カテゴリ:家族と子供の話題( 408 )

名刺入れをもらう

娘を空港に送り、6日間の旅おしまいで久々にアパートに戻った。誕生日祝いにと名刺入れを娘がくれた。大好きな紫色の革製。家族から誕生日祝いをもらうなんて初めてのことで、びっくりしたなんてもんじゃない。それにしても名刺入れをくれるということは、ちゃんと働きなさいということかと言ったらそうだとのことだった。確かに、それが自分に今一番必要なことかもしれない。ちゃんと働いていないのでこんな状態に陥っているのだ。しかし、どのようにちゃんと働けばいいのかも分からないのが問題ではあるが、変化の兆しがないこともない。ただしどういう方向かは分からない。

今日は娘にとってバンコク最後の日。自分の勘違いでかなり不便な場所にとってしまったホテルでチェックアウト時刻ギリギリまでゆっくりして、タクシーでアパートに来て荷物を置き、それからチャオプラヤ川のほとりの、今流行の古い建物を建築家がリノベーションした最先端のシェアオフィス兼ブックカフェ兼ショップみたいな所でゆっくりして、いつもの食事10回分くらいの金額のドリンクとケーキを食べ、ケーキのしょっぱいのにびっくりして、しかし東野圭吾の小説のタイ語版まで買ってしまい、それからチャオプラヤー川に出てボートで北上してからアパートに荷物を取りに戻り、近くのお気に入りのイサーン料理の店で食事し、暁の寺のライトアップを見るためまたボートに乗り、国王ご葬儀が近づいているせいか暗くなっているのを知り、それも風情があっていいなと感じてから娘を空港まで送った。空港からアパートまではとっても遠く帰宅は遅い時間になった。

by kienlen | 2017-10-16 01:31 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

夫の謎の来タイ

夫がバンコクに来るという連絡があったのがしばらく前で、何の用事かと思って人に話したら、会いに来るんじゃないの、と言われた。まさかと思ったけど、もしやという気持ちにもなった。一昨日についていたが、仕事は遅くなるし何より不便な場所だしで今日になってやっと会った。といっても、つまり色々持ってきてもらったのだ。カップ麺とかインスタント味噌汁とかワインとか。その荷物が多いから早く渡したいだけのことのようだった。ちょうど最悪に落ち込んでいる頃に、来るという連絡があったので土日を空けておいてくれと弱音を吐いていたのに、それでてっきり土日に気晴らしにどこかに行こうと思っていたのに、何と、今夜の便でベトナムに遊びに行くと言ってさっさと帰った。つまり会いにきたのではないか説は崩れた。
by kienlen | 2017-07-05 22:30 | 家族と子供の話題 | Comments(2)

娘の再帰省

昨日息子が予定より遅れて戻ったかと思ったら本日は娘が再来日、じゃない再帰省。全く全く体を動かさずに食べて飲んでばかりの日々の連続の不快感をひきずり車で迎えに行く。その前に娘に、吹雪だよとメールするとびっくりしていた。東京は好天だったようだ。夕方の道は今にも積もりそうな気配と、そこまではいくまいという雪の量でよく分からない。気温は1度から0度に下がっていた。自分の車がないつまらなさもあるが、冬タイヤのない不安の方が大きい。まあ、そのおかげで遊びに行くことができず、ちょうどいいのではあるが。帰り道にスーパーで買い物して連日の鍋。娘に「兄ちゃんが昨日までいたんだよ」と言うと「退屈しなくて良かったね」と言われた。物は言いようである。この皮肉、誰に似たのか。ああ、仕事が進まない。今日は何とか集中したが、かなり危機的だ。




by kienlen | 2017-01-05 21:56 | 家族と子供の話題 | Comments(2)

