつでも少しずつ編めばいいメリヤスにしたのだが、いつでもキリなく編みたくなる。そして現場仕事以外の仕事を延ばす。それも限界で今日は絶対に仕事を進めようと思っていたのも、カーディガンの仕上がりが近づいているのが気になって手を出してしまう。我慢していったんやめる。でもまた編みたい。結局思い切りやってしまおうと覚悟を決めて編み上げた。もらいものの古い毛糸なので、それがまた少々レトロでなかなかいい感じになった。

暗い所で絵にもならないが、明るくなるのを待てずに写真におさめた。アイロンもかけてないゴツゴツ感が好きなのでそのまま。毛糸が足りなくなって、縁編みの段数を減らさざるを得なかったものの、足しのきかない毛糸なので、その程度で済んだのは幸い。もう長年編んでなかったので細かいテクニックを忘れているのかと思ったが、やってみると覚えているものだ。もっと暇だったらすぐに別のも編みたい。何しろもらいものの毛糸が大量にあって材料費がかからないのがありがたい。しかし、今はさすがに無理だ。ここで区切りをつけて仕事しないと。花モチーフのマフラーは、友人2人に色違いで渡っている。あと2つ注文を受けた。みんな色違いなので同じものはない。自分のも作る予定。ま、その前にすべきことをやってからだ。自己満足はおしまい。
by kienlen | 2009-10-09 21:58 | 手芸 | Comments(2)

毛糸と布を減らさないと

友達からバーベキューの誘いがあってよろけそうになったが片付けを続けた。かといって集中してやるわけでもなく、ながら片付け。知り合いからもらった大量の毛糸があってなんとかしたいと思っていたので、とりあえず、ながら掃除の片割れとしてモチーフを編んでおいて、たくさんたまったら何にするか考えることにした。小花を散らしたようなかわいい柄のが本にあって、それを中細の毛糸で編む。1枚目は編み図を見るが、後は同じことの繰り返し。それが心地良く感じるなんて、年を取るってこういうことかと、また思った。今までモチーフを編むのは好きではなかった。同じ事の繰り返しが大嫌いだから。いかにこれを避けて生きるかが人生のひとつのテーマでもあった。ところが今は同じことの繰り返しに安心したりする。それを時間の無駄とも感じなくなった。掃除の合間に1枚、2枚と編むとじきに10枚くらいできる。ピンクと水色とベージュで編むことにする。

この調子だと100枚くらいじきに編めるということだ。もっとも、こんな小さいのを100枚ばかり集めてもどうにもならないが。古い布もたまっている。この間取り替えて不要になった古い手作りのカーテンは洗濯したまま放置していたから、裂いておいてまたマットを編もう。裂いているうちに、さっそく毛糸で編み癖がついたらしくて編みたくなった。それでうんと細く裂いて細編みにしてみたらとってもかわいいので、コースターを作ることにした。こういう細々したインドアの活動を連休の好天の日にする。友達が採りたてのオクラを届けがてらに遊びに来た時だけ、あんまり気持ちがいいので庭にコーヒーを運んで飲んだ。床に、大好きなドイツ製の自然素材のワックスをかけて、なんとかすっきりした。明日からは少しずつ仕事のことも考え始めよ。
by kienlen | 2009-09-21 23:47 | 手芸 | Comments(2)
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出来上がってこうしてみると、まるでインドかネパールの(といっても行ったことないけど)〇屋さんのようになった。業種を変えるか…。友人からたくさん布をもらってあった。何か作りたいと思いつつ積んだままになっていた。このところ目覚めるたびに、何か作りたい、という気分になっていたのに起きてみると別のことをやっている。本を読むか、タイ語の勉強か。こういうことはキリがないし、何か成果が見えるわけではないので、いつやめるということがない、泥沼である。その点、何か作る場合は、完成すると達成感があるし、それでやめることもできる。健全である。そもそもは娘が「運動着に名札をつけてくれ」と言ってきたことが始まりだった。今のはアイロンでくっつけるようになっているが、こんなものくらい手を使うべきであろうと思って「縫ってやる」と引き受けた。ちょうど暇だったから。

ついでに娘の窓のカーテンを作る気分になった。「兄ちゃんがカーテン取って行っちゃったから暑くてたまらない」と言われて数日以上になる。あんまり放置しておいてもかわいそう。小さな窓なので布の大きさを確かめることもなく好きなのを選ばせた。直線に縫うだけのどってことのないものだが、作っていると楽しい。ついでに事務所のカーテンも取り替えることにした。しかしこっちはとても大きい。同じ布で作るのは不可能である。布の処理を兼ねてパッチワークのようにしようかと思ったが、それだと賑やか過ぎる感じ。そしたら紫の布が割と長めにあることが判明した。私は紫という色が大好きである。これを基準に考えることにする。といっても長さが必要というだけで限られる。友人はパッチワークをやっていた人だから、いいなと思って確認すると切れ目が入っていたりしてがっくり。結局大変賑やかになった。大きいドアなので3枚を吊るす形にしてある。1枚目を吊るした時はシックですごくいい感じだった。ところが全部吊るしたら、まるで…である。娘が「カーテン替えるだけで雰囲気変わるね」と自分のをつけた後で言いにきたが、多分当方の雰囲気の変化の方が格段に大きい。
by kienlen | 2009-07-26 16:08 | 手芸 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
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