カテゴリ:旅( 364 )

スコータイ

歳をとるにつれてそう思うのかもしれないが、不思議なことだらけだと感じることがよくある。思っていることって叶うものなのかもしれない。スコータイは世界遺産になったこともあってすっかり有名な場所とは思うが、ずっと前から一度は行きたいと思っていた。ただ、あまり行きやすい場所ではないし、バンコクからはそれなりに遠いし、時間にも気持ちにも余裕が必要だなと思っていた。あと、遺跡のために行くほどの遺跡好きかというと、そうでもないわけだ。怪しい国境とか、そっちの方が好きなのである、結局のところ。本当に行きたければ色々言わずに行っているはずだ。ところが、全く思いがけない形でスコータイに行けることになった、しかも突然に。もっとも後でちょっと調べると、いわゆるスコータイではないらしい。スコータイというのは県の名前でもあるが、あちこちに遺跡が点在していて、その中のひとつということになる、多分。これが大変に素晴らしく、とっても感動してしまった。次はもっとゆっくり行きたい。いったん帰国して次はゆっくり個人的に来て、その時はスコータイ行きたい。
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別にどってことのない遺跡のようではあるが、森の中にポツンポツンとある感じが良いのである。
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木が好きなので。
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自転車で歩くのも絵になる。広大な公園の中に遺跡がたまにある。一体どれくらい広いのか分からない。つまり全然見切れていない。
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スコータイの仏さまは優しい顔をしている。善光寺にあるのもこの時代のものだったはず。森の中で瞑想したくなる、と、言ってみたいがそこまでいってない。
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by kienlen | 2018-01-16 23:15 | | Comments(1)

バスで親切にされた日

最近チャイナタウンに行くことが多くなった。今日も早目の夕方から行った。トラックとバスの乗り継ぎで行けるので安上がりな場所。同行していたのは日本語の上手な高校生。で、日本語で話しているせいなのか、高校生がかわいいせいなのか、この間もバスの車掌がにこにこ見ていたが、今日は車掌さんが近づいて来て隣に座った。まあ、日本的に言ったら、新幹線に乗ったら車掌さんが知らない乗客の隣に勝手に座って話し始めるという感じだろうか。こちらのバスは新幹線とは比較にならない代物なのでかなり勝手は違うが。お隣でニコニコしているのでタイ語で話しかけたら、タイ語ができるのかとギョッとされた。日本語の挨拶言葉を少し知っていて話すので、連れの高校生と「日本語を知っている車掌って初めてよね」などと話していたら、この車掌さんは、外国人が来ればその国の言葉で話しかけるそうで、英語とベトナム語と日本語と中国語で挨拶するそうだ。観光地を歩いていると微笑みの国だとかフレンドリーだとか、もう過去のことのように感じてしまうが、古き良き伝統の残っているのは庶民の足のバスである。

チャイナタウンのおかゆの店でご飯を食べてから高校生と別れ、どうしようかな、国際交流基金でやっている映画に間に合うかもしれないと思って適当にバスに乗って車掌に「スカイトレインの駅で降りたい」と言ったら、もちろんタイ語で、地下鉄と高架鉄道とあってどうのこうのと説明してくれて、ああ、それは分かっているけどなと思いながら聞いていたら、隣の席の女性が英語で同じような説明を始め、はあはあと聞いていたら、後ろの席の女性から肩をたたかれて、なんと中国語で説明された。みんな同時である。まず、後ろを振り返って「中国語は分からないです」とタイ語で言ったら、部分的にタイ語にしてくれたが、つまり中国語の方が得意なタイ人のようである、さすがチャイナタウン。残るはタイ語と英語の方々。実はもう知っていることの説明なのだが、せっかくなので両方見ながら、はいはいと聞いていた。隣の方は自分もそこで降りるから大丈夫と言ってくれて、一緒に降りた。渋滞だったため映画は諦めてそこからスカイトレインで引き返したが、昔のタイのようで懐かしさがこみあげた。

by kienlen | 2017-12-01 22:23 | | Comments(0)