地味な新年ランチ

若い頃、仏壇に線香をあげるのが好きではなかった。祖父は早くに亡くなったが、祖母の方とはいわゆるヨメシュウトメ関係で仲良かったわけでもなく喧嘩していたのに、死んだら尊敬しているかのごとくな態度になるのが直感的に嫌だったというのがある。まあ、これは子どもの立場から見てのことなので本当の両者関係は知らない。そこに夫、私にしたら父親が入るから複雑になればまあまた違った展開になるのだろうが彼は事なかれ主義というか、われ関せず主義というかで徹底しているようにみえる。しかし、こういうことも歳を取ると何となく見えてくるという感じはする。でもやはり父を見ていると根っから鈍感力があり、で、そうしてみると夫にしろ息子にしろ、男というのはそうなのかもしれないし、そうでないとひじょうに生きにくいのかもしれない。あるいは生きにくさを避けるためにそうなっているのかもしれない。かといって父権をふりかざして抑圧的な思いをするよりはマシかもしれないし、でもそこまではっきりしている方がいいのかもしれないし、そんなことは分からないのだが、つまり、言いたいことは、この男ふたりと地味なランチを昨日行ったのだった。
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ジンギスカンを2人前取り、おでんを1人前、父がうどんで私がざるそばで、息子がご飯と山菜そばという内訳。娘がいると、彼女は場を取り持つ役目ができるタイプなので間がもつのだが、それに話題がなければ本の話でもしていればいいのだが、父と私と息子ではほんと何もない。息子は的はずれな言動だし、私は私なりの的はずれだし、父は父なりの的はずれ。的を射る人は誰もいない。ここに夫がいたらさらに悲惨である。Facebookには家族親戚団らんの写真やら報告やらがあふれている。正直、羨ましい。家族が仲良しって本当に幸せだろうなと心から思う。なぜああなれるのだろうかと考えると、ひとつは習慣を作って守る意志と環境があるということで、もうひとつはリーダーがいるということなんだろう。ウチには両方ない。仕事の性格がひとつ、含むそれを受け入れるメンタリティ、それとリーダー不在。よってじみーにランチタイムは過ぎてじみーにバイバイした。


by kienlen | 2017-01-04 13:56 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

3人食事会

娘が昼近くに到着。それまでにここまでは最低限というところまでいきたかったが間に合わず、内心はイライラ気味で迎えに行き、このまま食事に行くことになって仕事から気分が離れるのは避けたい、しかしせっかく彼女が来た時くらいはお付き合いもしたいということで、どうしようかと思いながら状況を客観的に話すと、パパの店に行くというので、それはグッドなアイデアであると思い送って自分だけ戻り、食事抜きで最低限のところまでいくのだと心に誓い、ギリギリその通りになり、午後はキノコと肉を買いに行った。明日のランチを鍋にするため。大晦日だから家でごちそう、というのは夫が店を始める前は、彼が作ったのであったな、そういえば。

父の希望もあり、こちらの都合もあり、今夜くらいしか一緒は難しそうで夕食を共にする約束で店を予約しておいた。息子も何とか間に合うということだったが、案の定寝坊して遅れ、台無しに。予想していたとはいえ、毎度毎度翻弄されてばかり。車で行かないとならない場所だったので結局息子抜きの3人での食事会となった。写真禁止の店だった。どうしてなんだろうか。私はモツ煮定職で娘と父がウナギ定食。カキフライを単品で、車なのでアルコールなしという、何やら生真面目なセレクションだった。父は毎日大掃除をしていて疲れたと言っていた。すっきりしていいだろうな、羨ましい。それにしても情けない自分の情けない年末だ。



by kienlen | 2016-12-30 21:38 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

子育て

子どものころは無口だったのに今は結構しゃべる娘。そういえば息子は子どものころにおしゃべりだったので逆。それで娘の話で面白いのは友だちの話で、今の若者のすみっこを垣間みることができる、といっても私の興味は若者の嗜好とか志向とかそういうことではなく、何だろ、間接的人間観察か。この間、娘が親しい友人のひとりに久々に会ったということで、家にも寄って行った。中学で同じクラスで勉強は常にほぼトップで運動は何でも抜群にできて、人望厚くリーダーシップあり、しっかりしていて積極的で素直で努力家で美人で、こういうどこを取っても文句なしの人っているのね、の見本みたいな人。どうしてこういう人ができるのかについて私が「親がちゃんとしているんだろうね」というと「あの家のお母さんはほんとにうまい」という。