そうか、川か

自分にとっての原風景が何かと言われたら山だと思っていたが、実は川なのだと思うようになった。川を見下ろす場所で生まれ育ち、子どもの時の遊び場は川で、釣りしたり魚捕まえようとしたり、崖を上ったり降りたりしたり、川の中の石を渡ったり。泳ぎ以外のことはしていた。その後もとにかく川が好きで、特にバンコクでは川が日常の交通手段であり、いつも乗ってしまい、日本から人が来ても水路で案内したくなる。しかし誰もが川好きとは限らないこともそんな経験から知ることになる。この土曜日も川を渡ってチャイナタウンへ。
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で、日曜日はかなり落ち込んで、友だちに孤独で生きる元気がないと訴えたら、瞑想すればあと冷たく言われ、ついお寺に行って一息ついて、写真を撮ってしまったのも、いつもの水路だった。
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プラハに行って以来、たったひとつの曲ばかり聞くようになってしまった。スメタナのモルダウ。バンコクに来てからもこれ以外の音楽を聞く気になれず、どうしてこんなに好きなのだろうかと疑問だったが、川だからかもしれない。そうか、川があった。川を訪ねる旅をこれからするのもいいかも。うーむ、水路と鉄路、一番好きな二つがある場所で生活しているのも、何かの導きと思えてならない。



by kienlen | 2017-11-27 22:12 | | Comments(0)

火葬場見学

日本から知人が訪れていた週末だった。土曜日と日曜日のランチまでおつきあい。王宮と暁の寺とワットポーを見たいというリクエストがあり、それだけというわけにもいかないので、私の好きなローカルな船旅をしてから、寺に行くことにした。そこでふと思ったのは、そうだ、この間のラマ9世王の火葬場の一般公開に行く方がいいかも、ということ。これは今月までの限定公開で、それが終わると撤去することになっているのだそうだ。寺院はいつでも見れるが、これこそ一生に一度のチャンス。というわけで事情を話すと、行きたいというので案内することにした。
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こんな祖末な写真じゃあ迫力が伝わらないが、とにかく規模は大きいし壮大だし美しいしで圧倒された。見る価値はあった。四方から見て、どこも完璧な作りになっていた。バスを降りて人の波に任せて進むと入り口にたどり着くので問題はない。といいたいが、パスポートを持っていなかった。だいたい持ち歩いているのに、必要な時に限って持って来なかった。その知人が先に立って入ろうとしたら止められた。素直に列を出る日本人。彼らでは言葉が通じないのでどうしようもない。もうこうなると正攻法でいくしかない。外国人の入り口はどこかと、少し離れた所のガードマンに聞くと、外国人はダメ、いや、担当に聞いてくれと面倒なことに関わりたくないご様子。とにかく元の列に戻るとまた止められた上に当方パスポートなし。でも一緒の日本人が持っていると言うと、じゃああっちで聞いてくれと言われて入ることができた。良かった。
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こういう巨大なテントみたいな所でしばらく待たされるが、たいした時間ではない。あまりのスケールと豪華な作りにため息ばかりでた。船旅してこの火葬場を見て、それから暁の寺に行き、それからアジアティークに行って遅くまでいた。なかなかハードな日でしたので今日は眠い。早く寝よ。雨季が終わったと思っていたのに、今はまた雨と雷だ。恐ろしいほどのことはないが、かなりの勢い。夕飯を外にしようかと思ったが行かなくて良かった。





by kienlen | 2017-11-20 20:21 | | Comments(0)

暁の寺

バンコク観光の目玉のひとつに寺院巡りは欠かせないと思うが、中でも私は暁の寺が好きだった。三島由紀夫の小説になっているというだけじゃなく、デザインも立地も大変によろしい。他の寺に行きたくなることは実はあまりないのに、ここだけはバンコクに来るたびに行きたくなるのだが、もう何年か知らないがずっとずっと改装工事中だった。このままずっと工事が続くのかと思うくらいの長期間だった。見ることはできるが、足場が組んであり夜のライトアップだって足場付きではかなり興ざめ。それがつい最近工事が終了してちょっとした話題にはなっていた。で、娘が来た時、ディーゼル列車で行ける海辺の町で海鮮料理を食べ、帰りはトラックに乗って途中まで戻り、すっかり暑くなってしまって涼しいタクシーに乗り換え、この寺に行ってみることにした。そうそう、娘は最初から暁の寺に行きたがっていたのだった。
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これまでいつもボートで行っていたので、タクシーで乗り付ける正面玄関(なのか)から入るのは初めてかもしれない。どこで入場料を払うのか分からずそのまま入ったら、係員が娘の半ズボン姿にダメ出しをした。タイの寺で膝より短いのはダメであることを、私も長く行っていないので忘れていた。前回も王宮でなんと夫のズボンがくるぶしより少し短いだけで入れなかったのに。でも、これをタイ人に話したら、そこまで厳しいかなとびっくりされた。暁の寺は入り口でスカートをレンタルできるようになっているのでそれで入ることもできたが、何だか面倒になり、外観見ればいいやで入るのは止めてしまった。これまでに比べて真っ白になっていた。噂ではあんまり良くないみたいな声が聞えてきたが上品でとてもきれいに感じた。来月はまた知り合いが来るのでここは案内することになるだろう。