子どもを伸ばすような子育てができる人なんだろうねえ、というと、そうそうとのことだった。はい、いくら私だって頭では分かりますが実行は別問題、できません、できないことをやる姿勢には元々欠けてます、申しわけないけどしょうがない、と心の中で思っていたら「あのお母さんみたいに本当にできる人はいいけど、できないのにやらなきゃと思って無理するのは一番良くないよ。だったらやらない方がいいよ」というのが娘の見解。そしてこう付け加えた。「ママみたいに」。観察しているのは相手も同じなのだ。子どもに関しては色々あって笑えない事態ではあるが、やり直せるとしても同じことになると思うので、しょうがないで済ますことにする。色々あって修行になってありがたいということで。

by kienlen | 2016-08-17 13:14 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

りんご箱ふたつ

昨日、夫の店に久々にお昼ご飯を食べに行ったらバッタリ父に会った。不思議なものだ。彼は今年になって初めてくらいの来店で、私も迷った挙句に久りぶりに寄ってみたのだから。父はビールを飲み終え食事も終える直前だった。何を頼もうかと考えていると、夫が何かあるというので任せたらトートマンクンとパカナ炒めが出てきたので美味しくいただいた。父が「御柱祭りのおかげで普段会わない人に会った」と話し始めた。地元の人の名前を出されても分からないのだが、村内から他の村にヨメに行っている、多分80歳くらいになる人から聴いたという内容だった。

その女性は、母から「首吊りで確実に死ぬにはどうしたらいいか」と相談されたそうで「りんご箱ひとつよりもふたつが確実」と答えたのだそうだ。母のことでは父に聞きたい反面、きっかけがつかめずにいたので、ちょうどいい機会だと思って「兆候を感じなかったの」と聞くと「そういうのが分からないから俺はダメだな」と言うのである。「そこまで鈍感だから彼女といて自分が先に参らなかったんでしょう」と私は日頃から感じていることを言った。それからしばらく母について話した。あそこまで身辺整理を徹底してから逝ったということは、突発的とはどうしても思えない。くだんの女性によると、足を折ってリハビリでかなりの回復をみたものの、前のように歩けなくなったことが原因では、とのことだったそうだ。それは踏み切るきっかけではあったのだろうけど、そんなシンプルなものでもないだろうと思いつつ、父が複雑な心理を慮るタイプでないことは確か。健康寿命の長いタイプって依存的でなくて鈍感なタイプではないだろうか。母があそこまで依存させたがる人だったのによくもまあ、と改めてある意味の凄みを感じた。



by kienlen | 2016-05-11 18:08 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

息子と娘

昨夜、映画を観ていたら息子から電話があった。ああ、また何かやらかしたなと思う。後で電話する由をメールしたのに、しばらくしてまたかかってきた。実は間違ってつながってしまったということもあるので、それだったらいいと思っていたが、本気でかけてくるとはよほど深刻な事態だろうとひじょうに不安な気持ちになる。ああだろうかこうだろうかと想像をめぐらす。まあしかし、自分自身が決して順風満帆でなかったのがいいのか悪いのか分からないが、とりあえず事態に直面してから考えるしかないと思うので覚悟を決める。映画のタイトルバックが流れていたのでヒソヒソ出ると「大変なことになっちゃって…」。はあ…オレオレ詐欺の練習ですか。すぐに電話かけ直すからと言って外に出た。どっかに監禁されているのか、売り飛ばされようとしているのか、しかしそこまでされる価値が彼にあるのか、いずれにしろろくでもないことしか浮かんでこない。

開口一番の言が「今日はお金のことじゃないよ」である。それで説明したのが会社での出来事だった。ありありと状況が浮かぶ。「で、どうなるのよ」と聞くと「最悪はクビかな」と言う。何しろ職種が全然違うし時代が違うし場所も違うし、何とも言えない部分が大きいが、それにしてもそこまでのことかな、と感じる自分も会社不適応者なのだろうか。それが母で父がタイ人じゃあね。「ま、死ぬわけじゃないんだからゆっくり寝て会社の出方で誠実に対処して」と言った。その後すぐに娘から電話。こちらはバイト先の働かない同僚に対する愚痴である。「兄ちゃんもそういう人だね」と言うと「兄ちゃんはわざと働かないわけじゃないからタチが悪くない」と言うのである。確かにその通り。素直で悪気がない。それが会社なり社会でどうでるか、という問題なのだ。「人って色々いるから勉強になると思って、そんなことで疲弊しないでよ」と言って切る。真逆な意味で疲れる。以上を夫に話したら「じゃあ、みんなで外国に行こう」と言う。ニューヨークに行きたいのだそうだ。疲れが吹っ飛んだ。

by kienlen | 2016-04-20 11:44 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