by kienlen | 2017-10-21 20:01 | | Comments(0)

海鮮のせご飯

チャンタブリーはご飯がとっても美味しい、と思う。到着した日、ちょうど昼時だったので店を探すまでもなくホテルの近くに普通の食堂があって地元の人らしきお客さんで随分賑わっていたので入ってみることにした。メニューも普通の感じではあるが娘が頼んだパッタイにびっくり。大きなエビがごろごろ入っている。美味しそうだった。バナナの花が彼女は初めてで珍しがっていた。
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私が頼んだ海鮮ラーメンも大きなシャコ、麺より多そうなカニ、エビやら練り物など入っていてすごい豪華で美味しかった。
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120バーツなので普通の食堂のメニューの中では特別高いとはいえ日本円にすると400円もしない。日本円にしてどうかというのがあるのでタイの値段で比較すると、パブでビール大瓶1本飲む値段くらいか。どっちに価値をおくかは人それぞれってことで。
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気に入ったので翌日の朝食も同じ店に行った。あれあるかこれあるかと聞いたら「注文で作る店じゃないのでできない」とのことで、勧められたのがこの海鮮のせご飯。説明聞いていて美味しそうだと思って注文してみた。やっぱり巨大なシャコがのっていて、グロテスクではあるが美味しそうだった。値段同じ。函館の朝市の食堂でも海鮮の朝食食べたけど、比較すると断然こちらになってしまう。新鮮できれいで値段がこれじゃあかなうわけないな。ローカル食堂でメニューはタイ語だけなので、そして通じる言語もタイ語のみと思われるので、読めないと不便と思われる。労なくして得しているのは娘。
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by kienlen | 2017-10-18 09:10 | | Comments(2)

変わったこと

昔、タイでは小さな食堂に入っても従業員がたくさんいて、だからたまに日本に帰って高齢者がひとりでやっていたり、自動販売機でチケットを買ってセルフだったりの店に入ると日本を感じたものだった。この点、タイもすでにそうなっているのを今回知った。大きな店に行っても従業員はごく少なく、やり手の女性がテキパキと注文を取り、おすすめがあるとテキパキと勧める。水を入れるためにずっと傍で待ってチップをもらうような人員も見なくなった。それどころか注文は自分で記入するところも結構ある。昨夜、友だちと入った店もそうだった。友だちの中にはタイ人もいたので書いてもらおうと思ったら、彼も面倒がって従業員を呼んで「書いてよ」と言ったら、同行者の中のひとりが「タイ人じゃないから、書けないのよ、だから書かせるのよ」と、彼をいさめた。

その通りだった。言われた従業員はタイ人に助けを求め、その人がテーブルにやってきて注文を取った。従業員はたいていミャンマー人なのだ。見かけでは全く分からない。ホテルも同じで、中級ホテルだってポーターがいて荷物を運んでくれるのでチップの心配したりドアボーイにもチップの心配したりって感じだったのが、そんな人は今回見かけなかった。もう高級ホテルだけのサービスになってしまったようだ。まあ、日本人ごく庶民としては楽でいいのだが。昨夜、ホテルに戻って友だちと一杯やろうとしたら、ホテルのレストランにさえ従業員がいなくて、フロントに頼みに行った。人が全然いないロンドンのホテルみたいだった。フルーツで有名なチャンタブリーも、労働者はカンボジア、ラオス、ミャンマー、それにアフリカ人が多いと雇った運転手が言っていた。タイ人女性と結婚して住むアフリカ人も多いそうだが、バンコクの英語の先生もアフリカ人はとっても多い。外国人労働者がいなくなったらタイは人材不足と多くが知っている。そういうことを、なかなか認めたがらない国もあるみたいだけど。

by kienlen | 2017-10-15 09:24 | | Comments(0)