娘来て息子帰る

昨日の深夜、娘が帰省し今日の早朝息子が帰った。息子はでかくて娘は小さいので、物理的にはこじんまりしたが、どよんとした息子に比べると娘は元気なので当方のエネルギー消耗量は別の方向に同じくらいな気がする。年末年始にすっかり仕事から離れ、掃除ができたので気分はいいが、すぐに切り替えて復帰というのでもなく、今日は1日苦しんだ。苦しんでもどうにもならない種類のもの。ああ。娘が事務所に入って来て本棚をじいっと見ているので集中できない。人が近くにいるとダメなのだ。出て行ってくれと頼んだが、隙を見てはまた来ていた。息子だったら最初から寄り付かないのに、きょうだいって正反対になるものなのだ。それは多分、下が上を見て自分の位置を無意識のうちに調整するからのように思われる。夏目漱石の『行人』で一番感じたのはそのことだった。

夕方、弟の家に集まることになっていた。彼は食品関係なのでいつも飲食物が豊富にある。食べて飲んで、ビールの土産ももらった。父からは野菜とりんご。みなさまのおかげで生きている。そしてこの弟と自分もまるで違う。彼は本を1冊も読まない。タイ料理は嫌いである。子育ての姿勢もまるで違う。何から何まで違う。こうして家族と時間を共にすることは年に1度あるかくらいのものなのだが、だいたいいつも気分が沈む。その原因は分かっている。長居せずに引き上げ、娘と書店をぶらぶら。しかし画一的な行動様式であること。戻って仕事の残りを片づけた。少しほっとした。





by kienlen | 2016-01-03 22:52 | 家族と子供の話題 | Comments(2)

父と息子

昨日、どこかに行っていた夫から電話があり、息子と食事に行きたいと言うので、正月にやっている店がどのくらいあるのかどうか知らないが、一応息子に予定を聞いたらダメだと言った。彼は夜に在宅していることはなくて、夕方出かけて朝の7時過ぎに帰り昼間寝ている。いつもそうで、今回の帰省もそうだ。あらゆることにだらしないが、身支度だけは整えるのもいつものことで、夕方起きてくると身だしなみだけ気にして出ていく。どこに行くのかさっぱり分からない。もしやホストクラブででもバイトしているんじゃないかと思ったこともあった。麻雀はあり得るが、正月からやっているんだろうか。雀荘に行くのにそんなに服装を気にするものだろうか。

とにかく昨夜もだから食事を共にするのはムリだと言い、それなのに出がけになぜかご飯をしこたま食べて出て行った。前日は私の車を使っていたから、運転が心配だったが昨夜は車は持ち出していない。朝、起きて駅伝を見ようと思っていた時に戻って来た。パパが会いたがっているからランチの時間はどうよ、と聞くと「眠りたいから2時でいいか」と言うので「じゃあ、1時にして」と言うと合意。タイ語の教科書にはよく値段交渉の場面が出てきて「200バーツ」「160バーツ」「180バーツで合意しよう」というフレーズが必須だが、まさにそんなやり取り。どーして自分が間に入るのか、まあ日本人とタイ人の間にいるから、と思いながら夫にこれを伝えるとランチでOKとのこと。でも正月2日に開いている店で行きたい所はない。美味しくない所は嫌。それで家にしようということになり、もう一体何年ぶりか忘れる程久々に3人で食事した。「タイに行くよ、仕事」「ヤダ」「じゃあ遊びに行くよ」「…」。父子の会話はそれだけだった。

by kienlen | 2016-01-02 15:02 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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