タイで教会の鐘の音

チャンタブリーは3回目なのに何も見た記憶がなく、今回来るに当ってネットでちょっと見たところ、教会があるとのことだった。たまたまホテルから徒歩圏内だったので初日の昨日、行ってみることにした。町中を流れるメインの川に架かる橋はどれも白で統一されていて、そのひとつを渡って対岸に行くと見えて来る、というわけではなくて、渡る前から黒っぽい姿は見える。で、来てみてびっくり。すごい大きさで、これはまるでヨーロッパの教会のようだった。壁が濃いグレーで、いやはや立派。写真を取った側は後ろで入り口じゃないと書いてあったのでぐるっと回って入り口を探した時の、大きいことといったら見た目以上だった。
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入り口にタイ人がいて、まあ、タイなので当たり前だけど、まあ、ちょっと変な感じ。で、入れ入れというので入る。靴を脱ぐように指示されるのはお寺と同じ。で、さらに娘が半ズボンをはいていたら、備え付けのスカートをはくように指示もされた。これもタイのお寺と同じ。写真撮っていいと言われたのは、タイの権威のあるお寺とは違う。中も立派だった。宝石の町だけあって、宝石とゴールドでできたマリア像があった。あまりのまぶしさに光って写真が撮れなかった。白く飛んでしまうのだ。これは見る価値あり。そして今、おしゃれなホステルのパブリックスペースで本を読んでいたら教会の鐘の音がきこえてきた。本当にヨーロッパにいるようだ。このホステルもヨーロッパ調だし。このスペースはエアコンがなくて天井扇のみで、大きなドアを開け放してあるので雨の音も鐘の音も聞えるのだ。


by kienlen | 2017-10-13 22:32 | | Comments(2)

チャンタブリー

チャンタブリーという町に来た。今回の娘の来タイについては、飛行機チケット以外私がすべてアレンジするということになっていたので、ホテル予約から旅先から決めて、それでここにした。チャンタブリーは3回目。これまでホテルをどうしていたのか全く覚えていない。日帰りするには遠過ぎるので泊まっているはずなのに何も覚えていないというのはどういうことだろう。
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バンコクはオーソドックスな普通のホテルだったが、ここは今風のゲストハウスみたいなスタイルでヨーロッパや日本にもありそうな感じ。やっている人もいかにもそれっぽい男性。何しろ入るとスリッパに履き替えるというのが驚異的。タイでこんなの初めてみた。徹底してリノベーションしたようですべて新しい。デザインが斬新過ぎて少々使いにくい洗面。シャワーも出し方が分かるまでにだいぶ時間をくってしまった。まあ、心意気は買いますって感じ。公共のスペースが2階と4階にあり、ゲストがすごく少ないみたいで占領できる。このソファに寝転んで本を読むのが快適。このスペースに本が何冊か置いてあって日本のガイドブックもあったので日本人が多いんですかと聞いたら「少ない、10%」と言い「中国25%、ヨーロッパ25%」と妙に細かいのだった。残りはタイ人なのか、バンコクの大学生が今、このスペースで話しかけてきたのでしばらく話した。


by kienlen | 2017-10-12 22:12 | | Comments(0)

初めての観覧車

村上春樹の、スプートニクの恋人を読んで、観覧車に乗りたいと思うようになっていた。友人とデンマークに行った時、チボリ公園で確か乗ろうということになったのだが、チケット売り場が分からなかったり、高かったりで諦めたことがあった。で、そのリベンジという感じで、アジアティークに行ったついでに乗ってみることにした。1人400バーツで娘と2人。
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これこれ。高い所が好きな娘は大喜び。遊びまくりの彼女も観覧車は初めてとのことだった。てっきり一周だけかと思っていたら5周もできて楽しかった。娘によるとかなり小型らしいが、雰囲気は十分だし、この高さからこんな風に街を一望できる場所というのもこれ以外にないはず。もっとあちこちで乗ってみていれば良かった。遅かった。でも楽しかった。
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by kienlen | 2017-10-12 00:51 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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